この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
- ソロギタリストに人気の理由を知りたい
- どこで購入できるか知りたい
「ビクターカポって何が特別なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
特にソロギタリストに人気のこのカポは、精密な圧力調整が可能で、チューニングの安定性や音質のクリアさに優れているのが特徴です。
本記事では、ビクターカポのメリット・デメリットや、オリジナル品と現行品の違いについて詳しく解説します。

「プロギタリストも愛用するカポの魅力を知りたい!」という人は、ぜひ最後までチェックしてね。

ビクターカポの特徴と魅力

メリット・デメリット
メリット
- 圧力調整ができる
- プロが使用する信頼感
デメリット
- 曲中に転調できない
- 生産終了しており入手困難
ビクターカポは自分好みに圧力調整できるのが特徴です。
弾き語りで使用するより、ソロギターで使用している人が多いです。
ソロギタリストに人気のカポタストですが、残念ながら2022年に販売終了しました。
ギターヘッドの先端には取り付けできないため、カポタストを使わない時はテーブルの上に置くか、ポケットにしまう必要があります。

カポ自体は優秀だから総合評価を上げたいんだけど、生産終了して入手できないからね…
ソロギタリストに人気の理由
精密なテンション調整が可能
ビクターカポは弦にかかる圧力を細かく調整できます。
これにより、チューニングの狂いを最小限に抑えつつ、最適なテンションで弦を押さえることができます。
ソロギターでは複雑なフィンガーピッキングが求められるため、正確なチューニングが維持できるのは大きな利点です。
均一な圧力で弦を押さえられる
一般的なバネ式カポだと、特定の弦だけ強く押さえられすぎたり、逆に弱すぎたりして、音のバランスが崩れることがあります。
ビクターカポは調整機構がしっかりしているため、全ての弦に均一な圧力をかけられ、クリアな音を維持できるのが特徴です。
高級感と耐久性のあるブロンズ
ソロギタリストはライブやレコーディングで頻繁にカポを使うため、耐久性の高いカポが求められます。
ビクターカポはブロンズで作られていることもあり、見た目に高級感があります。
現行品は何年経っても綺麗なゴールド色を保っていますが、オリジナルの方がやや腐食しやすいように感じます。
信頼性とプロギタリストの使用実績
- 岸部眞明さん
- 矢後憲太さん
- 小松原俊さん
- 西村歩さん
- 押尾コータローさん
ビクターカポは岸部眞明さんをはじめ、多くのソロギタリストに愛用されています。
特にフィンガースタイルを得意とするギタリストにとって、チューニングの安定性と音質のクリアさは非常に重要な要素となるため、ビクターカポが選ばれやすいです。
弾き語りに比べ、ソロギターの方が一音一音こだわるため、圧力調整できるタイプが好まれるようです。

岸部さん=ビクターカポの印象が強いね。
ビクターカポの種類

オリジナル品と現行品
- Victor オリジナル品(買収前)
- 現行品(買収後)
プロギタリストの多くは、JIM DUNLOPに買収される前の、オリジナル品を使用している人が多いです。
オリジナル品と買収後の現行品では仕様やサウンドに若干違いがあります。
オリジナル品は現在かなり貴重で、オークションなどにも出ないため、手に入れるのが難しいです。
以前、出品されているのを見ましたが約20,000円と高額でした。
FLATとCURVEDの違い

- FLAT:クラシックギター
- CURVED:アコースティックギター
カポのゴム部分には「真っ直ぐ仕様(FLAT)」と「カーブ仕様(CURVED)」があり、指板の形状に合わせて使い分けます。
アコースティックギターにはCURVED、クラシックギターにはFLATが適しています。
FLATは一部のアコギでも使用可能ですが、抑えが甘くなりやすく、6弦や1弦が浮いて音がビビる原因になることがあります。

購入する時は間違わないように注意してね。
指板のR(アール)とは?

アコースティックギター、エレキギターの指板は完全にフラットではありません。
フレットを見ると、一目瞭然でカーブしているのがわかります。
カポタストはカーブに対応した物を使う必要があります。
※アコースティックギターの中には、エレキギター並みにキツイ物もあります。
購入したい人へ
冒頭にも記載しましたが現在は生産終了し、入手困難になっています。
購入するにはフリマサイトなどを利用するしか方法はありません。
ただし、出回っている数が少ないこともあり、価格が高騰しています。
オリジナル品に関しては約15,000〜20,000円とかなり高額ですがそれでも売れているのが現状です。
現行品についてついては約6,000円です。
元々の新品価格が約3,000円なので倍になっています。
ビクターカポの使い方


ネジを回すことで、取り付け部の幅を調整することができます。

ネックに対して上から挟みこみます。
下から取り付けても間違いではないですが、実際にやると取り付けにくいのがわかります。
ライブ中に、取り付けにモタつく可能性があるので、上からの取り付けることオススメします。

締め付けが緩いと、音がビビる原因になるため、適度に締めてください。
ソロギタリストの岸部眞明さんは、演奏中に締め直す(調整)ことがよくあります。
私も演奏中に「もう少し締めたい」と感じたことがありました。
他人にはわからないけど、自分の中では「何か気持ち悪い感覚」です。
微調整できるのがビクターカポの特徴です。
ビクターカポをレビュー

着脱・圧力調整

着脱性が良いとは言えない
ネジ式なので、取り付けにはやや手間がかかります。
ライブなどで頻繁に使用する場合、またはギターを持ち替える場合に再度調整が必要になるとモタつくことがあります。
自由な圧力調整
自分の好きなように圧力調整ができます。
カポを強く締めすぎると、弦が過剰に押さえつけられピッチが上がり、音程が狂うことがあります。
圧力を適切に調整できることで、チューニングの安定性を維持できます。
カポによっては、ローコードを抑えた時に指が当たりカポタストがズレることがありますが、ビクターカポはありません。
ラバー(ゴム)の硬さ

ゴム部分の硬さによってもサウンドは変わります。
ビクターカポのラバー(ゴム)はやや硬めの印象です。
音抜けが悪くなることもなく、音のバランスが良いと感じています。

10フレットを超えるハイフレットに取り付けても、抜けの良い高音がたまらないよ。
使用前から分かっていた不満点?

ビクターカポの構造上、ヘッドに取り付けできないため演奏中の転調はできません。
ソロギターの曲で転調することは稀にありますが、それほど多くないため大きな問題ではないと感じています。
転調する時だけ他のカポを使えばいいだけです。
類似の他製品と比較してみた
※横にスクロールできます。
ネジ式で圧力調整ができる類似の製品はNS Capo Liteです。
一番の違いはネジを回す回数です。
例えば、ビクターカポで3回まわして締まる所、NS Lite Capoは9回まわす必要があります。
取り扱いはビクターカポの方がいいです。
その他にも、ビクターカポと構造が多少異なりますが、圧力調整できるカポとしてG7THのNewport Capoがあります。
ネジ式でありながら、ワンタッチで取り付けができる優れものです。
何度も記載していますが、ビクターカポは生産終了しているため、圧力調整ができるタイプは限られます。

NS Capo LiteやNewport Capoを代替え品として使うのがオススメだよ。
ビクターカポはこんな人にオススメ

ソロギタリスと岸部眞明さんがメインで使用しているカポですのでファンの人にオススメです。
ただし、岸部眞明さんが使用しているのは、貴重なオリジナル(買収前)ですので探すのは覚悟してください。
今回紹介した現行品(買収後)であれば、定価よりは高くなっていますでまだ手に入れやすいです。
FAQ(よくある質問)

- どこで購入できますか?
- すでに生産終了しているため新品の購入はできません。
フリマサイトなどでたまに見かけますが、すぐに売れてしまうのが現状です。
定期的に出品されるのを待つしかありません。
- 音がビビって使えないのですが原因はどこにありますか?
- ①FLATとCURVEDを使い間違えている可能性
アコースティックギターにFLAT(クラシックギター用)を使うと押さえが適正ではないためビビる原因になります。
②ラバーが劣化している可能性
ビクターカポは生産から年月が経過しているため、物によってはラバー(弦を押さえるゴム)の弾力がなくなり硬化している可能性があります。
まとめ:銘品カポタスト

ビクターカポは、精密な圧力調整が可能で、チューニングの安定性と音質のクリアさに優れたカポです。
特にソロギタリストに人気があり、岸部眞明さんをはじめ多くのプロが愛用しています。
ブロンズ製の高級感と耐久性、均一な圧力で弦を押さえられる点も魅力です。
しかし、2022年に販売終了しており、現在は入手が困難になっています。
また、オリジナル品と現行品では流通量が異なり、オリジナル品が希少価値が高いとされています。

本当に欲しい人はフリマサイトを日々チェックしてみてね。
