UniTuneClipチューナー【使い方徹底解説】
タップできる【目次】
UniTuneClipはなぜ人気なのか?
今回はt.c.electronicのUniTuneClipチューナーを紹介します。
現在販売されているクリップ式チューナーの中ではおそらくダントツに売れていると私は考えています。
その理由は?
- チューニング精度が高い
- 本体デザインが良い
- プロギタリストが多数使用
- 価格がお手頃
- ネット上の評価が高い
すでにこのチューナーのレビュー記事というのはかなりたくさんあります。
そのため今更感は多少感じますが私なりのレビューをしてみたいと思います。
実際に使ってわかったこと。
当分、このチューナーを超える物は現れないと思います。
もちろん機能が良いチューナーはたくさんあります。
しかし機能・デザイン・価格など総合的に考えるとこのチューナーのクオリティは高いです。
t.c.electronic UniTuneClipチューナーの時代は続きそうです。
基本情報
ピッチ検出:ピエゾ(振動で音を拾う方式)
対応周波数:435〜445Hz
ボディカラー:1色のみ
価格:3000円前後
取扱説明書:付属していますが全て英語で理解できません。
使い方を解説
開封
指で押して箱をスライドさせます。
無駄に手が込んでる…
内容物の確認
・取扱説明書
・電池
取扱説明書は全て英語なので理解することは難しいですが、操作は簡単なので問題ありません。
準備(電池を入れる)
品番:CR2032
メーカーによると最大18時間使用可能のようです。
電池を入れる際にクリップ部分を上げて入れます。
ほぼ180°開くので入れにくということはありません。
ギターに取付け
外観と3つのボタンの役割を確認をします。
電源ボタンを入れてみましょう。
電源を入れると緑の▼マークが液晶に映ります。
これはスタンバイ状態を表しています。
ではギターのヘッドに取付けてみましょう。
ギターのヘッド表面、裏面どちらにも取付けて使うことができます。
ライブなどで使用する場合はヘッド裏に隠したいと思う方もいると思います。
実際にプロの方も裏面に隠している場合が多いです。
その場合でも音を表すアルファベット表示が自動で反転してくれます。
これは便利です。
設定を確認
周波数を確認
周波数の切り替えボタンを一度押します。
すると以下の表示に切り替わります。
購入時の初期セッティングは通常440Hzになっていますが、まれに違う数値が入っている場合があるようです。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
※ギターの場合だと5弦の開放弦の音。
では他の数値は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。
そのためギターを弾く方は440の数字だけを覚えておけばOKです
歌詞を見てもらえればわかるのですがこれはギターのチューニングのズレを恋愛に例えた曲です。
ただの雑学でした(笑)
もし変更する場合はチューニングモード変更ボタンと周波数ボタンで上下できるので試してみてください。
ちなみに435〜445Hzの範囲で変更が可能です。
チューニングモードを選ぶ
・ストロボモード(精度:±0.02セント)
1セント=半音の1/100
人間は5セントまでしか聴き取れないとされています。
ちなみに私が普段使用しているBOSSのTU-12EX(販売価格約8000円)は±1セント仕様
価格が高ければ必ずしも精度が高いわけではないです。
いかにUniTuneClipの精度が高いのかがわかります。
ストロボモードはチューニングの精度は高くなりますが慣れないと時間がかかります。
多くの方が普段使っているチューナーはほぼクロマチックモードだと思います。
そのことを考えるとクロマチックモードの方が違和感なく使えます。
実際のチューニング画面
緑の▼マークがチューニングの基準です。
クロマチックモード
縦線(ドット)が現在の音の位置になります。
・音が合っていると上の液晶表示
・音がズレていると下の赤色線で表示
右に出ているアルファベットは現在の音になります。
ストロボモード
※ストロボモードは写真だけでは説明に限界がありますが見てください。
写真の◯を付けた所がポイントです。
この横線(ドット)が常に動いている状態です。
弦を弾いて音が合っていくと動きがゆっくりになります。
完全に音が合うとほぼ動きがなります。
♯はアルファベットの脇に表示
かなり小さく表示なって見にくいですが、♯の時はなんか赤い点が出るんだぁと覚えておけばOKです。
便利機能(自動パワーオフ)
チューナーは3分で自動パワーオフ機能が付いています。
実際使うと意外と3分で早いと感じます。
もう消えてる…
と言うのがあります。
しかしこれがあるだけで電池の持ちが良くなると思います。
私は普段BOSSの針式チューナーを使用しています。
BOSS TU-12(3機種)を比較
それに比べたら明らかに電池の持ちが違います。
もちろんボタン電池と単四電池では持ちが違いますが…
特にクリップチューナーは便利なのですが、液晶画面ということで演出があったりでバッテリー消耗は早いです。
使った感想
この世に完璧な物はありません。
あえて不満を言うなら
・取付けの強度
・液晶回転できない
・一部のアルファベットが見にくい
取付け強度
取付けが決して強くないのでヘッドに取付けた状態でボタン操作を行うと本体がズレます。
おそらくヘッドを傷つけないようにと強すぎないクリップ力なんだと考えられます。
液晶が回転できない
電池を入れる所の画像で本体が180°開いたのが確認できたと思います。
以下の動きしかできません。
それに比べ私が所有している「D’Addario Eclipse Tuner」いうチューナーはかなり自由度の高い回転ができます。

以上のことからUniTuneClipは液晶を回転させることができないのが残念な所でした。
回転できれば最強だと感じました。
「B」がわかりにくい
ドット表示なのでこればかりはしょうがないのかもしれません。
写真は正面から見たときなので「B」と確認できますが、実際にギターを抱えたときに角度によってわかりにくいのがありました。
B?D?
どっち?
みないな…
慣れれば全然問題ないレベルです。
それでもやっぱり良い
上記の通り残念な点もありますが実際使うとやっぱり良い。
- デザインが良い
- アコギ・エレキ・ベースで使える
- チューニングの感度が良い
- チューニングの精度が高い
- 液晶ドットが明るい
- サイズが小さいのでベッド裏に隠せる
- ベッド裏に取付けても表示が反転する
- 価格がお手頃
- 自動パワーオフ機能あり
文句をつける所がないといった印象です。
売れている理由がわかりました。
もし新しいチューナーをお探しの方は強力おすすめします。
私のように色々な物を試したくて次から次に買うのではなく、1つをずっと使いたいと言う方にもおすすめです。
是非、チェックして見てください。
上位機種の存在
今回紹介した物とほぼ見た目が同じチューナーがあります。
それは「PolyTune Clip」と呼ばれる物です。
実は「PolyTune Clip」の方が最初販売されたチューナーになります。
PolyTuneが青色、UniTuneが赤色
色別で製品名が書いてあります。
それだけで価格が1500円ほど高くなります。
今回紹介した「UniTuneClip」はその機能だけを抜いたチューナーになります。
やはりPolyTune Clipの方がいいのか?
私はPolyTune Clip使ったことないのですが、一気にチューニング確認することは普段中々ないです。
「UniTuneClip」で十分使えるクオリティだと思います。
もりそうさん、おはようございます
知りませんでした、ユニチューン・・・
ポリチュ-ンが発売された頃、結構あこがれて調べてみたんだけど
①ソロギでよく使う変則チューニングに対応できるんだろうか?
②仮に対応できてもチューニングの数だけ購入、なんてことにならないか?
③どうやら①はクロマチックモードがあってなんとかなりそうだけど
それならポリフォニックでなくてもよかないか?
みたいな感じでTCのポリチューンは自分には向かないと結論を出していて
似たような写真を見ても「それはダメダメ」とすり込まれていたので
ユニチューンはまるでノーマークでした(笑)
しかしもりそうさんの記事で俄然興味がわきました
良いきっかけを与えていただいて感謝です!
ただ、お手頃価格といっても3000円超え・・
ちょっと勇気も必要ですけどw
ziziさん
こんばんは!
価格は確かに他のメーカーや機種に比べれば高いですね。
最近の物は1000円前後でも良い物がある印象なので…
個人的には今後、t.c.electronicがどんな進化版を出してくるのかも楽しみです。
多分、今後もチューナー買い漁ると思います(笑)
結局私はBossのTU-12に戻るとわかっておきながら(笑)
どうしてもアナログ人間なので針式からなかなか抜けれません。