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今回はFG-522SJについて紹介するよ。
- FG-522SJについて知りたい
- サウンド・品質・価格について知りたい
個性的な真っ黒ボディのFG-522SJは、FGギターの中でも、一部のファンに人気があります。
見た目はカッコいいですが、カラーの特性上、傷が目立つのではないかと思っている人もいます。
今回の記事では、私が所有するFG-522SJを紹介しています。
記事を読むことで、FG-522SJ(黒ギター)の特徴を知ることができます。
- FG-180などで知られる「赤ラベル」の復刻版。
- 黒ボディで「赤ラベル」が採用されているのはFG-522SJのみ
- 入門用ギターで安価な材が使用されている。
- サウンドは他のFGシリーズとほぼ同じ
- ゆず 岩沢厚治さんが所有する黒ギターに似ている。
FG-522SJが一部のファンから人気なのは、ゆずの岩沢厚治さんが、所有している黒ギター「FG-500X」「FG-Custom黒」に似ているからです。
FGシリーズの中には、黒ボディの機種もありますが、黒ボディで「赤ラベル」のギターは本機だけになります。
赤ラベルとは、内部に貼られた品番のラベル色になります。
FG-522SJは中古市場で、約10,000〜20,000円で販売されています。
岩沢さんの、ファンのためにあるようなギターだね。
YAMAHA 赤ラベルについて
赤ラベルとは?
1966年 国産最初のフォークギター「FG-180」は、数々のアーティストが使用してきました。
低価格でありながら、作りの良さから現在でも人気があるギターです。
内部に貼られてあるメーカー品番のラベル色が、赤いことから「赤ラベル」と呼ばれています。
FGシリーズは、販売当初から現在まで続いていますが、一部のギターにしか「赤ラベル」は採用されていません。
FG-522SJと同スペックで、ナチュナルカラーのFG-512SJとFGX-512SJ(ピックアップ搭載)があります。
私は以前、FGX-512SJ(ピックアップ搭載)を所有していましたが、がっかりするくらい音が悪い個体でした。
音が前に出ない、響かない、音がこもっている感じでした。
ギターには必ず個体差があることを覚えておいてください。
赤ラベルだから、間違いなく音が良いとう考えは捨ててね。
YAMAHA FG-522SJをレビュー
仕様(スペック)を解説
トップ:スプルース
サイド・バック:ナトー
ネック:ナトー
指板:ローズウッド
ブリッジ:ローズウッド
ラベル:赤ラベル
生産国:台湾
トップ材がスプルース単板、サイド・バックがナトーの組み合わせです。
ナトーはマホガニーの代用品と言われている材になります。
コストを下げた、初心者向けのギターです。
ボディ色が黒のため、傷がすごく目立ちます。
画像ではキレイに見えますが、細かい傷がボディ全体にあり、打痕が付くと白く見えます。
神経質の人は、気になってしまう可能性があります。
私も最初は傷が付かないように扱っていましたが、だんだん気にならなくなります。
ギターの傷は、歴史を物語る勲章です。
サウンドを解説
サイド・バック材(ナトー)の特徴なのか、低音が弱いです。
友人のGibson J-45とセッションした時に、明らかに低音が劣っていると感じました。
ナット・サドルがプラスチック製なので、牛骨やタスクなどに交換しようと検討しています。
FGギターに限らず、どんなギターでもナット・サドルを交換するだけで音が良くなるよ。
演奏性(弾きやすさ)
ネックはそこまで太さを感じません。
ギター初心者でも握りやすい形状と太さになっています。
ナット幅に関しても一般的な幅で、弦と弦の間が極端に狭いとか、広いとかありません。
弾き語り、ソロギターなど、ジャンルを問わず弾きやすい仕様になっています。
品質(不具合)について
本機を購入して、約20年経過しています。
すぐに弾けるようにペグを緩めることなく、ギタースタンドに立て掛けて保管していますが、何もトラブルがありません。
1970〜1980年代のFGは、トップが膨れることが多いですが、本機にはまだ見られません。
近年のFGはトップのみ単板仕様が多いですが、ブレーシング(内部の骨組み)を改良し、環境の変化に強いように、頑丈に作られているのだと考えられます。
海外生産で作りが悪いと言う人もいるけど、価格を考えれば十分なクオリティだよ。
購入したい人へ(アドバイス)
中古市場の個体数
中古市場において、個体数は多くはありませんが、定期的に出回っている印象があります。
楽器店より、オークションやフリマサイトの方が、個体数があります。
価格と品質について
FG-522SJは中古市場で、約10,000〜20,000円で販売されています。
相場はこの何年も変わっていないため、今後も上記価格で推移していくと考えられます。
黒ギターは傷が目立ちます。
「仕様(スペック)を解説」に記載していますが、画像だけでは、確認できない場合が多いです。
販売から何十年も経過しているギターのため、美品はほぼありません。
ある程度、傷があることを覚悟で購入してください。
まとめ
- FG-180などで知られる「赤ラベル」の復刻版。
- 黒ボディで「赤ラベル」が採用されているのはFG-522SJのみ
- 入門用ギターで安価な材が使用されている。
- サウンドは他のFGシリーズとほぼ同じ
- ゆず 岩沢厚治さんが所有する黒ギターに似ている。
FG-522SJが一部のファンから人気なのは、ゆずの岩沢厚治さんが、所有している黒ギター「FG-500X」「FG-Custom黒」に似ているからです。
FGシリーズの中には、黒ボディの機種もありますが、黒ボディで「赤ラベル」のギターは本機だけになります。
赤ラベルとは、内部に貼られた品番のラベル色になります。
FG-522SJ(赤ラベル)は中古市場で、約10,000〜20,000円で販売されています。
ゆず 岩沢さんに憧れている人は、チェックしてみてね。