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今回はポリッシュの定番「Ken Smith Pro Formula Polish」の使い方を解説していくよ。
- Pro Formula Polishの使い方を知りたい
- Pro Formula Polishの効果を知りたい
ギター初心者はもちろん、経験者でもポリッシュを使ったことない人は敬遠しがちなアイテムです。
自分のギターに使用しても大丈夫なのか不安になるからです。
今回の記事では、Pro Formula Polishを紹介しています。
記事を読むことで、Pro Formula Polishの特徴を知ることができ、初心者でも安心して使えるようになります。
※ポリッシュのため、保湿効果はありません。
総合評価は保湿効果を抜いて付けています。
メリット
- ほとんどの塗装に対応
- プロの現場でも使用される信頼感
- 吹き付けて拭くだけ
デメリット
- 指板には使えない
- オイルフィニッシュには使えない
Pro Formula Polishはプッシュ式(スプレー式)なので、手が汚れず、ベタつかないの特徴です。
演奏後に、サッと出して使えるので重宝します。
ポリッシュの中では定番中の定番で、ギタリスト、楽器店、工房の多くで使われています。
ポリッシュを使うには難しいイメージがありますが、ポイントさえ分かっていれば誰でも使えるのがPro Formula Polishです。
・初めてポリッシュを使う人
・ボディの汚れ落としをしたい人
Pro Formula Polishの概要
PRO FORMULA POLISHは、一流のビルダーや多くのリペアマンに愛用されています。
塗装を絶対に痛めない、また抜群の汚れ落ち、及び艶だし効果を持つという点に優れ、大切な楽器をいつも新品のような状態を維持します。
ポリウレタン・サテンフィニッシュの楽器はもちろん、作られてから何十年も経っているラッカー仕上げのヴィンテージギターやアコースティック楽器など、通常のポリッシュでは塗装をいためる可能性がありケアできないものや、ドラムやピアノ、管楽器などあらゆる楽器に使用可能かつ最適です。研磨剤は含まれておりません。
※使用前に目立たない部分に少量塗布し、変色、変質等が無いことを確認してからご使用下さい。引用元:Ken Smith
- ポリウレタン塗装
- ラッカー塗装
- サテンフィニッシュ(艶消し)
ポリッシュを使う時に一番不安なのが、「自分のギターに適しているのか」という問題です。
ほどんどの塗装に使える万能ポリッシュですが、100%保証するものではありません。
メーカーでは、サテンフィニッシュ(艶消し)にも使えると記載されていますが、ポリッシュを使うことで表面がピカピカになり、塗装が台無しになってしまう可能性もあります。
近年人気の、ヴィンテージ加工された塗装のギターも同様のことが言えます。
ポリウレタン
安価なギターのほとんどは「ポリウレタン」です。
塗装が丈夫で厚いため、ポリッシュを使う場合は気にする必要はありません。
サテンフィニッシュ(艶消し)
表面がサラサラしており、光沢がないのが特徴です。
ポリッシュを使うことで、「サラサラ」が「ツルツル」になるかもしれないと不安な方は、目立たない所で試し拭きしてください。
ラッカー塗装
高級ギターの多くは「ラッカー塗装」が使用されています。
塗装が薄いため、湿気や乾燥の影響で木が動き、塗装にヒビ割れ(ウェザーチェック)が出てくるのが特徴です。
「近年のラッカー塗装」と「ヴィンテージのラッカー塗装」では状態が異なるため、目立たない所で試し拭きしてください。
Pro Formula Polishの使い方
ギタークロスは2枚準備してください。
・ポリッシュで拭く用
・ポリッシュを拭き取る用
今回は、明るいカラーのクロスにポリッシュを付けてやっていきます。
明るいクロスを使うメリットは、ポリッシュを出した時の「量」と「汚れ具合」がわかることです。
最終仕上げ用は「フリーダムカスタムギターリサーチ/Polish Cloth」使用しています。
1回のプッシュでたくさんの量が出ることはないため、そこまで気にする必要はありません。
スプレータイプなので、近くで吹き付ければ拡散しないのも使いやすいポイントです。
目立たないサイド・バックなどで試し拭きします。
ボディの汚れが気になる所を見つけて拭きます。
最終仕上げは別のクロスを使用します。
オススメなのは「フリーダムカスタムギターリサーチ/Polish Clothです。
ポリッシュの“拭き取り粉”を残さず仕上げることができます。
ポリッシュを吹き付けるクロスは安い物でもいいですが、最終仕上げ用は少し良いクロスを使うとで、ギターの塗装を守ることができます。
Pro Formula Polishをレビュー
効果
今回は事前に何本か乾拭きを行い、汚れが落ちないギターを準備しました。
1枚目の画像
1970年代の約50年間メンテンスされていないギターです。
塗装はポリウレタンで、表面には長年の黒ずんだ汚れがありましたが、ポリッシュを使うことでキレイになったのが確認できます。
2枚目の画像
2000年頃のラッカー塗装のギターです。
ギタークロスでは落ちなかった、見逃しそうな汚れもポリッシュを使うことでキレイになりました。
艶出し効果でピカピカになるし、使用後のベタつきが無いのも良いね。
使いやすさ
プッシュ式なので、手が汚れる心配もないですし、一気に中身が出ることもありません。
オイルを垂らして塗るタイプより、圧倒的に使いやすいです。
不満
不満点はありません。
ネットでは「とにかく臭い」と言う意見が多いです。
芳香剤に近いニオイで、私はあまり好きなニオイではありませんでしたが、そこまで臭いとは感じませんでした。
ポリッシュを使用しても、ギターが臭くなることはないので安心してください。
部屋に充満するほど強烈ではなく、むしろオレンジオイルの方が強烈です。
他製品との比較
Ken Smith製品の比較
使える箇所が異なるので注意してください。
CLASSIC WAX POLISHは、「ボディ」「指板」両方に使えるので良いのではと感じますが、液体オイルなので、手間がかかります。
PRO FORMULA POLISHはプッシュ式で、手軽にできるのがメリットです。
指板オイルと比較
「ポリッシュ」と「指板オイル」では用途が違うことを覚えておいてください。
オレンジオイルが万能なのでは?
オレンジオイルの説明書きを見ると、ラッカー塗装に対応とは記載がありません。
楽器店によっても、ラッカー塗装のギターに「使える」「使えない」の異なった見解があるため、使わないのが無難です。
そもそも、ハワードのオレンジオイルは「ギター専用」ではありません。
まとめ
※ポリッシュのため、保湿効果はありません。
総合評価は保湿効果を抜いて付けています。
メリット
- ほとんどの塗装に対応
- プロの現場でも使用される信頼感
- 吹き付けて拭くだけ
デメリット
- 指板には使えない
- オイルフィニッシュには使えない
Pro Formula Polishはプッシュ式(スプレー式)なので、手が汚れず、ベタつかないの特徴です。
演奏後に、サッと出して使えるので重宝します。
ポリッシュの中では定番中の定番で、ギタリスト、楽器店、工房の多くで使われています。
ポリッシュを使うには難しいイメージがありますが、ポイントさえ分かっていれば誰でも使えるのがPro Formula Polishです。
・初めてポリッシュを使う人
・ボディの汚れ落としをしたい人