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今回は島村楽器の指板オイル(HPO3)を紹介するよ。
- 指板オイル(HPO3)の使い方を知りたい
- 指板オイル(HPO3)の効果を知りたい
- 他製品との違いを知りたい
ギターの指板は、乾燥すると割れることがあるため、定期的に保湿することが大切です。
私はこれまで、オレンジオイル・レモンオイルなど10種類以上のオイルを試しました。
今回の記事では、島村楽器の指板オイル(HPO3)を紹介しています。
記事を読むことで、全国展開の島村楽器がオススメする、指板オイルの特徴を知ることができます。

メリット
- 保湿効果が高い
- ベタつかない
- サラサラしている
- 艶出し効果がある
- フレットの防錆効果がある
デメリット
- メイプル指板には使用できない
- 汚れ落とし効果が無い
- 島村楽器でしか買えない
- 価格がやや高め
HISTORY(ヒストリー)とは?
1994年に誕生した島村楽器オリジナルブランドになります。
楽器とプレーヤーが、次の時代へ共に歩んでゆく(ヒストリー「歴史」を作っていく)をコンセプトにしています。
あいみょん、南澤大介さんが使用しています。
HPO3は指板保湿専用オイルです。
汚れ落とし効果がないため、HPO3を使用する前に、他の汚れを落としを別途使う必要があります。
保湿期間が約3ヶ月と長いのも特徴です。
他メーカーの指板オイルは、保湿期間が約1ヶ月の製品が多いため、HPO3は約3倍の効果があることになります。

こまめにメンテナンスできない人は、乾燥しやすい冬の前に1回塗って対策してみてね。
・保湿期間が長いオイルが欲しい人
・保湿とフレットの防錆を同時にしたい人
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指板オイル HPO3の概要

品番:HPO3
対応楽器:アコギ、エレキ、クラシック、ウクレレ等の指板
内容量:50ml
価格:約1400円
効果:指板の保湿、艶出し、フレットの防錆
※ラッカー塗装対応
成分について
HPO3は「第4類/第3石油類/危険等級III(火気厳禁)」です。
分類的には重油やグリセリンと同じ扱いで、動植物種油種ではないことがわかります。
最近のオイル・ポリッシュ類は天然成分の物が多いため、気になる所ではあります。
成分的には問題ないはずですが、もう少し説明が欲しいですね。

開発部署・工場の方に聞いてみたよ。
- 石油系オイルは揮発性が高く保湿効果が低いのでは?
- 石油類について、楽器用に限らずオイル製品には様々なタイプがあります。
また、オイルの揮発性には違いがあり、等級である程度うかがい知ることができます。
HPO3にもつけられている第3石油類は、遠回しな言い方になりますが、揮発性が高いとは言えません。
1→4まで等級があり、数字が大きいほど揮発性は下がります。
世の中にはベビーオイルをはじめとする、保湿液が多々ありますが、これらもオイル製品です。
オイル製品=揮発性が高いとは言えません。
- 指板オイル(HPO3)は粘度が高い?
- オレンジオイルなど他社製品と比べて粘度が高いというもので、絶対的に高いという意味ではありません。
- フレットの防錆はオイルを拭かなくていいのですか?
- HPO3は、指板面のオイルですが、もしもフレットについてしまっても防錆効果により錆びにくくなります。
ですがベタベタに塗っても良いというものではなく、あくまでも指板面オイルを主体としてお使いいただけると幸いです。
- 天然成分は一切入っていないのですか?
- 解答なし
指板オイル HPO3の使い方
ギタークロスは「オイルで拭く用」「拭き取り用」2枚準備してください。
1枚のクロスで行うと、オイルが付いた面で、乾拭きしてしまう可能性があるからです。
オイルを使う前に、軽くでいいので指板を乾拭きします。

容器を斜めにして、軽く押してあげると少し液体が出てきます。
点眼ノズルのため、一度に大量のオイルが出てくることがないので、初めて使う人にも安心です。
ギタークロスに1〜2滴落とします。
たくさん塗りたい気持ちもわかりますが、少ないくらいで十分です。
※明るい色のギタークロスを使うと、どれくらいの量が出たかわかりやすいです。



私が所有するギターのブリッジは、指板と同じ材質だったので同じように塗ってみました。
約15分ほど置いて、浸透させます。
HPO3はサラサラしているため、余分なオイルを拭き取るほど表面に残ることはないですが、多く塗ってしまった場合は拭き取ってください。
拭き取る時は、塗った時とは別のクロスを使用してください。
以上でHPO3を使用した保湿は終了になります。
あとは、弦を張るだけです。
指板オイル HPO3をレビュー

効果

HPO3の保湿は「約3ヶ月」です。
私は10種類のオイルを試してきましたが、ギターや季節によって使いわけしています。
冬場は特に乾燥しやすいため、期間限定でHPO3をすることが多いです。
弦交換を頻繁にするギター(数週間〜1ヶ月)に関しては、小まめにメンテナンスするため、他のオイルを使用したりしますが、数ヶ月交換しないギターの場合は、HPO3で保湿します。
汚れ落とし効果がない代わりに「フレットの防錆効果」があります。
フレットの防錆の対策を別にすると、作業肯定が増えますが、HPO3を使えば1本で完結させることができます。

フレットの錆(さび)は、演奏性に直結するから対策は大事だよ。
使いやすさ

サラサラしているため、使いやすいオイルです。
冒頭から何度も記載していますが、汚れ落とし効果がないため、「保湿」と「汚れ落とし」を1本で済ませたいという人にとっては、使いにくいと感じます。
汚れ落としのオイルを、別途用意する必要があるからです。

成分が石油系と聞いただけで、敬遠する人(特にヴィンテージギター所有者)がいるのも事実。
不満点
内容量に対して、価格が高いと感じます。
以下で、他のオイルと比較していますので参考にしてください。
他製品との比較
指板メンテナンスで多くの人が使用しているのが「Orange Oil」です。
HPO3とOrange Oilを比較しました。
保湿期間と価格の真相
保湿期間 | 内容量 | |
---|---|---|
HPO3 | 3ヶ月 | 50ml 1mlあたり約28円 |
Orange Oil | 1ヶ月 | 140ml 1mlあたり約11円 |
HPO3の商品説明で「保湿が3ヶ月と長持ち」とよく見ます。
HPO3とOrange Oiは同じ価格帯ですが、内容量が大きく異なるため、1mlあたりの価格が異なります。
HPO3の保湿は、オレンジオイルに比べて約3倍長持ちしますが、1mlあたりの価格も約3倍高いことになります。

効果の違いは多少あるけど、保湿期間に対しての価格はほぼ同じということなんだ。
香りについて
HPO3は無臭なので、不快に感じることがありません。
対して、オレンジオイルは柑橘系の香りが強く、蓋を開けた瞬間に香り、部屋中に充満します。
柑橘系が好きな人もいれば、キツすぎてダメな人もいるため、好みがわかれます。
まとめ

メリット
- 保湿効果が高い
- ベタつかない
- サラサラしている
- 艶出し効果がある
- フレットの防錆効果がある
デメリット
- メイプル指板には使用できない
- 汚れ落とし効果が無い
- 島村楽器でしか買えない
- 価格がやや高め
HPO3は指板保湿専用オイルです。
汚れ落とし効果がないため、HPO3を使用する前に、他の汚れを落としを別途使う必要があります。
保湿期間が約3ヶ月と長いのも特徴です。
他メーカーの指板オイルは、保湿期間が約1ヶ月の製品が多いため、HPO3は約3倍の効果があることになります。

こまめにメンテナンスできない人は、乾燥しやすい冬の前に1回塗って対策してみてね。
・保湿期間が長いオイルが欲しい人
・保湿とフレットの防錆を同時にしたい人




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こんにちは
指板オイルもいろいろ試してみたいアイテムですよね
でも最近弦のほとんどをエリクサーにしたせいで
弦交換の間隔が長くなってオイルが減らない~w
お手入れするタイミングがなかなかやってこないというのも
エリクサーの弊害といえるかもですね
とはいえ、かたくなにエリクサー派ですけど(笑)
ziziさん
試したいオイルはいっぱいあります。
次はレモンオイル各種行こうかと考えてます(笑)
まぁ極論どれでを使っても同じような気もしますが…
ziziさんはエリクサーにこだわりますね〜
今日あたりから3セットパックの2セット価格始まりましたね。
やはりこれはお得ですよね(^ ^)