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今回はBOSS「TU-12EX」チューナーを紹介するよ
- TU-12EXの特徴を知りたい
- 針式チューナーについて知りたい
- カード式のチューナーについて知りたい
ギターを演奏する上で、チューナーは必須です。
正確なチューニングを行うために、プロギタリストも必ず使用しています。
私はこれまで10種類の製品を試しました。
今回の記事では、私が実際に使用した「TU-12EX」を紹介しています。
記事を読むことで、「TU-12EX」の特徴を知ることができます。
メリット
- 針があるため見やすい
- 電池持ちが良い
- シールドを挿せば精度が高い
デメリット
- 周りの音に影響を受けやすい
- 本体が大きい
- ライブでは使いにくい
※現在、生産終了しているため、中古価格の相場になります。
TU-12EXはBOSSを代表する針式チューナーです。
私は何個もチューナーを所有していますが、一番使用頻度が高いチューナーです。
デジタル式に比べて、針が物理的に反応するため、とにかく視認性(見やすい)が良いです。
ただし、マイクで音を拾って反応するため、自分以外の人がチューニングしていると反応が悪くなります。
エレアコであればシールドをつなぐことで、より精度の高いチューニングが可能となります。
近年はデジタルチューナーが当たり前だけど、アナログチューナーも良いもんだよ。
・クリップチューナー(デジタルチューナー)が好みでない人
・直感的にチューニングの反応を見たい人
TU-12EXの概要
メーカーサイトより引用
■TU-12EXは、信頼のボス・チューナーの代名詞であるTU-12の優れたユーザー・インターフェースを継承。
視認性に優れたLEDチューニング・ガイドと追従性の高い検針メーターにより、精度の高い安定したチューニング作業をスピーディに行うことができます。
また、チューニングの範囲を大幅に拡張。周囲音の影響を受けにくい高性能マイクも内蔵しているので、ギター/ベース以外にも幅広い楽器で使用することができます。
■TU-12EXは、半音階単位で確認できるオート・クロマチック・モードと、弦番号で確認できるギター/ベース・モードの2モードで動作。
ギター/ベース・モードでは、7弦ギターにも対応することが可能です。
さらに、フラット・チューニングにも対応。6半音下げまで対応できるので、ワイドでヘビーなチューニングを行うこともできます。
■TU-12EXは、単4乾電池の採用により持ち運びの利便性がさらに向上。
薄型ボディでギター・ケースやエフェクター・ボックスなどへも収納しやすくなりました。
ボディは、ブラックを基調としたスタイリッシュなデザインを採用。よりアクティブに持ち出せるよう、専用のソフト・ケースも付属しています。
■チューニング時に役立つ便利な機能を多数装備。
チューニングがジャストの位置になると「ピピッ」と音で知らせるアキュピッチ機能や、基準音発音機能など、正確ですばやいチューニングをサポートしてくれます。
また、うっかりした電源の切り忘れ時に役立つオート・パワー・オフ機能も搭載。不要な電池消耗を防いでくれます。引用元:BOSS TU-12EX
- サイズ:148W×54D×24H
- 重量:138g
- 駆動①:単4乾電池×2
- 駆動②:アダプター(別売り)
TU-12EXの使い方
TU-12EXを使う準備
単4電池を2本使用します。
近年、多くの人が使用している、クリップチューナー(ボタン電池)と比較すると、かなり長持ちします。
アコースティック楽器
ボディ側面にマイクが付いているので、アコースティック楽器はこのマイクで音を拾います。
他に何も準備する必要はありません。
エレアコ・エレキギター・ベース
エレアコ、エレキギター、ベースなどはシールドを準備し、「INPUT」に挿入します。
※エレアコ(サイレントギター含む)の場合はマイクで音を拾うこともできますが、シールドを使うことで、より精度が上がります。
チューニングのやり方
電源は「POWER」ボタンです。
私の場合、どうしても爪先で押してしまうので、長年使うと表面の塗装が落ちます。
初めてチューナーを使う場合は確認してください。
初期設定は「440」になっているはずです。
違う数値になっていたら、周波数を「440」に合わせます。
TU-12EXは「438~445Hz」の範囲で変更ができます。
440HZ(ヘルツ)とは?
チューニングは、基準の音が必要になります。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
では他の周波数は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。
周波数調整のやり方
「PITCH」ボタンを押すと、現在の基準値の所が赤く点滅します。
どこを見るかというと3桁の数字です。
上記画像に「赤い印」を入れてあるので確認してください。
変更する場合は、「PITCH」ボタンを押しながら▼or▲で上げ下げできます。
TU-12EXには2つのモードがあります。
「CHROMATIC/GUITAR」 ボタンを1回押すごとに切り替わります。
クロマチックモード:緑色に点灯
ギターモード:赤色に点灯
クロマチックモード
クロマチックモードはギターに関係なく、他の楽器にも使えるモードになります。
多くのチューナーがクロマチックを採用しているので、クロマチックモードを使うことをオススメします。
ギターの場合は、レギュラーチューニングはもちろん、変則チューニングを使う場合にも便利です。
ただし、自分が合わせたい音を知っておく必要があります。
クロマチックモードを使うと、音を上げ下げした時に、アルファベット表記が頻繁に変わるため、初心者にとってはわかりにくいことが多いです。
ギターモード
チューニングしたい弦を指定して、その音だけを合わせる方法です。
使い方
ギターモードにすると「GUITAR」とい文字の下が赤く表示なります。
画像を見ると、3Gの所も赤くなっているのが確認できます。
これは現在、ギターの場合だと3弦をGの音で設定するということになります。
他の弦をチューニングしたい場合
▲or▼ボタンを押すと、赤い表示が左右に移動するので、合わせたい音で止めてください。
正直、1つ1つ設定を変えてチューニングするのはめんどくさいよ…
※ここでは、クロマチックモードを使っていきます。
合わせたい弦を、「単音の解放弦」で弾いて音を合わせます。
通常、針の待機位置は左側になります。
チューニングの基礎
チューニングは低い方から高い方に合わせます。
もしチューニングが基準より高くなってしまった場合、一度下げてからまた上げます。
高い方から下げてしまうと、音がズレる可能性があるからです。
レギュラーチューニング
上の画像を見てください。
コメントを入れてありますが、枠部分だけを見ればOKです。
赤く点灯するインジケーターと、上のアルファベットで合わせます。
例:6弦を合わせる場合
アルファベット「E」下のインジケーターが、赤く点灯するようにギターのペグを締めていきます。
ダウンチューニング
ソロギタースタイルでは「ダウンチューニング」を使います。
※オープンチューニングとも呼ばれています。
主に半音や1音下げるチューニングになります。
ではどうやるのか?
フラットボタンを使います。
1回押すとインジケーターが点灯します。
アルファベット横にある♭に注目してください。
半音下げる場合:♭
1音下げる場合:2♭
※▲or▼で上げ下げできます。
あらかじめ、下げた音のアルファベットを覚えておくことです。
例
6弦を1音下げた音は「D」
6弦を2音下げた音は「C」
6弦を単音で弾いてインジケーター「D」または「C」の所が点灯するように合わせます。
これだけです。
フラットボタンを使うより圧倒的に楽です。
基準音を出す機能
スピーカーマークのボタンを押すと実際に音が出ます。
▲or▼で合わせたい音に変えることができます。
この音に合わせてチューニングします。
自動パワー・オフ機能をオフにする機能
通常、初期設定で30分経過すると、自動的に電源がパワーオフになる設定になっています。
この設定をオフにする機能です。
つまり、電源が入り続ける設定になります。
私は使っていません。
やはり電源の切り忘れを防げるからです。
ではどういう時に使うのか?
それはライブをする時です。
曲ごとにチューニングをする場合があるので、電源を入り切りするのはカッコ悪いです。
そのため電源を常に「入り」の状態にしておきます。
※電源を「入切」する度に、この設定はリセットされます。
アキュピッチ機能
チューニングが正確に合っていると、メーターの針が中心を指し「ピピッ」と音で教えてくれる機能です。
とても便利な機能なのですが、チューナーの電源が入ったままだと演奏中にも「ピピッ」と鳴ります。
アキュアピッチ機能をオフにする。
「スピーカーボタン」を押しながら、電源を入れるとオフになります。
これは設定が保持されるため、次回使用する場合も機能はオフのままです。
設定の確認方法として、電源を入れたときに「ピピッ」と鳴らなければオフになっています。
TU-12EXをレビュー
プロが使用する精度
ソロギタリストの岸部眞明さん(TU-12H)、下山亮平(TU-12EX)さんは、ライブで使用しているため、精度は間違いないです。
※お二人共、シールドで繋いで使用しています。
シールドを使わない場合、マイクで音を拾って反応するため、「セッションする場所」や「騒がしい場所」では反応しないことがあります。
現在、チューナーの定番は、振動で音を拾う「ピエゾ式」(周囲の音の影響を受けにく)です。
「ピエゾ式」と比べると、「マイク式」は、人によって使いにくと感じることがあります。
操作性
電源を入れて、「クロマチックモードでチューニングする」シンプルな使い方であれば、他のチューナーと変わりなく使えます。
TU-12EXは機能が多いため、全てを使いこなすのは難しいです。
針式だけの視認性
実際の針が動くため、誰が見ても一目瞭然です。
私は、精度が高いクリップチューナーも所有していますが、自然と針式チューナーばかり使っています。
デジタルを信用していない訳では無いですが、実態する針を見た方が安心します。
アナログ派の人にオススメです。
不満点について
普段使いでは全く問題ないのですが、本体に表記してある文字が多くて、初心者には使いにくいです。
他製品との比較
兄弟機種(TU-12とTU-12H)
今回、紹介した「TU-12EX」の前機種に「TU-12」と「TU-12H」があります。
現在はオークションやフリマなどで、中古で安く購入することができます。
デザインは新しいTU-12EXに比べて、スタイリッシュさは劣りますが(好みの問題)チューナーの精度は問題ありません。
クリップ式チューナーとの比較
他にも大きな違いがあります。
それはラッカー塗装のギターに使う場合です。
ラッカー塗装とは?
正式名称:ニトロセルロースラッカー
塗装が薄いので、音の「鳴り」が良いとされますが、施工に手間がかかるため、高級ギターに使われることが多いです。
とてもデリケートな塗装のため、取り扱いが難しいとされています。
温度や湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こし、ゴム焼け(黒くなる)することがあります。
クリップ式の多くは、挟む部分がゴム素材であるため、長時間取り付けると塗装を傷めます。
私は心配性ということもあり、クリップ式を使う場合は、チューニングしては一回一回外します。
これがめんどくさいため、針式(カード式)を使う頻度が高い理由です。
針式(カード式)はギターに触れないから、ラッカー塗装でも安心だよ。
まとめ
メリット
- 針があるため見やすい
- 電池持ちが良い
- シールドを挿せば精度が高い
デメリット
- 周りの音に影響を受けやすい
- 本体が大きい
- ライブでは使いにくい
※現在、生産終了しているため、中古価格の相場になります。
TU-12EXはBOSSを代表する針式チューナーです。
私は何個もチューナーを所有していますが、一番使用頻度が高いチューナーです。
デジタル式に比べて、針が物理的に反応するため、とにかく見やすいです。
ただし、マイクで音を拾って反応するため、自分以外の人がチューニングすると反応が悪くなります。
エレアコであればシールドをつなぐことで、より精度の高いチューニングが可能となります。
・クリップチューナー(デジタルチューナー)が好みでない人
・直感的にチューニングの反応を見たい人
針式はデジタルには無い、アナログな所が魅力だよ。