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- アコギの弦高が高い・低いと感じている人
- 自分で弦高を測ったり、基本的な調整をしてみたい人
- 演奏スタイルに合った弦高を知りたい人
アコギを弾いていて「弦高が高くて押さえにくい」「音がビビる」と感じたことはありませんか?
実はその原因、多くの場合は“弦高”にあります。
弦高は弾きやすさや音質を左右する非常に重要なポイントで、初心者がつまずきやすい部分でもあります。
この記事では、アコギの弦高の適正値の目安から、測り方・調整方法、そして注意すべきネックの状態の見方までを、初心者でもわかりやすく解説します。
「自分のギターの弦高はこれで正しいのか知りたい」「弾きやすく調整したい」という人は、この記事を読むことで、自分に合ったセッティングができるようになります。

弦高の調整はギター上達の第一歩だよ。

アコギ弦高とは?基本知識と重要性

弦高が低い
- 演奏性が良くなる
- 音抜けが悪くなる
- 音がビビりやすい
- 音量が減る
- サスティーンが弱くなる
弦高が高い
- 演奏性が悪くなる
- 音抜けが良くなる
- 音がビビりにくい
- 音量が増す
- サスティーンが良くなる
ギターの弦高とは、弦の最下限とフレット頂点の間の高さのことです。
一般的には12フレットの位置で測定し、ミリ単位で調整します。
弦高はギターの弾きやすさや音の出方に大きく関わる重要な要素です。
適正な弦高を知ることは、演奏の快適さを良くし、ギター上達の第一歩になります。
弦高が低い場合の特徴
弦高が低いアコギは押さえやすく、コードチェンジや速いフレーズをスムーズに弾けるのが大きなメリットがあります。
ハイポジションまで弾きやすく、初心者にも扱いやすい設定です。
しかし、低すぎる弦高はフレットに弦が当たりやすく、ビビり音や音詰まりにつながることがあります。
また、弦の振れ幅が抑えられるため、音量が減り、音抜けやサスティーンが弱くなる傾向もあります。
弦高が高い場合の特徴
弦高が高いアコギは弦を押さえる力が必要になりますが、音量やサスティーン、音抜けが良くなるのが特徴です。
力強いストロークやアルペジオを多用するプレイでは、高めの弦高が豊かで伸びのあるサウンドを生みます。
弦がフレットに触れにくいため、ビビりも発生しにくいです。
ただし、速弾きができない、ハイポジションが弾きにくい、長時間の演奏では指が疲れやすいなどのデメリットもあります。

演奏スタイルに合わせてバランスの良いセッティングをするのが大切だよ。
弦高調整の前にネック状態をチェック

ネックの状態が弦高に与える影響
弦高を測る前に確認すべきなのがネックの状態です。
ネックが反っていると、いくら測定しても正確な数値になりません。
弦高の調整は、まずネックの状態を正しく把握するところから始まります。
例えば、順反りが強いと弦高が上がり、逆反りが起きると弦高が下がってビビりが発生しやすくなります。
正しい弦高を測るためには、ネックがほぼ真っすぐな状態であることが前提です。
ネック反りの見分け方
- 順反り(7fあたりが下がるように曲がる)
- 真っ直ぐ(適正)
- 逆反り(7fあたりが盛り上がるように曲がる)
アコギのネックは湿度変化や長期間の使用によって動きやすく、季節によって状態が変わることもあります。
代表的な状態は3つで、順反りは7フレット付近が下がるように見える状態です。
弦高が高くなり、押さえにくい(押さえる力がいる)原因になります。
真っ直ぐの状態では弦とフレットのクリアランスが適切で、最も自然で弾きやすい状態です。
逆反りは7フレット付近が盛り上がるように見え、弦がフレットに当たりやすくビビりが発生します。
ネックは環境で変化するため、普段から弦高とネック状態を把握し、異変に気づけるようにしておくことが大切です。
簡単にできるネックの確認と調整方法
目視で確認する方法




ネックの反りは、特別な工具を使わなくても 目視で簡単に確認できます。
まず、ギターを構えたまま、ヘッド側からネックの指板と弦のラインを覗き込みます。
まっすぐ伸びているか、中央付近で盛り上がったり沈んだりしていないかをチェックします。
次に、ボディ側(ブリッジピン側)からも同じように覗くことで、より客観的に反り具合を判断できます。
見えにくい場合は、ギターを少し傾けて横から確認すると、ネックのカーブが把握しやすくなります。

手軽に行える方法だから、日頃から定期的に確認しておくのがおすすめだよ。
音で確認する方法

- レギュラーチューニングを行う。
- 左手で1フレットを押さえ、右手の小指で14フレットを押さえる。
- 右手の人差し指で7フレットをタッピングする。
上記の手順で6弦と1弦を確認します。
音がする:隙間がある=適正 or 順反り
音がしない:隙間がない=逆反り
音は“カチカチ”となる程度(コピー用紙が数枚が入る程度)が適正で、ハンマリングした時のような大きい音が出る場合は順反り傾向にあります。
楽器店員、書籍、ネット情報によっては、1フレットではなく、左手は2フレットを押さえる指示があります。
1フレットの処理があまい場合があるからですが、あくまで簡易的に目安を確認する方法なので、そこまでこだわる必要はないと考えています。

手が小さい人は、1フレットにカポを取り付けて、左手の代わりにするといいよ。
右手で14フレットを押さえて、左手でタッピングしてみてね。
トラスロッドの調整方法

アコギのネック内部には、トラスロッドと呼ばれる金属の棒が入っており、これを回すことでネックの反りを調整できます。
多くのギターは サウンドホール内から調整しますが、モデルによってはヘッド側のカバーを外して操作するタイプもあります。
調整には六角レンチやドライバーを使用し、回す方向は次の通りです。
- 順反りを直す → 時計回り
- 逆反りを直す → 反時計回り
調整するときは、一度に大きく回さず 45度(1/8回転)程度 を目安に少しずつ動かすのがポイントです。
万が一逆方向に回してしまっても、少しずつ調整すれば元に戻しやすく、ネックへの負担も軽減できます。
強く回しすぎるとネックを痛める原因になるため、慎重に作業することが大切です。
アコギ弦高の適正値は何mm?目安を解説

一般的な弦高の目安(6弦・1弦)
- 高い:6弦 2.8mm ±0.2|1弦 2.2mm ±0.2
- 標準:6弦 2.5mm ±0.2|1弦 2.0mm ±0.2
- 低い:6弦 2.2mm ±0.2|1弦 1.8mm ±0.2
アコギの弦高には大まかな基準があり、標準的な高さは6弦2.5mm前後、1弦2.0mm前後とされています。
これを基準として、やや高めの設定は 6弦2.8mm/1弦2.2mm、低めの設定は 6弦2.2mm/1弦1.8mm 程度が目安です。
メーカーやモデルによって多少のばらつきはありますが、この範囲内であれば大きな問題はありません。
一般的な目安を知っておくことで、自分のギターの状態が正常か、調整が必要かを判断しやすくなります。
また、弾き心地や音の傾向も数値ごとに変わるため、基準値を理解することは快適な演奏の第一歩になります。
初心者におすすめの弦高設定
- 6弦:2.5mm
- 1弦:1.8mm
初心者には、6弦2.5mm/1弦1.8mm 程度のやや低めの弦高がおすすめです。
この高さなら押を押さえる力も適度で、コードチェンジもスムーズに行えるため、練習の負担が少なくなります。
初めてアコギを弾く人にとって、指の痛みを軽減しながら綺麗な音を出しやすいのが大きなメリットです。
ただし、低くすぎるとビビりが発生しやすくなるため、まずは「ビビらない範囲」で安定した高さを確保することが重要です。
この基準値からスタートし、自分の弾き方や好みに合わせて微調整すると、より快適なプレイ感に近づきます。
演奏スタイルやジャンルによる違い
- 6弦: 2.5mm ±0.2
- 1弦: 2.0mm ±0.2
- 6弦: 2.2mm
- 1弦: 1.8mm
ストローク主体の弾き語りでは、少し高めの弦高の方が音量が出やすくなります。
フィンガースタイルやソロギターでは、低めの弦高にする傾向があります。
自分のプレイスタイルに合わせて弦高を微調整すると、より快適に演奏できます。
アコギ弦高の測り方【初心者でも簡単】

弦高を測るために必要な道具
- スチール定規
- 弦高専用スケール
定規があれば、自宅でも弦高を正確にチェックできます。
基本的には 金属製のスケール(定規)があれば計測可能で、100均で売っている端から目盛りがあるタイプであれば十分使用できます。
より精密に測りたい人には、D’AddarioやJIM DUNLOPが販売している弦高計測ツールがおすすめです。
0.5mm単位で細かく読めるため、一般的な1mm単位スケールよりも高精度な測定が可能です。
名刺サイズで持ち運びやすく、1つ持っておくと非常に便利です。
※弦高計測ツールは楽器店によって取り扱いメーカーが異なります。
実際に弦高を計測してみよう

必ずレギュラーチューニングを行なってください。
緩んでいる状態では、張り(テンション)が弱く、高さが変わるからです。

計測する時は、平置きせず、普段ギターを弾くようにギターを抱えます。
平置きすると、ギターの重さや重力で高さが変わるからです。

弦高は全ての弦を計測する必要はありません。
基本は6弦の12フレット、1弦の12フレットを計測します。
実際に計測してみると、6弦の12フレットが「3.25」と確認できます。
- 高い:6弦 2.8mm ±0.2|1弦 2.2mm ±0.2
- 標準:6弦 2.5mm ±0.2|1弦 2.0mm ±0.2
- 低い:6弦 2.2mm ±0.2|1弦 1.8mm ±0.2
今回、計測に使用したギター(FG-730ST)は、標準より高いことになります。
弦高の調整方法
- サドル調整:弦高を全体的に上下させる
- ナット調整:1〜3フレット付近の弦高を微調整
調整は慣れるまで難しいですが、何事にもチャレンジすることが大事です。
失敗することもありますが、そこには「学び」があります。
ギターが好きな人、ギターを複数持っている人は挑戦してみてください。
もし不安な場合は、楽器店やリペアショップに相談するのがおすすめです。
費用の目安は5,000〜1万5,000円ほどです。
調整だけならそこまでかかりませんが、ナットやサドルを新規で作成することになると意外とお金が掛かります。
サドル・ナットの調整法
サドルについて

サドルはブリッジに挿さっている白いパーツで、サドルを削る=弦高を下げる調整になります。
紙やすりで底面を少しずつ削り、弦高を微調整します。
- 弦高を下げたい → サドルの底面を削る
- 弦高を上げたい → 新品のサドルに交換
削るポイントは、サドルを外してペンなどで削る目印を付けます。
紙ヤスリを安定してたテーブルの上に置き、6弦側と1弦側にバラツキが出ないように削っていきます。

削りすぎると元に戻せないから、少しずつ慎重に調整するのが基本だよ。
ナットについて

ナット調整は、サドル調整よりも難易度が高い作業です。
その理由は、ナット溝の深さや角度、弦が乗る面積が音質に大きく影響するためです。
さらにナットは接着剤で固定されているため、取り外し時の残り接着剤の処理や再取り付けなど、手間と技術が求められます。
正直なところ、初心者が無理に行う作業ではありません。
安全かつ確実に仕上げるためにも、楽器店やリペアショップに任せることをおすすめします。
楽器店に依頼して調整する
アコギの弦高調整は難しいです。
サドルをサンドペーパーで削れば、単純に弦高は下がりますが、ギター本来のポテンシャルを最大に活かせてはいないと考えています。
アコギは以下の部品を含めた、全体のバランスを考えて調整する必要があるからです。
- ネックの状態
- フレットの高さ
- ナット溝の深さ
- ブリッジの高さ
- サドルの高さ
- 弦のゲージ(太さ)

楽器店に依頼するのが間違いないよ。
FAQ(よくある質問)
- 弦高が高いか低いか、正常値の判断基準はありますか?
- 一般的には12フレットで6弦2.5mm前後、1弦2.0mm前後が目安です。
これより高すぎる・低すぎると演奏性や音質に影響が出ます。
- 弦高はどこを測ればよいですか?
初心者でも測れますか? - 基本は12フレットのフレット上面から弦の底までを測ります。
定規や弦高ゲージがあれば初心者でも測れます。
- 弦高を下げると音が悪くなることはありますか?
- 下げすぎるとビビりが発生し、音がこもったり途切れたりします。
- トラスロッド調整はどれくらい回せばよいですか?
初心者でもできますか? - 基本は「45度(1/8回転)」程度で少しずつ回すのが安全ラインです。
無理に回すとネックを傷める可能性があるため、自信がない場合はリペアショップを推奨します。
- 弦交換後に弦高が変わるのはなぜですか?
- 弦の太さやテンションが変わることでネックの反りが動き、弦高にも影響します。
弦交換後は一度弦高とネック状態を確認するのがおすすめです。
まとめ|弦高調整はギター上達に必須

アコギの弦高調整では、まずネックの状態を目視で確認し、順反りや逆反りを把握することが大切です。
さらに弦高の基準値を理解し、トラスロッド調整やサドル調整など、原因に合わせた正しい手順を知ることで無理のない作業ができます。
ナット調整は音質に直結し難易度が高いため、初心者は無理に触らず楽器店やリペアショップに依頼するのが安心です。

自分のギターの状態を正しく判断し、安全に弦高を調整してみてね。




こんにちは
ずっとセルフセッティングだったんですけど ロッド締め切り の順反りの素晴らしい鳴りのものを見つけてしまい しぶしぶ リペアショップにもちこんだら妥協しない神の手を持つリペアマンに出会えまして しかも調整法や考え方まで 教えていただけました ある特定の弦高にセッティングすると 六本の弦のバランスがとれ 芸術が爆裂するそうです 最近は 全部 調整してもらってます
deiqunさん
コメントありがとうございます。
確かにセルフセッティングは限界がありますよね。
特に弦高はフレット、ナット、サドル、ブリッジ、ネック状態など、総合バランスが必要で、完璧な状態にするには素人では難しいですね。
自分でやってみようとはしますが、結局お金を出してでもプロに任せた方がいいという結論に至りました。