【徹底解説】オレンジオイルの使い方(ギター指板の保湿と汚れ落とし)

【徹底解説】オレンジオイルの使い方(ギター指板の保湿と汚れ落とし)

オレンジオイルが良いとは聞くけど、何のために使うの?
使い方もわからないし……

ゆかめろ

もりそう

初めてオレンジオイルを使う人にもわかりやすく解説していくから一緒にやってみよう。

  • オレンジオイルの効果は?
  • オレンジオイルの使い方は?
  • レモンオイルとの違いは?

ギターの指板は乾燥すると割れることがあるため、定期的に保湿することが大切です。

私はこれまでオレンジオイル・レモンオイルなど10種類以上のオイルを購入して試しました。

今回の記事ではオレンジオイルの「効果」「使い方」「レモンオイルとの違い」を解説しています。

記事を読むことで、初心者でも安心してオレンジオイルを使うことできます。


オレンジオイルの特徴

  1. クロスに落として拭くだけ簡単
  2. 指板の汚れを落とし、保湿できる
  3. ローズとエボニー指板に使用できる
  4. メイプル指板には使用できない
  5. レオンオイルより保湿効果が期待できる



もりそう

オレンジオイルは未塗装のローズウッド指板・エボニー指板に使用することで、ひび割れを防止(保湿)できるんだ。

指板が乾燥すると「割れ」「フレットが浮き出る」「演奏性が悪くなる」などのトラブルにつながるため、とても重要になります。

指板のトラブルに関して「ギターの湿度管理【必要性と乾燥対策】」で解説しているため、合わせて読んでみてください。

注意
メイプル指板はコーティングされているため、オレンジオイル(レモンオイル)を使用すると逆に傷めます。
ボディ本体も塗装されているため使用しないのが無難です。

オレンジオイルの概要

メーカー:ハワード(HOWARD)
容量:118ml
用途:保湿・汚れ落とし・艶出し
対象:ローズ指板・エボニー指板
保湿期間:約1ヶ月
価格:1000円前後

メーカーサイトより引用

・木部塗装の汚れを落とし、つやを与えます。
・木目の天然の美しさと深みを高めます。
・重ね塗られたワックスは残さず、新鮮なオレンジの香りだけ残ります。
・シリコンや亜麻仁油は含まれておりません。
・オイルを施したウォルナットやチーク材に天然のオイルを補給します。

引用元:HOWARD

指板の汚れ落とし(手垢)、保湿、艶出し効果があります。

ハワードのオレンジオイルは、実店舗・ネットショップ、どこで購入しても価格はほぼ一緒です。

MEMO
実はギター専用ではありません。
元々、家具の汚れ落とし・艶出しとして作られました。
そのため、ギター専用にしなくても、家具で使えるため、購入しても無駄になることはありません。

オレンジオイルがダメと言われる理由

オレンジオイルやレモンオイルは柑橘類の皮に豊富に含まれている精油成分(Dリモネン)で汚れを落とします。

※Dリモネンはシール落としなどにも使われている成分です。

大手メーカーのマーチンがオイル類を推奨していない理由はここにあります。

・フィニッシュ(塗装)をダメにする
・フレット(金属)が酸化する

よく考えれば当たり前のことを言っているだけです。

クロサワ楽器のスタッフさんに聞いたのは「マーチンは推奨していないけど、日本の冬は特に乾燥しやすいから、使う量に注意して使った方がいい」ということでした。

オレンジオイルの使い方

使用前の注意点

使える場所
・ローズ指板
・エボニー指板
使えない場所
・メイプル指板
・ラッカー塗装(ボディ)

もりそう

オレンジオイルは指板に使うことを覚えておいてね!
ボディにも使えないことないけど、塗装によっては傷むことがあるよ。

ワンポイント
オレンジオイルは香りが強く、部屋に充満します。
適度に換気しながら行ってください。

使用手順を解説


手順1
クロスの準備

・オイルで拭く用
・オイルを拭き取る用

ギタークロスは2枚準備してください。

今回、オイルを付けて拭く用は、色がわかりやすい明るいカラーのクロス(FZONE楽器用クリーニングクロス)でやっていきます。

明るいクロスを使うメリットはオイルの出した量と汚れの落ち具合がわかることです。

オイルを拭き取るクロスとして「フェルナンデス/WCSポリッシングクロス(625S)」使用しています。

MEMO
ギタークロスを2枚持っていない場合は、1枚のクロスを「オレンジオイルで拭く面」と「拭き取る面」に分けて使用してください。

手順2
ギターの準備

オレンジオイルを使う時は、弦を外した状態にしてください。

弦を張ったままでも塗れないことはないですが、単純に作業性が悪くなります。

ネックスタンドを使うとギターが安定するので便利です。



手順3
乾拭き

まずはサラッと乾拭きします。

MEMO
フレット部分に汚れがたまることがあります。
そんな時は爪楊枝や歯ブラシなどで優しく汚れをとります。
※写真は汚れなし。
普段から演奏後クロスで拭いたり、弦交換時にメンテンナンスしておけばそこまで汚れは溜まりません。



手順4
クロスにオイルを出す

オレンジオイルの出口は小さいので、一気に出てくることはありません。

1〜2滴程度で3〜4フレット分は拭けます。

出しすぎ注意です。

オレンジオイルをクロスに出さずに、直接指板に落とす方もいますが、やめてください。

オイルの出口が小さいと言っても、一箇所に液体が落ちます。

指板が水分を含みすぎてしまい、「ネックが反る」「フレット浮き」の原因になります。

必ずギタークロスに落として使用してください。


手順5
本番

軽くこすって手垢を落とすイメージで拭いていきます。

「使用済」と「未使用」で色が違うのが確認できます。

オイルが足りなくなったら追加します。

ブリッジにも使っていきます。

アコギは指板とブリッジが同じ素材(未塗装)であることが多いです。

指板と違い、手垢はないので、擦する必要はありません。

軽く拭いていきます。


手順6
染み込ませる

1フレットから最後のフレットまで拭き終わったら15分程度待ってオイルを浸透させます。


手順7
余分なオイルを拭き取る

オイルが付いていないクロスを準備して、表面に残った余分なオイルを拭きとっていきます。

ハワードのオレンジオイルは浸透性が高いので、そこまで余分なオイルが残ることはないです。


手順8
完成

以上がオレンジオイルの使い方になります。

オレンジオイルとレモンオイルの違い

オレンジオイル
  • 汚れ落とし効果(普)
  • 保湿効果(高)
    ・粘度が高い
    ・揮発性が低い
レモンオイル
  • 汚れ落とし効果(高)
  • 保湿効果(低)
    ・粘度が低い
    ・揮発性が高い

※「粘度が高い」というのはレモンオイルと比較した時の場合です。

結局どっちを使えばいいの?

ゆかめろ

もりそう

共に、汚れ落とし効果はあるけど、一番の違いは保湿効果だよ。

粘度が高い=揮発性が低い=保湿効果が高い

結果、オレンジオイルの方が汚れ落としの効果があり、保湿能力も高いことになります。

レモンオイルを使用する場合は、以下の保湿効果が高い物を合わせて使用することをオススメします。



使用者の声(口コミ)

良い口コミ
・爽やかな香りが良い
・汚れ落としと保湿の両方できるのが良い
・以前はレオンオイルを使っていたが切り替えた
・メンテナンスの定番品なので安心
・1本買えば当分(数年)使える
悪い口コミ
・香りがキツイ

もりそう

以前はレモンオイルを使用していたけど、オレンジオイルに切り替えたという人が多い印象だね。

こんな人にオススメ


・ギターを所有する全ての人
・手軽に指板をメンテナンスしたい人

「汚れ落とし用」「保湿用」とオイルを使い分けるのは、大変と感じるのであれば、オレンジオイルだけを使えばOK!

ギターの入門セットに付属している、何のオイルかわかない物より、オレンジオイルを使用した方がいいです。

オレンジオイルのまとめ

今回はオレンジオイル(ハワード)の使い方について解説しました。

日本は時期によって乾燥しやすい気候のため、ギターにとっては厳しい環境下になります。

“めんどくさい”と感じるかもしれませんが、指板の保湿は本当に大切です。

初心者の方にも積極的に使って欲しい!

もりそう

指板という一部分だけど、オレンジオイルで保湿して、ギターを大事にしていこう!
オレンジオイルのまとめ

  1. クロスに落として拭くだけ簡単
  2. 指板の汚れを落とし、保湿できる
  3. ローズとエボニー指板に使用できる
  4. メイプル指板には使用できない
  5. レオンオイルより保湿効果が期待できる



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