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今回はFG-730STについて紹介するよ。
- FG-730STについて知りたい
- サウンド・品質・価格について知りたい
FG-730STは、ゆずの岩沢厚治さんが、初めて購入したギターで、ファンの間では有名なギターです。
路上ライブ時代から使用され、近年でもMVなどで、稀に見かけることがあります。
今回の記事では、私が所有するFG-730STを紹介しています。
記事を読むことで、FG-730STの特徴を知ることができます。
- 1986~1989年に生産されたギター。
- 当時の販売価格は30,000円。
- 安価な材が使用され、スペックは高くない。
- マイナー機種のため、個体数が少ない。
- ゆずファンにとって価値あるギターだが、ギター本来の価値は低い。
ゆずの岩沢厚治さんが、13歳の誕生日に、父親から買ってもらったギターです。
FG-730STは元々、入門用ギターのためスペックは高くありません。
マイナー機種で、個体数が少ないのに合わせて、岩沢さんが使用したことで、ゆずファンの中で価値が上がりました。
以前、オークションで100,000円を超えた時もありましたが、ギター本来の価値はそこまでありません。
現在、中古市場は落ち着いており、約10,000〜30,000円で販売されています。
オークションやフリマでは、やや価格が高く設定されている印象ですが、楽器店ではギター本来の適正価格で販売していることが多いです。
サウンドは他のFGシリーズと同様に、一般的なアコースティックギターの音だね。
YAMAHA FG-730STの概要
生産時期:1986~1989年
トップ:スプルース
サイド・バック:トーグ
ネック:ナトー
指板:パリサンドル
ラベル:アイボリー
生産国:台湾
YAMAHAは1982年頃から、生産を台湾に移しており、FG-730STも該当します。
元々、入門用ギターとして作られ、当時の販売価格は30,000円でした。
そのため、材質はそれほど良いものではありません。
YAMAHA FG-180をレビュー
仕様・価格を解説
サイド・バックには、ローズウッドの代用品とされている「トーグ」、ネックは、マホガニーの代用品とされる「ナトー」が使用されています。
とにかくコストを下げた仕様のギターということが分かります。
トップのカラーは、「ティンデットカラー」を採用しており、ヴィンテージ風のカラーを再現しています。
以前、YAMAHA TheFG OFT(オールドフィニッシュティンデットカラー)というモデルが、限定30本販売されましたが、色味が似ています。
現在、各メーカー新品のギターでも、ヴィンテージ風の色合いをしたカラーを販売していますが、ティンデットカラーは珍しいです。
サウンドを解説
約30年前のギターなので、いい感じに枯れたサウンドですが、これと言って特徴があるサウンドではありません。
サイド・バック材に、トーグ(ローズウッド系)が使用されているため、どちらかというと、低音が出るスペックにはなっていますが、それほど低音が強いわけでもありません。
他の安価なFGシリーズと同様で「FGの音」といった感じです。
繊細な音ではないから、弾き語りでガンガン鳴らすギターだね。
演奏性(弾きやすさ)
ボディが重く、ネックが太いと感じましたが、弾きにくいことはありません。
私はFG-180やFG-522SJを所有していたので、すぐ手に馴染みました。
元々、YAMAHAのFGは、日本人向けに作られたボディサイズなので、誰が弾いてもしっくりきます。
品質(不具合)について
通販で購入し、届いたギターケースを開けると、ボディトップの塗装が白濁していました。
外側から内側にかけて、3センチの太さくらいです、
トップ1周分なので明るい所に置くと一目瞭然です。
ネックのジョイント部分にも見られます。
本機以外のFG-730STでも、白濁が見られる個体があったよ…
もしかしたら、この年代のギターは白濁しやすいのかもしれないね。
購入したい人へ(アドバイス)
中古市場の個体数
冒頭から言っていますが、とにかく個体数が少ないです。
楽器店、オークション、フリマのサイトを見ても、ほとんどが売却済みです。
楽器店に入荷することはほとんどないので、本当に欲しい人は、オークションやフリマサイトをこまめにチェックするしかありません。
価格と品質について
中古市場の相場は、約10,000〜30,000円です。
ギター本来の価値から言っても、何十万円も出すギターではありません。
まとめ
- 1986~1989年に生産されたギター。
- 当時の販売価格は30,000円。
- 安価な材が使用され、スペックは高くない。
- マイナー機種のため、個体数が少ない。
- ゆずファンにとって価値あるギターだが、ギター本来の価値は低い。
ゆずの岩沢厚治さんが、13歳の誕生日に、父親から買ってもらったギターです。
FG-730STは元々、入門用ギターのためスペックは高くありません。
マイナー機種で、個体数が少ないのに合わせて、岩沢さんが使用したことで、ゆずファンの中で価値が上がりました。
以前、オークションで100,000円を超えた時もありましたが、ギター本来の価値はそこまでありません。
現在、中古市場は落ち着いており、約10,000〜30,000円で販売されています。
オークションやフリマでは、やや価格が高く設定されている印象ですが、楽器店ではギター本来の適正価格で販売していることが多いです。
楽器本来の価値は低いから、それを考えて購入してね。
何十万も出して、手に入れるギターではないよ。