アコースティックサイエンス(Acoustic Science)弦をレビュー
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はじめに
今回はアコースティックギター弦Acoustic Scienceを紹介します。
ギター好きの方なら知っている方もいるはず!
しかしまだまだ使っている人は少ない印象です。
なぜか?
- いつも同じ弦(定番弦)を使ってしまう
- コーティング弦ならエリクサーを使ってしまう
- 価格が高い
アコースティックサイエンスの特徴
コーティング弦特有のこもり感、もこもこ感がない。
それを可能としたのがイオン蒸気処理加工です。
コーティング弦が嫌いな方もいますが、ノンコーティングに近いタッチ感とサウンドが特徴なので一度使ってみる価値あります。
そして弦も長持ちするので経済的!
以下の方におすすめです。
- コーティング弦が好みでない
- ノンコーティング弦より長持ちの弦が欲しい
- イオン蒸気処理加工の弦を試したい
アコースティックサイエンスの基本情報
原産国:アメリカ
弦の種類1:80/20ブロンズ/フォスファーブロンズ(2種)
弦の種類2:コーティング弦
ゲージ:エクストラライト/ライト/ミディアム(3種)
価格:1000〜2000円
イオン蒸気処理とは?
ナノレベルくらい薄い分子の層で覆われている弦です。
一般的なコーティング弦は弦の外側をコーティングで覆うもの。
しかしこれは弦とコーティングが一体化しているイメージのようです。
メーカーいわくこれはコーティング弦ではなく、トリートメントだと解説しています。
手垢・錆びに強く、ノンコーティング弦の5倍長持ちが売りです。
ゲージ(太さ)
ライト:.012、.016、.024、.032、.042、.052
ミディアム:.013、.017、.026、.035、.046、.056
アコースティックサイエンスの使用感を語る
パッケージ
この弦のパッケージ特徴として開封すると弦が直で入っていること。
多くの弦は紙箱の中に密封されている袋があり弦が入っていることがほとんど!
このアコースティックサイエンスは紙箱ではなく、パッケージ自体が密閉袋になっており、その中にシリカゲル(乾燥剤)が入っています。
これらを考えると密閉度は他の弦と変わりなく、そこにシリカゲル(乾燥剤)が入っているので保管の品質は良し。
弦をまとめるための赤いアイテムが付属していました。
これは他の弦にはない特徴です。
弦を張るときに1本1本抜いて張っていきます。
これがあることで太さが近い弦の張り間違いも無くなります。
サウンドと耐久性
サウンド
弦を張って初めて音を出した時の印象は張りたてなのにこもり感があり音抜けがイマイチだと感じました。
まぁ、こんなもんか…
(後に良い弦だと気付くことになる。)
すでにブログ内で紹介している同じイオン蒸気処理の弦があります。
それがラベラ/VAPOR SHIELDというものです。
ラベラは張った瞬間から弦の性能が100%発揮されるイメージ。
詳しくは関連記事を見てください。
今回紹介しているアコースティクサイエンスは弾いていくうちに徐々に鳴りはじめました。
アディロンダックスプルースのギターと同じですね!
最初は鳴らないけど少しずつ鳴り始める。
サウンドイメージ
- 高音がキラキラしすぎない
- 低音が強すぎない
- パワフルではない
これを聞いてどうですか?
良いイメージではないですか?
私自身、ギターを始めた頃だったらそう感じるはずです。
しかしそれは違います。
どういうことか?
バランスがいいのでとても扱いやすい弦だということです。
耐久性
正直、コーティング弦No.1のエリクサーには及びません。
ですがコーティング弦の中では上位に入る長持ちだと感じました。
ただし!
これはあくまでギターを弾く頻度・手汗の多さによっても違います!
私の知っている方は手汗で耐久性が悪かったという方もいました。
私が試したのは週5時間程度で弾いて1ヶ月はそれなりいい音が持ちました。
コーティング弦代表格のエリクサーは2〜3ヶ月持つと言われていますが、個人的にはどんな弦も1ヶ月持てば全然OK!
今回は6〜7月の梅雨の時期に試しましたがそれでも良い音しました。
私のイメージだとジメジメした湿度が高い所でギターを弾くと音が重い(こもった感)でした。
特に弦を張って1ヶ月もするとどんな弦もストロークを弾いた時にもっさり感が出ます。
しかしこの弦にはそのような事がない。
これには驚きました。
おすすめの使い方
低音が強いD-28とかに使うとバランスよく、レコーディングでも活躍します。
最近は自宅で録音する方も増えてきました。
録音はできるだけノンコーティング弦を使いたいという方もいます。
しかしその場だけ使って終わりではもったいない。
プロなら1回使用して終わりでいいですが、私のように趣味でギターを弾く人にとっては少しでも長持ちさせたいというのがあります。
つまりノンコーティング弦に近く、コーティング弦の要素も持っている弦がベスト!
そんな時、このアコースティックサイエンスを使ってみてください。
録音中に劣化なく、終了後もそのまま良い音が持続します。
アコースティックサイエンスの不満点
使用感に不満はありません。
ただしこの弦の価格には少し不満が…
アコースティックサイエンスの価格は約2000円です。
2000円も出すならエリクサー弦買えます。
この弦の認知が広まらない理由の1つだと考えます。
私も2000円出してまで買いません
ですがネットショップによっては半額近い価格で購入することができます。
最後に
今回はアコースティックギター弦Acoustic Scienceを紹介しました。
正直、この弦を使うまではそこまで期待はしていませんでした。
その理由は過去にコーティング弦を多数使用してきて、自分好みの物に出会えなかったからです。
必ず以下の2つが理由でした。
- 弦は長持ちするけどサウンドがいまいち
- サウンドは良いけど弦の持ちがいまいち
しかしアコースティックサイエンスは双方の良い所を合わせ弦です。
逆を言えば半端な弦とも言えますが…
個人的には「もう一度使いたい」と思わせる弦です。
アコースティックサイエンスはコーティング弦があまり好みの方にもおすすめです。
是非一度使ってみてください。
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こんばんは~
この弦、SHで安売りしてたので気になってました
でもレビューがあまりぱっとしなかったので
ずっと見送っていたのでしたが
もりそうさんの記事を読むと・・・再検討必要かな~w
最近気になってる弦はERNIE BALL Paradigmです
まだ買ったことはないのですが
もりそうさん、何か情報お持ちでしたら教えてくださいね
ちなみに僕の中でエリクサーに次ぐ音と耐久性と言うことでは
MARTIN LIFESPANがお気に入りですw
ziziさん
こんにちは!
この弦は人によって感じ方にだいぶ差があるようです。
記事内にも書きましたが、手汗が多い人にはそこまで耐久性がない弦のようでした。
ERNIE BALL Paradigm
知らなかったのでググりました。
こんな弦があったとは初めて知りました。
これはブログネタとしても面白いかも!
MARTIN LIFESPANは私も以前使っていました。
良い弦ですよね!
最近は色んな弦試しているので使わなくなりましたが…
今後も弦を探す旅は続きます!(笑)