手軽にアコギのレコーディング
購入理由
これが発売したのは2015年
当時、発売前から話題だったので予約してすぐ買いました。
現在、私がギターを録音するときはコンデンサーマイクを使用しているのですが、マイクを立てて録音するのは難しい!
AT2035 (audio technica)&マイクについて
マイクの位置によって音はだいぶ変わりますし、生活音が入るので狙った音を取るのは難しいです。
そのため今改めてこのアイテムの良さを再認識した所です。
仕様
まずこのアイテムを使うには「AmpliTube Acoustic」というアプリが必要です。
Androidには対応していないのでご注意ください!
某サイトにはAndroidも対応とありますが、そもそもGoogle Playには「AmpliTube Acoustic」は存在しません。
「AmpliTube」はあるのですが「AmpliTube Acoustic」とは別物です。
発売当初の価格は7000円前後でしたが、今は店によって少し安く購入できるようです。
使用感
良い点
簡単なセッティング
これがiRig acousticの一番の目玉だと思います。
上記にも書いたようにサウンドホールに付けるだなので凄く簡単です。
サウンドホール周辺(トップ)の厚さにもよりますが、アコギだけでなく、ウクレレなどにも使えます。
録音をしてみたいけどマイクを持ってない、マイクスタンドを持っていない、準備がめんどくさいという方にはかなりオススメ!
音質
GAINやVOLUMEを上げると「ジーーー」という音が気になりますが、録音した音を聞くと気になりません。
マイク収録なのでエレアコ特有の音ではなくきちんと空気感がありそれなりいい音で録音できる思います。
キャリブレーション機能
アプリを立ち上げるとギターのキャリブレーション機能が起動します。
(1度保存しておけば次回からは呼び出すだけ)
これから使用するギターのサウンド?周波数?的なものを読み保存します。
そのためそのギターの原音を収録することでギターの特色を表現できます。
1本だけでなく複数のギターを登録でき、切り替えも簡単なので便利です。
スピードトレーナー機能
iOSデバイス内のミュージックをインポートし、再生スピードを変えて再生することができます。
難しいフレーズなどはスピードを落として練習できるので便利かと思います。
また録音する場合もバックにミュージックを流すことができるので曲をコピーするとき役立つかもしれません。
GarageBandとの組み合わせ
多くの方が使っていると思われるGarageBandでAmpliTubeを開きGarageBandに録音することができます。
残念な点
配線が心細い
残業な点というか…すごくコンパクトで良いのですが、それが逆に配線が細すぎて絡まってしまう。
モニターするヘッドホンのコードに絡まりやすい問題があります。
またどこかに引っ掛けて引っ張ったら切れそうな気がします。
ギターによってはマイクをセットしにくい
iRig acousticのマイクをサウンドホールの所にセットするがギターのトップの厚さしだいでは付けにくい場合がある。
ちなみに私のMartin D-28は少し力を入れて取り付けないといけなかった。
そのため、iRig acousticを取り外した後にサウンドホールを見るとほんの少しだが削れていた。
私は気にしないのですが高級ギターやコレクターの方は気をつけてください。
AmpliTubeAcousticが使いずらい
まずiRig acoustic はこのアプリを使わないと音を出すことができません。
アプリは基本すべて英語表記で各チャンネル(回す類のもの)が使いずらいです。
サポートボタンを押すことで大まかな所はポップで日本表記なりますが、操作する上ではそれが逆に邪魔になり見にくい。
無料版ではかなり制限がかけられているので、使えない所を押すとすぐ課金の案内が出てきます。
はっきり言ってこれが邪魔です。
無料版と有料版の違い
無料版でも十分
本格的にやるのであれば有料版の方がより細かなセッティングが可能で遊べます。
しかし有料版を購入したからと全ての機能をフルで使えるわけではありません。
録音トラックなどを増やす場合など別途追加料金が発生します。
これがちょっと不満です…
最初は無料版で試してください。
※期間によっては有料版が無料配信なることもあるよです。
無料版
アンプ種類は1種類のみ
エフェクトの種類はコンプレッサー、EQ、ディレイ、フランジャー、リバーブ、コーラスといったものが使えますが、リバーブやディレイのタイプは1種類しかありません。
有料版
アンプの種類が3種類になります。
上記のエフェクト+リバーブ(ホール・ルーム・プレート)やディレイの2種類が増えます。
その他にも以下の物が使えます。
・12 String…12弦ギターのシュミレーション
・Bass Maker…1オクターブ下げるエフェクト
・Body Modeler…ドレッドノート2種類、ジャンボ、クラシック、パラー のボディサウンドに変換
・Compressor…音を均一にバランスよくするもの
・Graphic EQ…周波数などが調整が固定されている。
・Parametirc…Graphicより細かく自由に調整できる。
iRig acoustic Stageの存在
iRig acoustic発売後評価が良かったからか、後に発売になったアイテムです。
iRig acousticは自宅などで宅録を目的として作られましたが、iRig acoustic Stageはライブで使用したい人向けのアイテムです。
使用したことないので正直わかりません。ネット上に情報あると思いますので検索してみてください。
価格は1万5000円で前後のようです。
最後に
これからアコギの録音をやってみたいという人にiRig acousticはオススメです。
マイク録音は準備が大変なので、このiRig acousticの手軽さはかなりポイント高いと思います。
また自分の実際の演奏を聴くことで、どこが弾けていないかと把握できるのでギター初心者の方にも良いかと思います。
逆にすでに録音をやっている人にとってはもの足りな差を感じるかもしれません。
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