ギター/オススメのブリッジピン抜き(ベスト3)※抜けない時に便利
もりそう
ブリッジピン抜きとは?
弦交換する際にブリッジピンを簡単に抜く道具です。
抜けないピンにストレスを感じることもあるため、使うと作業効率が上がります。
- ブリッジピン抜きはどれを買えば良いの?
- どんなタイプがあるの?
これまでブリッジピン抜きを5種類試してきました。
今回の記事では各メーカーのブリッジピン抜きの「概要」「メリット・デメリット」を解説しています。
この記事を読むことで「ブリッジピン抜きの特徴」をまとめて知ることができます。
基本情報としてブリッジピン抜きは主に2種類に分けらます。
・テコの原理で抜く
両者に言えることはピンを挟むわけですから少なからずギターやブリッジピンに傷が付くことを覚えておいてください。
もりそう
テコの原理を使えば力いらずに簡単に抜くことができるため優秀なピン抜きです。
- 傷が付きにくい素材
- 2パターンの抜き方ができる
- テコの原理を使えばほぼ力はいらない
- 価格がやや高い
- ストラップ穴がない
タップできる【目次】
3位ジムダンロップ(ブリッジピンプラー)
Dunlop Bridge Pin Pullerの特徴は持ち手が短いので抜く時に力を入れやす形状になっていることです。
ピン抜きの溝にブリッジピンを挟んで抜く方式のため、エボニーなどの柔らかい天然素材は傷が付きやすいです。
3位の理由はブリッジピン抜きが使えない場合があるからです。
【ピンの溝によって抜きやすさが変わる】
ブリッジピン自体に溝がないと引っかかりが悪いです。
ただし全てのブリッジピンに溝があるわけではありません。
ブリッジとブリッジピンに隙間がないと入っていかないことがあります。
【差し込む向き】
サウンドホール側から入れようとするとサドルが邪魔でピン抜きが入りません。
結果、外側から使用する時にピン抜きがブリッジに接触し傷が付く原因になります。
※傷のレベルは限りなく小さいのでそこまで心配する必要はありません。
チェーンが付いているのでカバンなどに下げておくと“いずれ使う時”が来るかもしれません。
こんな人にオススメ
- ライブハウスで演奏・飲食する方
- 持ち手が短いので力を入れやすい
- キーホルダーとして持ち運べる
- 栓抜き付き
- エボニーなどの柔らかい素材は傷が付きやすい
- ブリッジピン自体に溝がないと引っかかりが悪い
- ブリッジとブリッジピンに隙間がないと入れにく
2位ピックボーイ(KH-30)
PICK BOY(KH-30)の特徴は「テコの原理」を使い簡単にピンが抜けることです。
ピンの入る部分がストリングワインダーのピン抜きと比べると厚みが薄く、斜めになっているためピンが入りやすいのが特徴です。
3位で紹介したDunlop Bridge Pin Pullerはブリッジとブリッジピンの隙間がないと入らない状況でも、PICK BOY(KH-30)なら入ることがあります。
【使用上の注意】
ギター本体外側から使うとブリッジを傷付ける場合があるため、本体内側(サウンドホール側)から使うことが推奨されています。
その理由はブリッジ素材が柔らかいため傷が付くからです。
逆にサドルは硬く常に弦が当たるので、そこまで傷を気にする必要はありません。
サドルの形状やブリッジピンの種類によってはサドル側から入れられないこともあるためその場合は仕方ないので外側から入れるしかありません。
ネットで購入する場合はショップによってはカラー指定できない所もあります。
こんな人にオススメ
- 外出先で使用したい方
- テコの原理で簡単にピンが抜ける
- キーホルダーとして持ち運べる
- デザインが良い
- ブリッジにキズが付く可能性がある
- 軽く小さいため紛失しやすい
1位ミュージックノマド(MN219)
MN219の特徴は大部分がラバー素材で保護されているため、ギターに傷が付きにくいことです。
冒頭にブリッジピン抜きは2種類に分けられると書きました。
・テコの原理で抜く
現在、販売されているブリッジピン抜きの中でMN219だけが両方の抜き方ができるピン抜きになります。
特にテコの原理を使えば力入らず簡単にピンが抜けます。
感動するレベルです。
MN219の傷が付きにくいというのは他の部分が「ラバー素材」ということで、テコの原理を使用した時にギター本体に傷が付きにくいということになります。
こんな人にオススメ
- ピン抜きを購入検討している全ての方
- 傷が付きにくい素材
- 2パターンの抜き方ができる
- テコの原理を使えばほぼ力はいらない
- 価格がやや高い
- ストラップ穴がない
ランキング外
プラネットウェイブス(ペグワインダー/カッター)
本来の使い道はストリングワインダーですが、ブリッジピン抜きの機能も付属しています。
ランキング外にしたのは、あくまでストリングワインダーの“おまけ”だからです。
持ち手の部分が長いのでピン抜きとしては使いにくいです。
ピンを挟み込む部分は3位で紹介したDunlop Bridge Pin Pullerと同じになります。
こんな人にオススメ
- 「ストリングワインダー」と「ブリッジピン抜き」2つの機能が欲しい方
- 外出先で弦交換する方
- 2つの機能が使える
・ペグ回し
・ブリッジピン抜き
- ハンドルが長いため使いにくい
- エボニーなどの柔らかい素材は傷が付きやすい
- ブリッジピン自体に溝がないと引っかかりが悪い
ストリングワインダー
ストリングワインダーは本来ペグを回す道具ですが、ピン抜きが付属していることが多いです。
正直、“おまけ”とも言えない。
画像のオレンジ色のストリングワインダーを見ると窪みがあります。
この窪みにブリッジピンを差し込んで抜くのですが、プラスチック部分が厚くてピンが入らないことが多いです。
こんな人にオススメ
- ブリッジピン抜きとしては誰にもオススメしない
- 安い
- ブリッジピンが入りにくい
- “おまけ”とも言えない
ブリッジピン抜きのまとめ
今回はオススメの「ブリッジピン抜き」を紹介しました。
人によって「ピン抜きを使う」「ピン抜きは使わない」どちらの意見もあります。
私はMartin(D-28)やGibson(J-45)など、高級ギターと呼ばれるものにも「ブリッジピン抜き」を使います。
その理由は傷が付く事より作業性を優先しているからです。
弾く時間を確保するために弦交換はサッと終わらせたい方は是非使ってみてください。
もりそう
他のピン抜きよりちょっと価格は高いけど、傷は付きにくいし、弦交換が楽になるから使ってみてね。
- 傷が付きにくい素材
- 2パターンの抜き方ができる
- テコの原理を使えばほぼ力はいらない
- 価格がやや高い
- ストラップ穴がない
