この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
スポンサーリンク
オレンジオイルが良いとは聞くけど、何のために使うの?
使い方もわからないし……
初めて使う人にも、わかりやすく解説していくから一緒にやってみよう。
- オレンジオイルの使い方を知りたい
- オレンジオイルの効果を知りたい
- オレンジオイルとレモンオイルの違いを知りたい
ギターの指板は、乾燥すると割れることがあるため、定期的に保湿することが大切です。
私はこれまで、オレンジオイル・レモンオイルなど10種類以上のオイルを試しました。
今回の記事では、HOWARD オレンジオイルの「使い方」「効果」「レモンオイルとの違い」を解説しています。
記事を読むことで、オレンジオイルの特徴を知ることができ、初心者でも安心して使えるようになります。
メリット
- 天然のオレンジ成分とミネラル配合
- 指板の汚れを落とし、保湿できる
- ローズとエボニー指板に使用できる
- レモンオイルより保湿効果が期待できる
- 家具に使用できる
デメリット
- メイプル指板には使用できない
指板オイルの中には、ベタ付きやすい製品もありますが、ハワードのオレンジオイルはベタ付きが少ないです。
元々、ギター専用オイルではありません。
家にある木工製品(テーブルやキャビネット)にも使用できるため、1本持っておくと便利です。
オレンジオイルは「汚れ落とし」と「保湿(割れ防止)」ができるんだ。
・指板のメンテナンスをしたい人
オレンジオイルの概要
メーカー:HOWARD(ハワード)
容量:旧(118ml)、現(140ml)
用途:保湿・汚れ落とし・艶出し
対象:ローズ指板・エボニー指板
保湿期間:約1ヶ月
価格:約1,500円
メーカーサイトより引用
・木部塗装の汚れを落とし、つやを与えます。
・木目の天然の美しさと深みを高めます。
・重ね塗られたワックスは残さず、新鮮なオレンジの香りだけ残ります。
・シリコンや亜麻仁油は含まれておりません。
・オイルを施したウォルナットやチーク材に天然のオイルを補給します。引用元:HOWARD
オレンジオイルがダメと言われる理由
オレンジオイルやレモンオイルは、柑橘類の皮に豊富に含まれている精油成分(Dリモネン)で汚れを落とします。
※Dリモネンはシール落としなどにも使われている成分です。
「フィニッシュ(塗装)をダメにする」「フレット(金属)が酸化する」と言われ、マーチン社がオイル類を推奨していません。
以前、マーチンメンテナンスクリニックに行った時に、スタッフさんに聞きました。
やっぱり使わない方がいいですか?
マーチンは推奨していないけど、日本の冬は特に乾燥しやすいから、使う量に注意して使った方がいいよ。
日本と海外では、気候が違うため、環境によって使い分けるのが大事だということでした。
オレンジオイルの使い方
ギタークロスは2枚準備してください。
・オイルで拭く用
・オイルを拭き取る用
今回は、明るいカラーのクロスにオイルを付けてやっていきます。
明るいクロスを使うメリットは、オイルを出した時の「量」と「汚れ具合」がわかることです。
オイルを拭き取るクロスは「フェルナンデス/WCSポリッシングクロス(625S)」使用しています。
オレンジオイルを使う時は、弦を外した状態にしてください。
弦を張ったままでも塗れないことはないですが、単純に作業性が悪くなります。
ネックスタンドを使うとギターが安定するのでオススメです。
まずはサラッと乾拭きします。
オレンジオイルの出口が小さいので、大量に出てくることはありません。
実際に拭ける目安は、1〜2滴程度で、3〜4フレット分は拭けます。
出し過ぎ注意です。
オレンジオイルをクロスに出さずに、直接指板に落とす人もいますが、やめてください。
オイルの出口が小さいと言っても、一箇所に液体が落ちます。
指板が水分を含みすぎてしまい、「ネックが反る」「フレット浮き」の原因になります。
必ずクロスに落として使用してください。
軽くこすって、手垢を落とすイメージで拭いていきます。
「使用済」と「未使用」で色が違うのが確認できます。
オイルが足りなくなったら追加します。
ブリッジにも使っていきます。
アコギは指板とブリッジが、同じ素材(未塗装)であることが多いです。
指板と違い、手垢はないので、こする必要はありません。
軽く拭いていきます。
1フレットから最後のフレットまで、拭き終わったら15分程度待って、オイルを浸透させます。
ハワードのオレンジオイルは浸透性が高いので、そこまで余分なオイルが残ることはないですが、念のために軽く拭きます。
完成後は、すぐに新しい弦を張って大丈夫です。
オレンジオイルをレビュー
効果
保湿
オレンジオイルの保湿効果は約1ヶ月です。
ただし、効果はあくまで目安であり、季節や保管方法によっても異なります。
私は、弦交換の時に使うことが多いですが、人によって弦交換の頻度が異なります。
1〜2週間に1回交換する人は、使いすぎに注意してください。
汚れ落とし
汚れ落としの効果は、他のオイルとそこまで変わらないです。
保湿効果は比較することができますが、汚れ落とし効果を比較するのは難しいのが本音です。
同じギターでも、使う指板の使用頻度によって汚れ方も違うからです。
使いやすさ
オレンジオイルが選ばれる理由は“使いやすさ”です。
ベタつきが少ないため、塗った後の処理も楽で、メンテナンス初心者でも扱いやすいです。
上記で解説した効果がバランスよくあり、1本でメンテナンスが完結できるからです。
1本購入してしまえば、数年〜数十年使えます。
HOWARD(ハワード)のオレンジオイルは、木工製品にも使えるので、用途が多いのも良い点です。
オイルを10本以上所有している僕が言うのもなんだけど、オレンジオイル1本あれば十分だよ。
不満点
メンテナンスの定番だけあって、不満はありません。
オレンジオイルとレモンオイルの違い
特徴 | |
---|---|
オレンジオイル | |
レモンオイル |
結局どっちを使えばいいの?
オレンジオイルの方が、バランスよく効果があるから使いやすいよ。
レモンオイルだけでは保湿が足りないと感じるね。
オレンジオイル:メンテナンスは1本で完結したい人
レモンオイル:他の保湿製品と組み合わせで使用できる人
まとめ
メリット
- 天然のオレンジ成分とミネラル配合
- 指板の汚れを落とし、保湿できる
- ローズとエボニー指板に使用できる
- レモンオイルより保湿効果が期待できる
- 家具に使用できる
デメリット
- メイプル指板には使用できない
指板オイルの中には、ベタ付きやすい製品もありますが、HOWARD(ハワード)のオレンジオイルはベタ付きが少ないです。
元々、ギター専用オイルではありません。
家にある木工製品(テーブルやキャビネット)にも使用できるため、1本持っておくと便利です。
オレンジオイルは「汚れ落とし」と「保湿(割れ防止)」ができるから是非使ってみてね。
・指板のメンテナンスをしたい人