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- タリアカポの特徴を知りたい
- 旧仕様と新仕様の違いを知りたい
- フレットパッドの使い方を知りたい
ギター用カポタストとして人気のThalia Capos(タリアカポ)は、高級感あふれるデザインと機能性で、多くのギタリストを魅了しています。
この記事では、旧仕様と新仕様の違いをはじめ、付属のフレッドパッドの特徴やデザイン性、音質への影響について詳しく解説します。
特に、豊富なフレームとインレイの組み合わせや、常に適切なテンションで演奏できる革新的な機能は、他のカポタストにはない魅力です。
一方で、高価な価格や重量などのデメリットも正直に紹介しています。

タリアカポの特徴や自分に合った選び方がわかるようになるよ。

タリアカポの特徴と魅力


メリット・デメリット
三木楽器より引用
デザイナーでありTHALIA BRANDS, INC.のオーナーであるクリス氏が70以上ものプロト・タイプを作成し完成した、これまでにないデザイン性と機能性に優れたカポタスト『Thalia Capos / タリア・カポ』。
従来のカポとは一線を画す、見た目にも豪華なエキゾチック・ウッドやエキゾチック・シェル、彫刻や筐体のメッキ / フィニッシュ / カラーを採用したデザイン性に優れたモデルがあり、また、見た目のみならず機能面に関しても、通常のカポタストのように、使うギターの種類に合わせて1つずつカポを持ち替える必要がなく、付属しているフレットパッドを使用するギターに合うものに交換するだけで簡単に、常にパーフェクトなテンション感とピッチ感で演奏する事を実現しました。
Thalia Caposは様々な楽器に使用される事を想定しており、常に適切なテンション感で演奏していただけるよう全ての製品の内臓スプリングの圧力が約7.5kgになるように、ひとつひとつ徹底した品質管理のもと製作されております。引用元:三木楽器/タリアカポ
メリット
- アコギ・エレキ・クラシック・ウクレレに対応
- 各メーカーのフレットに対応したパッドがある(新仕様はオプション追加)
- 弦のテンションが一定に保たれる
- デザインのバリエーションが豊富
デメリット
- 価格が高い
- 取り付け時のクリップが重い
タリアカポの特徴は計算尽くされた作りとデザイン性です。
各メーカーのフレットR(アール)に対応した14種類のフレットパッドが付属(旧仕様)します。
※新仕様は2種類のフレットパッドが付属します。
本体のフレーム色・インレイ(デザイン)は、全てのパターンを把握するのが大変なほど種類が豊富です。
安いモデルでも約11,800円と高額なので、正直手が出しにくいのが本音です。

奮発して自分へのご褒美にしてみてね。
旧仕様と新仕様の見分け方
付属のフレットパッド数

旧仕様は14種類、新仕様は2種類のフレットパッドが付属します。
現在の市場在庫は新仕様に切り替わっているはずですが、新仕様と断定する方法として商品ページに掲載されている画像や以下の説明を確認してください。
・新仕様
・12インチフレットパッド付属
・0 for Classicals, 7.25, 9.5, 10, 15, 16は付属しません
ケースの厚み

実店舗や信用あるネットショプであれば安心して購入できますが、フリマなどで購入する場合は不安があります。
出品者によってはカポ本体の画像しかない場合があります。
その場合はケースに注目してください。
画像を見ての通り、旧仕様に比べて新仕様は約半分の厚みになります。
付属するフレットパッドの入数が減ったため薄いケースに変更されたからです。
自分に最適なモデルを見つけよう
多数あるパターンから選ぶ

- 24K Gold(ゴールド)
- Chrome(シルバー)
- Black Chrome(ブラックシルバー)
- Brushed Black(艶消しブラック)
- Exotic Wood(木目)
- Exotic Shell(貝)
- Engraved(刻印風)
- Sunburst(サンバースト)
- Limited Edition(限定品)
- 他多数
フレームとインレイの組み合わせは、計40種類を超えるパターンがあるとされています。
インレイ(デザイン)によってフレーム色が1種類しか無いものや、4種類全てある場合があります。
ゴールドフレームはかなり派手なのでインレイが映えますし、ブラックフレームなら落ち着きがありシックに決まります。
ちなみに私が購入したインレイのパターンは「24Kゴールド」1種類のみでした。
楽器メーカーとのコラボなども多数あり、定期的にチェックしておかないと見逃す可能性もあります。
タリアカポの品揃えは三木楽器が充実しているので自分のお気に入りが見つかるはずです。

限定品は完売すると再販がない場合があるよ。
気に入ったデザインがあったら早めにゲットしてね。
価格に関して

新品
インレイのパターンにもよりますが、新品は約11,800〜16,000円が相場です。
タリアカポのスタンダードとされるExotic Wood(木目)、Exotic Shell(貝)、Engraved(刻印風)が最安値になります。
ギブソンやテイラーなどのコラボ(限定品)が最高値になっていることが多いです。
フレーム色は価格には反映されておらず、インレイパターンによって価格が変わります。
中古
フリマサイトを見てもそこまで安く購入できません。
私の実感としては新品より1,000〜2,000円安い程度です。
インレイにこだわらない人は購入しても良いですが、個人的には1,000〜2,000円出して自分の好きな仕様を購入した方がいいです。
使い方と効果的な活用法

フレットパッドについて解説
14種類のフレットパッドを理解する

一般的なカポタストは、多くのギターに対応できるように作られていますが、タリアカポは各メーカーのフレットR(アール)に合わせてフレットパッドを交換できるようになっています。
冒頭にも記載しましたが、タリアカポは旧仕様と新仕様によって付属のフレットパッド数が異なります。
旧仕様:14種類のフレットパッドが付属
新仕様:2種類のフレットパッドが付属
新仕様に付属しているフレットパッドは12インチ(STANDARDとHIGH TENSION)2種類が付属します。
※STANDARDとHIGH TENSIONについては後に解説します。
新仕様を購入した人で、他のフレットパットが欲しい場合は追加で購入が必要です。
同インチ(STANDARDとHIGH TENSION)2種1セット入りで約800円になります。
仮にこれまでの旧仕様を全て揃える場合、追加で約4,800円かかることになります。
対応楽器:フレットパッドの番号を確認

- 0”for Classicals
- 7.25”
- 9.5”
- 10”
- 12”
- 15”
- 16”
※旧仕様は全て付属しますが、新仕様は12”のみ付属になります。
指板の(R)アールとは?
アコースティックギターやエレキギターの指板、フレットは完全に平らではありません。
多少カーブしています。
カポタストはカーブ=(R)アールに対応した物を使う必要があります。
タリアカポが各メーカーのギターに推奨しているフレットパッドがあります。
上記冊子は旧仕様に付属していた物ですが、新仕様に付属しているかは未確認です。
もしない場合でも三木楽器のサイト「メーカー/モデル別 フレットパッド対応表」にありますので参考にしてください。
冊子よりアップデートされているのでオススメです。
自分の対応番号がわかったら実際にフレットパッドを見てみましょう。

写真では見にくいですが、丸を付けた所に数字があるので確認してください。
STANDARDとHIGH TENSIONの違い

- STANDARD(6弦ギター用)
- HIGH TENSION(12弦ギター、ウクレレ、バンジョーなど)
1つの番号に対して、必ず2種類のフレットバッドが付属します。
違いは弦を押さえつける圧力(テンション)です。
突起物の色違いや、フレットパッドの厚みで判別します。
基本、6弦ギターは「STANDARD」を使用しますが、もっとテンションが欲しい場合は「HIGH TENSION」を使ってもOKです。
ギターに取り付けてみよう

①パッドに対して横の力を加える。
②横の力が加わっている状態で、さらに下に力を加える。
③完了
※取り付ける時は逆の手順になります。

基本構造
画像にあるように、一番下のレバーを親指を使って押し上げると、真ん中のツメが一番下のレバーと1つになります。
これを“リバースアクション機能”と言います。
この状態でネックに挟むことになります。

画像のように、カポタスト自体を上から覆うように持って取り付けます。

タリアカポはヘッドに取り付けできません。
結果、曲中に転調できないことを意味します。
私が所有しているギターに試しましたが、タリアカポの挟む部分の幅が広くて、固定できませんでした。
ヘッドの形状や厚みによっても違いますが、取り付けできるギターは少ないと考えられます。
タリアカポをレビュー

着脱・圧力調整

固定力は高いが取り付けには力が必要
レバーに重みがあるため、女性や子供の力では扱いにくいです。
カポタストを握って取り付けるというより、カポタストを覆って付けなければならないからです。
カイザーカポなど、握る所があればいいのですが、タリアカポはありません。
逆に言えば、取り付け時の見た目はスッキリしています。
フレッドパッドで圧力調整
タリアカポは圧力調整ができません。
しかし、「STANDARDとHIGH TENSIONの違い」で解説した2種類のフレットパッドを使えば多少の変化を与えることができます。
重量級の重さが与えるサウンド

デザインによって若干の違いはありますが、90gを超える重量級のカポタストになります。
おそらく数あるカポタストの中で一番重いです。
重量があるため、サウンドに重み(低音)が増し、サスティーンはやや抑えられた印象です。
ギターによってサウンドは変わりますが、重いカポタストを付けると上記サウンド傾向になりやすいです。
見た目(デザイン)

見た目は100点です。
私が所有しているのは「歯車」でかなり奇抜です。
他に無いデザインなので、差別化したい人にとっては最高のカポタストです。
フレームとインレイの組み合わせが豊富なので他の種類も欲しくなります。
実際に使用して気づいた不満点

タリアカポの稼働システム“リバースアクション機能”は、1弦側から取り付ければ、簡単に指板上をスライドできるとメーカーは発表しています。
実際試してみると簡単にスライドはできません。
カポタストを移動させるにはかなりの力が必要だからです。
類似の他製品と比較してみた


タリアカポと近い製品はカイザーやメイトンです。
レバー式とクリップ式の違いはありますが、ワンタッチで取り付けられる分類は一緒です。
こんな人にオススメ
普段、1,000〜3,000円のカポタストを使っていると一度は高級カポを使ってみたいと思う時があります。
高級カポと言われるのは他にもありますが、タリアカポのデザインは唯一無二です。
豊富な組み合わせ(フレーム、インレイパターン)から選ぶのも楽しいです。

アクセサリーと同じように自分らしさを出せるよ。
逆に向かないのは、「重いカポが嫌な人」「取り付けた時の存在感(ゴツい)がありすぎると感じる人」です。
FAQ(よくある質問)

- タリアカポを購入したらフレットパッドが合いませんでした。
どうすればいいですか? - 新仕様は2種類のフレッドパッドしか付属していないため、別途対応しているフレッドパッドを購入する必要があります。ギターの対応表は以下を参考にしてください。
三木楽器「メーカー/モデル別 フレットパッド対応表」
- 楽器店のページには14種類のフレッドパッドが付属とあるのですが、2種類しか付属していませんでした。不良品ですか?
- 以前まで販売されていた旧仕様は14種類のフレッドパッドが付属していましたが、現在の新仕様は2種類に減っています。私もネット上を確認しましたが、販売店によって情報が更新されていない所もあるようです。
- プレゼントに贈りたいのですがどれがオススメですか?
- 個人的にタリアカポはプレゼントにオススメしません。
タリアカポはインレイパターンが豊富で人によって好みが分かれるからです。
それなら誰も貰って嬉しいギタークロスなどがいいと思います。
ギタークロスなら何枚あっても困りません。
まとめ:高級カポを試す価値あり

この記事では、タリアカポの魅力や特徴を詳しく解説しました。
旧仕様では12種類、新仕様では2種類のフレッドパッドが付属し、さまざまなギターに対応できる点が特長です。
豊富なデザインオプションや、常に適切なテンション感で演奏できるフレッドパッドシステムは、他のカポタストにはない大きな魅力といえます。
一方、価格の高さや重量といったデメリットもありますが、その分、デザイン性や音質向上効果は抜群です。

この記事を参考に、タリアカポの仕様やメリットを理解し、自分に最適なカポを選んでみてね。

こんばんは~~~
ついに登場!!タリアカポ!!
それもゴールドの歯車模様、とってもゴージャスです
もちろん興味はあったんですが、なかなかお高くて・・・
未だ入手出来てませんw
指板への追従性ってとても大事なので、
きめ細かなRへの対応ってすごく助かりますが
もりそうさんがおっしゃるとおり、
最初は標準的なのだけであとは必要なものだけ別売っていうのが良いですよね
それにしても、超重量級なのははじめて知りました
でも、ギルドD-55の重厚な音もあの大きなヘッドのおかげとか言われますから
カポの重さがもたらすのも一つの味なのかもしれませんね
ziziさん
こんばんは^ ^
ついに買ってしまいました。
Rの件ですが、大体のメーカー対応の一覧は確認できたのですが載ってないギターを持っている初心者には扱いが難しいかもしれません。
パッドがありすぎてどれを使ったら良いのか悩むことになるかも…
また使い勝手ですが、好みが分かれると思います。
見た目はキレイで良いのですが、本体は重く、レバーはかたい。
個人的に好きなShubbやVictorに戻るかも(笑)
タリアは撮影用…
D-55の話は納得ですね
ゆずの北川さんが使用しており、実際にライブなどで聴いたことありますが確かに重厚な印象はあります。
そして昔からヘッドには重いカポを付けると低音が出るみたいな話はよく聞きますね。
大変緻密なレポートを本当にありがとうございます。
現在は(R5/5/13)売り切れ続出で全国に在庫が少なく、価格も40%〜50%上がっています。
今貴方様に背中を押されて真珠貝goldを楽天で14300円で注文したところです。
なお、ナットの上辺りに挟めて置ける様ですが…
石田顕信さん
コメントありがとうございます。
少しでもお役に立てたなら良かったです。
在庫が少ないのは私も感じていました。
数年前は製品ラインナップも豊富で、限定品ですら、すぐには売れず残っている印象でした。
現在はレギュラー品ですら少ないですよね…
コロナ以降、ギター小物の在庫欠品や、値上げを強く感じます。
確かにナットあたりに挟めますね。
記事内に追記します。
ありがとうございます^ ^
またいつでもコメントください。