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今回はオススメのギタークロス「ベスト3」を紹介するよ。
- ギタークロスの選び方を知りたい
- コスパの良いギタークロスを知りたい
- 各メーカーの違いを知りたい
ギターのメンテナンスを行う上で、ギタークロスは必須アイテムです。
各メーカーから、様々なギタークロスが販売されているため、初心者はどれを買えばいいか悩みます。
私はこれまで、10種類の製品を試しました。
今回の記事では、実際に使用したギタークロス「ベスト3」を紹介しています。
記事を読むことで、各ギタークロスの特徴を知ることができ、自分に合った製品を見つけることができます。

3位の「F.C.G.R」の正式メーカー名:Freedom Custom Guitar Researchになります。
ギタークロスの概要

効果について
- ギターの弦が長持ちする
- ボディや指板の汗・指紋を拭き取れる
- ボディを磨きキレイに保てる
弦の持ちが良くなれば、弦を買う頻度も減ります。
結果、弦を交換する時間も減り、お金も節約できます。
ギタークロスを使うことは、メリットしかありません。
演奏後は、必ずギタークロスで乾拭きすることをオススメします。
保管方法について

汗を拭き取ったギタークロスを、同じギターケース内に入れるのはやめた方がいいよ。
せっかく拭き取った水分を、再び戻すことになります。
ギターケースに一緒に入れる場合は、めんどくさいですが、ジップロックなど密閉できる袋に入れると安心です。
逆に出しっぱなしにすると、ホコリがつくので、ケース内に入れない場合でも、何かしらの袋やケースに入れて保管することをオススメします。
- 洗う:ぬるま湯に洗剤を入れて手洗い(洗濯機NG)
- 干す:日陰に干す(天日干しNG)
- 保管:ギターと別管理(同じケース内NG)
※製品によっては、洗えない物をあります。(繰り返し使えない)
各製品の説明書きを読み、適切に使用してください。
ギタークロスの選び方

特徴 | |
---|---|
![]() マイクロファイバー | 人工繊維でコットンより繊維が細いです。 現在、ギタークロスの主軸になります。 ポリッシュやオイルを付けなくても汚れ落としの効果が高いクロスです。 |
![]() コットン(綿) | 天然素材のコットンです。 価格が安いので手に入れやすいですが、繊維が粗いです。 液体を吸収しやすく、オイル類と相性が良いです。 |
![]() セーム | セーム革は「キョン」というシカの天然素材になります。 楽器を拭く道具としては、最高級品です。 このきめ細かさは人工製品では再現できないとされています。 |
シリコンクロス | 綿素材のクロスにシリコンを含ませたクロスです。 金属パーツを磨くに最適です。 ボディに使うとキズをつけます。 |
ギタークロスは「繊維の細かさと価格が比例」します。
価格が安い=繊維が粗い
価格が高い=繊維が細かい
第3位 Freedom Custom Guitar Research:SP-P-10 Polish Cloth



メリット
- 極細繊維でギターに傷が付きにくい
- 帯電防止処理でホコリが付きにくい
- ポリッシュ使用後の最終仕上げに最適
- 洗えば何度も使える
- 雑誌でも紹介されている高品質
デメリット
- 価格が高い
Polish Cloth(SP-P-10)の特徴は、クリーニング効果が高く、帯電防止処理効果でホコリが付きにくいことです。
Acoustic Guitar Book 56のメンテナンス特集で、タカミネ楽器の最終仕上げで使用されている物と、同等の品質と紹介されています。
定番と言われる、MORRISのクリーニングクロス(MCC-2)と比較すると、ワンランク上のギタークロスです。
・ギタークロスにこだわりたい人
・高級ギターを持っている人
・ギター好きへプレゼントしたい人
第2位 FERNANDES:WCSポリッシングクロス(625S)



メリット
- どんな塗装にも使用できる
- 何度も洗えて繰り返し使える
- コスパ最強
デメリット
- 生地がやや薄い
WCSポリッシングクロス(625S)の特徴は、生地の質感が「テロテロ」「しっとり」です。
製品の素材情報はないのですが、おそらくコットン(綿)だと考えられます。
マイクロファイバークロスとは、質感が全然違います。
基本的にラッカー・ポリエステル・オイルフィニッシュ塗装どれにでも使えます。
長時間、ラッカー塗装に触れるような使用方法は控えてくださいと、注意喚起しています。
ラッカー塗装とは?
正式名称:ニトロセルロースラッカー
塗装が薄いので、音の「鳴り」が良いとされますが、施工に手間がかかるため、高級ギターに使われることが多いです。
とてもデリケートな塗装のため、取り扱いが難しいとされています。
温度や湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こし、ゴム焼け(黒くなる)することがあります。
私は、乾拭きではなく、「オイルを塗る用」又は「拭き取る用」として使用しています。
洗えば繰り返し使用できるのも良い点です。
・コスパの良いクロスを探している人
・オイル用のクロスが欲しい人
第1位 MORRIS:クリーニングクロス(MCC-2)


メリット
- 超極細の素材でポリッシュが無くても汚れが落ちる
- どんな塗装にも使用できる
- 何度も洗えて繰り返し使える
- コスパ最強
デメリット
- 生地がやや薄い
- 色が濃いため、汚れが見えにくい
MORRIS クリーニングクロス(MCC-2)の特徴は、2〜5ミクロン(人と髪の1/200の細さ)の超極細マイクロファイバーということです。
繊維が細かいことで、ギターに傷がつかず、小さな汚れも落とすことができます。
ラッカー・ポリエステル・オイルフィニッシュ塗装どれにでも使えます。
オイル類のノリも良いのでまさに万能クロスです。
ギタークロスは消耗品なので、何枚あっても困りません。
ギター好きへのプレゼントとしては、絶対外さないアイテムなのでオススメです。
・ギターを演奏する全ての人
・ギター好きの人へのプレゼント

ギタークロスで迷ったら、MORRISの一択で決まりだよ。
ランキング外
HOSCO:キョンセーム革



メリット
- 天然コラーゲン効果で楽器が潤う
- クリーニング効果が高く、ポリッシュ不要
- 何度も洗えて繰り返し使える
- 使えば使うほど味が出る
- バイオリンや管楽器にも使用できる
デメリット
- 価格が高い
- 品薄で入手が難しい
- 天然素材のため、製品の形状がバラバラで拭きにくい
HOSCO セーム革の特徴は、数あるセーム革の中でも、特に品質が高いクロスになります。
キョンとは?
中国や台湾に生息する体長70〜100cmの世界最小の鹿。
※最高級品は中国産のキョンとされています。
台湾産とはだいぶ品質が異なるようです。
ポリッシュなどを使用しなくても、ボディを綺麗にすることができます。
革なので、使えば使うほど味が出ます。
価格は高いですが、この先長く使うことを考えると、実はコスパが良いことになります。
・ギタークロスにこだわりたい人
・ギター好きの人へプレゼント

本当はベスト3に入れたいんだけど、入手困難になっているんだ…
※HOSCO製品は政界情勢の影響もあり、どこの店舗でも品切れが続いています。
Ken Smith:ノンシリコン楽器用クロス



メリット
- お手軽価格
- オイルが染み込みやすい
デメリット
- 生地が薄い
- 生地の繊維が粗い
Ken Smith ノンシリコン楽器用クロスの特徴は、コットン「綿」素材を全面に感じることができることです。
クロスの厚みが薄いため、透かすと光が射します。
口コミを見ると、ラッカー塗装にも問題ないというのがありますが、乾拭きで使うには、素材の繊維が粗いです。
Ken Smithのポリッシュや、オイルと合わせて使うのがオススメです。
・ポリッシュやオイルで使用したい人
Martin:ギタークロス


メリット
- オイルが染み込みやすい
デメリット
- 生地が薄い
- 生地の繊維が粗い
- クロスにシワが付きやすい
Mrttinのクロスは、普通のコットン(綿)クロスです。
正直、どこで手に入れたか忘れました。
ネットを検索しても現在販売している所はありません。
Martinブランドのギタークロスにしては、質感は良くありません、
・ポリッシュやオイルで使用したい人
FZONE:楽器用クリーニングクロス


メリット
- どんな塗装にも使用できる
- 何度も洗えて繰り返し使える
- コスパ最強
デメリット
- 毛並みがない
FZONE 楽器用クリーニングクロスの特徴は、セーム革に近い肌触りです。
製品情報に素材が掲載されていないため、正確な材がわかりませんが、コットン(綿)やマイクロファイバーのような毛並みは感じません。
やや硬いため、普段の乾拭きで使用するよりは、オイルやポリッシュ用とするのがオススメです。
・ポリッシュやオイルで使用したい人
Blue-G:オリジナルロゴ入りクロス



メリット
- どんな塗装にも使用できる
- 生地が柔らかく繊維が細かい
- 生地に厚みがあるため、拭きやすい
デメリット
- 購入場所が限られる
楽器店「Blue-G」のオリジナルクロスになります。
Blue-Gでギターを購入すると、1枚もらえます。(※現在もらえるかは各自確認してください。)
市販されているギタークロスの中では、かなり質感が高いです。
生地は柔らかく、厚みもあるため、拭きやすです。
個人的には、ランキングベスト3に入れたい所ですが、「価格が高い」「入手しにくい」「店舗オリジナル品」など総合的に考えると、ギター好き(マニア)向けのアイテムです。
ネットから購入できないため、店舗に行き、購入する必要があります。
・ワンランク上のギタークロスを使いたい人
三木楽器:オリジナルロゴ入りクロス

メリット
- どんな塗装にも使用できる
- カラーバリエーションがある
デメリット
- 購入場所が限られる
三木楽器でギターを購入した時にもらったクロスです。
店舗やオンラインショップで購入できます。
生地の質感はMORRISのギタークロス(MCC-2)に近い感覚です。
若干厚みがあるため、拭きやすいです。
質感、価格を考えるとトータルバランスが良いギタークロスです。
カラーも3種類あるので使い分けできます。
・安すぎず、高すぎない、ちょうど良いギタークロスを探している人
WoodMan:オリジナルロゴ入りクロス


メリット
- 価格が安い
デメリット
- 生地がやや硬い
御茶ノ水にある「WoodMan」で購入することができます。
市販されているギタークロスと比べると、価格は安いですが、生地が硬いように感じます。
画像を見る分かりますが、袋から出すと折り目が強く付いており、使いにくさがあります。

お手軽価格だから、ギター好きの友達にお土産としてオススメだよ。
安価なセーム革:(1,000円以下)


メリット
- 価格が安い
- コスパが良い
デメリット
- 生地が粉っぽい
- セーム革にしては生地が硬い
私は以前、Amazonで最高級を謳った1,000円前後のセーム革を購入したことがあります。
評価が高く、レビュー件数も多かったので試してみました。
正直、最高級とは言えないと感じました。
これが言えるのは、すでにHOSCOのキョンセームを持っており、比較できたからです。
安価な製品は革が硬く、粉っぽい感じでした。
おそらく、初めてキョンセーム革を試す人は、「これがキョンセーム革の特徴か」と勘違いします。
現在は、同じ製品は販売していませんが、似たような製品はいくつも存在します。
注意してください。
ギタークロスの代用品
ギタークロスは、お金がかかるため、100均のメガネ拭きで代用する人がいます。
繊維が細かいのは間違いありませんが、オススメしません。
なぜか?
サイズが小さく、作業効率が悪いからです。
まとめ
今回はオススメのギタークロス「ベスト3」を紹介しました。
ギタークロスで迷ったら、MORRIS クリーニングクロス(MCC-2)一択でOKです。
ラッカー・ポリエステル・オイルフィニッシュ塗装どれにでも使えます。
オイル類のノリも良いのでまさに万能クロスです。

ギタークロスは「MCC-2」を基準にして、色々試して見ると良いよ。



こんばんは!
あいかわらずセーム革に羨望の眼のziziさんですw
フェルナンデスも何年か前に買いましたが
なんだかもったいなくて未だ未使用という貧乏性の私は
汎用のマイクロファイバーを愛用しています
ストア系ではドルフィンさんのクロスが2枚ありますけど
これも「よそいき用」であまり使ってません(笑)
ziziさん おはようございます。
実際、マイクロファイバーが一番無難なような気がします。
私もストア系はziziさんと同じです(笑)
ブログ内にウッドマンのクロスを紹介したのですが、数年前に購入しこの記事のために開けました(笑)
もったいない精神は大事ですよね。
セーム革は前にも言ったような気がしますが「自己満足」もあると思います。
もちろん実際の汚れ落とし効果はあると思いますが普段からメンテしておけばそこまで汚れないですしね。