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今回はジムダンロップ「HERCO」のピックを紹介するよ。
- ヘルコの特徴を知りたい
- ヘルコのラインナップを知りたい
- 使い心地を知りたい
ピックは各メーカーのオリジナル品、アーティストモデルなど、無数に販売しているため、全てを把握するのは不可能に近いです。
ギター初心者は、自分に合ったピックに出会うまで時間がかかります。
まだお気に入りのピックが見つかっていない人は是非参考にしてください。
今回の記事では、HERCO(ヘルコ)のピックについて紹介しています。
記事を読むことで、HERCO(ヘルコ)の特徴を知ることができます。

メリット
- 太いサウンド
- 滑りにくい
- 削れにくい
- 安い
デメリット
- クリアサウンドではない
- バリ問題がある
英国のギタリスト(ジミー・ペイジ 他多数)が使用したことで有名になったピックです。
ナイロン素材の太いサウンドで、ザラザラとした表面加工があるため、滑りにくのが特徴です。
ピックの厚み(硬さ)がHeavyでも、実際の弾き心地は柔らかいです。
ただし、HERCO(ヘルコ)は慣れるまで弾きにくです。
他のピックに比べて、先端から上部まで長いように感じるからです。
それでもアーティストと同じピックを使いたいと人気のピックです。

慣れれば、他のピックが使えなくなるよ。
・有名ギタリストと同じピックを使いたい人
・太いサウンドを求めている人
・手汗が多い人
HERCOの基本情報
HERCOの種類/厚み
形状 | 厚み |
---|---|
![]() FLEX | ・Medium ・Heavy |
![]() Vintage66 | ・Extra Light ・Light ・Heavy |
![]() Holy Grail | ・不明 |
![]() サムピック | ・HE115 |
HERCO(ヘルコ)はナイロン素材で、ティアドロップ型のみになります。
厚みの表記が数字ではなく、Extra Light /Light/Heavyになっています。
ナイロン素材の特性とは?
1960年代にアメリカのHERCO(ヘルコ)が販売したナイロン製のピックが、多くの人に支持され、広まったと言われています。
ナイロンは合成化学繊維素材で、柔らかいサウンド(低音域〜中音域)が特徴です。
耐久性は高い素材ですが、汗を吸収すると硬くなり、弾力性が低下します。
ピック先端の消耗がなくても、新しいピックに持ち替えると弾き心地が変わることがあるため、定期的に交換するのがオススメです。
ピックメーカー関係なく言えば、ジミーペイジ、ジーンシモンズ(KISS)小田和正さん、DEPAPEPE(デパペペ)三浦拓也さんもナイロンピックを使用しています。
HERCOをレビュー
FLEX50/FLEX75


※ピックの色が飛んでいますが、実際はもっとゴールド色、シルバー色が強いです。
- ナイロンピックの代表格
- バリがあることが多い
ナイロンピック=HERCO(FLEX)と言われるほど、有名なピックです。
今回の記事内で紹介している「Vintage66」「Holy Grail」に比べて、バリが多いため、ヤスリで削って使う人が多いです。
もちろん、購入してそのまま使うこともできますが、こだわる人はバリを削って使ってみてください。
「FLEX50」と「FLEX75」の2種類ありますが、共通しているのは、数字が実際の厚みとは異なることです。

FLEX50=0.50mm、FLEX75=0.75mmではないことを覚えておいて。
実際はもっと厚みがるよ。
FLEX50
ピックの厚みは、約0.60mmで、HERCO(ヘルコ)の中では一番薄い(柔らかい)ピックになります。
ストローク(バッキング)で使用すれば、シャリーンと高音寄りの気持ちがいい音を出すことができます。
反面、単音弾きをすると、弦に対してピックが負けてしまい、安定したピッキングが難しくなります。
FLEX75
HERCO(ヘルコ)の中で、最も使用されており、ナイロンピックの中でも人気があるピックです。
厚みは「Heavy 」となっていますが、実際は約1.00mmで“しなり”も感じます。
単音弾きは、一音一音がパワフルに鳴り、ストローク(バッキング)は低音が強く出ます。

僕は何度、他のピックに持ち替えたかわからないね。
でも一度これに慣れたら、他のピックは使えなくなるよ。
Vintage66

- 3種類の厚み(硬さ)を使い分けできる
1960年代のモールドから再現したピックになります。
通常、ピックの厚みは「mm」で表記されますが、Vintage66は「Extra Light /Light/Heavy」で分類されています。
Extra Light :約0.70mm
Light:約0.80mm
Heavy:約0.90mm
「FLEX75」と「Holy Grail」の間を埋めるような厚み(硬さ)になっています。
Vintage66とFLEXの違い

他と大きく違うのは、ピック表面です。
片面は同じザラザラですが、もう一方の面は加工されていません。
実際の握る感覚が変わりますが、滑りやすいとは感じません。
人によっては、両面が異なった加工の「Vintage66」の方が滑りにくいと感じます。
Holy Grail

- FLEX75がベースになっている
- FLEX75よりバリが少なく、品質が良い
ホーリー グレイル=聖杯(キリスト教の儀式「最後の晩餐」で使われる杯)を意味します。
ジミー・ペイジが使用していた、オリジナルのFLEX75をベースに作られています。
厚みは約1.00mmです。
FLEX75とHoly Grailの違い

両者の素材配合、カラー、使用感が感若干異なります。
Holy Grailの方が握った時に厚みがあり、低音が強く出るように感じます。
ナイロンピックを握ってはいますが、セルロイド素材も奥に混ざっているような質感です。
Holy Grailは“バリ”がないため、すぐに使える品質です。

弾いている人にしかわからない微妙な差だね。
サムピック

- 先端が細くクリアなサウンド
- バリ問題がある
- 固定力が安定しない
本記事内では、HERCO(ナイロンピック)は音が太いのが特徴と記載してきましたが、サムピックは別物です。
先端が細く(鋭利)なっているため、クリアなサウンド傾向にあります。
早いフレーズを弾くのに適しています。
問題は、指に着けた時の固定力、安定力がイマイチだということです。
サムピック自体の品質の問題なのか、指との相性なのか、サムピックの固定が甘いため、演奏性が悪くなります。
人によっては指とサムピックがマッチして、良い演奏をすることができるかもしれませんが、私には合いませんでした。
ネットを見ても同じような書き込みが見られたため、万人受けするようなサムピックではないようです。
もしサムピックを使うのであれば、ジムダンロップ ULTEX(ウルテックス)やMASTER 8 JAPANのサムピックの方がオススメです。
他製品との比較
FLEX75 | GP-66 | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
握りやすさ | ||
クリア | ||
マイルド | ||
太さ | ||
表面 | ザラザラ | しっとり |
価格 | 約80〜150円 | 約110円 |
DEPAPEPE(デパペペ)の徳岡さんは、FLEX75とGP-66を使用していたため、私も真似して使っていました。
現在、徳岡さんは完全にGP-66に切り替えていますが、混在する期間もありました。
徳岡さんの使い分けは以下になります。
GP-66 :メロディ用
FLEX75:バッキング用(ストローク用)
本人が発言していたので間違いありません。

GP-66を使ってみたけど、結局FLEX75に戻ったね。
個人的にFLEX75の方が、滑りにくいし、音が太くて好みかな。
まとめ

メリット
- 太いサウンド
- 滑りにくい
- 削れにくい
- 安い
デメリット
- クリアサウンドではない
- バリ問題がある
英国のギタリスト(ジミー・ペイジ 他多数)が使用したことで有名になったピックです。
ナイロン素材の太いサウンドで、ザラザラとした表面加工があるため、滑りにくのが特徴です。
正直、HERCO(ヘルコ)は慣れるまで弾きにくです。
他のピックに比べて、先端から上部まで長いように感じるからです。
それでもアーティストと同じピックを使いたいと、人気のピックです。

慣れるまで時間はかかるけど、一度は使ってみる価値はあるよ。
太い音が欲しい人は試してみてね。
・有名ギタリストと同じピックを使いたい人
・太いサウンドを求めている人
・手汗が多い人


