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今回はMartinメンテナスクリニックについて解説するよ。
- Martinメンテナンスクリニックについて知りたい
- いつ、どこでやっているのか知りたい
- 参加条件を知りたい
楽器店に行った際に、「Martinメンテナンスクリニック開催」のポスターを見たことがあると思います。
今回の記事では、参加条件や実際の内容を解説しています。
記事を読むことで、Martinメンテナンスクリニックの実態を知ることができます。
Martinギター所有者限定で、ギターの診断を無料でしてもらえるイベントだよ。
※完全予約制で、参加できる人数が決まっているため、早めに予約することをオススメします。
イベント内容は、その場で修理してもらえる訳ではなく、あくまで「診断」になります。
弦高、ネック、部品の取り付け状態などを確認します。
もし自分の所有するMartinギターのスペック等がわからなければ、是非聞いてみてください。
Martinギターに詳しいスタッフが解決してくれます。
事前に質問内容を考えておくのがオススメです。
Martinメンテナンスクリニックの概要
概要 | |
---|---|
参加条件 | Martinギターを所有していること |
開催場所 | 各都道府県の楽器店 |
開催日 | 不定期 |
所要時間 | 約30分〜1時間 |
予約 | 完全予約制 |
Martin日本総代理店「クロサワ楽器」のスタッフが楽器店に来店し、Martinギターの状態を診断してくれるイベントです。
※会場によってはセミナーもあります。
同時に、Martinフェアを開催することが多いです。
楽器店が、普段在庫していないようなMartinギターを入荷し、特別割引で購入できるチャンスでもあります。
参加条件
Martinギターを所有していることが条件です。
1日限定、または土日の2日間のイベントなので、参加人数も限られています。
私が実際に参加した時は、5名限定の完全予約制でした。
開催場所
私が参加したのは、山形県のイオン内にある島村楽器でした。
地方は楽器店が限られているため、大型商業施設内にある楽器店で行われることが多いです。
開催日
不定期開催
いつイベントがあるかは、店舗に張り出しになるチラシを見るか、楽器店のツイッターをフォローして情報を入手するしかありません。
島村楽器は各都道府県、店舗ごとにアカウントを持っているので、フォローするのがオススメです。
所要時間
私の時は1人当たり約1時間でしたが、会場によっては1人当たり30分の場合もあるようです。
事前予約でタイムテーブルが決められているので、どの時間帯を取るかは、早い者勝ちになります。
私は予約開始すぐに電話したので、一番最初に取ることができました。
その後、予約状況を見るとあっという間に予約が終了しました。
田舎の山形でこの状況なので、おそらく都市圏だと競争率は高いと考えられます。
予約は早いことに越したことないよ。
クリニックの内容をレポート
実際の会話内容をまとめました。
※写真掲載の許可を頂きました。
私が持ち込んだのは「Martin D-28 Custom Brazilian」です。
購入してから一度もメンテナンスに出していなかったのでいい機会でした。
店頭に着くと、早速診断開始です。
「カスタムのニッパチ?イングルマン?ハカランダじゃないですか?良いのお持ちですね。
何も言わなくても、細かいスペック等を言い当てるのは、流石としか言いようがありません。
ブリッジ剥がれは早く直した方がいいですね。
トップも若干膨らんでいますね。
気がつかなかった…
弾いた後は緩めていますか?
おそらく前のオーナーさんが緩めていなかったんでしょうね。
ちなみに私は4回ペグを回しています。
塗装のひび割れも多いですね。
内部の木までクラックが入ればまた別ですが、塗装上のひび割れは心配ないです。
むしろ勳章です。
ゴールドプレートは、おそらく前のオーナーさんが特注でどこかに頼んで作ってもらったものですね。
Martinオリジナルではないそうです。
Martinフェア(試奏)
Martin D-28 standard(2018)
2018年、大幅に仕様が変更されたギターです。
細かい所は今までのスタンダードの部分も残してあり、良い意味で融合されている感じです。
見た目はV(ヴィンテージ)シリーズに近く、サウンドが太いのが特徴です。
参加した当時、Martinフェアで価格は300,000円を切っていましたが、現在は350,000〜400,000円へと価格が上がっています。
Martin GPCPA4
DEPAPEPEの徳岡さんが使用しているギターです。
当時、弾いたのはGPCPA4(サペリ)で、正確には徳岡さんのはGPCPA4(ローズウッド)とはスペックが異なります。
実際触ったことなかったので、弾かせて頂きましたが、ボディが小さいのでかなり弾きやすいのが特徴です。
D−28を弾いた後だったので、より音量は劣るように感じました。
ボディサイズが違うので、当たり前です。
本機はピックアップが搭載されているので、ライブで本領発揮します。
Martin OO-15M
オールマホガニーなのが特徴です。
Martinの人気機種と言えば、D-18、D-28などですが、OO-15Mは好みのギターです。
最近はどうしてもサイドバックがローズウッドのものばかり弾いていましたが、オールマホガニーのギター初めて弾きました。
ボディは軽く、マホガニー特有の明るいサウンドがたまらないです。
このギターは万人受けするギターではないですね!
ちょっとマニア向けだと感じました。
担当者への質問
- エレアコのEシリーズのサウンドはどうなんですか?
- 楽器店のスタッフが目を隠し、ブラインドテストしてもわからないです。
それほど違いがないサウンドです。
- ブリッジピン(素材)を交換したらサウンドは変わりますか?
- ピンだけでは、たいして音に変化はないです。
見た目だけです。
- レモンオイル(オレンジオイル)は積極的に使ってもいいですか?
- Martinは推奨していません。
Gibsonは推奨しています。
個人的には、東北など冬場乾燥する場合は使った方がいいです。
夏場はそれほど乾燥しないので、乾拭きで十分です。
霧吹きを使って水拭きでもいいです。
- 材のグレードによって本当に音は違うんですか?
- グレードによって音が全然違うのは本当です。
Martinでは、赤外線で一枚ずつ材をチェックしてグレードを決めています。
基準は一般に公開されていないので、楽器店の人にも知らされていません。
グレードが最高峰(D-45で使われるグレード)は別格に音が良いです。
- ハカランダの木目は音質に関係ありますか?
- 柾目のキレイな物とハカランダ特有のワイルドな見た目の物などありますが、音には関係ないです。
- Martinオーダーメイドは高いですよね?
- 島村楽器からでもオーダーは可能です。
島村楽器→クロサワ楽器→Martin本社の流れで進みます。
基本のギタータイプを選び、最低3ヶ所以上通常仕様から変えればオーダー可能です。
トップにアディロンダック、サイドバックにローズウッドで約50万ほどでオーダーできます。
ただしハカランダ使用不可です。
マダガスカル仕様は100万前後まで跳ね上がります。
※上記価格は当時の価格であり、現在は値上がりしています。
- D-200はサウンドも凄いんですか?
- あれは…何だかわかりません(笑)
まとめ
概要 | |
---|---|
参加条件 | Martinギターを所有していること |
開催場所 | 各都道府県の楽器店 |
開催日 | 不定期 |
所要時間 | 約30分〜1時間 |
予約 | 完全予約制 |
ギターを無料点検してもらえることで、自分では気付けなかったトラブルを発見できます。
そして何よりスタッフの人と話できるのが楽しいです。
正直、1時間では足りません。
ギター好きであれば、質問はたくさんあるはずです。
ギターの悩みをプロが的確に答えてくれます。
今回はMartinの企画でしたが、他のメーカーでも同様の企画をしていることがあるようです。
もし、近くの楽器店で、イベントがあったら是非行ってみてね。
私のD-28もゴールドプレートです。
クロサワがカスタムしたもので、店頭販売時点でゴールドプレートでした。
大きさ、フォントも同じです。
UBさん
そうなんですね!
貴重な情報ありがとうございます。
実は最近、BlueGというギターショップにカスタムのD-28入荷していたのですが、それもゴールドプレートでした。
これらのことを考えると、以前メンテナンスクリニックに行った際にスタッフの方が言っていた「前オーナーが取り付けた」というのは違うのかもしれません。
私が所有するD-28もクロサワのカスタムなので、クロサワがカスタムオーダーする際にその仕様にした可能性もありますね。