BOSS TU-12(3機種)を比較
タップできる【目次】
はじめに
今の時代、多くの方がクリップチューナーを使っているのではないでしょうか?
私もその一人です。
しかしメインはBOSSのTU-12EXです。
BOSS TU-12EX【徹底解説】
このチューナーは実は何度かモデルチェンジしているものです。
これに関しては現時点(2020年)では最新モデルです。
※生産完了という噂もありますがまだ店舗によっては扱いがあるようです。
今回紹介するのはこの機種の以前の機種です。
あえて昔の物を購入してみました。
・TU-12H
・TU-12EX
BOSS/TU-12シリーズの購入理由
一番の理由はソロギタリストの岸部眞明さんが”TU-12H”を使用していたからです。
現在(2020年)でもメインで使用しています。
ちなみにソロギタリストの下山亮平さんは”TU-12EX”を現在(2020年)メインで使用しています。
好きな人の機材を欲しくなるクセがあるので買ってしまいました。
3機種を比較していこう
発売順
①TU-12
②TU-12H
③TU-12EX
TU-12 | TU-12H | TU-12EX | |
サイズ(W・H・D) | 145×35×53 | 145×35×53 | 147.5×23.9×54 |
重さ(g) | 170 | 170 | 138 |
基準ピッチ | 440Hz〜445Hz | 440Hz〜445Hz | A4±438Hz〜445Hz |
測定範囲 | C1〜B5 | C1〜B6 | E0〜C8 |
電源 | 9V、ACアダプター | 9V、ACアダプター | 単4、ACアダプター |
マイク | あり | あり | あり |
スピーカー | なし | なし | あり |
アキュピッチ機能 | なし | なし | あり |
オート・パワー・オフ | なし | なし | あり |
原産国 | 国産 | 国産 | 中国 |
TU-12Hは独自の機能として「L」と「H」の切り替えがあります。
低音には「L」 高音には「H」モードを使用するようです。
反応するスピードが違うとか…
普段使いならどちらでも問題ありません。
そこまで気にする必要はないです。
外観の違い
見た目ですぐわかりますね。
TU-12EXがすごく薄くなっています。
無駄な所を削ぎ落とした感じです。
INPUT、OUTPUT、ACアダプター用はサイズ自体は変わらないのでそのまま配置されています。
電源の違い
基本3台とも電池とACアダプターで動きます。
しかし画像見てわかります。
TU-12とTU-12Hは9Vを1本
TU-12EXは単4を2本
今の時代、9Vを使用している機器というのはあまり無いような気がします。
時代を感じますね。
おそらくTU-12EXに付いているパワーオフ機能(時間が経つと自動的に電源が切れる)があることで、電池の使用容量が減ったのかもしれません。
個人的には単4の方が軽くて使いやすいです。
マイクとスピーカー
TU-12とTU-12Hはマイクのみ
TU-12EXはマイク+スピーカーが付いています。
これはチューニングが合った時に音が出るアキュピッチ機能というものがあるからです。
個人的には有っても無くてもどっちでもいい感です。
そこまで重要ではないと感じます。
原産国
今回、比較していて外観や機能など目に見えるところばかり気がいっていましたが、背面を何気に見て気付きました。
国産製と海外製
ギター製品に限らず、生活品の中で「Made in CHINA」という文字を多く見るような気がします。
コストを下げるには仕方ないのかもしれませんね。
TU-12とTU-12Hは国産ということで壊れにくことから今でも中古でも出回っている理由の1つかもしれません。
TU-12シリーズの魅力
アナログ方式が見やすい
現在のチューナーの多くはデジタル式がほとんどです。
しかしこのチューナーは逆を行っています。
今どきアナログの針式!
しかしこれが直感的に視覚に入ってくるのでわかりやすい。
私自身、デジタル式のクリップチューナーも所有していますが、結局このTU-12シリーズばかり使ってしまします。
専用ケースが素晴らしい(TU-12H)
ケースに入れたままでも使えるのが素晴らしいです。
どういうことか?
マイク部分、INPUT、OUTPUT、ACアダプター部分が空いているのでプラグを挿すことが可能です。
TU-12EXにもケースは付属しているのですが、ケースに入れた状態では使えません。
考え方を変えればケースに入れたまま使用する人が少ないので結果、使えない仕様になったのかもしれません。
もしくはコスト的な問題か?
TU-12シリーズの問題点
チューナー精度
上記の通りTU-12シリーズは針式なので視覚的に見やすい。
TU-12EXの機能にある”アキュピッチ機能”はチューニングが合うと「ピピッ」と音がなってくれるので正確です。
しかしTU-12とTU-12Hはその機能がないため完全に目視確認。
以上から精度を考えるとデジタル式の方が高いと考えられます。
購入したい方へ
TU-12とTU-12Hはすでに生産終了しているので新品での購入をはできません。
ではどこで購入するかというと以下の方法になります。
- オークション
- メルカリ
- フリマ
- 中古楽器店
私は「メルカリ」で購入しました。
こまめにチェックしていたので相場・状態について少し書きます。
出品数
個体数ですが、古いわりに意外と数はあります。
「もう使わないので売ります」という方がかなり多いです。
上記の方法の中で「メルカリ」が圧倒的に数があり、入れ替わりの回転数が多いと感じました。
入荷してはすぐ売れ、また違うのが入荷するような印象です。
Yahooオークションも見ていたのですがあまりない感じでした。
価格
・TU-12H/1500円
TU-12Hの方が少し相場は高めのようです。
状態
古いチューナーなので完美品というのはなかなか少ないようです。
使い込んでいたのでキズはありますし、汚れもある。
価格と状態を見てどこで妥協するかがポイントです。
私が購入したのはケースが付属していましたが、付属しない物も多く存在します。
最後に
計測できる範囲は異なりますが、普段使いでは全然気にならない精度です。
デジタルには無い、針式の良い所を感じられるチューナーです。
あは、またまた危険な記事ですw
針式のメーターってどうしてこうも心揺さぶられるのでしょうね
え?下山亮平さんも?
と思い、先日行った下山さんのライブのときの写真を見直してみれば・・
ありました12EX(笑)
そして、危険を顧みずJ-GUITARへ!でもポチ寸前で踏みとどまりましたw
ziziさん
こんにちは
最近、ギターによってはクリップ式チューナーを付けっぱなしにしている物もあるのですが、どうしても電池の消耗が激しいような気がします。
クリップ式はボタン電池が多かったり、液晶の演出だっりが影響しているのでしょうか?
そう考えると電池は大きいですが針式をメインに使ってしまいますね(^^)
今後も危険な記事書けるように頑張ります(笑)