マーチン巻きのやり方【徹底解説】

マーチン巻き

マーチン巻きのやり方【徹底解説】

マーチン巻き


今回はギター弦の巻き方「マーチン巻き」を解説していきます。

マーチン巻きとは?

その名の通りマーチン社が採用している巻き方になります。

※マーチン巻きと言う名称にはなっていますが、必ずしもマーチンギターにこの巻き方をしなければならないという決まりはありません。

逆に他のブランドギターにマーチン巻きをしてもOKです!

「マーチン巻き」の存在を知っている人は多いですが実際に採用している人は少ない印象があります。

なぜ?

  • 巻き方がめんどくさい
  • 巻き方が難しいイメージ(先入観)
  • 巻きが少ないのでチューニングが不安定のイメージ
  • メリットがわからない


私もマーチン巻きをやる前は上記の理由から避けてきた人間です。

しかし、実際やってみるとチューニングの安定度が違いました。

やはり何でも試してみるものです。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

  • マーチン巻きのやり方
  • マーチン巻きのメリット・デメリット

マーチン巻きを解説する前に


今回は弦交換の基礎やそれに伴うメンテナンス(指板やボディ)などは省略します。

メンテナンス方法はブログ内にある「弦の交換方法を解説」内で解説しているので参考にしてください。

ちなみに上記では俗に言う「ギブソン巻き」を解説しています。

※ペグを回すストリングワインダーやネックを支える道具を使うと弦交換が楽になるのでオススメです。

マーチン巻き(6弦/5弦/4弦のやり方)

弦を巻く順番に決まりはありません。

私は普段6→5→4→3→2→1と張っていくので、今回も6弦から張っていきます。


手順1
ペグは一定方向に向けておく

各弦を通す度にペグ穴の向きを合わせるのは大変です。

最初に全ての向きを統一しておくと作業が楽になります。


手順2
ペグ穴に弦を通します

ブリッジピンで弦を固定したらペグ穴に弦を通して引っ張ります。


手順3
弦の巻く量を決める

6弦・5弦・4弦を巻く場合はそのペグがある反対側の指板側で引っ張ります。

目安は1フレット辺りで指1本分です。

上の写真にあるように自分のやりやすい方法で構いません。


手順4
弦を曲げていきます

巻く量の目安が取れたら実際に巻いていきます。

重要ポイント①
弦の先端を外側から内側に曲げていきます。


手順5
下を通す

重要ポイント②
弦の先端を張られてる弦の下を通します。
その後はペグポスト根元に弦を回すイメージで引っ張ります。

手順6
上を通す

先ほど下を通した弦を今度は張ってある弦の上を通します。

手順7
弦をロック(固定)します

両手で引っ張り弦をロック(固定)します。
ポイントは手を離しても弦が暴れないことです。

手順8
ペグを回す

あとはペグを回して弦にテンションをかけていきます。

弦はロック(固定)しているので手を離しても大丈夫ですが、弦を引っ張りながら巻くとキレイに巻けます。

弦の巻く方向

弦が内側から外側になるように巻いていきます。
「マーチン巻き」に限った事ではなく弦の巻き方の基本になります。


手順9
完成

これで6弦の弦交換は終了です。

同じ要領で5弦・4弦も交換していきます。


手順9
弦をカットする

余分な弦をカットします。


ポイント
最後の行程で6弦・5弦・4弦の余分な弦をまとめてカットしています。
しかし私が作業して感じたのは弦1本張り終わった時点でカットした方がいいです。
マーチン巻きは弦の上下を通す作業があるため他の弦があると作業しにくいからです。

マーチン巻き(3弦/2弦/1弦のやり方)

注意
弦を巻く作業などは6弦・5弦・4弦とは逆になるので注意してください。
上記要領で3弦・2弦・1弦も張っていきます。
ここでは1弦で解説していきます。

手順1
弦の巻く量を決める

3弦・2弦・1弦を巻く場合もそのペグがある反対側の指板側で引っ張ります。

目安は1フレット辺りで指1本分です。


手順2
弦を曲げて下を通します

巻く量の目安が取れたら実際に巻いていきます。

重要ポイント①
弦の先端を外側から内側に曲げて、張られてある弦の下を通します。
その後はペグポスト根元に弦を回すイメージで引っ張ります。


手順3
上を通す

先ほど下を通した弦を今度は張ってある弦の上を通します。

その後、両手で引っ張り弦をロック(固定)します。
ポイントは手を離しても弦が暴れないことです。


手順4
ペグを回す

あとはペグを回して弦にテンションをかけていきます。

弦はロック(固定)しているので手を離しても大丈夫ですが、弦を引っ張りながら巻くとキレイに巻けます。

弦の巻く方向

弦が内側から外側になるように巻いていきます。
「マーチン巻き」に限った事ではなく弦の巻き方の基本になります。



マーチン巻きのメリット・デメリット

メリット

ポイント
・チューニングが安定する
・慣れれば弦交換が早くなる
・周囲から尊敬の目で見られる
一番のメリットは何と言っても「チューニングの安定性」です。

新品の弦を張れば最初はズレるのは当然です。

しかし、最初のチューニング以降は大幅にズレることは少ないです。

特にカポ使用後、改めてチューニングを確認しても大きくズレることがない。

チューニングはなぜズレる?

私の勝手なイメージでペグポストにたくさん巻いた方がチューニングが安定するという考えがありました。

しかしその考えは間違いでした。

巻かれてある弦が長くなればその分伸びができてしまうからです。

マーチン巻きが安定する理由

マーチン巻きは最小限の量を巻いているため狂いが少ないことになります。

巻きが少ないということは、ペグを回す回数も減る

結果、時短にも繋がります。

マーチン巻きを採用している人は少ないので友達などから尊敬の目で見られるかもしれません(笑)

デメリット

ポイント
・慣れるまで時間がかかる
・キレイに巻くのが難しい
・古い弦を外すのが大変
デメリットは「慣れるまでがめんどくさい

弦の巻く向きがわかりにくいことで弦交換に時間がかかってしまう。

巻く向きを間違い、巻き直しすると弦にクセがついてしまう。

結果、ペグポストにキレイに巻かれない…

また弦を交換する時にペグポストから弦を外しますが、これが厄介…

とにかく外しにくい。

対策として「ラジオペンチ」を使うと外しやすくなります。

最後に

ポイントを改めて確認しよう(重要

今回はマーチン巻きについて解説しました。

マーチン巻きは慣れるまでな何度も練習するしかありません。

注意しなければならいのは「巻く向き」です。

これを間違うと失敗します…

巻く向きは重要なのでここで改めてポイントを押さえておきましょう!

弦をペグポストに通してすぐ


弦の先端は必ず外側から内側へ巻いて、張られてある弦の下を通す

ペグを回して弦を張る

マーチン巻きに限らず弦を張る場合は内側から外側へ

まずはやってみる精神

私自身、ギターを始めて十数年経ちますがマーチン巻きを一度もやらずにここまできました。

弦はペグに巻かれてあればギターは弾けます。

そこまで神経質になる問題ではありません。

大事なのは自分で弦交換をやってみること。
楽器屋さんでお金を出せば交換してくれます。

しかし、それでは面白くないです。
お金がもったいないという問題ではありません。

自分の愛器を自分で手入れするということは、愛器をもっと知ることができるチャンスでもあります。
「あれ?この前はここに傷がなったのに…」
小さなことに気が付くことができます。

弦の巻き方に間違いはありません。

よく聞く言葉ですが

失敗を恐れずやってみましょう!
失敗したらそこから学びがあります。

ストリングワインダーおすすめ高級ストリングワインダー「MUSIC NOMAD」ハーキュレスハーキュレス/ネックスタンドをレビュー【HERCULES】

2 COMMENTS

zizi

もりそうさん、こんにちは
マーチン巻やってますよ~w
最初は本当にめんどくさくかったのですが
今では手が自然とやってしまいます
5,6弦は普通の巻方の方が音のキレが良いようにも思うのですが
それでも手が勝手にマーチン巻きしてます(笑)
僕の思うメリットとしては、もりそうさんの書かれたものに加えて
「若干だけど切れにくくなる」ってことかな
曰く付きのエリクサー3弦も8年間で1,2度しか切ったことが無いので
わずかだけど効果はありそうに思います
デメリットは・・・もりそうさんも書いておられるとおり
外しにくい、ってことです
今は慣れたけど、初めのころは「なんでやねん!」と悪態ついてました(笑)

返信する
もりそう

ziziさん こんにちは!
私はずっと上下で挟む巻き方をしていたのですが、今年やっと挑戦しました(笑)
まだまだ慣れるまでは時間かかりそうです。
巻く向きを間違えて何度弦がヨレヨレになったか…

8年間で数回しか切れないとは確かに効果ありそう!

そういう効果(メリット)を知っていればもっとマーチン巻きが普及するのかもしれませんね!

どうしても難しいイメージしかないので…

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です