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今回はEJ-160Eについて紹介するよ。
- Epiphone EJ-160Eについて知りたい
- サウンド・品質・価格について知りたい
Gibson J-160Eはジョン・レノンが使用していたことで有名です。
これからギターを始める人、初心者の人にとっては、価格が高いため手が出ないのが現状です。
今回の記事では、廉価版であるEpiphone「EJ-160E」を紹介しています。
記事を読むことで、EJ-160Eの特徴を知ることができます。
- Gibson J-160Eの廉価版モデル
- Epiphone EJ-160Eは2種類存在する
- 時期によって生産国が異なる
- 生鳴りは決して良いとは言えない
- 中古相場は50,000〜80,000円
Epiphone JohnLennon EJ-160Eは、Gibson J-160E(1962年製をベース)の廉価版モデルです。
現在は生産終了しており、中古市場でも見かけることが少なくなりました。
本機の特徴は、ネックが太い、ネックスケール(弦長)が長い、ボディが重い、ナット幅が広いことです。
人によっては弾きにくさを感じます。

サウンドは、サスティーンが短いから、弾き語りでガンガン弾くのが合っているね。
Epiphone(エピフォン)とは?
Gibson(ギブソン)社傘下のメーカーです。
もともと独立したブランドでしたが、Gibsonに買収されます。
年代によっては、Gibson発祥の地であるカラマズー工場内で作られたものも存在し、それらは今でも高額で取引されています。
現在は、中国や韓国で生産されているため、廉価版の位置付けブランドです。
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2種類のEJ-160Eを解説
John Lennon EJ-160E | Limited Edition EJ-160E VS | |
---|---|---|
ネックスケール | 25.5inch(648mm) | 24.75inch(628.65mm) |
ボディカラー | サンバースト | サンバースト(トップのみ) |
ラベル | ジョン・レノン特別ラベル | オリジナルラベル |
マスターボリューム | ゴールドカラー | シルバーカラー |
トーンコントロール | ゴールドカラー | シルバーカラー |
ピックガード | 無地 | 「e」表記あり |
付属ケース | ハードケース | ソフトケース |
Epiphone EJ-160Eには2つのモデルが存在します。
「John Lennon EJ-160E」と「Limited Edition EJ-160E VS」です。
見た目はほぼ一緒ですが、作りが異なります。
2本の違いを理解した上で、購入することをオススメします。

John Lennon EJ-160Eは特別仕様モデル、Limited Edition EJ-160E VSは本家のJ-160Eを再現したモデルだよ。
ファンとしてはどっちを選ぶか悩ましいね。
ネックスケール

John Lennon EJ-160E:25.5inch(648mm)
Limited Edition EJ-160E VS:24.75inch(628.65mm)
見た目でわからない大きな違いが、ネックスケール(弦長)です。
John Lennon EJ-160Eは他のモデルと比べて、ロングスケールになります。
長さが異なると、弦のテンション感が変わり、弾きやすさ、サウンドに大きな影響を与えます。
ボディカラー

両個体、見た目は同じサンバーストですが、大きな違いがあります。
John Lennon EJ-160Eはサイド、バック、ネックの裏までキレイなグラデーションのサンバーストカラーになっています。
Limited Edition EJ-160E VSは、トップはサンバーストカラーになっていますが、他の部は1色のカラーになっています。
サイン・ラベル

John Lennon EJ-160Eはボディトップにサイン、ボディ内部には似顔絵が入った特別ラベルが貼られてあります。
Limited Edition EJ-160E VSには、サインは無く、オリジナルラベルになります。
マスターボリューム・トーンコントロール

EJ-160Eはエレアコのため、アンプから音を出す場合に使用するツマミが異なります。
John Lennon EJ-160Eはゴールドカラーで 中央部分に文字表記はありません。
Limited Edition EJ-160E VSは、中央部分がシルバーカラーで「volume」「Tone」の文字表記があります。
ピックガード
John Lennon EJ-160Eはピックガードに何も表記はありません。
Limited Edition EJ-160E VSのピックガードにはEpiphoneの「e」マークが入っています。
EJ-160Eをレビュー
本家のGibson J-160Eとは?
ジョン・レノンは1962年製のGibson J-160Eを購入しますが盗難にあいます。
その後1964年製を入手している経緯があります。
ゆずの北川悠仁さんはジョン・レノンに憧れ、デビュー後、事務所に借金して1968年製を購入しています。
近年、ライブでの使用は少なくなりましたが、テレビ出演やMVなどはJ-160Eが使われることが多いです。
サブとして1967年製も所有。
J-160Eの愛用者として斉藤和義さん、秦基博さんなども使用しています。
仕様を解説

トップ:スプルース単板
サイド・バック:マホガニー合板
指板:ローズウッド
ブリッジローズウッド
ナット:TUSQ
ピックアップ:P-100
生産国:韓国
John Lennon EJ-160Eは時期によって、インドネシア、韓国、中国と生産国が異なります。
ネット上では、中国製は作りが悪いと書き込みがありますが、3カ国の個体を比較した事例を見たことがないため、正確な情報とは言えません。

ヘッド裏上に「KOREA」と生産国のシールが付いています。

シールではなく焼印を入れるか、ボディ内部のラベルに印刷した方が良いよね。
さすがにこれは酷いよ。
Gibsonはトップが合板なのですが、EJ-160Eは生音でも鳴るように単板仕様になっています。
本家のJ-160Eが合板なのは「鳴り」をわざと抑えるためと言われています。
Gibson J-160Eのピックアップは、P-90ですがP-100に変更されています。
サウンドを解説

本機の特徴として、ニッケル弦(エレキ用)を張って使用することで有名です。
もちろんアコギ弦を張ってもOKです。
通常のアコギとは全然違い、豊かなアコースティックサウンドとは言えません。
サスティーンの伸びが少なく、ガシガシした音がします。
ソロギタースタイルで使うというよりは、弾き語りでガンガン弾くスタイルが合っています。
演奏性(弾きやすさ)

・ボディが重い
・ナット幅が広い
・指板が広い
・ネックが太い
・ネックスケール(弦長)が長い
正直、ある程度ギターが弾ける人でも、弾きにくいと感じます。
ジョン・レノンなど、好きな人アーティストが使用しているのを見て、憧れている人が使うべきギターです。
購入したい人へ(アドバイス)

中古市場の個体数
John Lennon EJ-160E、Limited Edition EJ-160E VS共に生産終了しています。
現在、中古市場の個体数が少ないです。
楽器店で入荷を待つより、オークション、フリマサイトで探した方が早いです。
価格と品質について
中古の相場は50,000〜80,000円です。
本機を購入して約20年ほど経過しますが、大きなトラブルはありません。
廉価版モデルの位置付けですが、価格を考えれば作りはしっかりした印象です。
まとめ

- Gibson J-160Eの廉価版モデル
- Epiphone EJ-160Eは2種類存在する
- 時期によって生産国が異なる
- 生鳴りは決して良いとは言えない
- 中古相場は50,000〜80,000円
Epiphone JohnLennon EJ-160Eは、Gibson J-160E(1962年製をベース)の廉価版モデルです。
現在は生産終了しており、中古市場でも見かけることが少なくなりました。
本機の特徴は、ネックが太い、ネックスケール(弦長)が長い、ボディが重い、ナット幅が広いことです。
人によっては弾きにくさを感じます。

ジョン・レノン、北川悠仁さんが好きな人はチェックしてみてね。

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「生産終了を理由にフリマで高額に出品している物もあります。」
その事自体は、決して悪い事ではありませんよ。買い手の価値観の問題なので、プレミアがつくことは当然あり得ることです。ただ、売れるかどうかは市場のバランスの問題です。殊更に注意喚起するような事ではないですね。中古品の適正価格を決める基準などありません。
高田典義さん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。
欲しい人はいくらでも払うし、いらない人はタダでもいらない。
市場のバランスが大事ということですね!