吉田拓郎の使用ギターを解説

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もりそう
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今回は吉田拓郎さんの「使用ギター」と「オススメ曲」について語っていくよ。

  • 吉田拓郎のギターについて知りたい
  • オススメの楽曲について知りたい

吉田拓郎さんに憧れて、同じモデルを探している人は多いです。

私は30代で、年齢的に「拓郎世代」ではありませんが、父親の影響で好きになりました。

私のギター人生は「ゆず」から始まりましたが、音楽人生は「吉田拓郎」から始まったと言っても過言ではありません。

今回の記事では吉田拓郎さんの「使用ギター」と「これから聴く人にオススメの曲」を紹介しています。

記事を読むことで、「吉田拓郎」という人物のギター歴を知ることができます。


もりそう
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拓郎さんはGibson J-45をメインギターにしているよ。

拓郎さんは、2022年にアルバム「ah-面白かった」を最後に事実上の引退をしました。

吉田拓郎=J-45(1967)のイメージが凄く強いですが、近年はブラックカラーのJ-45を使うことも多いです。

使用ギター/Gibson編

GIbison J-45 TSB(1967年)

トップ:スプルース
サイド・バック:マホガニー
指板:ブリッジ:ハカランダ

サドル:ジャスタブル

ナット幅:39mm

ヘッド角:14度

本機は、加藤和彦さんから売ってもらったギターです。

アルバム「元気です。」の「リンゴ」のバッキングサウンドに衝撃を受けた人も多いはずです。

1960年代の個体はCS(チェリーサンバースト)カラーが多いのが特徴です。

1967年にTSB(タバコサンバースト)カラーが復活します。

そもそも個体が少ないので、年々手に入れるのが難しくなっています。

※J-45(1967年)のサウンドを聴くなら、アルバム「元気です。」がオススメです。

参考価格

中古相場:700,000〜1,000,000円

補足

2015年にJ-45(1976)を忠実に再現した「拓郎モデル」が限定100本販売されました。

販売してすぐに完売し、中古市場にも滅多に出回らない希少価値の高いモデルです。

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ソニーミュージックエンタテインメント

GIbison J-45(BK)

黒のボディに白のピックガードが特徴のギターです。

正確な年式は不明ですが、1960年代後半スペックであれば、J-45(1967)と同じ、もしくは近いスペックだと考えられます。

近年、スタジオ等で使用される頻度が高いです。

斉藤和義さん、北川悠仁さん、藤原基央さんも同モデルを使用しています。

参考価格

ヴィンテージ:1,500,000〜2,000,000円

現行モデル:250,000〜350,000円

GIbison J-45(WR)

1999年ツアーで初披露された、ワイレッドが印象的なギターです。

1960年代後半をイメージした三木楽器リイシューモデルで、生産本数が少ないため、中古市場にも滅多に出ません。

参考価格

三木楽器モデル:不明

現行モデル:250,000〜350,000円

補足

2020年以降、J-45のレギュラーモデルに「ワイレッドカラー」が加わったため、同じ雰囲気のギターを入手することができます。

GIbison J-200(WR)

上記、J-45(WR)と同じで三木楽器リイシューモデルです。

現在、J-200のレギュラーモデル/復刻モデルでもワイレッドカラーは採用されていません。

参考価格

中古相場:不明

補足
もりそう
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ワインレッドの「J-45」と「J-200」を見るなら、ライブDVD「Live 02.10.30」がオススメだよ。
拓郎さんがGibsonをかき鳴らすカッコいい姿が見れるよ。

使用ギター/YAMAHA編

YAMAHA/THE FG Sunset(つま恋限定モデル)

トップ:スプルース
サイド・バック:マホガニー
ネック:マホガニー
指板・ブリッジ:ローズウッド
インレイ:指板上に「Tumagoi2006」

生産本数:200本限定

つま恋コンサート(2006年)の記念に、吉田拓郎、かぐや姫のメンバーの監修で作られたギターです。

スペック的には「YAMAHA/THE FG」とほぼ同じですが、カラーがサンセット(日没)をイメージした仕様になっています。

発売当初は、即完売とはならず、中古市場でも多く出回っていましたが、現在は入手困難になっています。

当時の販売価格は、260,000円でしたが、その後オークションでは300,000円を超える価格で取引されていました。

つま恋コンサート(2006年)では拓郎さん、南こうせつさんが使用しているのを見ることができます。

参考価格

中古相場:250,000〜350,000円

YAMAHA FG-180

ボディトップ:単板スプルース
サイド:マホガニー
バック:マホガニー
ナット・セルロイド
ネックスケール:634mm
ヘッド:カーヴド・ヘッド・シェイプ
ヘッドロゴ:テクステンド(平体)ロゴ
ロットカバー:釣鐘型
※REINFORCED NECKの文字
ペグ:オープン
ピックガード:セルロイド
ブレイシング:Xブレイジング
シリアルナンバー:手書き
全長:1036.7mm
全幅:411mm
重量:1.9kg
塗装:ラッカー

拓郎さんがデビュー初期に使用していたようですが、詳しい内容がわからないのが正直な所です。

※FG-180は私も所有しているので、気になる方は以下を参考にしてみてください。

参考価格

中古相場:30,000〜60,000円

※初期FG-180(ライトグリーンラベル)の相場は、100,000〜150,000円

YAMAHA CPX-15(NA)

トップ:スプルース単板
サイド・バック:ホワイトシカモア(メイプル系)
ネック:マホガニー
指板・ブリッジ:エボニー
ピックアップ:SYSTEM-41

1998~2001年まで生産されギターです。

ホワイトシカモア(メイプル系)なので、歯切れがいいサウンドが特徴です。

つま恋コンサート(2006年)では、メインギターとして使用していました。

現在は生産が終了し、中古市場にもなかなか出回っていないため、入手困難のギターです。

参考価格

中古相場:200,000〜250,000円

使用ギター/その他

WECHTER PATHMAKER

ウェクターと言うメーカーの、ダブルカッタウェイが印象的なギターです。

「LOVE LOVE あいしてる」が始まった当初から使用し、2022年の最終回でも使用していました。

中古市場にもほとんど出回らないため、貴重なギターです。

もりそう
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個体数が少なすぎるため、詳細なスペック等もわからないのが正直な所なんだ。

参考価格

中古相場:50,000〜100,000円

補足

読者さんに、WECHTER PATHMAKERの情報を頂きました。

記事下のコメント欄にありますので、参考にしてください。

Martin/D-35(1971年製)

詳細不明

参考価格

中古相場:400,000〜500,000円

吉田拓郎のオススメ曲

これから初めて聴く人へ

・結婚しようよ
・今日までそして明日から
・落陽
・人生を語らず
・全部だきしめて

上記は拓郎さんの代表曲で、これから拓郎さんの音楽を聴く人でも聴きやすいです。

特に、KinKi Kidsに楽曲提供し、「LOVE LOVE あいしてる」のテーマ曲になった「全部だきしめて」は一度は耳にしたことがあるはずです。

拓郎さんが作る曲は「字余り/字足らず」と言われます。

メロディに対して歌詞が多かったり、少なかったりしても、そんなの気にしない自由な発想が、当時の若い人に受けたそうです。

拓郎さんの曲を聴くと、歌詞から風景が浮かぶような気がします。

上記にあげた曲はベスト盤に入っているので、これから聴く人にオススメです。

筆者オススメ曲

・祭りのあと
・外は白い雪の夜
・リンゴ
・夕映え
・Y
・いくつになってもhappy birthday
・ロンリー・ストリート・キャフェ
・大阪行きは何番ホーム
・花の店
・流星
・アキラ

ガチファンの人からしたら「定番じゃないかよ」と言われるかもしれませんが、個人的に本当に好きな曲を上げました。

拓郎さんの曲は、同じ曲でも様々なアレンジや年代によって歌い方(声質)が異なるため、自分のお気に入りを探すのも楽しいです。

もりそう
もりそう

聴いたことない人は是非聴いてみてね。

MEMO

ギター好きであれば、アルバム「元気です。」に収録されている「リンゴ」を聴いて欲しいです。
とにかくギターの音がヤバイです。

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ソニーミュージックエンタテインメント

まとめ

まとめ

今回は吉田拓郎さんのギターについて解説しました。

現在のギタリストであれば、「アコースティック・ギター・マガジン」などで機材紹介がありますが、拓郎さんの機材解説はほぼありません。

是非、今回の記事を参考にしてください。

もりそう
もりそう

2023年12月 吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLDに一夜限り復活し、2024年にリスナーから歌詞を募集して新曲を発表すると発言していたよ。

楽しみでしかないね。

4 COMMENTS

mar3mar9

もりそうさん はじめまして、お世話になります。
拓郎さんが 「ah-面白かった」のDVDで小田さんとのセッション録音で使っているシングルカッタウェイのエレアコは どちらのかおわかりになれば教えていただきたく よろしくお願いいたします。

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もりそう

mar3mar9さん
コメントありがとうございます。
資料が無いため、分かり次第追記します。
よろしくお願いします。

返信する
O次郎

吉田拓郎さんが最後に手元に残したエレキ以外のギターがWechter Pathmaker(ウェクター・パスメーカー) USA製ですね。
Wechter Pathmaker USA製は幻のギター(エレアコ)と云われてよいギターでしょう。とくにローズウッドがS/Bに用いられた初期シリアルNo:300までのモデルは日本国内ではまず見かけません。
吉田拓郎さん所有のPathmakerのシリアルNoは残念ながらわかりませんでしたけど・・。
特徴的なダブルカッタウェイの形状からの生音は、ボディから振動する硬質音を有しておりサスティーンも美しく深いです。

たまにチャイナ製の合板Wechter Pathmakerを見かけますが、作り方も質感もまったく別物です。
USA製のシリアルNoはサウンドホールから覗くとネックヒールにWechter氏のサイン入りで貼ってあります。
チャイナ製はサウンドホール直下に小さい安っぽいラベルが貼ってあるのですぐ判別できます。

コアな吉田拓郎ファンならWechter Pathmaker USA製を懸命に探して所有する価値があると思います。けっして高価なギターではなかったので製造された以降の生存率がどの程度なのかは不明です。
USA製Pathmakerは実際のシリアルNo.1800くらいまでは確認できました。
ボディバインディングはすべてウッド製です。

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もりそう

O次郎さん
コメントありがとうございます。
そもそも、そこまで生産本数が少ないとは知りませんでした。
ネット上で、かなり情報を探しましたけど見つからない訳だ…
1967年のJ-45より、手にするのは、はるかに難しいですね。
数少ないUSA製の初期仕様とNo.1800でもまた異なった質感なんでしょうね。

貴重な情報ありがとうございます。(^ ^)

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