【ケンスミス】Ken Smith Pro Formula Polishをレビュー(使い方を解説)

Ken Smithポリッシュ

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この記事はこんな人にオススメ
  • Pro Formula Polishの使い方を知りたい
  • Pro Formula Polishの効果を知りたい

ギターをキレイに保つには、適切なメンテナンスが欠かせません。

Ken Smith Pro Formula Polishは、ギターの輝きを取り戻し、汚れを落とすポリッシュですが、「ヴィンテージギターやサテンフィニッシュにも使える?」「レリック加工の風合いは変わらない?」と不安に思う方も多いです。

結果、ポリッシュは敬遠しがちなアイテムです。

本記事では、Ken Smith Pro Formula Polishの特徴や適したギターの種類、注意点を解説します。

正しい使い方を知ることで、大切なギターを美しく保ち、長持ちさせることが可能です。

もりそう
もりそう

ギターのメンテナンスに不安がある人は、ぜひ最後まで読んでみてね。

Ken Smith Pro Formula Polishの特徴

Pro Formula Polishの特徴

Ken Smith Pro Formula Polish(ケンスミス)
Pro Formula Polishの評価
汚れ落とし
 (5)
保湿効果
 (0)
使いやすさ
 (5)
価格(約1,500〜2,000円)
 (3)
総合評価
 (4.5)

※ポリッシュのため保湿効果はありません。

総合評価は保湿効果を抜いて付けています。

メリット

  • ほとんどの塗装に対応
  • プロの現場でも使用される信頼感
  • 吹き付けて拭くだけ

デメリット

  • 指板には使えない
  • オイルフィニッシュには使えない
  • 匂いは好みが分かれる

Pro Formula Polishはプッシュ式なので、手が汚れず、ベタつかないの特徴です。

演奏後に、サッと出して使えるので重宝します。

ポリッシュの中では定番中の定番で、ギタリスト、楽器店、工房の多くで使われています。

ポリッシュを使うには難しいイメージがありますが、ポイントさえ分かっていれば誰でも使えるのがPro Formula Polishです。

使える塗装について

Ken Smith Pro Formula Polish(ケンスミス)

PRO FORMULA POLISHは、一流のビルダーや多くのリペアマンに愛用されています。
塗装を絶対に痛めない、また抜群の汚れ落ち、及び艶だし効果を持つという点に優れ、大切な楽器をいつも新品のような状態を維持します。
ポリウレタン・サテンフィニッシュの楽器はもちろん、作られてから何十年も経っているラッカー仕上げのヴィンテージギターやアコースティック楽器など、通常のポリッシュでは塗装をいためる可能性がありケアできないものや、ドラムやピアノ、管楽器などあらゆる楽器に使用可能かつ最適です。

研磨剤は含まれておりません。
※使用前に目立たない部分に少量塗布し、変色、変質等が無いことを確認してからご使用下さい。

引用元:Ken Smith

塗装特徴
ポリウレタン傷や湿気に強い
メンテナンスがしやすい
安価なギターに多く採用
ラッカー木材の鳴りがいい
塗装が薄い
高級ギターに採用
ウェザーチェックが生じやすい
サテン(艶消し)艶が無くサラサラの質感

ポリウレタン

ポリウレタン塗装は、耐久性と保護性能に優れた仕上げで、安価なギターに多く採用されています。

塗膜が比較的厚いため、湿気や傷に強く、メンテナンスもしやすいのがメリットです。

ラッカー塗装に比べると音の振動を抑えやすいですが、その分安定したトーンが得られます。

光沢のある仕上げが多く、美しい外観を長く維持できるのも魅力です。

もりそう
もりそう

ポリウレタン塗装は神経質になる必要はないよ。

ラッカー

ラッカー塗装は、塗膜が薄く、ギターの振動を妨げにくいため、豊かな鳴りが得られるのが特徴です。

施工に手間がかかることから高級ギターに採用されることが多いです。

時間が経つと黄ばみやウェザーチェック(細かなひび割れ)が生じやすいですが、それがヴィンテージの風合いとして人気があります。

デリケートで傷つきやすいため、扱いには注意が必要ですが、音や外観の経年変化を楽しみたいプレイヤーには人気があります。

サテン(艶消し)

サテンフィニッシュのギターは、つや消し仕上げが施されたギターのことです。

グロス仕上げ(光沢のある塗装)とは異なり、マットな質感で落ち着いた外観と滑らかな手触りが特徴です。

ただし、皮脂が蓄積すると光沢が部分的に出ることがあるため、メンテナンスには注意が必要です。

こんなギターは注意

ラッカー塗装のヴィンテージギター

Ken Smith Pro Formula Polishの注意点
Ken Smith Pro Formula Polishの注意点

ラッカー塗装のヴィンテージギターは慎重に使用すべきです。

強いポリッシュ成分が塗装を曇らせたり、劣化を進める可能性があるため、目立たない部分で試し拭きするのが安全です。

私が所有するギターの中には、塗装面を突き破っている個体があります。

クラック(ウェザーチェック)や傷が多いギターでは、ポリッシュが隙間に入り込み、見た目が変わる可能性もあります。

ヴィンテージギターの独特の風合いを守るためにも、優しく拭き取るなど、慎重な判断が重要です。

もりそう
もりそう

ポリッシュ・オイル等を直接垂らすのは絶対やめてね。

サテンフィニッシュのギター

サテンフィニッシュのギターにはあまりおすすめしません。 

サテンフィニッシュはマットな質感が特徴で、ポリッシュを使うと不自然なツヤが出たり、ムラになったりする可能性があります。

使用したい場合は、少量を布に取り、目立たない部分で試し拭きし、汚れ落とし程度にとどめることが重要です。

レリック加工のギター

レリック加工とは?

楽器にあえて経年劣化や使用感を再現した加工のことです。

塗装を削ったり、金属パーツを酸化させたりして、長年弾き込まれたヴィンテージギターのような風合いを出します。

レリック加工のギターに使うことはおすすめしません。

レリックギターの特徴である経年劣化風の質感やマットな仕上がりが、Pro Formula Polishによって変わることがあるためです。

特に、ツヤが出ることで自然なヴィンテージ感が損なわれる可能性があります。

使用する際は、目立たない部分で試し、必要最小限にとどめることが重要です。

もりそう
もりそう

全てのギターに言えることは、普段からギタークロスやセーム革で乾拭きをして汚れを蓄積させないことだよ。

Pro Formula Polishの使い方

クロスを準備する
Ken Smith Pro Formula Polishの使い方

ギタークロスは2枚準備してください。

・ポリッシュで拭く用
・ポリッシュを拭き取る用

今回は、明るいカラーのクロスにポリッシュを付けてやっていきます。

明るいクロスを使うメリットは、ポリッシュを出した時の「量」と「汚れ具合」がわかることです。

最終仕上げ用は「フリーダムカスタムギターリサーチ/Polish Cloth」使用しています。

MEMO

ギタークロスを2枚持っていない場合は、1枚のクロスを「ポリッシュで拭く面」と「拭き取る面」に分けて使用してください。

※クロスを持っていない人はティッシュでも代用できます。

クロスに吹き付ける
Ken Smith Pro Formula Polishの使い方
Ken Smith Pro Formula Polishの使い方

1回のプッシュでたくさんの量が出ることはないため、そこまで気にする必要はありません。

スプレータイプなので、近くで吹き付ければ拡散しないのも使いやすいポイントです。

試し拭き
Ken Smith Pro Formula Polishの使い方

目立たないサイド・バックなどで試し拭きします。

本番
Ken Smith Pro Formula Polishの使い方

ボディの汚れが気になる所を見つけて拭きます。

最終仕上げ
Ken Smith Pro Formula Polishの使い方
Ken Smith Pro Formula Polishの使い方

最終仕上げは別のクロスを使用します。

おすすめなのは「フリーダムカスタムギターリサーチ/Polish Clothです。

ポリッシュの“拭き取り粉”を残さず仕上げることができます。

ポリッシュを吹き付けるクロスは安い物でもいいですが、最終仕上げ用は少し良いクロスを使うとで、ギターの塗装を守ることができます。

Pro Formula Polishをレビュー

今回は事前に何本か乾拭きを行い、汚れが落ちないギターを準備しました。

汚れ落としの仕上がりをチェック

約50年間メンテンスされていないギター

Ken Smith Pro Formula Polishの効果

ポリウレタンで塗装の表面には長年の黒ずんだ汚れがありましたが、ポリッシュを使うことでキレイになったのが確認できます。

長年蓄積した汚れも簡単に落とすことがきます。

中古ギターや汚れが酷いギターを購入した人は一度使用してみてください。

ラッカー塗装のギター

Ken Smith Pro Formula Polishの効果

今回試したのはGibson J-45です。

ギタークロスでは落ちなかった、見逃しそうな汚れもポリッシュを使うことでキレイになりました。

もりそう
もりそう

艶出し効果でピカピカになるし、使用後のベタつきが無いのも良いね。

初心者でも使いやすい

Ken Smith Pro Formula Polishをレビュー

プッシュ式なので、手が汚れる心配もなく、一気に中身が出ることもありません。

オイルを垂らして塗るタイプより、圧倒的に使いやすいです。

実際に使って気づいた点

Ken Smith Pro Formula Polishをレビュー

ネットでは「とにかく臭い」と言う意見が多いです。

芳香剤に近いニオイで、私はあまり好きなニオイではありませんでしたが、そこまで臭いとは感じませんでした。

ポリッシュを使用しても、ギターが臭くなることはないので安心してください。

部屋に充満するほど強烈ではなく、むしろオレンジオイルの方が強烈です。

こんな人におすすめ

ボディの汚れを落としたい人

ギターの美しさを維持したい全てのプレイヤーにおすすめです。

特に、楽器の光沢や塗装を保護したい人、日常的にメンテナンスを行う人に最適です。

プロのギタリストから趣味で楽しむ初心者まで、誰でも簡単に扱えます。

指紋や軽い汚れを除去し、ツヤを蘇らせる効果があるため、ライブやレコーディング後の使用におすすめです。

他製品との比較

Ken Smith製品の比較

PRO FORMULA POLISHCLASSIC WAX POLISH
汚れ落としありあり
保湿効果なしあり
使用箇所ボディ指板とボディ
使い方プッシュ式塗る方式
価格
(コスパ)
1,500〜2,000円1,300〜2,000円
販売サイトAmazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
※横にスクロールできます

使える箇所が異なるので注意してください。

CLASSIC WAX POLISHは、ボディと指板の両方に使えるので良いのではと感じますが、液体オイルなので手間がかかります。

PRO FORMULA POLISHはプッシュ式で、手軽にできるのがメリットです。

指板オイルと比較

PRO FORMULA POLISHHOWARD  Orange Oil
汚れ落としありあり
保湿効果なしあり
使用箇所ボディ指板
使い方プッシュ式塗る方式
価格
(コスパ)
1,500〜2,000円1,200〜2,000円
販売サイトAmazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
※横にスクロールできます

「ポリッシュ」と「指板オイル」では用途が違うことを覚えておいてください。

オレンジオイルが万能なのでは?

オレンジオイルの説明書きを見ると、ラッカー塗装に対応とは記載がありません。

楽器店によっても、ラッカー塗装のギターに「使える」「使えない」の異なった見解があるため、使わないのが無難です。

そもそも、ハワードのオレンジオイルは「ギター専用」ではありません。

FAQ(よくある質問)

Ken Smith Pro Formula Polish(ケンスミス)
指板に使えますか?
使えません。
PRO FORMULA POLISHはボディの汚れ落とし用になります。
レリック加工のギターには使わない方がいいですか?
使わない方がいいです。
PRO FORMULA POLISHをビンテージギターやレリック加工のギターに使うとボディがピカピカになりすぎて風格を損ねる可能性があります。

まとめ:定番ポリッシュの力は本物

Ken Smith Pro Formula Polishの特徴
Pro Formula Polishの評価
汚れ落とし
 (5)
保湿効果
 (0)
使いやすさ
 (5)
価格(約1,500〜2,000円)
 (3)
総合評価
 (4.5)

※ポリッシュのため、保湿効果はありません。

総合評価は保湿効果を抜いて付けています。

Ken Smith Pro Formula Polishは、ギターの美しさを保つための優れたポリッシュです。

汚れや指紋を落とし、ツヤを出すことで楽器を長持ちさせます。

ただし、ヴィンテージギターやサテンフィニッシュ、レリック加工のギターには注意が必要です。

塗装の種類によっては光沢が変わる可能性があるため、使用前に試し拭きすることをおすすめします。

もりそう
もりそう

ギターをキレイに保つことで、演奏時の満足感もアップするよ。

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