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![もりそう](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2022/01/A998A571-36C4-4504-8FCA-35F9AD58F049.jpeg)
今回はMartin「Clip-on Tuner」を紹介するよ。
- Martin チューナーの特徴を知りたい
- Martin チューナーの使い方を知りたい
ギターを演奏する上で、チューナーは必須です。
正確なチューニングを行うために、プロギタリストも必ず使用しています。
私はこれまで10種類の製品を試しました。
今回の記事では、私が実際に使用しているMartin「Clip-on Tuner」を紹介しています。
記事を読むことで、Martin チューナーの特徴を知ることができます。
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/1F4259E4-80C1-4FC7-A772-AE924A3333EF.jpeg)
メリット
- チューニング精度が高い
- 画面の可動域が広い
- 簡単操作
デメリット
- 画面が小さい
- ♭機能が無い
- 全体的に反応が遅い
Martin(マーチン)という名前だけのチューナーではなく、きちんと精度が高いチューナーです。
注目して欲しいのは、測定精度です。
多くのチューナーは、測定精度が「±1セント」ですが、Martin Clip-on Tunerは「±0.5セント」になります。
他のチューナーより、一段精度が高い仕様です。
チューニングが、どれくらいズレているか数値化されているのも特徴です。
![もりそう](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2022/01/A998A571-36C4-4504-8FCA-35F9AD58F049.jpeg)
Martin好きな人にオススメだよ。
・Martin(マーチン)が好きな人
・精度が高いチューナーが欲しい人
・レコーディングで使用したい人
Martin Clip-on Tunerの概要
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/3AF18904-7FCD-4B46-A7EA-C1EE4E912833.jpeg)
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/885546FF-AC30-4411-84DE-98140BBF573B.jpeg)
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/19E5B659-5921-41F5-9466-84F76FB2314A.jpeg)
- 測定範囲:A0(27.5Hz)〜C8(4.186.0Hz)
- 基準ピッチ:A4(430~450Hz)
- 測定精度:±0.5セント
- チューニングモード:CHROMATIC/GUITAR/BASS/UKULELEVIOLN
- 電源:リチウム・ポリマー電池
- その他機能:オートオフ機能(約3分)
- 付属品:取扱説明書
- 価格:約2,800円
画像を見れば分かりますが、本体はかなりコンパクトです。
近年、チューナーの液晶画面は大型傾向にありますが、ややコンパクトなサイズ感です。
Martin Clip-on Tunerの使い方
Clip-on Tunerを使う準備
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/24134319-934D-4D32-A518-4C557407621D.jpeg)
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/D32A93BA-7E20-4BCA-9C5E-F24B9A477425.jpeg)
・チューナー本体
・取扱説明書
・ボタン電池(CR2032)
・保証書
![もりそう](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2022/01/BF2B7834-4B53-4625-A376-DF35521DCC63.jpeg)
取扱説明書が英語だけど、使い方が簡単だから大丈夫だよ。
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/381FB2BC-87E4-4D39-8191-A3F2C469D06A.jpeg)
使用電池は、クリップチューナーで多く使われる「C2032」です。
本体の側面に入れる所があります。
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/F1BF2042-A1C2-4F6D-A392-DF8DA5F8AF04.jpeg)
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/2BC6CC45-633B-45F2-B2A4-6A1B51BAD9CA.jpeg)
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/E3054983-A08C-4411-B6DE-74818DB815C1.jpeg)
クリップの挟む部分はゴム製なので、ラッカー塗装のギターに長時間取り付ける場合は注意してください。
ラッカー塗装とは?
正式名称:ニトロセルロースラッカー
塗装が薄いので、音の「鳴り」が良いとされますが、施工に手間がかかるため、高級ギターに使われることが多いです。
とてもデリケートな塗装のため、取り扱いが難しいとされています。
温度や湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こし、ゴム焼け(黒くなる)することがあります。
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/5D0FD19C-D494-410F-B853-B7CD3E8CAEB6.jpeg)
一般的なクリップ式チューナーは、画面の可動箇所が2点の場合が多いです。
Martin Clip-on Tunerは4点になります。
4点になったことで、自分好みの位置に、完璧に配置できます。
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/5C7A324F-4E8F-418A-AF6E-0AA8D52F5C72.jpeg)
ヘッド裏にチューナーを隠したい人もいます。
その時は「反転機能」が付いているチューナーを使いますが、Martin Clip-on Tunerには付いていません。
反転機能を使う必要がないほど、自由に画面を配置(可動)できるからです。
反転機能とは?
チューナーの向きが変わっても、それに追従して画面が反転する機能です。
製品によって仕様が異なります。
・自動反転
・手動反転
・全画面が反転
・アルファベットだけが反転
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/04C68DDF-AE49-4C6C-BE5D-8346BE42D30A.jpeg)
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/773DB3CF-F78E-47E6-BA3D-81F5B405F6AF.jpeg)
画面に保護シールが付いています。
そのまま使用しても良いですが、剥がした方が鮮明になります。
チューニングのやり方
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/CE7C3FC2-946D-4A00-8735-E7B248479B68.jpeg)
電源ボタンを長押しすると「入」になります。
※電源を「切」にする場合も長押しです。
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/43436607-50E8-479D-8E51-0963500F1DF1.jpeg)
初めてチューナーを使う場合は確認してください。
初期設定は「440」になっています。
違う数値になっていたら、周波数を「440」に合わせます。
周波数調整ボタンを、1回押すごとに1増えます。
Martin Clip-on Tunerは「430~450Hz」の範囲で変更ができます。
440HZ(ヘルツ)とは?
チューニングは、基準の音が必要になります。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
では他の周波数は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。
Martin Clip-on Tunerには5つのモードが搭載されています。
C:クロマチック
G:ギター
B:ベース
U:ウクレレ
V:バイオリン
液晶画面に出るアルファベットで、現在のチューニングモードが分かるようになっています。
モードを変更する場合は「電源ボタン」を1回押すごとに「C→G→B→U→V」の順番で変わります。
Cモード
クロマチックモードはギターに関係なく、他の楽器にも使えるモードになります。
ギターの場合は、レギュラーチューニングはもちろん、変則チューニングを使う場合にも便利です。
ただし、自分が合わせたい音を知っておく必要があります。
「C」モードを使うと、音を上げ下げした時に、アルファベット表記が頻繁に変わるため、初心者にとってはわかりにくいことが多いです。
Martin Clip-on Tunerに限らず、多くのチューナーがC「クロマチック」を採用しているので、クロマチックモードを使うことをオススメします。
Gモード
ギターのレギュラーチューニングで使います。
6弦を弾いて6Eに合わせる
5弦を弾いて5Aに合わせる
4弦を弾いて4Dに合わせる
3弦を弾いて3Gに合わせる
2弦を弾いて2Bに合わせる
1弦を弾いて1Eに合わせる
Martin Clip-on Tunerには♭機能がありません。
半音階チューニングを行う場合は、C(クロマチック)モードを使う必要があります。
♭機能とは?
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2021/04/694FFA53-291E-4114-B591-4F9F6058C148-1024x1024.jpeg)
Gモード、Bモード時に、♭を付けることで、半音階のチューニングができる機能です。
♭:半音
♭♭:1音
♭♭♭:1音半
画像は、BOSS TU-05というチューナーです。
※ここではCモード(クロマチック)を使っていきます。
Martin Clip-on Tunerは、液晶画面内の2つの表示を見て合わせます。
・インジケーター
・SENT(数値)
合わせたい弦を、「単音の解放弦」で弾いて音を合わせます。
インジケーター
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/1F290911-FBEA-4E28-8F6C-0A40D2260062.jpeg)
基本は弦1本ずつ弾いて、液晶画面の中心(青色)にゲージが来るように音を合わせます。
音が低いと黄色、高いと赤色のゲージになります。
フルカラーなのでとても分かりやすいです。
SENT(数値)
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/C55C99E6-2441-4038-94CC-56066B50CDB1.jpeg)
Martin Clip-on Tunerの特徴は「CENT」表示があることです。
現在の「E」の音に対して、どれくらいズレているか数値で確認することができます。
音ズレ「0」を目指して合わせます。
自動パワー・オフ機能
チューナーを使わない状態が約3分すぎると、自動的に電源がOFFになります。
最近のクリップチューナーには、ほとんど付いている機能なので、珍しくはありませんが、あると便利です。
データ保持機能
前回、電源を切った状態のデータを保持してくれます。
Martin Clip-on Tunerをレビュー
精度と感度
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/5C27D5B1-8AC9-4459-A139-326BDF85F3C3.jpeg)
測定精度が「±0.5セント」なので、他のクリップチューナーに比べて精度が高いです。
音ズレを表すSENTを「0」に合わせるのは、なかなか難しいですが、精度が高いチューニングが可能と言えます。
こだわりが強く、チューニングを完璧に合わせた人には良いですが、初心者には難しく、ストレスがかかります。
弦を弾いてからの反応が遅いように感じます。
![もりそう](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2022/01/7CBB036F-B2BB-4B28-B523-D6266A84F20B.jpeg)
SENT(数値)で合わせるのが難しい人は、インジケーターで合わせてもOKだよ。
操作性
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/0A5EE1F6-1406-4321-ABBE-C5172041B328.jpeg)
チューナーによっては、ボタンが背面にあったり、小さすぎて操作性が悪い場合があります。
Martin Clip-on Tunerは側面にボタンがあるため操作性が良いです。
チューナー自体の機能もシンプルなので、操作で間違うことはありません。
視認性
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/68D37151-4ED1-46A7-8CF5-D7887B503BBC.jpeg)
普段使いではあれば、視認性は良い方です。
フルカラーのインジケーターとSENT表示でチューニングすることができます。
画面がやや小さいことで、周波数やSENTの数値も小さくなるため、年配の人には見えにくいことがあります。
不満点
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/9D600859-15E9-4FA8-936E-7E3E2361E323.jpeg)
そこまで大きな不満では無いのですが、クリップ部と液晶画面をつなぐフレームの動きが滑らかでないことです。
言葉で表現するのは難しいですが、「ヌルっと感」が少ないです。
フレーム自体に長さがあるため、強度もやや心配な部分でもあります。
他製品との比較
Martin | 他メーカー | |
---|---|---|
精度 | ±0.5セント | ±1セント |
♭機能(半音) | なし | あり |
他の製品と比較するのは、難しい位置付けにあるチューナーです。
約3,000円前後の価格帯チューナーで比較すると、「精度」「♭機能(半音)」が比較項目として挙げられます。
Martin Clip-on Tunerは精度は良いですが、機能が少ないチューナーと言えます。
他の製品によっては ±0.5セント以上の精度を持ち、♭機能(半音)を持っているチューナーもあります。
3,000円あれば、充電式のチューナーも選択肢の1つに入ります。
![もりそう](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2022/01/9CD0339B-8700-45D1-867F-F9A128D11C34.jpeg)
人によっては、チューナーに求めるポイントが異なるため、精度重視の人にオススメだよ。
まとめ
![](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2023/04/127269FC-B58E-4DA1-9D56-030536A10C7F.jpeg)
メリット
- チューニング精度が高い
- 画面の可動域が広い
- 簡単操作
デメリット
- 画面が小さい
- ♭機能が無い
- 全体的に反応が遅い
Martin(マーチン)という名前だけのチューナーではなく、きちんと精度が高いチューナーです。
多くのチューナーは、測定精度が「±1セント」ですが、Martin Clip-on Tunerは「±0.5セント」になります。
他のチューナーより、一段精度が高い仕様です。
チューニングが、どれくらいズレているか数値化されているのも特徴です。
液晶画面は小さめですが、視認性も良く、操作性も良いため、オススメのチューナーです。
・Martin(マーチン)が好きな人
・精度が高いチューナーが欲しい人
・レコーディングで使用したい人
![オススメのチューナー](https://akogimania.com/wp-content/uploads/2022/11/2997F1E9-A80B-41A1-880E-7FE37E28FA7D-160x92.jpeg)