ハーキュレス/ネックスタンドをレビュー【HERCULES】
タップできる【目次】
はじめに
今回紹介するのは弦交換やメンテナンス時に活躍するハーキュレス(HERCULES)のネックスタンドです。
弦交換する際にヘッド側が低いと弦が巻きにくいことがあります。
そのためギターを床に置いて、片手でネックを持ち上げながらもう一方の手でペグを回す。
しかし女性の方や小さなお子さんにとってはギターを持ち上げながらの作業は大変です。
そこで今回紹介するアイテムを使います。
ハーキュレス/ネックスタンド【HERCULES】基本情報
重量:0.2kg
しかし日本の商品名はショップによって異なります。
・ギターメンテナンス用ベッド
・ネッククレイドル
・ネックスタンド
・ネックサポート
そのため今回は”ネックスタンド”で統一して解説していきます。
※ネットで調べる際は「ネック」「ハーキュレス」「HA206」を入れれば出てきます。
ハーキュレス/ネックスタンド【HERCULES】使い方を解説
使用時の形状
通常時は折りたたんであるので使用時に広げます。
写真で確認できますがプラスチックのバーがあるので、それを三角形の底辺になるようにしてください。
※ネックスタンドは必ず安定している場所に置いてあることが前提です。
スタンドの高さ
次にスタンドの高さを決めます。
人によってスタンドの好みの高さがあるはず。
ハーキュレスのネックスタンドは4段階の高さがあるので微調整程度ですが変更可能です。
4つの窪みがあるのでそこで調整します。
ネックスタンドは他のメーカーからも販売されていますが、高さを変更できない物もあるので、その点では良いですね。
一番高くした場合
一番低くした場合
実際そこまで大きな違いはありませんが自分のお気に入りの高さで作業してみてください。
ギターをセット
セットする前に注意点を確認
写真で伝わりにくいですが、素材が柔らかいゴムのようなスポンジのような素材です。
そのためラッカー塗装の場合は注意が必要です。
特徴として塗装が薄いので音の鳴りが良いとされます。
手間がかかるためいわゆる高級ギターに使われることが多いです。
経年変化で塗装に割れが入るウェザーチェックが良い味を出します。
しかしとてもデリケートな塗装のため取り扱いが難しいとされます。
温度・湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こしゴム焼け(黒くなる)することがあります。
低度ならヤスリで削って磨けば対処できますが、重度になると素人では手が出せなくなります。
個人的にはギタースタンドなど長時間置く場合は注意が必要ですが、弦交換の短い時間であればそこまで気にする必要はないと考えています。
自己判断で決めてください。
実際にセットしてみよう
よく見ると中央に小さな窪みがあるのが確認できます。
これがあることでギターのネックがより固定されることになります。
こういう小さなこだわりがいいですね。
実際にセットしたのが上の写真になります。
なんか”メンテナンスしてる感”が出てます(笑)
使用感を語る
一言!
「抜群の安定感」
※ネックスタンドは安定している場所に置いてあることが前提です。
私はこのネックスタンドを購入する前まではD’AddarioのHeadstandを使用していました。
それと比較すると段違いに良いです。
間違いありません。
D’AddarioのHeadstandはほぼプラスチック製で簡易用なので比較するのもおかしいですが…
ハーキュレスのネックスタンドが安定しているのは金属のフレームに4点の滑り止めがあるからです。
ハーキュレス/ネックスタンド【HERCULES】問題点
不満・問題点は特にありません。
ただ実際スタンドを持ってみると”重い”と感じます。
素材が金属フレームなのでこればかりはしょうがないです。
そのため持ち運ぶ時は状況によって変わります。
- 荷物は最小限で行きたいなら不向き。
- 自分の車などがある場合は向いています。
最後に
今回はハーキュレス(HERCULES)のネックスタンドを紹介しました。
ネックスタンドは必ず準備しなければならない物ではありません。
しかし弦交換やオイルなどは今後ギターをやっていく上で何十回、何百回と行います。
それを考えるとネックスタンドは1つ持っておいて損ありません。
特に自宅のみで弦交換を行うのであればハーキュレス/ネックスタンドはおすすめです。
是非、使ってみてください。
- 安定感抜群のネックスタンド
- 弦交換が快適に行える
- ネックスタンドを持っていない方におすすめ
- 重量があるため物運びはやや不向き
- ラッカー塗装のギターは注意
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