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今回はGreven Fについて紹介するよ
- Grevenについて知りたい
- サウンド・品質・価格について知りたい
押尾コータローさんの影響で、Grevenを購入しようか検討している人は多いです。
問題は価格です。
簡単に買える金額ではないため、多くの人が迷います。
今回の記事では、私が所有するGrevenFを紹介しています。
記事を読むことで、Grevenの特徴を知ることができます。
- 1980年代に多いFはMartinでいう000(トリプルオー)より一回り大きいボデサイズ
- メイプル素材による歯切れの良いのが特徴
- サスティーンは短め
- 価格は約500,000円
- 中古市場でも数が少ない
近年は個体が少なく、見かけることもなくなりました。
ドレッドノートの様な、大きなボディではないため、「豊かな鳴り」とは言えません。
取り回しが良いため、ソロギタースタイルなどにオススメのギターです。
以前、前の所有者と奇跡的に繋がることがあり、聞いた所、弾き語りで使っていたいうことでした。
Greven=押尾コータロー=ソロギター
以上のような印象が定着しているけど、スタイルを問わず、自由に楽しむのが良いよね。
Grevenブランドの概要
John Greven(ジョン・グレーベン)とは?
アメリカ オレゴン州ポートランドに自宅工房を構え、ギター製作を行っているルシアーです。
これまでの生産本数は、2300本を超え、ルシアーの中では王御所と言われています。
日本では押尾コータローさん、岡崎倫典さん、中川イサトさんが使用していることで有名です。
特に押尾コータローさんの影響は大きく、押尾ファンは「いつかはGreven」という目標があったはずです。
結果、日本一入手が難しいと言われたメーカーでもあります。
近年、Greven Guitar Japanという、Greven本人が設計・監修しているブランドが立ち上がり、入手しやすくなりました。
ただし、制作しているのは日本になります。
アメリカ製のGrevenは、作りが雑とよく言われますが、本当です。
しかし、雑な作りこそが、Grevenサウンドの特徴である、低音と歯切れを生み出しています。
Greven Fのレビュー
仕様・価格を解説
トップ:スプルース
サイド・バック:メイプル
購入価格:500,000円
Fのボディは、MartinのM36(0000「クワドラオー」)サイズになります。
000(トリプルオー)やOMより、一回り大きいです。
素材はトラ目が美しいカーリーメイプル(楓)です。
Grevenのギターには、カーリーメイプルの他に、フィギャードメイプルもよく使われます。
サウンドを解説
メイプルは、木が硬い性質であることから、音の立ち上がり(レスポンス)が良く、伸びのあるサスティーンが特徴と言われます。
本機に関しては、サスティーンは短めです。
Martinのような、キレイな鈴鳴りというよりは、歯切れが良い、ジャキジャキサウンドになります。
どちらかと言えばGibson系です。
音のレンジ(音域)が狭いため、オールマイティーには使えない印象です。
演奏性(弾きやすさ)
Grevenギター全般に言えることは、ネックがショートスケール(長さ)のため、弾きやすいのが特徴です。
ネックの太さも、そこまで太く感じません。
ナット幅が広いため、弦と弦の間が広いです。
ソロギタースタイル(フィンガースタイル)で演奏する人にとっては弾きやすいギターです。
僕が所有するMartin D-28と比べても、ナット幅が広いから、ソロギターは弾きやすいね。
品質(不具合)について
- トップセンター割れ
- ブレーシング剥がれ
- インレイ剥がれ
- 塗装の傷み
- オリジナル部品の不安定
Grevenギターに興味がある人は、品質(不具合)について知っておく必要があります。
上記、項目はGrevenでよく見られるトラブル事例になります。
本機で実際に発生した事例を紹介します。
塗装の傷み
上の画像、ボディサイド部になりますが、範囲を指定している所が少し色が変わっており、塗装がダメになりました。
※画像では分かりずらいです。
実際に触ると、つや消し塗装であるような「サラサラ」になってしまいました。
ペグのトラブル
画像を見ると、ペグのネジ穴が空いているのが分かります。
前の所有者によって、ペグが交換されていました。
本機だけでなく、他のGrevenに関してもペグの状態が悪い物が多いように見受けられます。
Grevenが悪いというよりは、年代が古い個体はペグの安定性が低くなっています。
購入したい人へ(アドバイス)
Fモデルの存在意義
Fは1980年代に多く作られたモデルですが、近年は中古市場でも見なくなりました。
実際に所有して分かったことは、音のレンジ(音域)が狭いので、オールマイティーに使えるギターではありません。
「ギター1本でやっていくんだ」という人よりは、すでに何本か所有しており、入れ替えで使う方が合っているように感じました。
価格
私は500,000円で購入しましたが、現在はやや上がっており、相場は600,000〜700,000円です。
稀にブラジリアンローズウッド(ハカランダ)仕様が、中古市場に出ることがありますが、約1,000,000円です。
まとめ
- 1980年代に多いFはMartinでいう000(トリプルオー)より一回り大きいボデサイズ
- メイプル素材による歯切れの良いのが特徴
- サスティーンは短め
- 価格は約500,000円
- 中古市場でも数が少ない
近年は個体が少なく、見かけることもなくなりました。
ドレッドノートの様な、大きなボディではないため、「豊かな鳴り」とは言えません。
取り回しが良いため、ソロギタースタイルなどにオススメのギターです。
Fはオールマイティーではないけど、Grevenサウンドを感じられるモデルだよ。
もりそうさん、おはようございます
うちのグレちゃんは70年代のJ-Herringborn、巨大なボディから大音量を発してます
でも、もりそうさんのおっしゃるようないくつかの不具合を私も懸念しており、この春びびり対策ですりあわせを行った際、総点検を依頼しました
結果的には異常なしと言うことで以降快調ですが、お世辞にも丁寧とはいえない作りで、確かに不具合も起きやすいかなあというのも実感であります(笑)
音はボディの大きさの割に引き締まった低音で、その点ではややマーチンとは異なりますが、倍音の多い中高域はマーチン寄りかなと思えるので、マーチンとギブソンの中間くらいという印象です
https://soundcloud.com/zizi-guitar/greven-j-herringbone-deluxe
ケースはあまりにもぼろぼろだったのでw、そうそうにBOBLEN BL-J17 に交換しました
なお、記事にある指板Rのきつさはうちのグレちゃんにはなくて、アコギ用カポで十分対応できています
ziziさん
こんにちは
私の勝手な考えですが、Grevenに限らず古いギターはやはりトラブルは起こると思います。
でも今回の総点検して大丈夫である場合やもし不具合があっても直せば当分良い状態でいけるのかなぁと考えています。
やはり古いものはそれなり水分量など安定していると思うので!(浅い知識ですが(笑))
サウンド聴かせて頂きました。
しかし良いサウンドですね。
これはマイク録りで加工はしてあるんですか?
ボディのサイズ感でだいぶ異なるようですね。
私の持っているFとはやはりキャラクターが違うようで面白いです。
返信ありがとうございます!
録音はすりあわせ&点検から退院した折にしたものです
https://zizii2015.blogspot.com/2019/03/greven.html
びびりが怖くて思い切って弾けなかった入院前と比べて、気兼ねなく弾けるようになりました
ZOOM H6というレコーダーで録った生音のみの音ですが、ステレオレコーダーなので、近距離録音でもほんの少しの広がり感があり、ちょっとゴージャスに聞こえているかもしれません
不思議なことに妙に録音映えのするギターで、結局購入の決定打もドルフィンの試奏動画だったのを思い出します
ありがとうございます。
生音でこのクオリティは凄い…
ん〜本当にGrevenって他のギターにはない魅力的なサウンドです。