Martin(マーチン) Clip-on Tunerをレビュー【使い方を解説】

Martin チューナー

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もりそう
もりそう

今回はMartin「Clip-on Tuner」を紹介するよ。

  • Martin チューナーの特徴を知りたい
  • Martin チューナーの使い方を知りたい

ギターを演奏する上で、チューナーは必須です。

正確なチューニングを行うために、プロギタリストも必ず使用しています。

私はこれまで10種類の製品を試しました。

今回の記事では、私が実際に使用しているMartin「Clip-on Tuner」を紹介しています。

記事を読むことで、Martin チューナーの特徴を知ることができます。


Martin Clip-on Tunerの評価
精度
 (4)
反応
 (2)
操作
 (4)
視認性
 (4)
価格(約2,600円)
 (3)
総合評価
 (3)

メリット

  • チューニング精度が高い
  • 画面の可動域が広い
  • 簡単操作

デメリット

  • 画面が小さい
  • ♭機能が無い
  • 全体的に反応が遅い

Martin(マーチン)という名前だけのチューナーではなく、きちんと精度が高いチューナーです。

注目して欲しいのは、測定精度です。

多くのチューナーは、測定精度が「±1セント」ですが、Martin Clip-on Tunerは「±0.5セント」になります。

他のチューナーより、一段精度が高い仕様です。

チューニングが、どれくらいズレているか数値化されているのも特徴です。

もりそう
もりそう

Martin好きな人にオススメだよ。

こんな人にオススメ

・Martin(マーチン)が好きな人

・精度が高いチューナーが欲しい人

・レコーディングで使用したい人

Martin Clip-on Tunerの概要

  • 測定範囲:A0(27.5Hz)〜C8(4.186.0Hz)
  • 基準ピッチ:A4(430~450Hz)
  • 測定精度:±0.5セント
  • チューニングモード:CHROMATIC/GUITAR/BASS/UKULELEVIOLN
  • 電源:リチウム・ポリマー電池
  • その他機能:オートオフ機能(約3分)
  • 付属品:取扱説明書
  • 価格:約2,800円

画像を見れば分かりますが、本体はかなりコンパクトです。

近年、チューナーの液晶画面は大型傾向にありますが、ややコンパクトなサイズ感です。

補足

Martinはこれまで、小物類をあまり販売していませんでした。

チューナー以外にも、ブリッジピン抜き、ストリングワインダー、カポタストが登場しました。

ブリッジピン抜き、ストリングワインダーに関しては、ミュージックノマドとのコラボとなっています。

Martin Clip-on Tunerの使い方

Clip-on Tunerを使う準備

内容物

・チューナー本体

・取扱説明書

・ボタン電池(CR2032)

・保証書

もりそう
もりそう

取扱説明書が英語だけど、使い方が簡単だから大丈夫だよ。

電池の入れ方

使用電池は、クリップチューナーで多く使われる「C2032」です。

本体の側面に入れる所があります。

ギターに取り付け

クリップの挟む部分はゴム製なので、ラッカー塗装のギターに長時間取り付ける場合は注意してください。

ラッカー塗装とは?

正式名称:ニトロセルロースラッカー

塗装が薄いので、音の「鳴り」が良いとされますが、施工に手間がかかるため、高級ギターに使われることが多いです。
とてもデリケートな塗装のため、取り扱いが難しいとされています。
温度や湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こし、ゴム焼け(黒くなる)することがあります。

角度調整

一般的なクリップ式チューナーは、画面の可動箇所が2点の場合が多いです。

Martin Clip-on Tunerは4点になります。

4点になったことで、自分好みの位置に、完璧に配置できます。

可動部の劣化

チューナーによって、画面が縦可動のみ、360度可動など様々です。

可動範囲が増えれば、視認性(見やすさ)は良くなりますが、長く使えば、画面を支える可動部が緩くなります。

※チューナーの機構や使用頻度によっても変わります。

もりそう
もりそう

本来、自由に画面の位置を配置できるはずが、画面の重さによって維持できなくこともあるよ。

※ちなみにMartinチューナーを購入して約1年経ちますが、トラブルは起きていません。


ヘッド裏にチューナーを隠したい人もいます。

その時は「反転機能」が付いているチューナーを使いますが、Martin Clip-on Tunerには付いていません。

反転機能を使う必要がないほど、自由に画面を配置(可動)できるからです。

反転機能とは?

チューナーの向きが変わっても、それに追従して画面が反転する機能です。

製品によって仕様が異なります。

・自動反転

・手動反転

・全画面が反転

・アルファベットだけが反転

補足(画面保護シール)

画面に保護シールが付いています。

そのまま使用しても良いですが、剥がした方が鮮明になります。

チューニングのやり方

電源の入れ方

電源ボタンを長押しすると「入」になります。

※電源を「切」にする場合も長押しです。

周波数の確認

初めてチューナーを使う場合は確認してください。

初期設定は「440」になっています。

違う数値になっていたら、周波数を「440」に合わせます。

周波数調整ボタンを、1回押すごとに1増えます。

Martin Clip-on Tunerは「430~450Hz」の範囲で変更ができます。

440HZ(ヘルツ)とは?

チューニングは、基準の音が必要になります。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
では他の周波数は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。

チューニングモードを選ぶ

Martin Clip-on Tunerには5つのモードが搭載されています。

C:クロマチック
G:ギター
B:ベース
U:ウクレレ

V:バイオリン

液晶画面に出るアルファベットで、現在のチューニングモードが分かるようになっています。

モードを変更する場合は「電源ボタン」を1回押すごとに「C→G→B→U→V」の順番で変わります。


Cモード

クロマチックモードはギターに関係なく、他の楽器にも使えるモードになります。

ギターの場合は、レギュラーチューニングはもちろん、変則チューニングを使う場合にも便利です。

ただし、自分が合わせたい音を知っておく必要があります。

・6弦のレギュラーチューニングの音はE
・6弦の1音下げた音はD 

など

「C」モードを使うと、音を上げ下げした時に、アルファベット表記が頻繁に変わるため、初心者にとってはわかりにくいことが多いです。

Martin Clip-on Tunerに限らず、多くのチューナーがC「クロマチック」を採用しているので、クロマチックモードを使うことをオススメします。


Gモード

ギターのレギュラーチューニングで使います。

6弦を弾いて6Eに合わせる
5弦を弾いて5Aに合わせる
4弦を弾いて4Dに合わせる
3弦を弾いて3Gに合わせる
2弦を弾いて2Bに合わせる
1弦を弾いて1Eに合わせる

Martin Clip-on Tunerには♭機能がありません。

半音階チューニングを行う場合は、C(クロマチック)モードを使う必要があります。

♭機能とは?

Gモード、Bモード時に、♭を付けることで、半音階のチューニングができる機能です。

♭:半音
♭♭:1音
♭♭♭:1音半

画像は、BOSS TU-05というチューナーです。

実際のチューニング

※ここではCモード(クロマチック)を使っていきます。

Martin Clip-on Tunerは、液晶画面内の2つの表示を見て合わせます。

・インジケーター

・SENT(数値)

合わせたい弦を、「単音の解放弦」で弾いて音を合わせます。


インジケーター

基本は弦1本ずつ弾いて、液晶画面の中心(青色)にゲージが来るように音を合わせます。

音が低いと黄色、高いと赤色のゲージになります。

フルカラーなのでとても分かりやすいです。


SENT(数値)

Martin Clip-on Tunerの特徴は「CENT」表示があることです。

現在の「E」の音に対して、どれくらいズレているか数値で確認することができます。

音ズレ「0」を目指して合わせます。

補足

インジケーターを見るより、数値を確認した方がより、精度が高くなります。

CENT±1〜4程度でも、中心の青ゲージが点灯するからです。

便利な機能

自動パワー・オフ機能

チューナーを使わない状態が約3分すぎると、自動的に電源がOFFになります。

最近のクリップチューナーには、ほとんど付いている機能なので、珍しくはありませんが、あると便利です。


データ保持機能

前回、電源を切った状態のデータを保持してくれます。

保持される機能

・チューニングモード
・周波数

Martin Clip-on Tunerをレビュー

精度と感度

測定精度が「±0.5セント」なので、他のクリップチューナーに比べて精度が高いです。

音ズレを表すSENTを「0」に合わせるのは、なかなか難しいですが、精度が高いチューニングが可能と言えます。

こだわりが強く、チューニングを完璧に合わせた人には良いですが、初心者には難しく、ストレスがかかります。

弦を弾いてからの反応が遅いように感じます。

もりそう
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SENT(数値)で合わせるのが難しい人は、インジケーターで合わせてもOKだよ。

補足

現在、販売されているクリップ式チューナーで、精度が高いのは t.c.electronic 「UNITUNE CLIP」です。

クロマチックモード:「±0.5セント」
ストロボモード:「±0.02セント」

高精度のため、プロも多く利用していることから爆発的に売れました。

液晶画面内がドット表示だったり、液晶画面の可動域の狭さなど、不満点も多少ありますが、より高い精度を求める人にオススメです。

操作性

チューナーによっては、ボタンが背面にあったり、小さすぎて操作性が悪い場合があります。

Martin Clip-on Tunerは側面にボタンがあるため操作性が良いです。

チューナー自体の機能もシンプルなので、操作で間違うことはありません。

視認性

普段使いではあれば、視認性は良い方です。

フルカラーのインジケーターとSENT表示でチューニングすることができます。

画面がやや小さいことで、周波数やSENTの数値も小さくなるため、年配の人には見えにくいことがあります。

不満点

そこまで大きな不満では無いのですが、クリップ部と液晶画面をつなぐフレームの動きが滑らかでないことです。

言葉で表現するのは難しいですが、「ヌルっと感」が少ないです。

フレーム自体に長さがあるため、強度もやや心配な部分でもあります。

他製品との比較

Martin 他メーカー
精度±0.5セント±1セント
♭機能(半音)なしあり
※横にスクロールできます

他の製品と比較するのは、難しい位置付けにあるチューナーです。

約3,000円前後の価格帯チューナーで比較すると、「精度」「♭機能(半音)」が比較項目として挙げられます。

Martin Clip-on Tunerは精度は良いですが、機能が少ないチューナーと言えます。

他の製品によっては ±0.5セント以上の精度を持ち、♭機能(半音)を持っているチューナーもあります。

3,000円あれば、充電式のチューナーも選択肢の1つに入ります。

もりそう
もりそう

人によっては、チューナーに求めるポイントが異なるため、精度重視の人にオススメだよ。

まとめ

Martin Clip-on Tunerの評価
精度
 (4)
反応
 (2)
操作
 (4)
視認性
 (4)
価格(約2,600円)
 (3)
総合評価
 (3)

メリット

  • チューニング精度が高い
  • 画面の可動域が広い
  • 簡単操作

デメリット

  • 画面が小さい
  • ♭機能が無い
  • 全体的に反応が遅い

Martin(マーチン)という名前だけのチューナーではなく、きちんと精度が高いチューナーです。

多くのチューナーは、測定精度が「±1セント」ですが、Martin Clip-on Tunerは「±0.5セント」になります。

他のチューナーより、一段精度が高い仕様です。

チューニングが、どれくらいズレているか数値化されているのも特徴です。

液晶画面は小さめですが、視認性も良く、操作性も良いため、オススメのチューナーです。

こんな人にオススメ

・Martin(マーチン)が好きな人

・精度が高いチューナーが欲しい人

・レコーディングで使用したい人

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