初心者向け/安いギター弦と高いギター弦の違いについて解説【弦の選び方】

アコギ弦/安い弦と高い弦の違いについて解説【弦の選び方】

安い弦と高い弦の違い

比較
今回は価格の「安い弦」と「高い弦」の違いについて解説します。

ギターの弦は数百円の物から数千円まで幅広いです。

弦の良し悪しは結局それぞれ好みの問題ですが、最低限の知識を持つことで弦の「選び方」がわかるので覚えて損はありません。

初心者の場合は「安い弦」を使う傾向があります。

安い弦を使う理由は?

  • とりあえず使っている
  • 初心者だから安い弦でいい
  • 弦にお金を使いたくない

「ギター本体選び」も重要ですが、「弦選び」も上達には欠かせません。

“初心者だから”とは言わず自分に合った弦を選びましょう。

MEMO
アコギ弦は大きく分けて2種類あります。
・80/20ブロンズ
・フォスファーブロンズ
分からない方はこちらを参考にしてください。弦の種類を解説80/20ブロンズとフォスファーブロンズの違いを解説

この記事でわかること

  • 「安い弦」と「高い弦」の違い
  • 弦の選び方
  • オススメの弦を紹介

メリットとデメリット

ポイント

比較
安い弦高い弦
メリット
・買いやすい
・弦交換の練習機会が増える
・メンテンスを小まめにできる
・チューニングが安定する
・劣化スピードがゆっくり
(※弦による)
・音の“抜け”が良い
・良い音が持続する
・演奏性が向上する
デメリット
・チューニングが不安定
・劣化スピードが早い
・音の“抜け”が悪い
・弦交換が増えギターの練習時間が減る
・高くて頻繁に買えない
・メンテナンスの機会が減る
・弦が切れた時のショックが大きい

図を見てわかることがあります。

安い弦:弦自体のメリットがないこと
高い弦:弦自体のメリットがたくさんあること

大事なのは弦自体のメリットです。

ポイント
初心者にとってメンテナンスよりまずは“実際に弾くこと”が重要です。

弦の価格について

コストカット

価格の違い

高い

  • コーティング弦
    (エリクサー)
    (1500〜2000円)
  • コーティング弦
    (エリクサー以外)
    (1000〜2000円)
  • ノンコーティング弦
    (500〜1000円)
  • 低コスト弦
    (200〜500円)

安い

【なぜここまでの価格差が生まれるのか?】
弦に限らずこの世の製品は「材料費」「人件費」「広告費」で価格が変わります。

有名な弦は雑誌などにたくさん載っているため広告費もかかっています。

安い弦は人件費が安い所で製造され、広告無しでネット販売のため「激安価格」が実現できるわけです。


【どの価格帯の弦を使えばいいの?】
一般的に800〜1500円が最も多く販売されている価格帯なので1つの基準にしてみてください。

マーチン、ダダリオなど有名所の弦であればほぼこの価格帯で購入することができます。

弦の場合、ネットショップの方が安く手に入れられるのでオススメです。


【安物は安物でしかない】
安い弦の中には3セット入りで1000円以下の弦もあります。
※1セットあたり300円前後と激安

ただし、安物は安物でしかありません。

私自身、これまで安い弦をいくつか試してきましたが、価格に対して妥当な物やコスパが良い物はありましたが、音に“ワクワク感”がありません。

結局、ギターを弾かなくなります。

弾かない=挫折の道を進むことに…

それでも初心者や学生にとって1000円の弦は高いと感じ、安い弦を使います。

ギター以外にお金を使いたいのもわかります。

・他に趣味があるのでギターにそこまで使いたくない
・弾ければ何でもいい
・服を買いたい
・好きなアーティストのグッズを買いたい
ポイント
私自身、学生の時は安い弦ばかり使っていたので気持ちはわかりますが、できれば「価格で選ぶ」より「品質で選ぶ」ことを優先してみてください。

それでも安い弦が良いと言う方は以下の記事を参考にしてみてください。
低コスト弦の分類ですがコスパは良いです。安い弦500円以下の安い弦レビューフェニックス弦フェニックス(Phoenix)アコースティックギター弦をレビュー

耐久性について

モチベーションが下がる

耐久性の違い

高い

  • コーティング弦
    (エリクサー)
    (約2〜3ヶ月)
  • コーティング弦
    (エリクサー以外)
    (約1ヶ月)
  • ノンコーティング弦
    (約1〜2週間)
  • 低コスト弦
    (1週間以内)

低い

弦は張った瞬間から“酸化”が始まり、ギターを弾けば弾くほど手汗などで劣化が早まります。

弦は決して安くないので少しでも長持ちする弦を求めます。

図にあるように基本的な考え方として「コーティング」なっていれば弦は長持ちします。

ただし、コーティング弦の中でもは “メーカーによって製法が異なる”ため耐久性が「良いもの」「悪いもの」があります。


【コーティング弦(エリクサー)】
コーティング弦の中で一番耐久性があるのは「エリクサー」です。
※あくまで個人の感想です。

“エリクサー弦は死んでもエリクサー”と言われるほどです。

ノンコーティング弦の張りたてより、劣化したエリクサー弦の方が滑りが良いことがあります。


【コーティング弦(エリクサー以外)】
エリクサー以外のコーティング弦はほぼ同じ耐久性です。

どのメーカーも約1ヶ月が目安です。

エリクサーのコーティング技術には特許があるため他のメーカーはそれに少しでも近づけようとしていますが、なかなか届かないのが現状です。


【ノンコーティング弦】
ノンコーティング弦に関してはメーカーによって多少の耐久性に違いはあるものの、ほぼ変わりません。


【低コスト弦】
3セット入りで1000円で販売されている弦はノンコーティング弦の中でも劣化が早いです。

あっという間に弦の色が変わっていくのがわかります。

正直、品質を求める弦ではないです。

弦を長持ちさせる方法を解説した記事もあるので参考にしてみてください。
弦の交換時期アコギ弦の交換時期と弦を長持ちさせる方法【初心者必見】

サウンドについて

アコースティックギター
正直、サウンドに関しては順位をつけることができません。

人によって「音」の捉え方は違うからです。

一般的に音が良いとされるのは「ノンコーティング弦」です。

しかし現在はサウンドより「耐久性」が良いコーティング弦を買ってしまう世の中です。

コーティング弦が出始めた頃は“音がこもる”といった意見が多かったですが、現在はノンコーティング弦に近いサウンドを出します。

オススメの弦を紹介

コーティング部門

【エリクサー】

コーティング弦を選ぶなら「エリクサー」一択!

耐久性に関しては弦の中で飛び抜けてます。

とにかく良い音が長持ち。

初心者にこそ是非使って欲しい弦です。

エリクサー独特の“ヌルヌル感”が嫌いな人もいますが、まだ一度も試したことない場合は試してみる価値は十分あります。


エリクサー初心者におすすめのアコギ弦とは?エリクサーエリクサー(Elixir)を徹底解説【アコギ弦】


【ダダリオ/EXP16】

個人的にエリクサーに並んで使用頻度が高い弦です。

【ダダリオ/EXP16】は「音のバランス」「滑りやすさ」が絶妙でとても扱いやすいのが特徴です。

コーティング弦なので耐久性もなかなかです。


【マーチン/LIFESPAN】

マーチンブランドのコーティング弦になります。

個人的な比較になりますが、上記の【ダダリオ/EXP16】より「キラキラ感」は少ない印象です。

言い方を変えれば低音から高音までバランスが良いので扱いやすい弦です。

ノンコーティング部門

【ダダリオ/EJ16】

ノンコーティング弦の代表格です。

弦で迷ったらまずはコレを使えば間違いありません。

全国どこのショップでも取り扱いがあるため入手しやすいことからプロギタリストの中でも愛用者が多いです。


【リチャード・ココ】

職人が手巻きしているため品質が良い弦です。

通常のゲージ(太さ)より若干細いため、他メーカーの同じゲージ(太さ)と比べても弾きやすいのが特徴です。

ノンコーティング弦ですが、意外と耐久性があるのもオススメできるポイントです。


リチャードココ弦リチャードココ(Richard Cocco)アコースティックギター弦レビュー


【ジョンピアース】

秦基博さんが使用していることで有名な弦です。

最大の特徴は「普通」ということ。

逆に言えばギター本来の音を引き出せる弦です。

個人的に使用して感じたのは「マイク乗りが良いこと」

動画撮影している方は是非一度使ってみてください。

耐久性に関しては他のノンコーティング弦と同じで、決して良いとは言えませんが一度使う価値はあります。


ジョン・ピアーズジョンピアーズ(JOHN PEARSE)600Lをレビュー


【アリアプロツー/AGS-203L 3Set】

低コスト弦を使うならコレ一択!

3セットで1000円でお釣りがきます。

価格を考えれば音質は十分納得できます。

「安い弦でいい」という方は是非使ってみてください。


安い弦500円以下の安い弦レビュー

最後に

まとめ

今回は弦について解説しました。

結局、最後は「弦への価値観」です。

  • コーティングなってない自然の音を選択するも良し
  • 音は少しこもっても耐久性の良いコーティング弦を選ぶのも良し
  • 「弾ければなんでもいい」でも良し

同じ弦を使い続けるのもいいですが、たまには違った弦を使うと面白いです。

弦はギターとの相性があるので是非自分が持っているギターに合う弦を探してみてください。

「合う」「合わない」が分からない場合は?

難しく考える必要はありません。

「この弦の響きがいいな」
「滑りが好みだな」
“なんとなく”の感覚でOKです。

まとめ

  1. 安い弦は弦自体のメリットがない
  2. 高い弦は音良し、耐久性よし、チューニング良し
  3. 弦は「価格」で選ぶより「品質」で選ぶ
  4. 耐久性はエリクサー弦が飛び抜けている
  5. 初心者にはエリクサーがオススメ
  6. とにかく色んな弦を試してみる



弦の交換時期アコギ弦の交換時期と弦を長持ちさせる方法【初心者必見】価格と品質価格と品質は比例するのか?

2 COMMENTS

zizi

おはようございます

いつものことながら、構成の確かさ、読みやすさ、整理の仕方
すばらしい、もちろん内容も頷けるものばかり・・・
読みながら「うんうん」いってます(笑)
エリクサーといえば、
去年はついに無かった年末の3セットパック販売、今年はどうなんでしょうか
きっとあると信じて、在庫消費に精を出しています(笑)

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もりそう

ziziさん
こんにちは!
いつもありがとうございます(^ ^)
ziziさんのギター所有本数なら、ノンコーティング弦では大変なのでやはりエリクサーになりますよね…
最近話題のダダリオの「XS」という弦はだいぶエリクサーの耐久性に近づいたとか、いないとか…
個人的に試したい弦ではありますが、まずはストック弦を消費してからです(笑)

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