プレイテック/クリップチューナーの使い方【PLAYTECH/CLIP TUNER】
タップできる【目次】
プレイテック/クリップチューナー【PLAYTECH/CLIP TUNER】
今回はプレイテック/クリップチューナー【PLAYTECH/CLIP TUNER】を紹介します。
このチューナー最大のポイントは価格です。
なんと500円(税込)という衝撃価格!
おそらくチューナー最安値と言っても過言ではありません。
安いチューナーなのに使用者が多いのが特徴です。
無くしてもそれほどガッカリしないので1つ持っておくと便利なチューナーです。
たくさんチューナーを準備しなければならない場合にもオススメです。
この記事でわかること
- プレイテック/クリップチューナーの使い方
- プレイテック/クリップチューナーの使用感

プレイテック/クリップチューナーの基本情報
サウンドハウスより引用
楽器を持った瞬間、まずあると便利なのがクリップチューナー。
手軽に買えるのでいろんなタイプを持っていても楽しいです。
中でも、このPLAYTECHのCLIP TUNERは視認性の良さが魅力です!縦長の画面で、チューニングが合うと青色に点灯している画面が緑色に点灯します。
パワー・セーブ機能で、電源ボタンは間違って付くことを防ぐ為、少し長押し気味に押して頂く必要がありますのでご注意ください!引用元:サウンドハウス
測定程度:±1セント
チューニングモード:クロマチック/ギター/ベース/ウクレレ/バイオリン/バンジョー
ディスプレイ:ホワイト(基準値ズレ)/グリーン(基準値合)
電源:CR2032(コイン電池)1個
その他機能:オートオフ機能(約3分)
付属品:取扱説明書、CR2032(コイン電池)1個
価格:500円(税込)
奥:9mm
高:83mm
重:25g
プレイテック/クリップチューナーの使い方
電源の入切
電池を入れる
電源を入れる前に付属のCR2032(コイン電池)を入れます。
クリップチューナーではお馴染みの電池です。
電池カバーを開ける必要があります。
コインが入る溝と回転できるように2箇所に突起がありますが開けにくい。
とにかく開かない!
正直、使う前にここで少しイラっとしてしまいました。
落ちない場合は少し本体を揺らすと落ちやすくなります。
電源を入れる
プレイテック/クリップチューナーのボタンは裏に1つだけです。
電源の「入切」はボタンを長押し。
ボタンに“マチ”があるようなフワフワした感じがあります。
【オート・パワー・オフ機能】
何も操作しないと約3分で電源が切れます。
クリップチューナーでは定番の機能ですがこの低価格のチューナーに付いているのが凄い。
原因は「初期不良」と「付属の電池が異なる」の2つが多いようです。
その場合、サウンドハウスに連絡すると対応してくれます。
チューニング・モード
プレイテック/クリップチューナーには9つのモードが搭載されています。
Guitar:ギター
Bass:ベース
Ukule:ウクレレ
Violin:バイオリン
Bj:バンジョー
F:ホルン
B♭:トランペット/サックス
E♭:サックス
モードを変更する場合は電源ボタンを1回押すごとに上記順番で変わります。
ギターの場合「Chro」か「Guitar」を使います。
ざっくりですが
Guitar:レギュラーチューニングをメインで使用する場合
「Chro」モード
クロマチックモードはギターに関係なく他の楽器にも使えるモードになります。
ギターの場合はレギュラーチューニングはもちろん、変則チューニングを使う場合も便利です。
ただし!
自分が合わせたい音を知っておく必要があります。
例えば
・6弦のレギュラーチューニングの音はE
・6弦の1音下げた音はD など
「Chro」モードを使うと音を上げ下げした時にアルファベット表記が頻繁に変わるため初心者にとってはわかりにくいことが多いです。
それでも「Chro」モードを使って慣れた方が絶対良いです。
「Guitar」モード
主にレギュラーチューニングで使います。
5弦を弾いて5Aに合わせる
4弦を弾いて4Dに合わせる
3弦を弾いて3Gに合わせる
2弦を弾いて2Bに合わせる
1弦を弾いて1Eに合わせる
アルファベットの横に弦の数字が出るのでわかりやすいです。
キャリブレーション(機能なし)
基準値を確認
ギターの場合は「440Hz=A」です。
チューニングする前に基準値を確認する必要がありますが、プレイテック/クリップチューナーは「440」固定です。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
※ギターの場合だと5弦の開放弦の音。
では他の数値は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。
そのためギターを弾く方は440の数字だけを覚えておけばOKです。
注)クラシック音楽で442Hzを使う楽器はプレイテック/クリップチューナーは使えないことになります。
データ保持機能
例えば「Chro」モードで切れば、次回電源を入れた時に「Chro」から再開できます。
取り付け方
クリップ式なのでヘッドに取り付けるだけです。
多くのクリップチューナーは挟む部分がゴム素材(ラバー素材)になっています。
今回紹介しているプレイテック/クリップチューナーも同じです。
ゴムを採用することでヘッドに傷をつけず、しっかり固定することができますが、注意点もあります。
ラッカー塗装のギターに長時間取り付けると塗装が傷みます。
特徴として塗装が薄いので音の鳴りが良いとされます。
手間がかかるためいわゆる高級ギターに使われることが多いです。
経年変化で塗装に割れが入るウェザーチェックが良い味を出します。
しかしとてもデリケートな塗装のため取り扱いが難しいとされます。
温度・湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こしゴム焼け(黒くなる)することがあります。
低度ならヤスリで削って磨けば対処できますが、重度になると素人では手が出せなくなります。
実際にチューニングしてみよう
基本は弦1本ずつ弾いて、液晶の中心にゲージが来るように音を合わせます。
音が合うと液晶がグリーンに点灯します。
音が低い・高いと液晶の色は変わりません。
文字も大きく表示なるため見やすいです。
プレイテック/クリップチューナーの使用感を語る
チューナーの見やすさ
液晶画面が大きいので見やすいです。
クリップチューナーの視認性は「液晶画面の大きさ」と「可動箇所」にあります。
プレイテック/クリップチューナーの可動箇所が2点です。
ヘッド裏にチューナーを隠したい方もいます。
その時は「反転機能」(液晶内が逆向きになる)が付いているチューナーを使いますが、プレイテック/クリップチューナーには「反転機能」はありません。
チューナーの感度
問題なく使えますが、若干6弦が反応しにくことがありました。
6弦に限っては弾くのが弱いと反応が悪いようです。
他の弦はストレスなくチューニングできました。
【他のチューナーと比べてみた】
BOSSのTU-05と比べてみた結果、ワンテンポ反応が遅いです。
上記、「感度」にも書きましたが6弦でハッキリ感じます。
TU-05のチューニング表示が完了した時、やっとプレイテック/クリップチューナーが反応する感じです。
2つのチューナーを同時に使うと反応スピードがわかりますが、普段使いではそこまで遅いと感じません。
価格を考えれば十分な精度があります。
クリップ力
クリップ力は強め。
ライブなど激しい動きをしても外れる心配はなさそうです。
プレイテック/クリップチューナーの不満点
価格を考えれば不満なし!
あったとしても、不満を言う製品ではない。
500円(税込)で作ったのが凄い!
おそらく利益より、初心者のことを考えて販売している製品。
使用者の声(口コミ)
・反応が早い
・値段を考えれば満足
・コストパフォーマンスが最高
・価格に驚く
・有名メーカーと比べると反応がイマイチ
・ベースで使うと反応が悪い
・届いたら初期不良品だった
・電池の品番が異なる物が入っていた
最後に
今回はプレイテック/クリップチューナー【PLAYTECH/CLIP TUNER】を紹介しました。
プレイテック製品は安く良い製品が多いので学生には助かります。
私も普段からお世話になっています。
プレイテック/クリップチューナーに限らず色々な製品を買いやすい価格で出しているので是非チェックしてみてください。
- ワインコインで買えるチューナー
- 激安だがチューナーとしての機能は十分
- チューニング・モードが豊富
- 6弦のチューニング反応がイマイチ
- チューナーの稼働箇所は2点
- キャリブレーション機能なし(440Hz固定)
- 液晶の反転機能なし


