初心者向け/アコギを選ぶポイントと購入場所を解説(店舗と通販どっち?)

初めてのギター購入

初心者向け/アコギを選ぶポイントと購入場所を解説(店舗と通販どっち?)

アコギの選び方と購入場所

初心者
今回は初心者の「アコギの選び方」と「購入場所」について解説していきます。

これからギターを始めようと考えている方は参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • アコギの選び方
  • アコギの購入場所について(実店舗と通販)

アコギの選び方

デザイン(重要)


結論
一番重要なのがデザイン(見た目)です。

これに限ります。

それが1万円以下でも10万円を超えても価格は無視してください。

例えば
楽器店でマーチンギター(30万円)に一目惚れしたとします。

買いましょう。

「初心者だから高級ギターを買ってはいけない」ということはありません。

周りから「まだ早い」と言われてもそんなのは関係ありません。

ポイント①
自分がギターを見て「カッコイイ」「カワイイ」「一目惚れ」と感じたらそれを購入しましょう。

この後に選ぶポイントを解説しますがそれを無視するくらい重要です。

ポイント②
ギターを始めたいという人は必ず好きなアーティストがいるはずです。

その人と同じモデルを購入すればやる気が上がり、挫折する確率はグッと減ります。

ちなみに

私が最初に購入したのはYAMAHAのFG-522SJ(約3万5000円)でした。

ゆずが好きだったので価格というよりは同じデザインの物が欲しくて買いました。

このギターが10万だとしても買っていたはず。
今では高級ギターと呼ばれる物も所有していますが、今後FG-522SJを手放すつもりはありません。
それくらい惚れ込んだギターです。

予算


結論
3万〜6万円代だとある程度しっかりした作りで音もキレイな物が手に入るのでオススメ。

これからギターを始める方はとりあえず予算を安く抑えて購入したいと第一に考えます。

安いギターではなく作りの良いギターを選びましょう。

なぜ1万円前後の安物はダメなのか?
安いギターは作りが雑なことが多いからです。
結果、弾きにくい=上達しない=弾かなる=挫折

世の中の物は理由があって品質と価格というのは比例しています。

ギターも同じです。

価格が上がれば良い材を使い、時間をかけて作られます。

最初からそんなにお金をかけたくないという気持ちもわかります。

私の友達は1万円でギターを購入してすぐ辞めました。

あまりに安い物を買うと “飽きる”結果になりやすです。

ちょっと厳しい言い方をするとギターはそんな簡単なものではありません。

情熱がないと続きません。

MEMO

1〜2万円で全てが揃うセット物はオススメしません。

別記事があるので参考にしてください。
入門セットは挫折する理由ギター入門セットをおすすめしない理由

新品と中古

結論
初めてのギターは新品がオススメ。

※ギターの状態によっては中古もありですが、詳しい方のアドバイスをもらえる方に限ります。

新品と中古のメリット・デメリット
新品 中古
メリット

選べる選択肢が豊富

メーカー・形・価格など自分好みのギターを探すことができる。
楽器店・メーカーの保証ある。

ワンランク上の選択肢が増える

新品では手が届かないけど中古なら同じ予算内でもう少し良いギターが選べる。

デメリット

価格が高い

保証などのサポートもあるため価格が高い。

消耗パーツ・トラブル

フレット・ナット・サドルなど消耗品パーツが残りわずかで購入後すぐ直さなくてはならないことがある。
古いギターであればどこかトラブルを抱えている可能性がある。
保証がない。

メーカー

海外メーカー
  • Martin(マーチン)
  • Gibson(ギブソン)
  • Taylor(テイラー)
  • Maton(メイトン)
  • Ovation(オベーション)
  • Epiphone(エピフォン)
国産メーカー
  • YAMAHA(ヤマハ)
  • Morris(モーリス)
  • TAKAMINE(タカミネ)
  • K.yairi(ケー・ヤイリ)
  • S.yairi(エス・ヤイリ)
  • HEADWAY(ヘッドウェイ)

どのメーカーがいいのか?
人それぞれの好みと価値観しだいです。

押し付けはしたくありませんが強いて挙げるなら

YAMAHA(ヤマハ)です。

低価格から高額ギターまで豊富なラインナップがあるため自分好みのギターが見つかります。

YAMAHAは国産メーカーですが、低価格モデルは海外生産となっています。

タイ、台湾あたりが多いですが、それでも作りは丁寧です。

ボディサイズ

結論
ボディが小さく、ネックスケールが短いギターがオススメ。

ボディサイズが大きいとギターを抱えているのが辛くなります。

小さければそこまで負担になりません。

トラベルギターなど本当に小さいギターは意外と演奏が難しい。

フレット間が狭いためコードを押さると指がおさまらない。

ボディサイズはメーカーによって表現方法が異なるため一概に全て同じとは言えません。

サイズ(形状)はたくさんありますが主なものを紹介します。

Dタイプ

ドレッドノートと呼ばるサイズ。

マーチン社が販売しているD−18、D-28、D-45などアコギの原型になります。

ボディが厚く、大きいので低音から高音までバランスがよく音量もあります。

ボディサイズが大きいのでお子さんや女性には扱いにくいとされます。

有名人だとmiwaさんや元AKB48の山本彩さんなども使用しています。

OOOタイプ

有名なのはエリック・クラプンが使用しているOOO-28です。

ボディが小さく、厚みも薄いので抱えやすい。

ネックのスケールが短いので弦の張り(テンション)もDタイプから比べると緩いです。

お子さんや女性は弾きやすい。

OM サイズ

DタイプとOOOサイズの中間です。

ボディサイズはOOOと同じですが、ネックの長さがDタイプと同じなので張りがある音がでます。

単板・合板

ギターは主に3つのタイプがあります。

・オール単板
(トップ/サイド/バックの各板が1枚板)
・オール合板
(トップ/サイド/バックの各板が複数の材を貼り合わせた板)
・単板と合板の組み合わせ
(トップのみ単板/サイド/バックが合板)
単板と合板の違い
単板 合板
音の違い

音が良い

1枚の板でできているため音の振動がキレイに伝わる。

音抜けがイマイチ

複数の板で作られているため振動が単板よりキレイに伝わらない。

耐久性

トラブルに弱い

1枚の板なので強度が弱い。
湿気や張力で割れたり膨らむことがある。

トラブルに強い

強度が強いため単板よりトラブルは少ない。

材質の違い


アコースティックギターは材によってかなり音に違いがでます。

結論
初心者は “材”に関してはとりあえず無視しましょう。

なぜ?
音の違いがわからないからです。

何本と弾いていくと音の違いがわかってきます。

エレアコの必要性

結論
今後ライブをやりたいと考えている人はエレアコをオススメします。

エレアコとは?
エレクトリックアコースティックギターを意味します。

アコギの内部にマイクや振動を拾うシステムがあり、アンプに繋ぐことで大音量で演奏することができます。

後付けも可能ですが、部品代やギター加工代がかかるため最初から付いているギターがお得。

現在は低価格モデルでも初期搭載している物もあるのでチェックしてみてください。

TAKAMINE(タカミネ)は多くの機種がエレアコです。

購入場所の選び方(実店舗)

ギターの選び方

結論
1本目は楽器店に行き、実際に弾いて購入することが大事です。

なぜ店舗に行く必要があるのか?
実際にギターを触ってみないとわからないことが多いからです。

  • サウンド
  • 抱えた時のフィット感
  • ネックの長さと太さ
  • ギターの重み
  • 弦高

そもそも上記項目のポイントがわからないはず。

大丈夫です!

専門知識を持った店員さんが対応してくれるので迷わず相談してください。

予算やどんなジャンルで使いたいかなど伝えると親切に教えてくれますし、弾きにくい場合は弦高など弾きやすいように調整もしてくれます。

これが実店舗で購入する最大のメリットです。

有名店

大都市に限りますが、何と言っても扱っているブランドや本数が違います。

楽器店によっても強みのブランドがあるので、選択肢が大幅に増えますし、店舗が複数ある所の方が競合店の価格争いで少し安く手に入る可能性があります

全国チェーン店

イオンの中にある「島村楽器」になります。

島村楽器で扱っているのはマーチン、ギブソン、テイラー、ヤマハなどアコギブランドの定番は置いてます。

いわゆる “定番機種”を5本程度しか置いていない場合が多いです。

店舗によってはマーチンのカスタムショップギターを置いている所もあります。

ヴィンテージショップ

御茶ノ水などにあるヴィンテージを多く扱っているお店は初心者にはオススメしません。

高級ギターが多いので、これからギターを始める方はやめておきましょう。

リサイクルショップ

価格は安いですが、選択肢がかなり狭い。

自分の気に入ったものを探すのは難しいです。

専門知識を持ったスタッフがいる所が少ない。

お店にもよりますが管理が雑の場合が多いので避けたほうが無難です。

購入場所の選び方(通販)

ネットショップ

結論
初心者の方がネット購入するのはオススメしません。

理由としては「実店舗」の項目でも解説しましたが以下の点がわからないからです。

  • サウンド
  • 抱えた時のフィット感
  • ネックの長さと太さ
  • ギターの重み
  • 弦高

ネットショップによっては発送時に調整がなっておらず、弦高が高すぎて弾きにくい場合やネックが反っている場合があります。

初心者の方はこれが普通なんだと認識し練習します。

しかし弾いているうちに弾きづらくなり練習が嫌になります。

結果、挫折する。

通販はセット物が充実しており、チューナー・ケース・ワインダー・スタンド・カポタストなど様々付いてお得ですが後から揃えても問題ありません。

まずはギターを “実店舗”で真剣に選びましょう!

どうしても通販で購入する場合

私のように山形県の田舎に住んでいるような方の中には好きなアーティストと同じモデルが欲しいという方もいるはずです。

田舎になればアーティストモデルを扱っている楽器というのはあまりないです。

そういう場合はネットの力をフルに使いましょう!

購入時は“ポチる”だけでなくお店側とメールのやり取りをして自分が初心者であることを伝えた方がいいです。

大手の楽器店であれば弾きやすいようにセッティングしてくれます。

やり取りを大事にして購入してください。

オークション・フリマ

初心者には絶対オススメしません。

注意

理由は個人が出品しているものは届いてみないと状態がわからないからです。

出品者が「状態が良い」と言ってもその出品者自体がその状態に気が付いていないことがある。

ここからは実際にあった話です。
悪質なケースだと出品しているギターと違う写真を使っていることがる。
このブログ内で紹介した私のギターの写真が勝手に使われていました。

その出品者のギター写真も載っていたのですが、わかる人が見ると部品が足りなく明らかに違うギターだった。

その不足部品説明はなく、価格も生産終了モデルのため高くなっていました。

運営社には報告しましたが、後日見ると残念ながら「売却済」に…

上記悪質ケースがあることを覚えておいてください。

最後に


冒頭にも書きました下記の感覚は本当に大事です。

  • カッコイイ
  • カワイイ
  • 一目惚れ

是非、お気に入りのギターを見つけてギターを始めてみてください。

まとめ
  1. ギターのデザイン(見た目)が重要
  2. 気に入ったギターを選ばないと飽きる
  3. 価格は3万円以上がオススメ
  4. 抱えた時に辛くないサイズを選ぶ
  5. 素材(スペック)はとりあえず無視
  6. エレアコはあれば便利
  7. ギターは実店舗で購入するのが良い
  8. 初心者はオークション・フリマは絶対ダメ!

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