秦基博のギターを解説

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この記事はこんな人にオススメ
  • 秦基博のギターについて知りたい人
  • 秦基博と同じギターが欲しい人
もりそう
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今回は秦基博さんのギターについて解説していくよ。

記事を読むことで、秦基博さんのギターを知ることができ、同じギターを探す上での知識を得ることができます。


使用ギター(一覧)
  • Gibson J-45(1966)
  • Gibson J-50(1968)
  • Gibson J-160E(1998)
  • Gibson Southern jumbo(1960年代末期)
  • Gibson J-200
  • Gibson L-00
  • Epiphone TEXAN(1966)
  • Maton EBG808MH (秦基博シグネイチャー)
  • Martin D-28(1974)
もりそう
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記事内では1本ずつ解説していくね。

オフィシャルのスコア内でも解説しているから参考になるよ。

秦基博について

声の魅力

秦基博さんの最大の魅力は、その「声」にあります。

「鋼と硝子でできた声」

鋼のように力強く、ガラスの透き通る歌声は、他のアーティストにはない独自の雰囲気を作り出しています。

感情を込めた歌い方は、シンプルな言葉でありながら、聴く人に強く訴えかける力を持っています。

温かさや優しさを感じさせる一方で、時には儚さや哀愁も漂わせるシンガーソングライターです。

伝説のコラボ

以前、秦基博×Superfly×金城綾乃(Kiroro)とのコラボ曲「楓」(スピッツ)は当時大反響でした。

反響が大きく、その後にFNS歌謡祭で再びコラボすることになります。

Superflyと同じキーで歌う秦さんは必見です。

YouTubeで是非検索してみてください。

楽曲の魅力

アコースティックギターを中心としたサウンドは、リズムとメロディが美しく調和しており、どこか懐かしさを感じさせると同時に、現代的な響きを持ち合わせています。

代表曲「鱗(うろこ)」のイントロはアコギを弾く人にとって「弾きたい」と思わせるようなコード進行です。

映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌としても注目を集めた「ひまわりの約束」は、愛する人を守りたいという純粋な気持ちがストレートに歌われており、男女世代問わず多く人に愛され、大ヒットしました。

もりそう
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タイアップ曲も多いから、多くの人が秦さんの楽曲に触れているはずだよ。

使用ギター Gibson

Gibson J-45(1966)

  • トップ:スプルース
  • サイド&バック:マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • ネック:マホガニー(ナロー)
もりそう
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秦基博さんと言えば、このJ-45と思い浮かべる人が多いよね。

ライブ、レコーディングでメインで使用しているギターです。

チェリーサンバーストの最終年の個体となります。

通常、チェリーサンバーストはもっと赤みがかった色をしていますが、秦基博さんが所有しているのは、経年劣化により脱色した個体になります。

そのため、同じカラーリングのJ-45を探そうと思っても見つかりません。

稀に中古市場で見つかることがありますが、即売れてしまうのが現状です。

1965年〜1969年頃の個体に採用されているナット幅は、約40mmと狭いナローネック仕様になっています。

ネックが14度角になっているのも特徴です。

秦基博さんが所有する年代のJ-45は、通常アジャスタブル・サドルが搭載されていますが、ピエゾ・ピックアップを載せるにあたり、サドルを牛骨のストレートサドルに変更しています。

ピックアップに関して、以前まではL.R.BAGGS マグネティック・ピックアップM1+インブリッジ・ピエゾの組み合わせでしたが、現在はJ-45含め、他のギターに関してもAnthem(アンセム)を搭載しています。

Anthem(アンセム)とは?

L.R.BAGGS のピックアップシステムで、ブリッジプレートのTru-Mic(トゥルーマイク)とアンダーサドルの「Elementエレメントのデュアルマイクシステムのことになります。

J-45(1966)は、「鱗(うろこ)」「僕らをつなぐもの」『虹が消えた日」「ひまわりの約束」など、多くのMVで見ることができます。

参考価格

中古相場:約700,000〜800,000円

近年、ヴィンテージギターの価格が高騰しているため、今後も上がる一方です。

Gibson J-50(1968)

  • トップ:スプルース
  • サイド&バック:マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • ネック:マホガニー

J-50は1942年にJ-45のナチュラルカラー版として販売されました。

J-45とスペック等も同じため、サウンドも似たようなサウンド傾向と言われますが、より歯切れが良く「ザクザク感」が楽しめると人気があります。

秦基博さんの個体は、ピックアップは搭載せず、レコーディング専用のギターになっています。

アルバム「Signed POP」で多く使用されています。

参考価格

中古相場:約700,000〜900,000円

同年代のJ-45と比較すると、個体数が少ないため、価格がやや高い傾向にあります。

Gibson J-160E(1998)

  • トップ:スプルース
  • サイド&バック:マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • ネック:マホガニー

J-160Eは1954年に合板でピックアップ(P-90)を搭載したモデルとして登場します。

ビートルズ(ジョン・レノン)が使用していたことで、一躍有名になったギターです。

J-160Eは1979年に生産終了になり、1990年からリイシューモデル(再販)が出回ります。

リイシューモデルは、鳴りを良くするためにオール単板仕様になりましたが、それがビートルズファンにとっては逆に不満となり、1996年に合板仕様へと戻されることになります。

そのため、1990年以降のモデルは「単板モデル」と「合板モデル」が存在することを覚えておいてください。

秦基博さんは2006年に入手しています。

モデル名に「1964」が付けば、ビートルズが使用していた年代の復刻なので「合板モデル」です。

購入を検討される人は、一度確認してください。

「シンクロ」のCDジャケットで抱えているギターです。

参考価格

中古相場:約350,000〜400,000円

2014年以降,、生産が停止しています。

2016年に島村楽器から限定75本で販売されましたが完売しています。

そのため、新品で購入するのはほぼ不可能です。

比較的にまだ手が届きやすい価格帯ですが、現在生産されていないことから、市場本数がそもそも少ないため、価格が上がると考えられます。

Gibson Southern jumbo(1960年代末期)

  • トップ:スプルース
  • サイド&バック:マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • ネック:マホガニー

1942年にSouthern jumbo(サザンジャンボ)はJ-45の上位機種として登場します。

※ちなみに初期のモデル名はSoutherner Jumbo(サザナージャンボ)

発売当初はJ-45と同じボディ形状のラウンド・ショルダー型でしたが、1962年にhumming bird(ハミングバード)やDove(ダヴ)と同じ形状のスクエア・ショルダー型に変更されます。

現在は発売当初のラウンド・ショルダー型に戻されています。

秦基博さんが所有しているスクエア・ショルダー型は短い期間に生産された希少モデルになります。

音のレンジが上から下までバランスが良いため、バンドの中で扱いやすいようです。

秦基博さんの個体は、ヘッドのGibsonロゴが消えかかっているのが特徴です。

Girl、グッバイ・アイザックMVで使用されています。

通常、アジャスタブル・サドルが搭載されていますが、ピエゾ・ピックアップを載せるにあたり、サドルをストレートサドルに変更しています。

参考価格

中古相場:約600,000〜800,000円

上記で解説した通り、生産期間が短いこともあり、個体数が少なく入手困難です。

復刻モデルも存在しますが、やはりこちらも個体数が少ないです。

Southern jumbo(サザンジャンボ)=ラウンド・ショルダー型の印象が強く、人気があるため、メーカーとしてはこちらに力を入れているのがわかります。

もりそう
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スクエア・ショルダー型は、知る人ぞ知るマニアックなモデルだからね。

Gibson J-200

「フラット・トップの王様」の異名を持つギターです。

J-200は1937年に登場します。

元々はSJ-200(スーパージャンボ)と言う品番でしたが、1947にSが外され、現在のモデル名になっています。

ただし、1950年代初期まではSJ-200のラベルが貼られていたようです。

秦基博さんは、自宅で弾くギターと語っているため、ステージには出てこないと考えられます。

参考価格

秦基博さんが所有する個体の年代が不明のため、参考価格は出せませんでした。

以下に現行モデルの価格を出しておきますので、参考にしてください。

新品相場:約700,000〜1,000,000円

中古相場:約500,000〜600,000円

近年、とにかく値上がりが激しです。

Gibson L-00

  • トップ:スプルース
  • サイド&バック:マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • ネック:マホガニー

1926年に登場したのがL-0(スモールボディ)です。

その後、兄弟機種としてL-1とL-00が登場します。

J-45に比べるとボディサイズが小さいため、音量も少ないです。

Lシリーズのトップ材は薄いため、音の反応早さがよく、ブルースやラグタイムなどで使用されることが多です。

秦基博さんは、山崎まさよしのL-0を弾いて気に入って、手に入れたようです。

主に自宅で弾くことが多いようです。

参考価格

秦基博さんが所有する個体の年代が不明のため、参考価格は出せませんでした。

以下に現行モデルの価格を出しておきますので、参考にしてください。

新品相場:約350,000〜400,000円

中古相場:約280,000〜340,000円

そもそもの個体数が少ないため、中古市場でも見つけるのが大変です。

使用ギター その他

Epiphone TEXAN(1966)

  • トップ:スプルース
  • サイド&バック:マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • ネック:マホガニー

現在、Epiphone(エピフォン)は、Gibson(ギブソン)傘下の廉価版とされていますが、以前は、J-45と同じカラマズー工場で製作されていました。

そのため、ギターの構造やサウンドはGibson(ギブソン)と類似しています。

TEXANは(テキサン)ロングスケールで、ダイナミックなサウンドが特徴です。

大沢たかおさんから譲り受けたギターで、低音と高音域に伸びが特徴と本人は語っています。

参考価格

中古相場:約500,000〜600,000円

同年代のJ-45と比較すると、個体数が少ないため、価格がやや高い傾向にあります。

補足

安価で廉価版の印象が強いですが、歴史のあるメーカーです。

かなりマニアックですが、興味がある人は読んでみてください。

Maton EBG808MH (秦基博シグネイチャー)

  • トップ:シトカスプルース
  • サイド&バック:ブラックウッド
  • 指板:ローズウッド
  • ネック:セレクトブラックウッド
  • ナット幅:42mm

セレクトブラックウッドとは?

近年、木材に “セレクト”という言葉を見ることが多々あります。

これは、その素材に近い材を含んでいることを意味します。

今回の例で言えば、ブラックウッドという木材に近い材、もしくは本物のブラックウッドを使っているということになります。

おそらくメーカー問わず、材の確保が難しくなっている背景があります。

安価な価格帯のギターだけでなく、高級ギターにも同じように “セレクト”材が使われ始めています。

2013年「Signed Pop Tour」で活躍したギターです。

EBG808Artistをベースモデルにしており、Martin(マーチン)で言うと、00や000サイズの中間とされています。

通常、00や000サイズであれば、ボディー厚は薄めに設計されますが、本機はやや厚みがあるため、音量があり、きちんと低音を感じることができるようになっています。

ネック幅は秦基博さん指定の42mm幅を採用しています。

ピックアップ・システムは、AP5-proを搭載しており、アンダーサドル・ピックアップにコンデンサーマイクを併用する事で、より自然なサウンドを出力することができます。

参考価格

定価:410,000円

中古相場:不明(フリマサイトでは過去に300,000円前後での取引あり)

現在は生産が終了し、中古市場にも滅多に出ないため入手困難です。

ちなみに、ベースとなったEBG808 Artistは新品で470,000円前後になります。

Martin D-28(1974)

  • トップ:スプルース
  • サイド&バック:マホガニー
  • 指板:エボニー
  • ネック:マホガニー

ライブのサブギターとしてたまに登場します。

L.R.BAGGS のアンセムを搭載しています。

D-28は1969年までは、サイド&バック材にブラジリアンローズウッドが採用されていましたが、1970年からインディアンローズウッドに変更されます。

1960年代と1970年以降のD-28はに大きな価格差があります。

参考価格

中古相場:350,000〜500,000円

今後はもっと値上がりすることは確実です。

ギター関連小物

弦:JOHN PEARSE(ジョンピアーズ)

秦基博さんは、JOHN PEARSE(ジョンピアーズ)200Lを使用しています。

200Lは80/20ブロンズになります。

もりそう
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僕は600Lのフォスファーブロンズを使用しているけど、キラキラ感が少なくて、ギター本来の鳴りを出してくれる印象があるね。

まとめ

使用ギター(一覧)
  • Gibson J-45(1966)
  • Gibson J-50(1968)
  • Gibson J-160E(1998)
  • Gibson Southern jumbo(1960年代末期)
  • Gibson J-200
  • Gibson L-00
  • Epiphone TEXAN(1966)
  • EBG808MH (秦基博シグネイチャー)
  • Martin D-28(1974)

今回は秦基博さんの使用ギターについて解説しました。

以下のサイトに秦基博さんのインタビュー記事が掲載されています。

ギターに対する思いについて語っていますので、是非読んでみてください。

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