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今回はオークション/フリマでギターを購入する時の注意点を解説するよ。
- メリット・デメリットを知りたい
- 購入時の注意点を知りたい
オークション/フリマは、スマホで「ポチッ」と押せば気軽に購入できますが、注意点を知らないと後悔することがあります。
私はこれまでオークションで2本のギターを購入しましたが、「満足」とはなりませんでした。
今回の記事では、ギター購入方法(オークション)について紹介しています。
記事を読むことで、オークション/フリマでギターを購入する時の注意点を、まとめて知ることができます。
- 珍しい個体が手に入りやすい
- 楽器店で購入するより安い場合がある
- 保証がない
- ギターのコンディションが不明確
- 購入後の修理代の方が高くなる場合がある
オークション/フリマは、安いという最大の魅力がありますが、逆に大きなトラブルリスクがあることを覚えておいてください。
楽器店の通販とオークションの通販では、リスクが全然違うよ。
※楽器店がオークションに出品している場合は、個人出品より安心です。
メリットとデメリット
メリット
- 楽器店より安い
- 生産終了モデルが多い
- 掘り出し物が見つかる
デメリット
- ギターのコンディションが不明確
- ノークレム・ノーリターンが多い
- 保証が無い
- 不具合の可能性がある
- ギターの選択肢が少ない
楽器店に在庫がないギターが、オークションにはある場合があります。
メリットはそれだけです。
楽器店より安いとは言っても、個人(素人)が判断するコンディションは不明確で、保証がないギターは安くて当然です。
これからギターを始める人が、オークションでギター選びをするのはオススメしません。
デメリットの方が圧倒的に多いよ。
楽器店:初心者は楽器店で買うのが一番
オークション:ギター経験がある人が買う所
オークション・フリマの注意点
オークションに限らず、店舗で中古ギターを購入する時にも使える知識だから活用してね。
ギターのコンディションが不明確
- ネックが反っている
- トラスロッドの余裕がない
- ボディが割れている
- 塗装が白濁している
- 内部のブレイシングが剥がれている
- トップが膨れている
出品者が「コンディションは良好」と言っても、その出品者の判断に過ぎません。
不具合に気が付かないこともあります。
オークション/フリマはとにかく画像が少ないです。
3〜5枚程度の少ない画像だけでは、ギターのコンディションを把握するのは不可能です。
外観はキレイですが、見えないトラブルも多いです。
神経質な人には向きません。
ある程度、不具合を覚悟の上、購入する必要があります。
トップの膨れ
ギターのトップが膨れていないかを確認することが重要です。
トップが膨れていると、演奏性が悪くなります。
結果、初心者はギターを弾かなくなり挫折します。
オークション/フリマで購入する場合は、判断が付かないことが多いです。
ある程度ギター経験のある人なら、触って判断付きますが「通販」は触れません。
出品者に聞いても、経験がない人であれば「わからない」と言われて終わりです。
フレットの減り
演奏に大きく関係するのが「フレットの減り」です。
フレットはローフレット(1〜5フレット)の消耗が激しいです。
出品者が「全体的に見れば減っていない」と言えばそれまでになります。
実際に届いたギターを見たらフレットが減っており、音がビビることも珍しくありません。
「擦り合わせ」「打ち直し」となれば、ギターによっては購入金額より高くなることもあります。
フレット擦り合わせ:10,000円以上
フレット打ち直し(フレット全交換):30,000円以上
※楽器店・工房によって価格が異なります。
掲載写真に偽り
悪質なケースとして、出品しているギターと異なった写真が使われることがあります。
ギターに詳しい人が見れば見抜けますが、知識がないと見抜けません。
実際に経験した内容を「トラブルの実例を紹介」に記載しています。
「激鳴り・バカ鳴り」の言葉に注意
アコギの商品情報欄に多いのが「激鳴り・バカ鳴り」です。
私はYAMAHA FG-180を所有していますが、似たコメントをよく見ます。
ギターが必ず“鳴る”とは限りません。
私の個体は、購入してすぐトップの膨れが発覚し、リペア(修理)に出しました。
対処方法を相談して、ブリッジとサドルを削りましたが、削ったことで音量が下がり、リペア前とはだいぶ印象が変わってしまいました。
ギターはコンディション(ナット・サドル・弦高など)によって鳴りが変わります。
「激鳴り・バカ鳴り」という言葉には注意してね。
価格の相場相応かを確認
初心者の人は中古相場を知りません。
中には吊り上げしている可能性もあります。
例えば、19◯◯年のマーチンD−28モデルだったら◯◯万円と、すぐ頭に浮かぶ人であればいいですが、初心者はわかりません。
オークション/フリマは相場を知っている人が購入すべき所です。
中古相場と一緒の場合、楽器店に在庫はないか確認した方がいいです。
多少の金額差であれば、楽器店で購入した方が間違いありません。
付属品が無い
ギターのメーカーや価格帯によっては、ケースが付属していることがあります。
高価なギターになれば、通常ハードケースが付属しますが、稀に付属していないことがあります。
なぜ元々付属してるはずの物がないのか謎です。
この時点で信用できないです。
ハードケースがない場合は、発送時にも不安が出るため確認は必須です。
保証が無い
オークション/フリマでよく見るのが「ノークレーム・ノーリターン」です。
販売しているギターに責任を持っていないのと同じことです。
とりあえず持っているギターを手放したいという出品者の考えがわかります。
出品者の評価を参考にする手もありますが、あくまで出品者の評価であり、ギターの評価ではありません。
※楽器店の評価なら、ギターのコンディションは紐付きます。
「ノークレーム・ノーリターン」があったら、覚悟して買うしかないよね。
偽物の可能性
Gibson(ギブソン)の偽物が出回っているの事実があります。
よく見ると、ヘッドのロゴが違い、悪質な場合は「写真が入れ替え」されています。
以上のリスクがあることを覚えておいてください。
トラブルの実例を紹介
僕が実際にオークションで落とした、2本のギターについて紹介するよ。
実例①
有名メーカーのエレアコを購入したのですが、エンドピンジャックが緩んでいて、ノイズが出るという現象がありました。
商品説明欄には、「多少の緩み」と記載がありましたが、ノイズが出るとは記載がありませんでした。
修理に出して使おうと思いましたが、直してまで使うか?と考え、結局直さず売りました。
当然、トラブル持ちギターなので、買取金額はオークションで落とした金額の半値でした。
実例②
生産終了して、20年ほど経過したギターを購入しました。
説明欄には「トラブルなし」と記載されていました。
写真の掲載も多く、信用できると思い購入しましたが、実際に弾いてみると何か違和感を感じました。
チューニングは合っているのに、ピッチが合わない事象が発生しました。
出品者が不具合に気が付いていたかはわかりません。
ボディの見た目がキレイでも、見えない不具合が潜んでいました。
・説明欄だけでコンディションを把握するのは不可能
・出品者がトラブルに気が付いていない場合もある
・トラブルが発覚すると、気分が一気に冷める
まとめ
- 珍しい個体が手に入りやすい
- 楽器店で購入するより安い場合がある
- 保証がない
- ギターのコンディションが不明確
- 購入後の修理代の方が高くなる場合がある
オークション/フリマは、スマホで「ポチッ」と押せば気軽に購入できますが、注意点を知らないと後悔することがあります。
楽器店の通販とオークションの通販では、リスクが全然違うよ。
※楽器店がオークションに出品している場合は、個人出品より安心です。
【初めてのギターの値段・買う場所】アコギの選び方を解説
おはようございます~
たしかに記事のとおりだなあって、うんうんうなずいております
一度だけですが、無関係の店頭で撮ってきた写真を使って出品してたのを
見かけたこともあります
それにフリマやオークションは、買うときばかりでなく売るときにも
神経質な購入者に出くわしてしまうと言う危険もはらみますね
でもどうしても欲しいブツにであってしまったら・・・
■過去の評価を詳細に吟味する
→状態を不当にぼやかしてトラブルになっていないか
■文面等で可能な限り人となりを判断する
→言葉遣いや説明内容が丁寧か
→自分のリスク回避ばかりに重点がおかれていないか
→不具合箇所の説明がキチンとされているか
■音は分からなくても状態は質問である程度聞けるので聞きまくる
→回答がない場合、「あきらめる」
→知識が無いので答えられないと言った回答の場合、「あきらめる」
→今ひとつ誠意のない回答の場合、「あきらめる」
→しつこい質問にも丁寧に回答の場合、「ある程度信用」
■他の有名ネットショップで購入できないか調べる
■無意味に安い場合は「偽物」ということも念頭に置く
→一時期Taylor、Martin等のギターでフェイクがでまわりました
新品の出品者はフェイクだと明記してある場合もありますが
その中古再販、しかもセカンドオーナー、サードオーナーとなると
出品者本人もフェイクと知らずに出品する可能性があります
■適正価格はどのくらいかを調べる・・・・等々
フリマ、オークションには掘り出し物というのも間違いなく有るので
絶対使ってはいけない、ってこともないですが
しかし「リスクと隣り合わせ」というのを十分認識して
楽器の知識やリスク回避能力を最大限発揮したうえで、それでも外れをひいたら
「自分の力不足!!泣き寝入りも覚悟!!」ってくらいの気持ちで
落札していただきたいですね~~~(笑)
わすれてたw
今年も一年たいへんお世話になりました!
良いお年をお迎え下さいね~~~~~~~~~~!!
ziziさんこんにちは!
コメント自体が1つの記事になるくらいの内容ですね!すごい…
Twitterに上げて多くの方に共有させて頂きます。ziziさんが書いてくれたコメントのおかげで記事の質が上がりました。
ありがとございます♪
今年もお世話になりました。
良いお年を(^-^)
もりぞうさん こんにちは
最近 メルカリで 買いました 売るのにも慣れているので ハズレ引いても 売れる商品だと確信できるものなら大丈夫だと思います、メンテナンスもある程度できるので、折れ、割れ さえなければなんとかなります、あと大手楽器店の売値、下取り価格を調べて検討します、自分の足ではみつけられない名器がネットには転がってますが、所持本数を4本に設定したので買うなら売る覚悟します、あといままで、参ったのはタバコの臭いです、なかなかマルッキリ取れないので、嫌煙家のかたは注意したほうがいいですよ、コレサワばかり弾いてしまいます。
Deiqunさん
こんにちは!
所有本数はやはり決めた方がいいのかもしれませんね…決めないと私のようにただ増えてしまい、管理も大変になってしまいます。
タバコに関してですが、タバコの匂いがダメな人は注意が必要ですね!私はそこまで匂いがキツい物には当たっていないのですが、カビ臭いようなものはあります。ネットで購入する場合、匂いばかりはわかりませんからね(>_<)