ダダリオ/チューナーの使い方【D’Addario NS Micro Headstock Tuner】
タップできる【目次】
はじめに
今回はダダリオのマイクロヘッドストックチューナーを紹介します。
現在、クリップチューナーは各メーカーから様々な物が販売されています。
しかしクリップチューナーの特徴はヘッドに取り付け際に”目立つこと”です。
私は普段、BOSSのTU-12EXを使用しているのですが、ライブなど外で使用する場合に持ち運びに不便さを感じました。
チューナーなんてそんな大きくないし変わりないと思うかもしれません。
しかしイベントなどに参加する場合、いかに身軽でステージに上がれるかが大切です。
表からはチューナー本体は見えません。
裏に隠すことでライブや友達と練習する時にスマートにチューニングが可能です。
場面によってはすごく活躍するチューナーです。
現在、このチューナーのNEWバージョンが販売されています。
機能・使用感などはほぼ同じなので参考にしてみてください。
マイクロヘッドストックチューナーの基本情報
キャリブレーション範囲:410〜480Hz
便利機能:オートパワーオフ/反転機能/メトローノーム機能
価格:1500〜2000円
マイクロヘッドストックチューナーの使い方
基本構造
チューナーは2つの部品でできています。
・クリップ部分
そのためギターに取り付けあと見やすい角度に変えられるメリットがあります。
電源の確認
電池はクリップチューナーに多く使われている”CR2032”です。
取り付け方
写真の丸の所を見るとギザギザになっているのが確認できます。
ここを押しながらクリップ部分を引っ張ると固定部分が伸びます。
ギターに取り付ける前にこのように幅を広げてやります。
伸びる幅は写真の通りです。
ギターやベースのヘッド厚みであればほぼ対応できます。
あとはヘッドの好きな所に取り付け位置を決めて挟み込むだけです。
ただし、液晶画面が小さいので取り付け位置はほぼ限られてきます。
ヘッドの先端に取り付けることも可能です。
個人的には6弦ペグ付近に取り付けるのがベスト!
チューナー本体は360度回転することが可能なので、まずはクリップをヘッドにきちん固定しましょう。
注意点
写真の丸を付けた所には滑り止めのシールが付いています。
このシールがいまいち何の素材なのかわかりません。
もしゴム製ならラッカー塗装を傷める原因になります。
クリップ式/ネジ固定式/サウンドホール固定式
選択肢が多いのは良いですね。
※クリップ式は2種類あることになります。
以下で紹介している取り付け方法の異なった物は今回紹介している旧型になります。
NEWバージョンのフルカラーディスプレイ仕様に一部では切り替わっているようですが、まだ旧型がほとんど!
おそらく旧型の在庫を無くしてから新型に切り替えるためだと考えられます。
旧型と新型の見分け方
・旧型は製品名がマルチカラーディスプレイ
・新型は製品名がフルカラーディスプレイ
この方法だとラッカー塗装でも安心して使えます。
実際にチューニングしてみよう
電源の入れ方
周波数の確認
初めてこのチューナーを使う場合は確認してください。
このチューナーのキャリブレーション範囲は410〜480hzです。
おそらく初期設定は「440」になっているはずです。
どうやって表示させるのか?
「M」ボタンを短く押します。
もし違う数値になっていたら◀︎▶︎ボタンで周波数を「440」に合わせます。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
※ギターの場合だと5弦の開放弦の音。
では他の数値は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。
そのためギターを弾く方は440の数字だけを覚えておけばOKです
チューニングの合わせ方
黄:ちょいズレ
赤:大幅にズレている
その後、細かい調整は左右に表示になる棒状のメーターを見ながら合わせていきます。
便利機能の紹介
このチューナーには3つの便利機能が付いています。
- 反転機能
- オートパワーオフ機能
- メトロノーム機能
反転機能
中央のボタンを押すと液晶のアルファベットが反転します。
これがあることでチューナーの向きを気にして取り付ける必要がなくなります。
現在のクリップチューナーにはほぼ付いている機能なので珍しくはありませんが、やはりあると便利です!
オートパワーオフ機能
電源の切り忘れ防止です。
何もしないで10分放置すると電源が落ちます。
特にクリップチューナーはボタン電池なので消耗が早い。
それを少しでも解消する機能になります。
個人的にはどうしても液晶が視界に入ってしまうのでチューニング後は自分で電源を落とします。
メトロノーム機能
「M」ボタンを長押しで作動します。
液晶に■が現れ、小さい範囲の中で左右に動きます。
テンポは20〜270BPMの間で設定することが可能です。
数値は◀︎▶︎ボタンで変更できます。
通常のメトロノームであれば音が出ますが、これは出ません。
視覚で確認することになります。
正直、使ったことありません…
おそらく、今回紹介している古いタイプで需要がなかったので無くなったのだと考えれれます。
マイクロヘッドストックチューナーの使用感を語る
クリップ力
ヘッドに取り付けるクリップの厚さも変更できるのは良い点ですが、固定があまり強くない印象です。
そのため、エレキギターなど激しい動きをすれば外れる可能性もあります。
アコギで弾き語り、ソロギターをやる場合は問題なく使えます。
「取り付け位置」の所でも紹介しましたが、異なる取り付け方法のバージョンも販売されているので、このプラスチック版(取り付け部)が好みでない方はそちらを検討してみてください。
チューナーの精度
若干、6弦の解放弦を弾いた時に反応が悪かったことがりますが、毎回反応しないわけではないのでそこまで不便さはありません。
しかしレコーディングなどチューニング精度が求められる現場向きではないように感じました。
液晶画面の見やすさ
ネットで購入して実際に届いた物を見て「小ちゃ!」って声が出てしまいました。
このチューナーは目立たないように少しでも小さくするというコンセプトがあると考えられます。
もし小さくて見えなかったら、違うチューナーを使うだけです!
クリップ式チューナーは様々ありますからね!
画面サイズは小さいですが光が強いので薄暗いライブ会場などでも見やすいです。
マイクロヘッドストックチューナーの不満点
不満点はこのチューナーに限ったことではないのですが、クリップチューナーの電池の消耗が早すぎる。
パワーオフ機能が付いているとはいえ消耗が早い。
ボタン電池の容量の問題もありますが…
ネット上の声として多いのが
まぁ画面が小さいのは他の大きいのを使えば良いので問題ではないです。
最後に
今回はダダリオのマイクロヘッドストックチューナーを紹介しました。
とにかく小型で軽く目立たないので友達と弾く時やライブで活躍します。
そこで友達の前でチューニングしてみましょう!
「え?チューナー無しでチューニングできるの?」と尊敬の目でみられます。
一瞬ですが(笑)
こんばんは!
カポに取り付ける形で2個ほど使ってます
精度が若干甘いというのはよく聴く評価ですが
でもやっぱり小さく目立たないのはいいものです
カポに取り付けて一体化させるとお出かけセットとしても
重宝しています
ziziさんもお使いでしたか(^_^)
やっぱりいいですよね!
ほぼ同じ仕様ですか新しいフルディスプレイの方も試したい所です。こういう必然性のない物をちょいちょい買ってるからお金が無くなります…