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今回はThalia Capsについて解説するよ。
- Thalia Caposの特徴を知りたい
- 使い方を知りたい
Thalia Caposが欲しいけど、価格が高くて購入するか悩む人は多いです。
私はThalia Caposを使用しています。
今回の記事では、Thalia Caposの「使い方」「使用感」を解説しています。
記事を読むことで、Thalia Capos の特徴を知ることができます。
メリット
- アコギ・エレキ・クラシック・ウクレレ他にも使える
- 各メーカーのフレットに対応したパッドが14種付属
- 弦のテンションが一定に保たれる
- デザインのバリエーションが豊富
デメリット
- 価格が高い
- 取り付け時のクリップが重い
- 付属パッドが多すぎる
Thalia Caposの特徴は、「計算尽くされた作り」と「デザイン性」です。
各メーカーのフレットR(アール)に対応した14種類のパッドが付属します。
本体のフレーム色・インレイ(デザイン)は、全部のパターンを把握するのが大変なほど、種類が豊富です。
安いものでも10,000円前後するため、買いにくのが正直な所です。
奮発して自分へのご褒美、もしくはギター好きの方へのプレゼントにオススメです。
・他の人と差別化したい人
・自分へのご褒美
・ギター好きの人にプレゼントしたい人
Thalia Caposの仕様を解説
三木楽器より引用
デザイナーでありTHALIA BRANDS, INC.のオーナーであるクリス氏が70以上ものプロト・タイプを作成し完成した、これまでにないデザイン性と機能性に優れたカポタスト『Thalia Capos / タリア・カポ』。
従来のカポとは一線を画す、見た目にも豪華なエキゾチック・ウッドやエキゾチック・シェル、彫刻や筐体のメッキ / フィニッシュ / カラーを採用したデザイン性に優れたモデルがあり、また、見た目のみならず機能面に関しても、通常のカポタストのように、使うギターの種類に合わせて1つずつカポを持ち替える必要がなく、付属しているフレットパッドを使用するギターに合うものに交換するだけで簡単に、常にパーフェクトなテンション感とピッチ感で演奏する事を実現しました。
Thalia Caposは様々な楽器に使用される事を想定しており、常に適切なテンション感で演奏していただけるよう全ての製品の内臓スプリングの圧力が約7.5kgになるように、ひとつひとつ徹底した品質管理のもと製作されております。引用元:三木楽器/タリアカポ
重量級の重さ
デザインによって若干の違いはありますが、90gを超える重量級のカポタストになります。
おそらく数あるカポタストの中で一番重いです。
製品ラインナップ
- 24K Gold(ゴールド)
- Chrome(シルバー)
- Black Chrome(ブラックシルバー)
- Brushed Black(艶消しブラック)
インレイ(デザイン)によってフレーム色が、1種類しか無いものや、4種類全てある場合があります。
ゴールドはかなり派手に見えます。
ゴールドならインレイが映えますし、ブラックなら落ち着きがありシックに決まります。
ちなみに私が購入したインレイのパターンは「24Kゴールド」1種類のみでした。
- Exotic Wood(木目)
- Exotic Shell(貝)
- Engraved(刻印風)
- Sunburst(サンバースト)
- Swaro Crystal(スワロフスキー)
- Limited Edition(限定品)
- 他多数
悩ましいインレイの種類
「木目」と「貝」の種類が多く、選ぶのに迷います。
フレームとインレイの組み合わせは、計40種類を超えるパターンがあるとされています。
インレイは完全に好みだから、いっぱい悩んで選んでみてね。
インレイ違いによる価格
最も安いタイプでも約9,350円、一番高いスワロフスキー仕様は約2,9150円と高額です。
ほとんどのデザインは、約1,0000円前後で購入できますが、スワロフスキーだけ別格です。
使い方を解説
Thalia Capos には、2パターン(計14種類)のフレットパッドが付属します。
一般的なカポタストは、大体のギターを網羅できるように平均的に作られていますが、Thalia Caposは各メーカーのフレットR(アール)に合わせてパッドを変えられるようになっています。
ラバー素材ですが、かなり硬めの印象です。
※別売りで「テフロン素材」のフレットパッドもあります。
- STANDARD(6弦アコースティックギター用)
- HIGH TENSION(12弦ギター、ウクレレ、バンジョーなど)
突起物の色違いや、パッドの厚みで判別します。
通常の6弦ギターで、もっとテンションが欲しい場合は「HIGH TENSION」を使ってもOKです。
- 0”for Classicals
- 7.25”
- 9.5”
- 10”
- 12”
- 15”
- 16”
指板のアールとは?
アコースティックギター、エレキギターの指板は完全にフレットではありません。
フレットを見ると、一目瞭然でカーブしているのがわかります。
カポはカーブに対応した物を使う必要があります。
※アコースティックギターの中には、エレキギター並みにキツイ物もあります。
写真では見にくいですが、丸を付けた所に数字があるので確認してください。
付属の冊子を参考に選びます。
ギターメーカー全てが、記載されているわけではありません。
主に有名メーカーになります。
所有するギターのフレッドパッド番号がない場合は?
アコギメーカーの番号を見ると12”、15”、16”がほとんどです。
マーチンやヤマハなど、多くの人が所有しているのが16”になります。
まずは16”から試してみてください。
以下のサイトには、冊子よりアップデートされたギターメーカーが掲載されています。
①パッドに対して横の力を加える。
②横の力が加わっている状態で、さらに下に力を加える。
③完了
※取り付ける時は逆の手順になります。
基本構造
画像にあるように、一番下のレバーを親指を使って押し上げると、真ん中のツメが一番下のレバーと1つになります。
これを“リバースアクション機能”と言います。
この状態でネックに挟むことになります。
画像のように、カポタスト自体を上から覆うように持って取り付けます。
Thalia Caposはヘッドに取り付けできません。
結果、曲中に転調できないことを意味します。
私が所有しているギターに試しましたが、Thalia Caposの挟む部分の幅が広くて、固定できませんでした。
ヘッドの形状や厚みによっても違いますが、取り付けできるギターは少ないと考えられます。
Thalia Caposをレビュー
着脱・圧力調整
正直、取り付けにくいですが、固定力が強いです。
カポタストを握って取り付けるというより、カポタストを覆って付けなければならないからです。
レバーに重みがあるため、女性や子供の力では扱いにくいです。
KYSERなど、握る所があればいいのですが、Thalia Caposはありません。
逆に言えば、取り付け時の見た目はスッキリしています。
Thalia Caposは圧力調整ができません。
ピッチ(サウンド)
メーカー対応のフレッドパッドを取り付けると、6弦から1弦までしっか固定されるので、音のビビリも一切ありません。
重量があるため、サウンドに重み(低音)が増し、サスティーンはやや抑えられた印象です。
ギターによってサウンドは変わりますが、重いカポタストを付けると上記サウンド傾向になりやすいです。
見た目(デザイン)
見た目は100点です。
私が所有しているのは「歯車」でかなり奇抜です。
他に無いデザインなので、差別化したい人にとっては最高のカポタストです。
フレームとインレイの組み合わせが豊富なので、他の種類も欲しくなります。
不満点
Thalia Caposの稼働システム“リバースアクション機能”は、1弦側から取り付ければ、簡単に指板上をスライドできるとメーカーは発表しています。
実際試してみると、簡単にスライドはできません。
カポタストを移動させるには、かなりの力が必要だからです。
他製品との比較
Thalia Caposと近い製品は「KYSER」や「Maton」です。
「レバー式」と「クリップ式」の違いはありますが、ワンタッチで取り付けられる分類は一緒です。
まとめ
メリット
- アコギ・エレキ・クラシック・ウクレレ他にも使える
- 各メーカーのフレットに対応したパッドが14種付属
- 弦のテンションが一定に保たれる
- デザインのバリエーションが豊富
デメリット
- 価格が高い
- 取り付け時のクリップが重い
- 付属パッドが多すぎる
Thalia Caposの特徴は、「計算尽くされた作り」と「デザイン性」です。
各メーカーのフレットR(アール)に対応した14種類のパッドが付属します。
本体のフレーム色・インレイ(デザイン)は、全部のパターンを把握するのが大変なほど、種類が豊富です。
安いものでも10,000円前後するため、買いにくのが正直な所です。
奮発して自分へのご褒美、もしくはギター好きの方へのプレゼントにオススメです。
・他の人と差別化したい人
・自分へのご褒美
・ギター好きの人にプレゼントしたい人
こんばんは~~~
ついに登場!!タリアカポ!!
それもゴールドの歯車模様、とってもゴージャスです
もちろん興味はあったんですが、なかなかお高くて・・・
未だ入手出来てませんw
指板への追従性ってとても大事なので、
きめ細かなRへの対応ってすごく助かりますが
もりそうさんがおっしゃるとおり、
最初は標準的なのだけであとは必要なものだけ別売っていうのが良いですよね
それにしても、超重量級なのははじめて知りました
でも、ギルドD-55の重厚な音もあの大きなヘッドのおかげとか言われますから
カポの重さがもたらすのも一つの味なのかもしれませんね
ziziさん
こんばんは^ ^
ついに買ってしまいました。
Rの件ですが、大体のメーカー対応の一覧は確認できたのですが載ってないギターを持っている初心者には扱いが難しいかもしれません。
パッドがありすぎてどれを使ったら良いのか悩むことになるかも…
また使い勝手ですが、好みが分かれると思います。
見た目はキレイで良いのですが、本体は重く、レバーはかたい。
個人的に好きなShubbやVictorに戻るかも(笑)
タリアは撮影用…
D-55の話は納得ですね
ゆずの北川さんが使用しており、実際にライブなどで聴いたことありますが確かに重厚な印象はあります。
そして昔からヘッドには重いカポを付けると低音が出るみたいな話はよく聞きますね。
大変緻密なレポートを本当にありがとうございます。
現在は(R5/5/13)売り切れ続出で全国に在庫が少なく、価格も40%〜50%上がっています。
今貴方様に背中を押されて真珠貝goldを楽天で14300円で注文したところです。
なお、ナットの上辺りに挟めて置ける様ですが…
石田顕信さん
コメントありがとうございます。
少しでもお役に立てたなら良かったです。
在庫が少ないのは私も感じていました。
数年前は製品ラインナップも豊富で、限定品ですら、すぐには売れず残っている印象でした。
現在はレギュラー品ですら少ないですよね…
コロナ以降、ギター小物の在庫欠品や、値上げを強く感じます。
確かにナットあたりに挟めますね。
記事内に追記します。
ありがとうございます^ ^
またいつでもコメントください。