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ギター消音グッズをレビュー(サウンドホールカバー/消音器/サイレントピック)
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消音グッズをレビュー
アコースティックギターは音がキレイな反面、音量が大きいという問題があります。
- 夜練習したいけど近所迷惑になるので控えている
- アパートの壁が薄くて昼夜問わず弾けない
上記問題を解決するために開発されたのがYAMAHAのサイレントギターです。
旧モデルの中古でも3万円前後、最新モデルの新品は6万円前後といいお値段するため手を出しにくい…
そこで今回は市販されている価格の安い消音グッズを紹介します。
消音グッズを使えばアコギの音量はある程度下がりますが、製品によっては特性・効果は様々です。
複数のグッズを組み合わせて使うことでより消音効果は高まるのでオススメです。
この記事でわかること
- サウンドホールカバーの効果
- 弱音器(消音器)の効果
- サイレントピックの効果
サイレントギターが気になる方は以下を参考にしてください。
YAMAHA SLG110S(サイレントギター)をレビュー
サウンドホールカバー(ダダリオ)
サウンドホールカバーの概要
対象:アコースティックギター(サウンドホール直径約10cm)
素材:ソフトラバー製
効果:ハウリング防止
サウンドホールカバーは消音目的で作られた訳ではありません。
ライブなどでハウリング防止の為に作られた物ですが、音が小さくなると度々「消音グッズ」として紹介されています。
サウンドホールを塞ぐことでホコリ侵入防止にもなるので一石二鳥。
上記画像で確認できますが、とにかくゴミ(ホコリ)が付きやすい素材です。
ラッカー塗装は長時間ゴムに触れると変色します。
サウンドホールカバーは「ソフトラバー製」が多いです。
ネット上では”楽器の塗装に影響を与えない”ソフトラバー製という書き込みもあれば、”長時間使う場合は注意が必要”ともあります。
ラバーはゴムと考えると長時間の使用は注意した方がいいです。
サウンドホールカバーのサイズ
メーカーや機種によってサウンドホールの大きさは異なります。
そのためサウンドホールカバーを購入したけどハマらなかったということもあります。
ダダリオ製のサウンドホールカバーは100mm前後なら多少の誤差でも取り付けできます。
私が所有するギターで試してみました。
・Gibson J-45 ⭕️
・Epiphone EJ-160E⭕️
・YAMAHA FGシリーズ ⭕️
・Greven ⭕️
・Morris F-20 ✖️
・YAMAHA JR-1 ✖️
MartinであればD-18やD-28などは基本同じサイズです。
ネット上では以下のコメントもありました。
・Taylorは使えた
・Taylorは使えなかった
・Takamineは使えた
・Takamineは使えなかった
メーカー内でも機種によっては使えない物もあるようです。
サウンドホールカバーを購入前に必ず自分のアコースティックギターで使えるのか確認してください。
他のメーカーではデザイン性が良い物もありますが、使えなくては意味がありません。
サウンドホールカバーの使い方
使い方は横から入れてやるだけなので簡単です。
弦高が低いと入れずらいですが、弦を緩めてやると入りやすくなります。
サウンドホールカバーの消音効果
音量は確かに下がりますが、思ったほどではなかった。
感じ方は人それぞれですが、私は10〜20%減少したと感じました。
サウンドホールカバーはサスティーンは残しつつ、音量を下げるような感じです。
そのため練習がつまらないと感じることもあまりないです。
弱音器(GRAND GUITAR)
弱音器の概要
12弦ギターも可能
素材:プラスチック製
製品パッケージより引用
本機の特徴
・取り外しがワンタッチ
・楽器を絶対傷つけない
・弦が長持ちする
・各音のバランスがよくわかる
・取りつける位置によって音が調節できる
・教習所のレッスンの待ち時間に練習できる
・深夜でも人に迷惑かけないで思いきりひける
・合奏、独創の時、スタッカート演奏ができる
世界で最初の消音器
外観がプラスチック製で内側にスポンジが付いている作りになっています。
弱音器の使い方
取り付け方
画像にあるように弱音器の一方が外せるようになっています。
力もいらず簡単に取り外し可能です。
スポンジが付いているので、この部分に弦を挟んで「パチ」っと閉じます。
実際にアコースティックギターに取り付けてみましたが簡単に取り付けることができます。
取り付け位置
・指板側
・ブリッジ側
プレイスタイルによって取り付け位置を決めることになります。
弾き語りやフィンガースタイルというよりどこのポジションで弾くかです。
サウンドホール中心でピック・指弾きする場合
「指板側」と「ブリッジ側」に取り付け
ブリッジミュートする方
「指板側」と「サウンドホール」中心に取り付け
弱音機の消音効果
弾いた感じは「ボソボソ」「ガリガリ」
特徴としてはサスティーンが完全に無くなります。
ブリッジ側に取り付けた方がサスティーンはより減少しました。
音が全て均一に消音されるため演奏で大事な曲の強弱(雰囲気)の練習には向きません。
サイレントピック(SP-3/N-2000)
極薄のプラスチック製のピックになります。
メーカーはアコギの音が「1/2」になると発表しています。
実際に使った感想としては “ピックのようでピックではない”
音量を下げる効果は抜群ですが、柔らかすぎて「速弾き」の練習にはならないです。
例えるなら「紙」で弾いているような感覚。
- 消音効果は抜群
- 使いすぎると普通のピックに戻れなくなる
- ギターソロ(メロディ弾き)は弾けない
- ストローク専用
オススメの使い方は「左手の運指確認用」です。
左手だけで運指を確認してもつまらないですが、ピックで弦を弾く感覚が少しでもあれば気分が違います。
詳細記事「サイレントピックの効果を検証」を参考にしてください。
消音グッズの代用品/自作
弱音器
弱音器の作りは単純に弦をスポンジで挟んでいるだけなのでタオル(布)などで代用できます。
タオル(布)だと見た目がイマイチになってしまうので自宅でやるならアリです。
サイレントピック
サイレントピックも作りは単純です。
柔らかいプラスチック製の物や厚めの紙をピック状に切って作ればできます。
消音グッズレビューのまとめ
今回は3種類のアイテムを紹介しました。
消音グッズを使うことで音量を下げることができますが、気持ちよく練習する物ではありません。
あくまで運指やストロークの確認用になります。
ピッキングの強弱などの練習には向きません。
もし消音グッズが自分に合わないなと感じたら「練習場所」を変えてみましょう。
参考記事:「アコギの練習場所について考えてみる」
- サウンドホールカバーは音量を10〜20%削減(そこまで期待できない)
- サウンドホールカバーは購入前にサイズ確認は必須
- 弱音器はサスティーンをカットし、音量も大幅削減
- サイレントピックは音量50%削減
- 消音グッズはあくまで運指確認やストロークの確認
アコギの消音グッズ/サイレントピックをレビュー【音量約50〜70%カット】
アコギの練習場所について考えてみる
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