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- SHUBBカポの部品を交換したい
- 部品を交換する必要性を知りたい
- 新品を買えばいいのでは?
SHUBBカポは、初心者からプロまでたくさんの人が使用している定番のカポになります。
カポのゴム部品は長年使用すると消耗や硬化などで音がビビる原因になります。
私が所有しているSHUBBカポはすでに20年ほど経過し、消耗を感じたため今回交換していきます。

記事を読むことでSHUBBカポの部品交換ができるようになります。

SHUBBカポのメンテナンス

メリット
- 音のビビリがなくなる
- 弦の振動が適正に伝わる
- 愛用してきたカポ本体をずっと使える
デメリット
- 交換部品の加工が必要
- 取り付けには力が必要
数少ない部品交換ができるカポタスト
SHUBBカポタストは、その使いやすさと性能の高さで、ギタリストから圧倒的な支持を受けています。
最大の特徴は独自のネジ式テンション調整機構により、弦に最適な圧力を簡単に調整できる点です。
これにより、音程の狂いを最小限に抑え、演奏の安定感を保てます。
一般的なカポタスはゴムが劣化すれば買い直す必要ありますが、SHUBBカポタストはアフターパーツ(交換部品)が販売されています。
メンテナンスの重要性
劣化問題
- 弦がしっかり押さえられず、音のビビりや音程の狂いが生じる
- 使用感が悪化し、スムーズな演奏ができなくなる
SHUBBカポタストは頑丈で長持ちする設計ですが、長期間使うと一部の部品が劣化することがあります。
特に弦と直接触れるラバースリーブは、使い込むうちに摩耗したり弾力を失うと演奏性に支障をきたします。
定期的なメンテナンスの効果
- 音質の維持:新品に近いパフォーマンスを引き出せる。
- カポタストの寿命延長:部品交換を行うことで長く愛用できる
- 楽器を守る:適切な状態を保つことで、楽器本体へのダメージを防ぐ。
SHUBBカポタストの性能を最大限に引き出すためには、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
ギター本体のメンテナンスはやるけど、ギターの小物までメンテンスを行う人は少ないです。

なんでもメンテナンスは大事だということだね。
部品交換が必要になるタイミングとは?

デルリンキャップやラバースリーブの状態を定期的にチェックし、以下のようなサインが見られたら交換を検討しましょう。
劣化のサイン
目視での摩耗やひび割れ
弦を押さえるラバースリーブに摩耗やひび割れが見られる場合、弦を正しく押さえられず音程が安定しなくなる可能性があります。
早めに交換することをオススメします。
ただし私の経験上、ひび割れはよほどのことがないと発生はしません。
弾力を失い弦にフィットしない
ゴムの性質上、長年使用すると弾力を失い硬化します。
硬化したラバースリーブは弦に均等に圧力をかけることができなくなります。
その結果、弦がカポタストからずれたり、演奏中にビビり音が発生したりします。
特に高音弦に影響が出やすいです。
定期交換を行う
使用頻度が高ければ年1回
ゴムがどれほど硬化したら演奏に影響を及ぼすかというのは、使用頻度や保管環境にもよるため判断が難しいです。
そのため、SHUBBカポをメインで使用している場合は定期的にラバースリーブを交換することをオススメします。
デルリンキャップに関しては「部品交換の手順を詳しく解説」で記載していますが、思ったより摩耗は少ないため年一回の交換は必要ありません。
交換に必要な道具と準備

用途:SHUBBカポタスト交換用
対応品版:SHUBBの中でも一部(以下参照)の限られた製品になります。
価格:約500円
シリーズ | 品番 |
---|---|
Lシリーズ | L1、L2、L3、L4、L5、L9 |
LMIXシリーズ | L1MIX、L2MIX、L3MIX、L4MIX、L5MIX、L9MIX |
Cシリーズ (一部のカラー) | C1b、C2b、C3b、C4b、C5b、C6b、C7b、C8b |
※Cシリーズのブラスカラーのみデルリンキャップ仕様になります。
用途:SHUBBカポタスト交換用
適合サイズ:12弦用、クラシックギター用
長さ:約5.5cm
価格:約130〜1,000円
その他:12弦用なのでゴム自体が長いです。
所有率が最も高い6弦用カポに使用する場合は、ラバースリーブをカットする必要があります。
ゴム自体は柔らかいため、簡単にカットすることができます。
購入する場合は、サウンドハウスが安いのでオススメです。
用途:ラバースリーブをカットするために使用
汚れを少し拭き取る程度なのでティッシュペーパー数枚あれば十分です。
部品交換の手順を詳しく解説
デルリンキャップの交換方法

新しいデルリンキャップを準備します。
交換する前に両者を比較してみました。
画像のカポは約20年愛用した物ですが、意外と減っていないと感じました。
回すだけで、簡単に取り外すことができます。

デルリンキャップを外すと、ゴミがボロボロ落ちてきます。
カポの先端も汚れているため、簡単に拭き掃除だけ行います。
回して取り付けるだけです。
デルリンキャップの交換は、簡単なので数分で終わります。
ラバースリーブの交換方法

ラバースリーブは6弦用カポの長さではないためカットして使う必要があります。
ハサミでも切れないこともないですが、切り口をキレイにするにはカッターがオススメです。
カッターを使う場合は、下に何か敷いて傷が付かないようにしてください。

現在付いているラバースリーブと並べてカット位置を決めます。
あとはカッターでカットするだけです。
怪我しないようにカッターの取り扱いに注意してください。
ラバースリーブの取り外し方は引っ張るだけです。
古いカポの場合、本体に引っ付いていることがあり、力を入れないと抜けないことがあります。

ラバースリーブを外してみると、ゴムが劣化した物なのか、謎の緑が付いていました。
ティッシュでちょっと力を入れれば拭き取ることができます。
もしアルコールが準備できれば使うと効果的です。



取り付けには、結構な力が必要です。
新品のラバースリーブのゴム穴が小さいため、なかなか最後まで押し込むことができません。
私自身、かなりの力で押し込んだ結果、手にカポ本体の跡が付きました。
正直、女性や子供の力では厳しいです。
カットの切り口を見ると、若干ですが右下あたりに段差ができました。
切り口を失敗しても、カットした側から入れてやれば目立ちにくいので大丈夫です。
FAQ(よくある質問)

- 部品交換するなら新品を購入した方がいいのでは?
- 確かにそれも1つの手です。
今回、デルリンキャップとラバースリーブを交換しましたが、他の部品(画像の赤丸を参照)は交換できないめ完全に新品状態に戻すことは不可能だからです。
それでも長年同じカポを使いたいという人もいます。
まとめ:演奏性を安定させるために

メリット
- 音のビビリがなくなる
- 弦の振動が適正に伝わる
- 愛用してきたカポ本体をずっと使える
デメリット
- 交換部品の加工が必要
- 取り付けには力が必要
SHUBBカポタストは、部品交換が可能で長く使える点が大きな魅力です。
一般的なカポタストとは異なり、ラバースリーブやデルリンキャップを交換することで、買い直さずに性能を維持できます。
ラバースリーブは劣化すると弦を均等に押さえられなくなり、演奏性に影響を与えることがあります。
特に弾力が失わて硬化が進むと、音程の安定性が損なわれるため、定期的なチェックと交換がオススメです。

メンテナンスをしながら自分だけの相棒として使い続けてみてね。

