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今回は「サウンドホールカバー」と「弱音器」を紹介するよ。
- サウンドホールの効果ついて知りたい
- 弱音器の効果を知りたい
- 消音グッズは自作できるのか知りたい
アコースティックギターは音がキレイな反面、音量が大きい問題があります。
「夜練習したいけど近所迷惑になるので控えている」「アパートの壁が薄くて昼夜問わず弾けない」という悩みを抱えている人は多いです。
以上の問題を解決するべく製作されたのが、消音グッズです。
今回の記事では、「サウンドホールカバー」と「弱音器」について紹介しています。
記事を読むことで、消音グッズをまとめて知ることができます。
※サイレントピックに関しては、詳細記事がありますので参考にしてください。
- サウンドホールカバーの消音効果は10〜20%減少で、思ったより下がらない。
- サウンドホールカバーは音量、サスティーンがあるため、練習がつまらないことはないが、消音グッズと言えない。
- 弱音器は、「ボソボソ」「ガリガリ」のようなサウンドで、サスティーンが完全に消える。
- サイレントピックの消音効果は50〜70%と高い。
市販されている消音グッズは、あくまで手軽にできる対策です。
強制的に音を消しているから、気持ちの良い練習はできないことを理解した上で使う必要があるよ。
サウンドホールカバーをレビュー
メリット
- 音量を10〜20%カット
デメリット
- サウンドホールのサイズによっては、取り付けできない
- ゴミ(ホコリ)が付着しやすい
- 長時間の使用は注意
サウンドホールの概要
製品名:PW-SH-01
対象:アコースティックギター(サウンドホール直径約10cm)
素材:ソフトラバー製
効果:ハウリング防止
サウンドホールカバーは、消音目的に作られた製品ではありません。
ライブなど、ハウリング防止の為に作られた物ですが、音が小さくなると度々「消音グッズ」として紹介されています。
上記画像で確認できますが、とにかくゴミ(ホコリ)が付きやすい素材です。
サイズに関しての注意
サウンドホールカバーを使うにあたって、一番の注意点がサイズです
メーカー、ギターの機種によってサウンドホールの大きさは異なります。
サウンドホールカバーを購入したけど、取り付けできなかったということもあります。
D’Addario(ダダリオ)のサウンドホールカバーは、100mm前後なら、多少の誤差でも取り付けできます。
私が所有するギターで試してみました。
- Martin D-28
- Gibson J-45
- Epiphone EJ-160E
- YAMAHA FGシリーズ
- Greven
- Morris F-20
- YAMAHA JR-1
ネット上では以下のコメントもありました。
・Martinの000-28は使えなかった
・Taylorは使えた
・Taylorは使えなかった
・Takamineは使えた
・Takamineは使えなかった
同メーカーでも、機種によって使えない物もあるようです。
使い方を解説
使い方は横から入れてやるだけなので簡単です。
弦高が低いと入れにくいですが、弦を緩めてやると入れやすくなります。
ラッカー塗装のギターの場合、長時間の使用は注意してください。
ネット上では「楽器の塗装に影響を与えない”ソフトラバー製」という書き込みもあれば、「長時間使う場合は注意が必要」ともあります。
ラバーはゴムと考えると、長時間の使用は注意した方がいいです。
ラッカー塗装とは?
正式名称:ニトロセルロースラッカー
塗装が薄いので、音の「鳴り」が良いとされますが、施工に手間がかかるため、高級ギターに使われることが多いです。
とてもデリケートな塗装のため、取り扱いが難しいとされています。
温度や湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こし、ゴム焼け(黒くなる)することがあります。
効果を検証
消音効果は、10〜20%減少で、深夜に練習できるだけの効果はありません。
音量、サスティーンがあるため、練習がつまらないということはありませんが、消音グッズではないです。
思ったより音量が下がらないね…
弱音器(GRAND GUITAR)をレビュー
メリット
- 取り付けが簡単
- サスティーンを全カット
- 持ち運びやすい
デメリット
- 曲の強弱の練習には不向き
弱音器の概要
製品パッケージより引用
本機の特徴
・取り外しがワンタッチ
・楽器を絶対傷つけない
・弦が長持ちする
・各音のバランスがよくわかる
・取りつける位置によって音が調節できる
・教習所のレッスンの待ち時間に練習できる
・深夜でも人に迷惑かけないで思いきりひける
・合奏、独創の時、スタッカート演奏ができる
世界で最初の消音器。
外観がプラスチック製で、内側にスポンジが付いている作りになっています。
使い方を解説
画像にあるように、弱音器の一方が外せるようになっています。
力もいらず、簡単に取り外しが可能です。
スポンジが付いているので、この部分に弦を挟んで「パチ」っと閉じます。
誰でも簡単に取り付けることができます。
プレイスタイルによって、取り付け位置を決めることになります。
弾き語りやフィンガースタイルというより、どこのポジションで弾くかです。
・「指板側」又は「ブリッジ側」に取り付け
・「指板側」又は「サウンドホール中心」に取り付け
効果を検証
アコースティックギターの魅力である「キレイなサウンド」が完全に消えます。
「ボソボソ」「ガリガリ」のようなサウンドになります。
ブリッジ側に取り付けた方が、サスティーンはより減少しました。
音が全て均一に消音されるため演奏で大事な、曲の強弱(雰囲気)の練習には向きません。
サイレントピックをレビュー
メリット
- 音量約50〜70%カット
デメリット
- 使いすぎると普通のピックに戻れなくなる
- ギターソロ(メロディ弾き)は弾けない
- ストローク練習専用
極薄のプラスチック製のピックになります。
メーカーはアコギの音が「1/2」になると発表しています。
実際に使った感想としては、ピックのようで、ピックではないです。
音量を下げる効果は抜群ですが、柔らかすぎて「速弾き」の練習にはなりません。
例えるなら、紙で弾いている感覚です。
消音グッズの代用品・自作について
サウンドホールカバー
サウンドホールカバーの自作はしない方がいいです。
理由は単純に、作成するには時間を費やしますし、それに伴った満足のいくクオリティに仕上げるのは無理だからです。
サウンドホールにタオル(布)で塞ぐ方法もありますが、それでは、サスティーンが消え、弱音器と変わりません。
弱音器
弱音器の作りは単純に、弦をスポンジで挟んでいるだけなので、タオル(布)などで代用できます。
ただし、見た目がイマイチになってしまうので、外出先では使いにくいです。
自宅であれば、誰かの視線を気にする必要はないためやってみてください。
弱音器自体が安いので、1つ持っていても損はありません。
サイレントピック
サイレントピックも作りは単純です。
柔らかいプラスチック製の物や、厚めの紙をピック状に切って作れます。
消音グッズは、そこまで価格が高い物でもないから、製品を購入した方が早いし、満足感も得られよ。
まとめ
- サウンドホールカバーの消音効果は10〜20%減少で、思ったより下がらない。
- サウンドホールカバーは音量、サスティーンがあるため、練習がつまらないことはないが、消音グッズと言えない。
- 弱音器は、「ボソボソ」「ガリガリ」のようなサウンドで、サスティーンが完全に消える。
- サイレントピックの消音効果は50〜70%と高い。
市販されている消音グッズは、あくまで手軽にできる対策です。
強制的に音を消しているから、気持ちの良い練習はできないことを理解した上で使う必要があるよ。