シャブ(SHUBB)カポタストをレビュー
タップできる【目次】
はじめに
今回紹介するのはシャブ(SHUBB)カポタストです。
おそらく世界一有名なカポで初心者からプロまでたくさんの方が使用しています。
これからギターを始めるという方はこれ1つ持っておけば間違いありません。
なぜそこまで愛用者が多いのか?
- デザインがスタイリッシュ
- 有名人が多数使用
- 締め付け具合が自由に変えられる
- 消耗部品のサポートがある
このカポの特徴は種類がとにかく豊富なことです。
※ちなみに私が使用している掲載写真の品番はC-1Bです。
逆に言えば初心者はどれを購入したら良いのかわからないという問題も発生します。
今回はそんな悩みも含め解説していきます。
是非、参考にしてください。
シャブ(SHUBB)の基本情報
タイプ:アコースティック/エレキ/12弦/クラシック/バンジョー
材質:ブラス/ステンレス/アルミニウム
価格:2000〜3000円
SHUBBカポオリジナルは、1980年の発売と同時にカポのスタンダードとなりました。 そして、今では世界の100万人以上のミュージシャンに愛用していただいています。
SHUBBカポを一度使うと、他のものを使わなくなる特別な理由… それは、独創的なデザインだけでなくパテント取得のロック機構にあるでしょう。 使いやすさと、精密さ及び速さは他に類を見ません。 さらに、専用設計されたゴムはやわらかく弾力性があり、まるで指先のようです。 カポのおさえる力により弦がベンドされチューニングが狂う様なこともありません。
シャブ(SHUBB)品番の見分け方
品番を読み取るためには
冒頭にも書きましたがこのカポは種類が多いです。
メーカーのホームページで確認するだけでも18種あります。
でも大丈夫です。
自分が必要としている楽器がわかれば一気に絞られます。
私が所有している「C-1B」で見ていきましょう。
・先頭のアルファベットはカポのシリーズ(材質)
・数字は対応楽器
・数字の後のアルファベットはカラー
以下で詳しく解説していきます。
シリーズ(材質)の見分け方
C/S/Lの3つのシリーズから構成されています。
価格はそれほど大差ありませんがSシリーズが若干高め
S:ステンレス素材(キズや腐食に強い)
L:アルミニウム素材(Cシリーズの半分の重さ)
対応楽器の見分け方
大きく分けて5つに分類できます。
・クラシックギター用:指板が完全にフラットで幅広いタイプ
・12弦ギター用:12弦ギターで指板が広いタイプ
・エレキギター用:エレキ用で指板のアールがきついタイプ
・バンジョー用:バンジョー用で指板がフラットになっているタイプ
先頭のアルファベット後の数字に注目
2:クラシックギター用
3:12現ギター用
4:エレキギター用
5:バンジョー用
カラーの見分け方
数字後のアルファベットがカラーを表しています。
カラーは購入する際に見た目ですぐわかるのでそこまで重要視する所ではありません。
数字後にアルファベットが無いものはシルバーになります。
B:ブラス
K:ブラッククローム
N:ブラッシュドニッケル
R:ニッケルメッキ
注)A:アンティークフィニッシュは生産終了しています。
シャブカポ(SHUBB)の使い方
上から挟む
上から挟むだけなのでもの凄く簡単です。
ギターに挟んでロックします。
ここでネックの太さによって締め付け具合を変更しなけれればなりません。
その変更方法はネジ部分を回して変えてあげます。
難しいことは一切ありません。
下から挟む
人によっては下から取り付ける方もいます。
間違いではないですが、実際にやると取り付けにくいのがわかります。
ライブ中に取り付けにモタつく可能性があるので上からの取り付けることをおすすめします。
ヘッドに取り付け
ライブ中にカポを使用しない場合にヘッドの先端に取り付ける事があります。
このシャブ(SHUBB)カポは取り付けできますが、完全に固定なりません。
落ちる可能性があるのでヘッド先端に取り付けはおすすめしません。
シャブカポ(SHUBB)使用感を語る
ゆずの2人が使っているメーカーと同じものが欲しいと思って初めて購入したカポです。
私がギターを始めたころから使用しているので15年ほど経ちます。
購入当初はキレイなゴールドカラーでしたが長年使ったことで良い感の雰囲気になりました。
耐久性
これが素晴らしい!
私がギターを始めるときギターと一緒に購入したのでかれこれ15年ほど使用していますが、問題なく使えています。
ただ、バネ部分のたわみが弱くなったせか締め付け具合を1番強くしないとギターによっては音がビビります。
各部品がサビつくこともありません。
サウンド
カポの重さが絶妙なので軽くて低音が弱い、重すぎて低音が強すぎるという感じはしません。
とにかくバランスが良いです!
またチューニングも安定しています。
重さ
重さ:54g
実際にギターに取り付けてみると適度な重さで取り回しが良い感じです。
ローリングカポやビクターカポは見た目の存在と重さがある印象ですが、それに比べると扱いやすいカポです。
軽すぎず、重すぎず、バランスが良いのがわかります。
重さ:23g
Lシリーズのアルミニウムの物は軽いです。
仕様上では今回紹介しているCシリーズの半分の重さになっています。
使い方の例外
基本的にはアコースティックギターにはアコースティックギター用を使います。
しかし例外もあります。
ギターはメーカーや品番によってネックの太さ・指板の広さ・アールのキツさ異なるからです。
私の所有しているギター(GrevenF)で説明します。
写真を見てわかりますか?
このギターは指板のアールがすごくキツイ仕様になっています。
フレットがもの凄く曲がっているのが確認できます。
※元々の仕様なのか不具合なのか現時点で不明
(購入後リペアに出していないため)
この状態でアコースティックギター用を使うと6弦側もしくは1弦側の固定が甘くなってしまい音にビビりが出ます。
そのためアールがキツイ、エレキギター用を購入して使うしか方法はありませんでした。
カポはたくさんのメーカーから販売されていますが、ここまでキツイアールに対応したカポは少ないです。
こういう事は滅多にありませんが一応覚えておいてください。
シャブカポ(SHUBB)の不満点
不満点はありません。
それくらい個人的にはパーフェクトなカポタストです。
それが全世界で使われる理由です。
シャブカポ(SHUBB)の交換パーツ
R-1
交換用のラバーゴム
ゴム部分は長年使用すると劣化してきます。
交換用に販売しているゴムは12弦やクラシックギター用のカポサイズにフィットに作られています。
そのため一般的な6弦用ギターをお持ちの方はカットして使用することになります。
販売店によっては1個売りの場合もあれば12個入りというのもあります。
価格は500〜1000円
カポ自体を新しく購入する方法もありますが、私のカポのように年季が入ったカポを今後も長く使いたいと思う方もいるはず!
そんな方は購入して交換してみてはどうでしょうか?
DC(デルリンキャップ)
現在、販売されているシャブ(SHUBB)の多くはローラー式になっています。
しかし旧タイプはローラーでなくゴム仕様になっています。
見た目は三角帽子のようなものです。
個人的には先に紹介したR-1より劣化は少ない印象です。
そのため交換した事がある方の方が少ないのではないでしょうか。
もし購入する場合はネットショップがおすすめです。
実店舗では取り扱いがない所がほとんどだと考えれられます。
最後に
カポを購入する際に迷ったらシャブ(SHUBB)を選べば間違いありません。
ワンタッチで取り付け可能で、調整も簡単、見た目もスッキリ
カポの中では定番中の定番です。
購入する際だけ自分が欲しいと思った物であるかだけ間違わないように注意してください。
今回解説した「品番の見分け方」を参考に!
ギターを長くやっていくとカポというアイテムは次から次へと違うメーカーの物が欲しくなり、増えていきます。
実際、私も何個も買いました…
しかし結局戻ってくるのはらシャブ(SHUBB)の様な気がします。
デザイン・性能の安心感があるからです。
使ったことない方は是非使ってみてください。
シリーズはC/S/Lありますが使っている方が多いのはCとSです。
あくまで参考程度に!

もりそうさん、こんにちは
豪雨被災ですっかりご無沙汰してしまいました(゚゚)(。。)ペコッ
私の記事の多くは書きためたものが自動でアップされるのですが
なかなかこちらにはコメントできませんでした🙇
シャブカポ、僕も最初に買ったカポでした(懐かしい~)
多分C-1bだと思いますが、ほんと良いカポです
他には無いカチッと感が心地よい
それに末永く使っていくための保守部品もしっかりサポートされていて
それが、なんかメーカーの自信の表れのようにも見えて頼もしく感じたものです
今はいろんなカポに長期浮気中で、出番が減ってますが(笑)
この記事を読んでまた使ってみようと・・・w
それにしても、カポというのは値頃感が絶妙で、
ついつい数が増えてしまう、罪作りな機材でありますね(笑)
ziziさん ご無沙汰しております。
豪雨被災大変でしたね
あれ以降ブログでの記録拝見し、言葉が見つからずコメントは控えさてもらってました。
SHUBBカポは実は私も最近出番が減ってます。ziziさんのいう通りカポは価格が絶妙なので私も色々買ってしまいます。メインで使わないとわかっているのにネットで安い物見ると欲しくなります(笑)