UNITUNE CLIP(ユニチューン)チューナーをレビュー【使い方を解説】

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もりそう
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今回はt.c.electronic 「UNITUNE CLIP」チューナーを紹介するよ

  • 精度が良いチューナーを知りたい
  • 人気のチューナーを知りたい
  • UNITUNE CLIPの特徴を知りたい

ギターを演奏する上で、チューナーは必須です。

正確なチューニングを行うために、プロギタリストも必ず使用しています。

私はこれまで10種類の製品を試しました。

今回の記事では、私が実際に使用した「UNITUNE CLIP」を紹介しています。

記事を読むことで、「UNITUNE CLIP」の特徴を知ることができます。


UNITUNE CLIPの評価
精度
 (5)
操作性
 (4)
視認性
 (3)
価格(約4500〜6000円)※
 (3)
総合評価
 (4.5)

メリット

  • チューニング精度が高い
  • 高精度のストロボモード(±0.02セント)
  • プロギタリスト多数使用

デメリット

  • 液晶画面の可動域が狭い
  • ドッド表示がやや見にくい

UNITUNE CLIPの特徴は、高精度のチューニングモードです。

精度の高いチューニングを行うことで、ギターの音が変わったいう声も多々聞かれます。

他メーカーのチューナー精度は「±1セント」が多いですが、UNITUNE CLIPは「±0.05セン」「±0.02セント」です。

セントとは?

1セント=半音の1/100
人間は5セントまでしか聴き取れないとされています。

※チューニングモードによって精度が若干異なります。

クロマチックモード:「±0.05セント」
ストロボモード:「±0.02セント」

こんな人にオススメ

・チューナーに高精度を求める人

補足

UNITUNE CLIPには、ブラックカラーの「UNITUNE CLIP NOIR」があります。

機能は同じですが、価格が約1000円高くなります。

UNITUNE CLIPの概要

測定モード:クロマチックモード、ストロボモード
ピッチ検出:ピエゾ(振動で音を拾う方式)
対応周波数:435〜445Hz
最大使用時間:18時間
ボディカラー:2色(ホワイト/ブラック)
価格:※約4500〜6000円
取扱説明書:付属していますが全て英語です。

※世界情勢の影響で、価格が高騰しています。

UNITUNE CLIPは人気のチューナーということもあり、「入荷未定」「売り切れ」が続出しています。

ショップによっては、定価を超える価格で販売されています。

UNITUNE CLIPの使い方

UNITUNE CLIPを使う準備

内容物

・チューナー本体
・取扱説明書
・電池(CR2032)

取扱説明書は付属していますが、全文英語です。

電池の入れ方

使用電池は、クリップチューナーで多く使われる「C2032」です。

※最大18時間使用可能。

電池を入れる場所は、液晶ディスプレイの裏側になります。

クリップ部分が、約180度に開くので、入れやすいです。

追記

使用してまもなく、壊れました。

接着が甘かった可能性があり、金具が取れました。

価格が高いだけに、これは残念です。

ギターに取り付け

洗濯バサミのように開いて、ギターヘッドの先端に取り付けます。

クリップ部分はゴム製なので、ラッカー塗装のギターに長時間取り付ける場合は注意してください。

ラッカー塗装とは?

正式名称:ニトロセルロースラッカー

塗装が薄いので、音の「鳴り」が良いとされますが、施工に手間がかかるため、高級ギターに使われることが多いです。
とてもデリケートな塗装のため、取り扱いが難しいとされています。
温度や湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こし、ゴム焼け(黒くなる)することがあります。

チューニングのやり方

電源の入れ方

本体の横に電源ボタンがあります。

電源を入れると緑のマークが液晶に映ります。

※スタンバイ状態を表しています。

周波数の確認

初めてチューナーを使う場合は確認してください。

初期設定は「440」になっているはずです。

どうやって表示させるのか?
周波数の切り替えボタンを一度押すと、画像のように数値が表示されます。

違う数値になっていたら、「チューニングモード変更ボタン」と「周波数ボタン」で周波数を「440」に合わせます。

UNITUNE CLIPのキャリブレーション範囲は「435〜445HZ」です。

440HZ(ヘルツ)とは?

チューニングは、基準の音が必要になります。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
では他の周波数は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。

チューニングモードを選ぶ

UNITUNE CLIPには2つのチューニングモードがあります。

・クロマチックモード
(精度:±0.05セント)
・ストロボモード
(精度:±0.02セント)

現在、販売されている多くのチューナーは「±1セント」仕様です。

UNITUNE CLIPより価格が高いチューナーでも「±1セント」の場合もあります。

価格と精度は、必ずしも比例する訳ではありません。

セントとは?

1セント=半音の1/100
人間は5セントまでしか聴き取れないとされています。

どっちのモードを使えばいい?

クロマチックモードが使いやすい

多くのチューナーは「クロマチックモード」が一般的なので、他のチューナーからの買い替えでも違和感なく使えます。

「ストロボモード」はチューニングの精度は高くなりますが、慣れないと時間がかかります。

実際のチューニング

クロマチックモード

合わせたい弦を、「単音の解放弦」で弾いて音を合わせます。

緑の▼マークがチューニングの基準です。

縦線(ドット)が現在の音の位置になります。

音が合っている:画像上の液晶表示
音がズレている:画像下の液晶表示

右に出ているアルファベットが現在の音になります。

「♯」はアルファベット横に、赤く点灯します。


ストロボモード

ストロボモード(±0.02セント)の精度はプロの現場で使われるレベルです。

「ストロボモード」の説明は静止画では難しいですが参考にしてください。

画像の◯を付けた所がポイントです。

横線(ドット)が常に動いている状態になります。

音がズレていると、横線(ドット)の動きが速いため、動きがゆっくりになるようにチューニングしていきます。

便利機能

反転機能

UNITUNE CLIPは「自動反転」で「全画面反転」します。

反転機能とは?

チューナーの向きが変わっても、それに追従して画面が反転する機能です。

製品によって仕様が異なります。

・自動反転

・手動反転

・全画面が反転

・アルファベットだけが反転


自動パワー・オフ機能

チューナーを使わない状態が3分すぎると、自動的に電源がOFFになります。

最近のクリップチューナーには、ほとんど付いている機能なので、珍しくはありませんが、あると便利です。

UNITUNE CLIPをレビュー

プロの現場で使う精度

UniTuneClipチューナー

チューニング精度は「良い」の一言です。

クリップ式(ピエゾ)なので、周囲の音に影響を受けることがなく、使いやすいです。

弦に対する反応スピードも良好で、ストレスはありません。

ソロギタースタイルで用いられる、変則チューニングにも対応しています。

レコーディングや動画撮影など、高いチューニング精度が必要な場面に向いています。

操作性は良好

「電源ボタン」と「調整ボタン」の位置が離れているため、誤操作はありません。

視認性について

これまで複数のチューナーを使用してきましたが、視認性(見えやすい)が良いとは言えません。

以下の不満点で詳しく解説します。

UNITUNE CLIPの不満点

ディスプレイの可動域

画像のように、一定方向の動き(約180°)しかできません。

結果、ギターを抱えた時に角度が悪く、見にくい問題が発生します。

他のチューナーには、横はもちろん、360度回転する物もあるため、細かな調整ができますが、UNITUNE CLIPはできません。

見やすさを求めると、ギターヘッドに対して、斜めにチューナーを取り付けることになります。


アルファベット表示がわかりにくい

液晶表示がドットなので、見にくいと感じることが多々あります。

画像は正面から見た時の「B」ですが、実際にギターを抱えたときに角度によって「D」と見えてしまうことがあります。

他製品との比較(UNITUNEとPOLYTUNEの違い)

今回紹介した「UNITUNE CLIP」と見た目が同じ、「POLYTUNE CLIP」があります。

違いは「ポリフィオニック・チューニング機能」の有無だけです。

ポリフォニック・チューニング機能とは?

一度に全部の弦を弾いて、一気に確認することができる機能です。

「POLYTUNE CLIP」の価格は約6000〜8000円と高額です。

1つの機能の有無だけで、「UNITUNE CLIP」と「POLYTUNE CLIP」価格差は約2000円もあります。

もりそう
もりそう

正直、ポリフィオニック・チューニング機能はほぼ使わないから、宝の持ち腐れになるね…

まとめ

UNITUNE CLIPの評価
精度
 (5)
操作性
 (4)
視認性
 (3)
価格(約4500〜6000円)※
 (3)
総合評価
 (4.5)

メリット

  • チューニング精度が高い
  • 高精度のストロボモード(±0.02セント)
  • プロギタリスト多数使用

デメリット

  • 液晶画面の可動域が狭い
  • ドッド表示がやや見にくい

UNITUNE CLIPの特徴は、高精度のチューニングモードです。

精度の高いチューニングを行うことで、ギターの音が変わったいう声も多々聞かれます。

他メーカーのチューナー精度は「±1セント」が多いですが、UNITUNE CLIPは「±0.05セン」「±0.02セント」です。

セントとは?

1セント=半音の1/100
人間は5セントまでしか聴き取れないとされています。

※チューニングモードによって精度が若干異なります。

クロマチックモード:「±0.05セント」
ストロボモード:「±0.02セント」

こんな人にオススメ

・チューナーに高精度を求める人

補足

UNITUNE CLIPには、ブラックカラーの「UNITUNE CLIP NOIR」があります。

機能は同じですが、価格が約1000円高くなります。

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6 COMMENTS

zizi

もりそうさん、おはようございます

知りませんでした、ユニチューン・・・
ポリチュ-ンが発売された頃、結構あこがれて調べてみたんだけど
①ソロギでよく使う変則チューニングに対応できるんだろうか?
②仮に対応できてもチューニングの数だけ購入、なんてことにならないか?
③どうやら①はクロマチックモードがあってなんとかなりそうだけど
 それならポリフォニックでなくてもよかないか?
みたいな感じでTCのポリチューンは自分には向かないと結論を出していて
似たような写真を見ても「それはダメダメ」とすり込まれていたので
ユニチューンはまるでノーマークでした(笑)

しかしもりそうさんの記事で俄然興味がわきました
良いきっかけを与えていただいて感謝です!
ただ、お手頃価格といっても3000円超え・・
ちょっと勇気も必要ですけどw

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もりそう

ziziさん
こんばんは!
価格は確かに他のメーカーや機種に比べれば高いですね。
最近の物は1000円前後でも良い物がある印象なので…
個人的には今後、t.c.electronicがどんな進化版を出してくるのかも楽しみです。
多分、今後もチューナー買い漁ると思います(笑)
結局私はBossのTU-12に戻るとわかっておきながら(笑)
どうしてもアナログ人間なので針式からなかなか抜けれません。

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鈴木道生

初めて投稿させて頂きます。PolyTune Clipの黒に惚れてそっちを買いました。はっきり言って鬱陶しいし必要ないと思います。さて電源に関してなんですが、日本語取説には電源を入れると3分でOFFになりますと書いてあります。チューニングが終わってそのまま弾き続けてチューナーに音が入力し続けても確かに3分で電源が落ちます。まあこれって省エネ?コルグなんかではずっとONのまま完全に音の入力がないと自動でOFFになります。これに慣れてるのでAmazonに返品交換しましたが結果は同じでした。チューニングが終わってすぐOFFにすればこの違和感はないのですが、使われていていかがでしょう?肝心の性能はピカイチだと思います。私も首を振ってくれると言うとこなしだと思います。特にテレキャスターなんかにはちょっと使いにくいです。

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もりそう

鈴木道生さん
コメントありがとうございます。
PolyTune Clipは購入して試そうかと思っていた所でした。
辞めようかな…
コメント頂いた電源の件ですが気にしたことなかったです(苦笑)
検証したい所ですが実は所有しているUniTune Clipの電池を入れる部分の金具が折れて壊れてしまいました。
私の電池を入れる際の不注意なのか、不良品なのかは謎ですが…
「テレキャスターなんかにはちょっと使いにくいです。」とはどんな理由ですか?
私はアコギ専門なのでエレキのついて教えてもらえるとありがたいです。

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もりそう

稲葉さん
コメントありがとうございます。
今回紹介している「UNITUNE CLIP」はカポの使用はできません。
上位機種である「POLYTUNE CLIP」であればカポの使用が可能です。
是非、検討してみてください ^ ^

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