ジムダンロップ(トーテックス)ピック6種をレビュー
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はじめに
今回紹介するピックは大定番
「JIM DUNLOP/TORTEX 」です。
ピックを使う方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか?
ピックの中心に「亀」が描かれてるいるのが特徴です。
今回は「TORTEX」の硬さ全て購入したのでレビューしていきます。
※今回はおにぎり型(トライアングル)のみです。
まだ使ったことない方へ参考になればと思います。
トーテックス(TORTEX)基本情報
メーカーサイトより引用
Tortex®は耐久性が高く、柔軟性がありつつも形状を保つことのできる素材です。
ブライトでクリスプなサウンドで、エレキギターの激しいリードプレイや、アコースティックのストロークプレイなど、様々なシチュエーションであなたのプレイに応えてくれます。
素材:トーテックス
価格:80円〜100円
原産国:アメリカ
形状:3種類 おにぎり型(TRIANGLE)/ティアドロップ型(STANDARD)/ジャズ型
厚み:6種類 0.50mm/0.60mm/0.73mm/0.88mm/1.00mm/1.14mm
特徴は「TORTEX」という素材です。
トーテックスと読みます。
トーテックスとは?
ポリアセタールを米デュポン社が「デルリン」として商標登録したものに、ジム・ダンロップが独自の表面処理をしたもの。
優れた耐久性と適度な柔軟性が特徴です。
色によって硬さがわかるようになっています。
表面が少しザラザラ加工のようになっているので汗で滑りにくのも特徴です。
0.50mm(赤)
使用感を語る
実際に弾いてみると「ペチッ」とした音が聞こえるようなペラペラした感覚。
すでにある程度ギターを弾ける方であれば「柔らかすぎる」と感じるはず。
0.50mmと薄い(柔らかい)ためアコースティックギターのストロークで使用するのに向いています。
エレキギターでも使えないことないですが、エレキギターだとソロパートを弾いたり、パワーコードでガンガン弾くことが多いです。
結果、音量(パワー)の物足りなさを感じます。
・手の力が弦に伝わる前にピックに音が吸収されているような感覚。
おすすめの使い方
用途としては初心者の方がストロークの練習に向いていると感じます。
特に初心者の方はピックを使ったストロークになれていません。
柔らかいピックを使うことで手首の使い方(コツ)を学べます。
実際に私もギターを始めた時は柔らかいピックで練習していました。
この時はピックの厚みによって弾きやすさが変わるのも知りませんでした。
たまたま借りたペラペラのピックを使ったら弾きやすく練習に取り入れました。
ただなれてくると音の太さに物足りなさを感じます。
大事なのは手首の使い方、ピックの持つ力加減です。
是非、初心者の方は使ってみてください。
0.60mm(オレンジ)
使用感を語る
0.50mm(赤)と比べるとピックの中に芯が入ったような感覚と弾き心地があります。
正直、0.50mm(赤)と0.88mm(緑)の間で厚みということで中途半端さを感じました。
どうせ柔らかいのを使うのであれば0.50mm(赤)を使った方が良いです。
この柔らかさではまだ単音弾きするにはパワーが足りないと感じました。
おすすめの使い方
用途としては0.50mm(赤)と同じです。
アコースティックギターで使うのがおすすめです。
初心者の方が0.50mm(赤)になれてきたら、この0.60mm(オレンジ)に移行して少しずつ厚みを増していくのもありです。
0.73mm(黄)
使用感を語る
私が一番おすすめする硬さです。
アコースティックギターの綺麗な和音を表現できるピックだと感じました。
ただピッキングが強い方が使うと多少「ペチッ」とするような感覚があります。
アコースティックギターはもちろん、単音弾きが多いエレキギターでも使えます。
おすすめの使い方
・ストロークでガンガン弾くのも良し
・単音弾きでメロディを弾くのも良し
特にアコースティックギター・エレキギター共に音の強弱を表現するのに向いています。
どういうこと?
曲によってストロークから曲中にアルペジオパターンに入ることがあります。
その時に優しく弾いても音に”こもり”がなく繊細で綺麗な音を表現できると感じました。
それを可能としているのがピックの”しなり”です。
この0.73mm(黄)は”しなり”を使ったプレイが可能です。
トーテックスを一度も使ったことない方はこの0.73mm(黄)から使ってみるのをおすすめします。
0.88mm(緑)
使用感を語る
有名ギタリストも多く使用しているとされるのがこの0.88mm(緑)です。
初めて持った瞬間は黄から比べると一気に厚みを感じました。
しかし実際に弾いてみるとそこまで違いはありません。
サウンドは0.73mm(黄)と比べるとより芯があると感じました。
そのため強くピッキングでも「ペチッ」とした感覚は無くなりました。
逆に上記で説明した”しなり”が減ってきたなぁと感じますがまだあります。
おすすめの使い方
0.73mm(黄)と同じ用途ですが、硬さもあるためベースにも対応できる硬さです。
私は高校生の時にバンドを組んで、少しベースを弾いていました。
その時に使っていたのがまさにこの0.88mm(緑)です。
当時は今よりピックのこともよく知らなかったの楽器店にある硬いピックを適当に買ったのを覚えています。
ベースになると柔らかいピックでは弦に負けてしまします。
しかしこの0.88mm(緑)だと十分に対応できます。
多少の”しなり”を利用できるのでおすすめです。
1.00mm(青)
使用感を語る
この硬さまでくると”しなり”を感じません。
そのため弱いピッキングで弾くと低音が出ているような、音がこもったような感覚になります。
そのためピッキングをしっかりできる方が使うと戦力になるピックです。
音が潰れることもないです。
ただ私はピッキングが強い方でアコースティックギターで使いましたが多少「キンキン」する感覚もありました。
ただ一般的な強さで弾けば全然問題ありません。
おすすめの使い方
アコースティックギターで繊細に弾くよりはエレキギターでガンガンピッキングしたりソロを弾いたりするのがおすすめ。
ベースで使うという方も多いようです。
1.14mm(紫)
使用感を語る
1.00mm(青)と比べてもほぼ違いありません。
何度も持ち比べましたがそこまでサウンドの違いは感じません。
おすすめの使い方
用途も1.00mm(青)と一緒です。
まとめ
弱いピッキング・強いピッキングどちらにでも対応できる。
あえて残念なポイントを上げるなら…
・人によっては弾いた時に引っかかりを感じるという意見もあります。
しかし実際に使ったみましたがそのような感覚はありませんでした。
そういう意見があるのか程度で覚えておいてください。
・トーテックの素材の問題で決してクリアサウンドではない。
ウルテム素材のピックも使用していますがそれに比べると劣る。
もしクリアサウンドが好みの方はウルテム素材も試してみてください。
- CLAYTONとJIM DUNLOP
個人的おすすめは2種
- 0.73mm(黄)
- 0.88mm(緑)
その理由は各ピックの所でも書きました。
”しなり”です。
この2種は硬さがちょうど良く、ほどよくしなってくれるので演奏の幅が広がります。
強弱を付けやすいのがポイント!
是非、使ったことない方は試してみてください。
ピックは1枚100円前後と手軽に購入して試すことができます。
今回紹介したトーテックス以外にもたくさんメーカーや素材があります。
その中から自分のお気に入りを探すのも楽しみの1つです。
- 耐久性がある
- 価格が安い
- どこの楽器店でも手に入る
- ザラザラで滑りにくい
- 芯があるサウンド
- クリアサウンドではない
- 人によっては引っ掛かりを感じる
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