BOSS BR-600とは?
購入理由
BR-600はマルチトラックレコーダーで多重録音できる機械でMTRとも呼ばれています。
トラックを複数重ねることができるので1人バンドできたり1人セッションなどして遊ぶことができます。
大学時代にバンドをやっている友達からMTRの存在を教えてもらいました。
私はアコギ専門だったので、MTR本体にマイクが付いているBR-600に決めました。
購入後は友達とDEPAPEPEの曲を録音した思い出の機材です。
現在はiPadやスマートフォン向けのDTMソフトやアプリが充実しているのでMTRを使う人はかなり減ったと思います。
私も現在irig acousticやCubasisを使ってアコギを録音しアプリで編集していますが、使い方によってはまだまだ使えます。
使用感
良い点
オンボードマイクが良い
本体にステレオマイクが付いているので、どこでも気軽にアコギを録音することができます。
私はアコギ専門だったのでこの機種を選んだ1番の決めてがこれでした。
マイクはステレオなので2つ付いているわけですが、2トラック同時録音できるので意外と良い音で録音できます。
マイクはおまけ扱いとされていますが私はそうは思いませんでした。
あとはヘッドホンを準備するだけでどんな場所でも録音できます。
超コンパクト
BR-600は現在のiPadくらいの大きさで薄く軽いです。
ACアダプター以外にも電池でも動くのでより持ち運びに便利です。
単3型乾電池×6本
直感的に操作できる
iPadのアプリだと操作は良いのですが、全てタッチパネルになっているので、指での微調整がやりにくいです。
※タッチペンを使用すれば多少解決はしますが…
それに比べBR-600は実体のフェダー(サイズはちょっと小さいですが)でのトラック音量操作やギター・ベースの入力音量操作がしやすい!
パッドはゴム素材なので押した感じもなかなか。
編集機能・エフェクトの充実
切ったり、繋げたりなど加工も意外と簡単
また編集など間違った場合に1つ前に元に戻すことができるアンドゥ/リドゥ機能がけっこう便利で使えます。
ボーカルのピッチ補正機能やマスタリングツールキットもあります。
私はアコギメインで使用していたので十分なほどの機能でした。
リズム機能
パネルに装備された5段階ベロシティ対応(叩く強さによって強弱をつけることができる)をパッドを叩いてオリジナルのパターンを作成することができるのでバンドをする方は楽しめます!
アコギ専門の方はあまり使わない機能かもしれません。
残念な点
液晶画面が小さい
曲を呼び出したり、エフェクトを呼び出しする際に探すのに時間がかかったり、録音したトラックなどにタイトルをつけるのに不便
PCとの連携がイマイチ
パソコンに取り込むことはできるのですが、1曲ずつしか取り込むことができないので、複数の曲を一気に取り込む場合めんどくさい!
実際にPCに転送してCDに焼いてみたのですが、どうしても軽い音になってしまう。
当時、私の録音技術が甘かったのはあるとは思いますが、たぶんファイル自体が圧縮されることも理由かと思います。
記録媒体がイマイチ
コンパクトフラッシュに記録するのですが、付属は128Mで一番音質がいい条件にすると1時間しか録音できません。
実際に使ってみるとすぐいっぱいになります。
最大1G(別売り)までのコンパクトフラッシュが使えるのでこれを使えば、残りの録音時間を気にせず使えそうです。
後継機種 BR-800
現在BR-600の後継機種としてBR-800というものがあるようです。
実際に触ったことないので比べようがないですが、フェダーは実体するのですが、他がフラットになりタッチセンサー操作のようです。
液晶画面も大きくなりBR-600よりは見やすそうです!
BR-600より機能が充実したためか本体自体の厚みが増してしまったのが残念ですね…
高さ | 幅 | 奥行き | 質量 | |
BR-600 | 27mm | 257mm | 183mm | 700g |
BR-800 | 58mm | 289mm | 184mm | 890g |
気になる方はチェックしてみてください!
最後に
録音したものをネットにアップするにも簡単ですから!
またアプリだと無料の物や、有料でもかなり安く使えるので良いですね!
MTRは中古だと安く手に入れりことができるので初めての録音など入門用に良いかと思います。
そうですよね、MTRの立ち位置って確かに微妙です
僕もPCの方が便利かもなって思うのですが
なんだか良く分からないけどいざとなるとMTRを使ってしまいます
PC立ち上げなくても作業可能というお手軽さ・・なのでしょうか
自分でも不思議です
もりそうさんが言われるように「直感的」というのも理由かもしれませんね
確かにPC立ち上げる手間が意外とめんどくさいんですよね(^^;)
でもクオリティを考えるとPCの方が圧倒的に便利で良いものはできるでしょうけど、MTRでそれなりの物は作れますし、遊びで使うには十分な様な気がしますね!