音楽サイト「音マグ」に記事を寄稿しました。▶︎

湿度調整「GUITAR BREATH2の使い方」

GUITAR BREATH2

GUITAR BREATH2とは?

はじめに


アコースティックギターを弾く方であれば一度は見かけたことあるではないでしょうか?

楽器屋さんのギターのサウンドホールを塞いでいる「アノ」アイテムです。

このアイテムはなんなのかと言うと「湿度を調整」するものです。

日本の冬場はとて乾燥するので湿度管理・調整が大切になります。
以下の記事も参考ください。
アコースティックギターの湿度管理ギターの湿度管理の必要性と対策(方法・アイテム)

現在、湿度を調整するアイテムはたくさん出ていますが、その中でもこのGUITAR BREATH2を使っている人は少ないイメージがあります。

その理由はなぜか?

  • 価格が高い
  • 使用方法がわからない
  • 使用方法がめんどくさい

以上の理由が考えられます。

今回は実際の使用方法、使用感、価格は本当に高いのかについて解説したいと思います。

MEMO
以前、エリック・クラプトンが来日した際に購入していったという話もあります。

仕様

ギターブレス 取扱説明書より引用

この商品は、自身の体積のおそよ40倍の水分を吸収したり排出したりする特性を持つ、医療用のおむつなどにも採用される素材をシート部分に採用し、乾燥による単板ギターの表板割れや、表板落ちを防ぐ効果を生み出します。
(この商品による効果はあくまで予防や緊急です。恒久的には室内の湿度を50%前後、温度を20℃前後に保つことをお勧めします。)

表と裏

表面はGUITAR BREATHという文字が書かれており、小さい穴が8個空いています。

裏面は表面とは違い大きな穴が1つだけです。
いかにボディ内部(サウンドホール内)の湿度調整効果が高いかが分かります。

また透明のハネのような物が付いているのが確認できると思います。
これをボディ内部に入れて固定します。
※固定する画像は後半に準備しているので見てください。

この製品の謎

※この製品名はGUITAR BREATH2
(正確にはKUROSAWA GUITAR BREATH2

クロサワ楽器が作った製品?

表面スポンジに「2」の記載がない。
そもそもGUITAR BREATH2の「2」って何なんだろう?

調べてみたところ、おそらく現在市場に出回っているのは全て改良版だと考えられます。
以前の物は加湿だけで、吸収する効果はなかったようです。
そのためGUITAR BREATH2なのかもしれません。

取扱説明書に40倍もの水分含むとあります。

しかし色々なネットショップを見ると20倍と記載している店舗もたくさんありました。
取扱説明書を読まずどこからコピーしたのがすぐわかります。

正確には40倍です。

もしかしたら改良前の物が20倍だったのか?
謎の部分です。

使い方

基本は付属の取扱説明書を見ればわかりますが、説明不足の部分も多少感じたので補足しながら説明します。

スポンジ取り出し

まずは裏面からスポンジを取り出します。

透明なビニール部分が意外と硬いので取り出しが大変です。
力を入れて抜く必要があります。

スポンジも意外と硬い。

この時気付いたのですが、透明なビニール部分の幅が違う。
元々、理由あってこういう仕様なのか?

もし理由なしでこれならだいぶ作りが適当というか甘いです。

私が取り出し時に感じたのは幅が狭い部分の所からスポンジを取ると比較的取り出しやすかったです。

もしかしたらその狙いがあるのかもしれません。

湿度調整の機能には全然問題はないですが個人的に気になってしまいました。

水分量

次にスポンジに水分を含ませます。
水道水で大丈夫です。

取扱説明書を確認すると水分量の記載がありました。

ここが一番大事なポイント
水分をどれくらい含ませればいいのか?

乾燥した状態の時
10〜20mlが適量のようです。

正直、この水量を聞いてわかりますか?
私は全然想像つきませんでした。

そこで調べてみました。

10〜20mlとはどれくらい?
・軽量スプーン
大さじ1(15ml)
小さじ1(5ml)
・ペットボトルキャップ
1杯(約7.5ml)
2杯(約15ml)
かなり少量の水分量でいいようです。

実は私は取扱説明書を見ませんでした。
そのため水分量も適当でいいんだろうと思い、蛇口から直接濡らしました。

しかし、いくら濡らしてもどんどん吸い取っていく…

これはヤバイと思って水道の蛇口を戻しました。

体積の40倍吸う説明は伊達じゃない
スポンジ部分は医療用おむつの素材を使っていることもあり吸収が凄い…

あまりに多くの水分を吸わせてしまったので絞りました。

蛇口を開け数秒後には目安の水分量をあっという間に越します。
※もちろん出す量によって変わります。

補足
ネット上を確認すると、現在の取扱説明書と以前の取扱説明書では内容が違うようです。以前の物は使用方法としてたっぷりの水を含ませ、力いっぱい握って水分を出して使用するようでした。
そのため神経質に10〜20mlを守る必要はないのかもしれません。
あくまで目安にした方がいいです。

水分を含ませたら平らな所に約10分ほど置いて全体に浸透するようにします。

その後、スポンジを戻しますが、前で少し触れましたがのビニール部分の幅が狭い所から入れてやると簡単に入れられます。

この時に周辺に水分が残る場合や水分が多すぎると水滴が垂れてきたりするので気をつけてください。

注意
水分を多く含ませすぎると塗装にあまり良くなく、クラック(塗装割れ)が発生する場合があるようです。

スポンジの水分量の判別

スポンジが乾いているのか、濡れているのか判断するにはGUITAR BREATHの文字を見ます。

乾いていると白い文字がクッキリ出ています。
濡れていると周りの青色が少し入ったような色になります。

この画像は両極端の状態です。
水分Zeroと水分Max

これが水分量半分とかだと判断が難しいかもしれませんね。

取り付け

ギターに取り付けていきます。

取り付け方は2つの透明なハネ部分をサウンドホールの内に入れます。

完全にピッタリ固定されているわけではありません。

サウンドホールサイズはギターによって異なるので密着度も変わると思います。

私の持っているギターで試した感じではほとんどのアコースティックギターで使えると思います。

立て掛け、横置きどちらでも使えるのが良い所です。

ハードケースに入れておくと表面の8個の穴から加湿(吸収)するのでネック含め全体を守ることができます。

人によってはGUITAR BREATH2とヘッド側に調整剤を入れている方もいるようです。

最後に

価格と購入場所

このアイテムは1個約3000円します。

正直、湿度調整アイテムの中では高い分類です。
安いアイテムだと500〜1000円と手軽な価格で売られていますからね。

ポイント
安い物のほとんどが使いきりタイプです。
GUITAR BREATH2は何度も使えるので実はコストパフォーマンスが良いことになります。
そう考えると高くないのかもしれません。
私はネットショップで購入しました。
店舗によっては取り扱いない所も多々あるようです。

またどこで購入しても約3000円前後のようです。

保湿以外の効果

吸収

このアイテムは冬場の乾燥する時に保湿するアイテムですが他の使い方もできます。

それはスポンジの水分量を空にすることで湿気を吸うことができます。

そのため湿気が多い梅雨の季節にも活躍します。

ホコリ防止

湿度調整が目的のアイテムですが普段取り付け置くことでサウンドホール内に入るホコリ防止にもなります。

ホコリは湿気を吸うのでボディにはよくありません。
その防止にもなります。

結果、1年中使えることになります。

2 COMMENTS

zizi

こんばんは~
なんだか耳がいたいお話です
やらなければ・・・とは思っててもなかなかね~
うちでは2台だけ調湿シートを使ってますけど
これも気休め程度なので、
記事のような本格的なモノも検討しなくてはいけませんね
しかし3千円か~~~~悩みます(笑)

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もりそう

ziziさん
こんばんは。
こういう湿度調整アイテムは正直どこまで効果があるのか不明ですよね。
やらないよりはやった方がいいんでしょうけど…
3000円のを所有している10数本全てに取り付けるとなると、それだけで総額がやばいことに…
いくら何度も繰り返し使えるとは言えなかなか手が出しにくいアイテムですね。

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