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今回はt.c.electronic 「UNITUNE CLIP」を紹介するよ。
- UNITUNE CLIPの特徴を知りたい
- UNITUNE CLIPの使い方を知りたい
- UNITUNEとPOLYTUNEの違いを知りたい
ギターを演奏する上で、チューナーは必須です。
正確なチューニングを行うために、プロギタリストも必ず使用しています。
私はこれまで10種類の製品を試しました。
今回の記事では、私が実際に使用した「UNITUNE CLIP」を紹介しています。
記事を読むことで「UNITUNE CLIP」の特徴を知ることができます。
メリット
- 通常チューニング(±0.5セント)
- ストロボチューニング(±0.02セント)
- プロギタリスト多数使用
- 画面が明るい
デメリット
- 液晶画面の可動域が狭い
- ドッド表示がやや見にくい
- 破損・紛失するとショックが大きい
UNITUNE CLIPの特徴は、高精度のチューニングモードです。
他メーカーのチューナー精度は「±1セント」が多いですが、UNITUNE CLIPは通常モードで「±0.5セン」の高精度を誇ります。
ストロボモードを使えば「±0.02セント」とさらに高精度になります。
精度の高いチューニングを行うことで、ギターの音が変わったいう声も多々聞かれます。
精度・反応スピードを求めるならUNITUNE CLIP一択と言っていいです。
クリップチューナーの中では、現状最強と言っても過言ではないね。
・チューナーに高精度を求める人
UNITUNE CLIPの概要
- 測定モード:クロマチックモード/ストロボモード
- ピッチ検出:ピエゾ(振動で音を拾う方式)
- 対応周波数:435〜445Hz
- 最大使用時間:18時間
- ボディカラー:2色(ホワイト/ブラック)
- 価格:約6,000円
- 取扱説明書:付属していますが全て英語です。
UNITUNE CLIPは人気のチューナーということもあり、「入荷未定」「売り切れ」が続出しています。
ショップによっては、定価を超える価格で販売されていることがあります。
UNITUNE CLIPの使い方
UNITUNE CLIPを使う準備
・チューナー本体
・取扱説明書
・電池(CR2032)
取扱説明書は付属していますが、全文英語です。
使用電池は、クリップチューナーで多く使われる「C2032」です。
※最大18時間使用可能。
電池を入れる場所は、液晶ディスプレイの裏側になります。
クリップ部分が、約180度に開くので、入れやすいです。
洗濯バサミのように開いて、ギターヘッドの先端に取り付けます。
クリップ部分はゴム製なので、ラッカー塗装のギターに長時間取り付ける場合は注意してください。
ラッカー塗装とは?
正式名称:ニトロセルロースラッカー
塗装が薄いので、音の「鳴り」が良いとされますが、施工に手間がかかるため、高級ギターに使われることが多いです。
とてもデリケートな塗装のため、取り扱いが難しいとされています。
温度や湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こし、ゴム焼け(黒くなる)することがあります。
チューニングのやり方
本体の横に電源ボタンがあります。
電源を入れると緑の▼マークが液晶に映ります。
※スタンバイ状態を表しています。
初めてチューナーを使う場合は確認してください。
初期設定は「440」になっているはずです。
表示の仕方
周波数の切り替えボタンを一度押すと、画像のように数値が表示されます。
違う数値になっていたら「チューニングモード変更ボタン」と「周波数ボタン」で周波数を「440」に合わせます。
UNITUNE CLIPのキャリブレーション範囲は「435〜445HZ」です。
440HZ(ヘルツ)とは?
チューニングは、基準の音が必要になります。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
では他の周波数は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。
UNITUNE CLIPには2つのチューニングモードがあります。
・クロマチックモード
(精度:±0.5セント)
・ストロボモード
(精度:±0.02セント)
現在、販売されている多くのチューナーは「±1セント」仕様です。
UNITUNE CLIPより価格が高いチューナーでも「±1セント」の場合もあります。
価格と精度は、必ずしも比例する訳ではありません。
セントとは?
1セント=半音の1/100
人間は5セントまでしか聴き取れないとされています。
どっちのモードを使えばいい?
クロマチックモードが使いやすいよ。
多くのチューナーは「クロマチックモード」が一般的なので、他のチューナーからの買い替えでも違和感なく使えます。
「ストロボモード」はチューニングの精度は高くなりますが、慣れないと時間がかかります。
クロマチックモード
合わせたい弦を、「単音の解放弦」で弾いて音を合わせます。
緑の▼マークがチューニングの基準です。
縦線(ドット)が現在の音の位置になります。
音が合っている:画像上の液晶表示
音がズレている:画像下の液晶表示
右に出ているアルファベットが現在の音名になります。
「♯」はアルファベット横に、赤く点灯します。
ストロボモード
ストロボモード(±0.02セント)の精度はプロの現場で使われるレベルです。
「ストロボモード」の説明は静止画では難しいですが参考にしてください。
画像の赤丸を付けた所がポイントです。
横線(ドット)が常に動いている状態になります。
音がズレていると、横線(ドット)の動きが速いため、動きがゆっくりになるようにチューニングしていきます。
反転機能
UNITUNE CLIPは「自動反転」で「全画面反転」します。
反転機能とは?
チューナーの向きが変わっても、それに追従して画面が反転する機能です。
製品によって仕様が異なります。
・自動反転
・手動反転
・全画面が反転
・アルファベットだけが反転
自動パワー・オフ機能
チューナーを使わない状態が3分すぎると、自動的に電源がOFFになります。
最近のクリップチューナーには、ほとんど付いている機能なので、珍しくはありませんが、あると便利です。
UNITUNE CLIPをレビュー
プロの現場で使う精度
チューニング精度が良いのはもちろんですが、弦を弾いた時の反応スピードが凄いです。
良すぎて、手に持っただけで反応します。
他のチューナーではあり得ないくらい敏感です。
ピエゾ方式なので、周囲の音に影響を受けることがなく、使いやすいです。
ソロギタースタイルで用いられる、変則チューニングにも対応しています。
レコーディングや動画撮影など、高いチューニング精度が必要な場面には最適だね。
操作性は良好
ボタンの距離感
高精度のチューナーになると、ボタンが増えて操作性が悪いことが多いですが、UNITUNE CLIPは良好です。
その理由は「電源ボタン」と「調整ボタン」の位置が離れているからです。
小型であるクリップチューナーの多くは、ボタン類も小さく、近い位置に配置されているため、誤操作の原因になっています。
キャリブレーション調整
数値を変更する際に、上げ下げを2つのボタンで操作できるのが良い点です。
他のメーカーの多くは、ボタン1つで一方方向のみの操作になることが多いです。
結果、誤って狙った基準値を超えてしまうと、もう一周分操作することになります。
そもそも、キャリブレーション機能を使わない人にとっては、あまり気にすることではないです。
視認性について
音名(アルファベット)表示がわかりにくい
メーター部はドット表示でも、問題ありませんが、音名(アルファベット)がドットなのは分かりにくいです。
画像は正面から見た時の「B」ですが、実際にギターを抱えたときに角度によって「D」と見えてしまうことがあります。
画面の発光が強いから、明るい場所はもちろん、薄暗いライブ会場でも視認性はいいよ。
画面の可動域
画像のように、一定方向の動き(約180°)しかできません。
結果、ギターを抱えた時に角度が悪く、見にくい問題が発生します。
他のチューナーには、横はもちろん、360度回転する製品もあるため、細かな調整ができますが、UNITUNE CLIPはできません。
見やすさを求めると、ギターヘッドに対して、斜めにチューナーを取り付けることになります。
UNITUNEとPOLYTUNEの違い
今回、紹介したUNITUNE CLIPと見た目がソックリなチューナーPOLYTUNE CLIPがあります。
違いは「ポリフィオニック・チューニング機能」の有無だけです。
ポリフォニック・チューニング機能とは?
一度に全部の弦を弾いて、一気に確認することができる機能です。
「POLYTUNE CLIP」の価格は約8,000円と高額です。
1つの機能の有無だけで、「UNITUNE CLIP」と「POLYTUNE CLIP」価格差は約2,000円もあります。
僕はポリフィオニック・チューニング機能をほぼ使わないから、宝の持ち腐れになるね…
まとめ
メリット
- 通常チューニング(±0.5セント)
- ストロボチューニング(±0.02セント)
- プロギタリスト多数使用
- 画面が明るい
デメリット
- 液晶画面の可動域が狭い
- ドッド表示がやや見にくい
- 破損・紛失するとショックが大きい
UNITUNE CLIPの特徴は、高精度のチューニングモードです。
精度の高いチューニングを行うことで、ギターの音が変わったいう声も多々聞かれます。
他メーカーのチューナー精度は「±1セント」が多いですが、UNITUNE CLIPは通常モードで「±0.5セン」の高精度を誇ります。
ストロボモードを使えば「±0.02セント」とさらに高精度になります。
クリップチューナーの中では、現状最強と言っても過言ではないね。
・チューナーに高精度を求める人
もりそうさん、おはようございます
知りませんでした、ユニチューン・・・
ポリチュ-ンが発売された頃、結構あこがれて調べてみたんだけど
①ソロギでよく使う変則チューニングに対応できるんだろうか?
②仮に対応できてもチューニングの数だけ購入、なんてことにならないか?
③どうやら①はクロマチックモードがあってなんとかなりそうだけど
それならポリフォニックでなくてもよかないか?
みたいな感じでTCのポリチューンは自分には向かないと結論を出していて
似たような写真を見ても「それはダメダメ」とすり込まれていたので
ユニチューンはまるでノーマークでした(笑)
しかしもりそうさんの記事で俄然興味がわきました
良いきっかけを与えていただいて感謝です!
ただ、お手頃価格といっても3000円超え・・
ちょっと勇気も必要ですけどw
ziziさん
こんばんは!
価格は確かに他のメーカーや機種に比べれば高いですね。
最近の物は1000円前後でも良い物がある印象なので…
個人的には今後、t.c.electronicがどんな進化版を出してくるのかも楽しみです。
多分、今後もチューナー買い漁ると思います(笑)
結局私はBossのTU-12に戻るとわかっておきながら(笑)
どうしてもアナログ人間なので針式からなかなか抜けれません。
初めて投稿させて頂きます。PolyTune Clipの黒に惚れてそっちを買いました。はっきり言って鬱陶しいし必要ないと思います。さて電源に関してなんですが、日本語取説には電源を入れると3分でOFFになりますと書いてあります。チューニングが終わってそのまま弾き続けてチューナーに音が入力し続けても確かに3分で電源が落ちます。まあこれって省エネ?コルグなんかではずっとONのまま完全に音の入力がないと自動でOFFになります。これに慣れてるのでAmazonに返品交換しましたが結果は同じでした。チューニングが終わってすぐOFFにすればこの違和感はないのですが、使われていていかがでしょう?肝心の性能はピカイチだと思います。私も首を振ってくれると言うとこなしだと思います。特にテレキャスターなんかにはちょっと使いにくいです。
鈴木道生さん
コメントありがとうございます。
PolyTune Clipは購入して試そうかと思っていた所でした。
辞めようかな…
コメント頂いた電源の件ですが気にしたことなかったです(苦笑)
検証したい所ですが実は所有しているUniTune Clipの電池を入れる部分の金具が折れて壊れてしまいました。
私の電池を入れる際の不注意なのか、不良品なのかは謎ですが…
「テレキャスターなんかにはちょっと使いにくいです。」とはどんな理由ですか?
私はアコギ専門なのでエレキのついて教えてもらえるとありがたいです。
稲葉と申しますが、
カポ使用は、できますか?
稲葉さん
コメントありがとうございます。
今回紹介している「UNITUNE CLIP」はカポの使用はできません。
上位機種である「POLYTUNE CLIP」であればカポの使用が可能です。
是非、検討してみてください ^ ^