ギターの湿度管理【必要性と対策】

ギターの湿度管理

ギターの湿度管理【必要性と対策】

湿度管理の必要性

ギターの湿度管理はしてますか?

なぜ湿度管理が必要かというとギターは木でできているので湿度を吸ったり、吐いたり呼吸して生きています。

日本は四季がはっきりしているので梅雨の時期は湿度が高く、冬の時期は乾燥します。

特に季節の変わり目が変動が大きいので注意が必要です。

高級ギターになればトップが単板でできているのことが多いので尚更割れやすくなります。

どんな不具合が起こるのか?

  • ネックが歪む
  • フレットのバリが出る
  • 指板の割れ
  • ボディの割れ
  • ブレイシング剥がれ
  • 塗装の割れや白濁
  • 金属部品の錆び
  • インレイ剥がれ

トラブル前にチェックするポイント

・ギターのフレットの曇り
・指板の滑りが悪い
・フレットに引っかかりを感じる
・トップ木目の目痩せ
・弦高が普段より低く感じる

わかりやすい初期症状
とにかく指板が滑らなく、ストッパーがかかっているのか?というほど滑らなくなる現象がおこります。
上記の現象が起こるということは指板材が縮むことで金属のフレットの飛び出し(バリ)問題も出ます。

※写真は正常時です。

丸を付けたフレット部分が飛び出ることで演奏時(コードチェンジ・スライド)に時に引っかかりのような感覚になります。

無理して練習すると、この部分が擦れて痛みが出ます。

このようなことなる前に気づけるとベストです。

適切な湿度とは?

ポイント
数値では湿度50%前後が適切と言われています。
しかし、実際これはわかりにくいですよね?
わかりやすいのは、自分が生活しやすい環境がギターも過ごしやすいということ。

梅雨の季節は湿気をたくさん吸うので音が悪くなります。

皆さんも覚えないですか?
なんか鈍いような、重いような、こもったような感覚です。

アコースティックギター特有のキレイな響きが失われた音です。

逆に冬場は暖房を使うことで乾燥し、響きはよくなりますがトラブルの原因に繋がります。
乾燥=鳴る=トラブル

何が問題なのか?
湿気を吸ったり、吐き出すのはいいのですが、その吸ったり、吐き出しする差が極端になるのが問題でギターにはよくありません。
人は気温差が激しいと体調崩し、風邪を引きますね。
ギターもそれと同じように急な変化に弱いということです。

管理方法

基本的にギターの保管方法は大きく分けて2種類だと思います。

①常に出しっ放しにしておく
②ケース内で保管する
どちらに当てはまりますか?
両者のメリットとデメリットについて考えていきます。

常に出しっ放しにしておく

メリット

出しっぱなしだと
「ちょっと弾こうかな」
と手が伸びやすい所です。

湿度管理に限って言えばメリットはあまり無いのではないでしょうか?

デメリット

湿度の影響をモロに受ける
冬の場合、暖房をつけることで湿度が一気に下がり、消すと一気に上がる。
最初に言いましたがこの上げ幅が大きいということは、ギターにとっては最悪の環境下になります。

またボディ内部にホコリが溜まります。
そのホコリが湿気を吸うのでギターには良くありません。

ケース内で保管する

メリット

ケースで保管するメリットは外気に触れにくいので一定の湿度を保ってくれる所です。

注意①
湿度を一定に保つケース内ですがそもそも現在のケース内の湿度環境が悪ければ意味がありません。
例えばケース内の湿度が10%になっていてそこに長期保管したら最悪の環境下にあります。
注意②

弾き終わった後、ケースに入れる前にボディや弦の汗をクロスで拭き取ることも大切です。

しかしその拭き取ったクロスをケースの中に閉まっていませんか?

私も以前まで上の写真のようにしていたのですが、これではケース内の湿度が高くなります
そのため拭いたクロスは別管理しておくのが良いかと思います。

※逆に冬場はいいのではと個人的には思ってしまいますが、確証がないのでとりあえず別管理しています。

デメリット

ケースに入れておくと手軽にギターを弾くというのがなくなります。
「よし弾くぞ」という気持ちがないと開けなくなるような気がします。

管理アイテム

湿度管理をするにあたって何が必要なのか見ていきましょう!

湿度計

とりあえず湿度計を準備しましょう。

部屋内に置くのであれば温度計と一緒のタイプや置き時計に付いているタイプなど様々です。

もう一つはケース内で保管する方は小さい湿度計を持っておくと便利です。

注意
湿度計によって計測の数値が違うことがあります。

実際、同じ場所に置いてみましたがご覧のように数値が違います。
所有している湿度計を信じすぎるのも注意が必要です。
ポイント
私はそこまで細かくは見ません。
正直、めんどくさいですよね?
私はとりあえずギターを弾く際に見える位置に置き、なんとなく目をやる程度です。
今、自分のいる部屋の湿度がどの程度なのか少し意識するだけでも変わると思います。
MEMO
この湿度計と温度計はプレゼントで頂きました。

ミンネ(minne)という手作りアイテムを扱っている所のようです。
ミンネ(minne)とは?
国内最大級のハンドメイドの通販サイトです。
アクセサリー、雑貨、小物類が多いようです。
アプリもあるようなので気になる方は是非チェックしてみてください。
参考 minne byGMOペパボminne

加湿器(除湿機)

出しっぱなしにするのであれば絶対必要です。

冬場は加湿器
梅雨は除湿機
私が聞いた話では、冬場の楽器店では24時間加湿器を回しているそうです。

しかし個人が24時間加湿器を使い管理するというのはなかなか難しいのが現状です。

電気代もあるので、そこまでギターのことだけ考えて使う人は少ないです。

正直、私もそこまでお金をかけて湿度管理はしていません。

湿度調整剤

GUITAR BREATH2

楽器店に行くとアコギのサウンドホールが何かで塞がれてあるのを見たことないですか?

あれはGUITAR BREATH2(湿度調整剤)というアイテムです。
GUITAR BREATH2湿度調整「GUITAR BREATH2の使い方」
簡単に説明するとスポンジに水分を含ませ、湿度が低くなったら水分を吐き出し、湿度が高くなったら水分を吸う便利アイテムです。

これのいい所は何度でも繰り返し使えるという所です。

問題は価格です。
1つ3000円前後します。

本当のギター好きは自分の愛機を守るため投資しますが、なかなかそこまで手が出ないのが現状ではないでしょうか?

GUITAR HUMIDIFIER

上記のGUITAR BREATH2より手軽に加湿できます。
ギター加湿器冬の乾燥防止「ギター用加湿器の使い方」

PICKBOY ドライキーパー H-95

手軽な価格なのでギターを始めた頃から使用しています。

2個入りで実店舗では価格は1000円前後ですが、ネットショップだともっと安く購入できるようです。

使用期間

約6ヶ月の使い切りタイプです。
1つ1つ透明な袋に入っているので一気に2個使わなければならないという心配もありません。

使用感

このドライキーパーはハードケース用に作られたものらしいです。

私はハードケース内のヘッドのスペースに入れています。

人によっては小物入れの所に入れている人もいるようですが、普段はフタを閉める所なので効果がどれほどあるかはわかりません。

湿度は目に見えないので効果がはっきりわからず、自己満足で終わりのような気がします。


オレンジオイル・指板オイル

主に指板の保湿に使われるアイテムです。
以下にオレンジオイルと島村楽器の指板オイルについて書いた記事があるの参考にしてみてください。
オレンジオイルオレンジオイルとフィーデンワックス(指板の保湿)島村楽器指板オイル島村楽器 指板オイル(高保湿)

ギタークロス

誰でも簡単にできる湿度調整方法はクロスを使いギターのサウンドホールを塞いでしまう方法です。

これをやるだけでもギター内部の湿度がある程度一定に保てるので、湿度調整剤を購入するのもめんどくさい、お金をかけたくないという方はこれを試してみてください。

最後に

ポイント
今回は湿度について書いてましたが、1番いいのはギターを弾いてやることだと思います。

ギターケースに入れて保管しても内部には湿気は溜まります。
たまにはケースから出してあげるだけで空気の入れ替えになるのでいいと思います。


私は一年中出しっ放しのギターが数本ありますが今の所トラブルも起きてないです。
湿度にあまりにも神経質になるのも良くないですからね。

とりあえず今回の記事は記憶の片隅にでも覚えてもらえればありがたいです。

個人的な考えとして、ケース内に保管した方が絶対いいと思います。

常に出しっぱなしだと湿度の影響をモロに受けるからです。

補足
急な温度変化
寒い場所から暖かい場所へギターを移動すると窓に付くような「結露」のようなものができます。
逆に夏場であれば涼しいエアコンかた暑い所へ移動した時も同じようなことが起こります。
ギターには良くありません。

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