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- GUITAR BREATH2の使い方を知りたい
- GUITAR BREATH2のメリット・デメリットを知りたい
ギターのメンテナンスを行う上で、湿度管理は大事です。
冬になれば暖房を使うことで乾燥し、梅雨の時期になれば湿度が上がります。
木材の割れや金属パーツが錆びる原因になるため、湿度調整剤で対策しましょう。
GUITAR BREATH2はサウンドホールに簡単に装着するだけで、適切な湿度を保ちながらギターを守る湿度管理アイテムです。
吸水性能が高く、メンテナンスも手軽なので初心者からプロまで幅広く活用されています。
今回の記事では、GUITAR BREATH2の特徴や使い方、効果的な活用法をわかりやすく解説します。

多くの楽器店でも使用されている湿度調整剤だよ。

GUITAR BREATH2とは?

製品概要
GUITAR BREATH2 取扱説明書より引用
この商品は、自身の体積のおそよ40倍の水分を吸収したり排出したりする特性を持つ、医療用のおむつなどにも採用される素材をシート部分に採用し、乾燥による単板ギターの表板割れや、表板落ちを防ぐ効果を生み出します。
(この商品による効果はあくまで予防や緊急です。
恒久的には室内の湿度を50%前後、温度を20℃前後に保つことをお勧めします。)
GUITAR BREATH2の特徴

メリット
- 加湿と吸収の効果
- 脱着が簡単
- 何度でも使える
- 楽器店で使われる信頼感
デメリット
- 定期的に給水が必要
- カビが生えることがある
- 効果がわかりにくい
湿度調整剤は「使い切りタイプ」が多いですが、GUITAR BREATH2は、繰り返し何度も使えます。
「初期投資」はかかりますが、実はコスパが良い製品になります。
多くの楽器店で使われる理由の1つです。
実際の効果と言われると、目に見えないため、湿度計を使って計測しないとわかりにくいです。
GUITAR BREATH2を使ったから「絶対大丈夫」とは言えません。
湿度調整剤は、あくまで自分を「安心させるアイテム」「補助アイテム」と捉えてくだい。
湿度調整の仕組み


表面に8個の空気穴
小さい穴が8個空いているため、ギターケースに保管した場合でも、ケース内の湿度を調整してくれます。
裏面に1個の穴
大きな穴が1つだけになります。
スポンジの露出部分が多いため、ボディ内部(サウンドホール内)の調整効果が高いです。
裏面には透明のハネのような物が確認できます。
ハネをサウンドホールに入れて固定します。
製品名について

製品名はGUITAR BREATH2
(正式にはKUROSAWA GUITAR BREATH2)
GUITAR BREATH2の「2」って何なんだろうと疑問が生まれます。
おそらく現在市場に出回っている製品は、全て「改良版」だと考えられます。
特徴 | |
---|---|
改良前 | 加湿あり 吸収なし 含水量20倍 |
改良後 | 加湿あり 吸収あり 含水量40倍 |
現在の製品は、加湿と吸収の2つの効果があります。
私が購入した、2019年頃の取扱説明書には「40倍もの水分含む」と文章がありました。
ネットショップを見ると「20倍」と記載している店舗もたくさんあります。
改良前が「20倍」だった可能性があり、おそらく、店舗の製品情報が更新されていないだけで、市場在庫は全て切り替わっていると考えられます。
こんな人にオススメ
GUITAR BREATH2は給水すれば何度でも使えるため、湿度調整剤を追加購入する必要がなく経済的です。
使い切りタイプの湿度調整剤は使用期間が限られているため、その都度購入が必要です。
そんなストレスから解放されたい人にオススメです。
GUITAR BREATH2は1週間〜2週間程度で給水が必要になります。
定期的に管理できないと、ただの蓋になってしまいます。
めんどくさがりの人には向きません。
※コストはかかりますが、めんどくさがりの人は「他製品の湿度調整剤と比較」で紹介している使い切りタイプをオススメします。
GUITAR BREATH2の使い方

基本的な使い方


裏面からスポンジを取り出します。
画像を見ると、透明ビニール部分の厚み幅が違うのがわかります。
これはスポンジの出し入れを、容易にするための工夫だと考えられます。
「幅が狭い」「幅が広い」では取りやすさが全然違います。
取り出す場合は、幅が狭い方から試してみてください。


水道水で大丈夫です。
水分をどれくらい吸収させればいいの?
GUITAR BREATH2が完全に乾燥状態の時、「10〜20ml」が適量です。
今回は「20ml」を準備しました。
水分は“少量”ずつ吸収させます。
GUITAR BREATH2が、乾燥している状態で水分を与えると、表面で水滴が転がります。
一気に水分を与えると、吸収する前に周囲にこぼれるので注意してください。
20mlを染み込ませると「少なくない?」と感じます。
水分が多いと塗装に影響し、クラック(塗装割れ)が発生する可能性があるので「適量」にしてください。

やり過ぎはダメだよ。


水分を吸収させたら、平らな所に約10分ほど置いて全体に浸透させます。
スポンジが厚いため、「20ml」の量では上から下まで水分が行き届きません。
私の場合は、先ほどの反対側から追加で「10ml」含ませています。
※水分量は自己責任でお願いします。


STEP.1「スポンジを取り出す」では、透明なビニール幅が狭い方から取り出しましたが、戻す場合は幅が広い方から入れてやります。
スポンジの残り最後を、幅が狭い所から簡単に押し込むことがでます。

取り付け方は、2つの透明なハネ部分をサウンドホールの内側に入れるだけです。
完全に固定されるわけではありません。
サウンドホールのサイズによって密着度も異なります。


GUITAR BREATH2は「縦置き」「横置き」どちらでも使えるのが良い点です。
給水の目安(定期)

GUITAR BREATH2の含水判断は、表面の文字を見ます。
水分なし:文字が白色になる
水分あり:文字が青色になる
画像は「水分が完全にない」と「水分を吸収させた直後」両極端の状態なので、あくまで目安にしてください。

長期間、ギターケースに入れる場合は、定期的に水分を確認してね。
水分を吸収させる方法(改良前の製品)



僕は推奨しません。
やる場合は自己責任だよ。
概要の「製品名について」の所で、改良前の製品があることについて記載しました。
改良前の製品について調べた際に、水分を吸収させる方法を見つけたので紹介します。
水分量を気にせず、蛇口から直接スポンジに吸収させて、絞るだけです。
実際にやってみましたが、「どんだけ吸収するんだ?」と言わんばかりに吸います。
スポンジ部分は、医療用おむつの素材を使っていることもあり吸収力が凄いです。
他製品の湿度調整剤と比較
- 繰り返し使える製品(給水が必要)
- 使い切り製品(メンテナンス不要)
同じタイプに「GUITAR HUMIDIFIER」があります。
GUITAR HUMIDIFIERは「加湿効果のみ」で、GUITAR BREATH2と比較すると、価格は安いです。
加湿と言っても水分を吸収させるスポンジが安っぽく、すぐ乾いてしまうような素材です。
GUITAR HUMIDIFIERを使うなら、価格が高くてもGUITAR BREATH2を購入した方が間違いなく良いです。
もしくは、使い切りタイプを使った方が良いです。
GUITAR BREATH2:定期的に給水の管理ができる人
GUITAR HUMIDIFIER:まずはコストを抑えて試してみたい人
使い切りタイプ:メンテナンスをするのがめんどくさい人

FAQ(よくある質問)
- 本当に効果はありますか?
- やらないよりは効果はありますが、あくまで予防措置程度と考えてください。
GUITAR BREATH2を使っているから絶対大丈夫とは言えません。
- 給水の頻度は?
- 環境にもよりますが、1週間〜2週間が目安です。
- エレキギターにも使えますか?
- GUITAR BREATH2はサウンドホールに取り付けるアイテムになるため、穴がないエレキギターには取り付けできません。
まとめ:ギターブレスを使って適切な湿度調整

メリット
- 加湿と吸収の効果
- 脱着が簡単
- 何度でも使える
- 楽器店で使われる信頼感
デメリット
- 定期的に給水が必要
- カビが生えることがある
- 効果がわかりにくい
湿度調整剤は「使い切りタイプ」が多いですが、GUITAR BREATH2は、繰り返し何度も使えます。
「初期投資」はかかりますが、実はコスパが良い製品になります。
多くの楽器店で使われる理由の1つです。
実際の効果と言われると、目に見えないため、湿度計を使って計測しないとわかりにくいです。
GUITAR BREATH2を使ったから「絶対大丈夫」とは言えません。

湿度調整剤は、あくまで自分を「安心させるアイテム」「補助アイテム」として使ってね。
・大事なギターを湿度から守りたい人
・定期的に給水の管理ができる人


こんばんは~
なんだか耳がいたいお話です
やらなければ・・・とは思っててもなかなかね~
うちでは2台だけ調湿シートを使ってますけど
これも気休め程度なので、
記事のような本格的なモノも検討しなくてはいけませんね
しかし3千円か~~~~悩みます(笑)
ziziさん
こんばんは。
こういう湿度調整アイテムは正直どこまで効果があるのか不明ですよね。
やらないよりはやった方がいいんでしょうけど…
3000円のを所有している10数本全てに取り付けるとなると、それだけで総額がやばいことに…
いくら何度も繰り返し使えるとは言えなかなか手が出しにくいアイテムですね。