Gibson SJ-45 Deluxeをレビュー

SJ-45 Deluxe

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もりそう
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今回はJ-45について紹介するよ。

  • J-45(ローズウッド仕様)について知りたい
  • サウンド・品質・価格について知りたい

Gibson J-45は誰もが知る人気機種です。

通常、J-45はサイド・バックにマホガニーが使用されますが、カスタム品ではローズウッドが使用されることがあります。

両者、全く別物のサウンドのため、どっちを購入しようか迷うことがあります。

今回の記事では、私が所有するSJ-45 Deluxeを紹介しています。

記事を読むことで、J-45(ローズウッド仕様)の特徴を知ることができます。


SJ-45 Deluxeの特徴
  • SJ-45 Deluxeはカタログモデルであり、100周年記念モデルでもある。
  • サイド・バックにローズウッドが使用されている。
  • 通常のJ-45(マホガニー)のサウンドとは全く別物。
  • ジャキジャキ感が少なく、煌びやかでマイルドなサウンド。
  • 中古市場の個体が少なく、相場は200,000〜350,000円。

SJ-45 Deluxeは、1993年~1996年まで生産されたギターです。

サイド・バック材にローズウッドが使用され、豪華な装飾が施されています。

サウンドに関しては、J-45で表現される「歯切れの良い音」「ジャキジャキ感」「ザクザク感」ではなく、よりマイルドなサウンド傾向があります。

通常の仕様とは異なるため、好みが分かれるギターでもあります。

結果、出荷本数が少ないため、現在の中古市場でも見かけることが少ないです。

もりそう
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王道のJ-45とは別物ということだね。

Gibson 100周年モデルについて

January:1929 L-2
Febuary :1933 century
March :1934 jumbo
April:1934 smeck radio grande
May:1938 sj-200
June:1939 sj-100
July:1948 jumbo 55
August:1948 sj-200n
September:1950 cf-100e
October:1951 j-185
November:1963 hummingbird
December:j-200

上記は、1994年にGibsonが100周年を迎え、記念モデルが毎月各100本のみ製作されたリストです。

100周年、記念モデルは、ヘッドの裏に「ゴールドプレート」と「記念ラベル」が付いています。

上記以外のモデルでも、楽器店によっては「100周年記念モデル」として、説明書きしているギターがあります。

1994年に生産されたギター(レギュラー品、カスタムショップ品)にも、100周年のラベルが貼られてあるからです。

もりそう
もりそう

1994年に生産されたGibsonギターは、全てが100周年記念として扱われているみたいだね。

1994年前後のギターに関して

私が所有する1995年製のSJ-45 Deluxeのハードケースを開けると、Gibson 100周年のギターカバーが入っていました。

SJ-45 Deluxe含め、1994年前後に、記念モデルを銘打って、販売されたモデルが多々あるようです。

「カタログモデルだけど、記念モデル」というような、かなり紛らわしいことになっています。

SJ-45 Deluxeをレビュー

仕様(スペック)を解説

トップ:スプルース

サイド・バック:ローズウッド

ネック:マホガニー

生産国:アメリカ

SJ-45 Deluxeは、100周年記念モデルではなく、1993年~1996年まで生産されたカタログモデルになります。

ただし、1994年前後に、記念モデルを銘打って、販売されたモデルでもあるため、「カタログモデルだけど、記念モデル」というような、頭が混乱するような、紛らわしいことになっています。

私が所有する個体は1995年製ですが、1994年製の個体には100周年のラベルが貼られてあります。


ヘッドデザイン

私がSJ-45 Deluxeの一番のお気に入りがヘッドです。

バナーロゴ、パールロゴがとにかくカッコいいです。

トラスロッドカバーにDeluxeの文字がありますが、個体によっては文字が無いものが存在します。

SJ-45 Deluxeの個体数が少ないので、多くの統計は取れていないですが、文字が無い個体の方が多い印象です。

もりそう
もりそう

残念なのは、ヘッドのインレイ回りの塗装割れが酷いところだね。

本機に限らず、他の個体でも見られるね。


バインディング

キレイに白色の個体もあれば、私の個体のように黄ばんでいる物もあります。

外周とサウンドホールに、貝が入っているのも豪華です。

私は、貝が外周に入っているギターに憧れていましたが、実際に手に入れてみると派手すぎると感じます。

派手な貝は好みが分かれる所です。


ポジションマーク

指板にあるポジションマークは、バンジョーに使われるパターンが採用されています。

ポジションマークが、1つ1つ異なるのも面白い仕様となっています。

サウンドを解説

通常のJ-45は、サイド・バック材にマホガニーが使用され、軽いサウンドで、歯切れの良い「ジャギジャギ感」「ザクザク感」が魅力です。

SJ-45 Deluxe含め、カスタム品などのローズウッドが使用される個体は、全くの別物です。

音を言葉で表現するのは難しいですが、サイド・バックがローズウッドの個体は、歯切れの良い「角が立つ」部分をカットして、よりマイルドにしたようなサウンドです。

ネックが太いこと、ローズウッドを使用していることで、より低音が強く、煌びやかなサウンド傾向にあります。

もりそう
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ローズウッド仕様はサウンドが異なるから、王道のJ-45サウンドが欲しい人は、レギュラー品(マホガニー)の方が良いよ。

J-45(ローズウッド仕様)の愛用者

シンガーソングライターのmiawaさん、インストギターデュオ DEPAPEPEの徳岡慶也さん、堀内孝雄さんが使用しています。

堀内孝雄さんは、今回紹介している「SJ-45 Deluxe」を所有しており、公式ホームページで確認することができます。

演奏性(弾きやすさ)

J-45は年代によって、ネックの太さが異なります。

1950年代のJ-45は極太ネックと言われましたが、年々細くなる仕様へと変わっていきます。

SJ-45 Deluxeは、近年のレギュラーJ-45に比べれば太いですが、少し弾くと手に馴染む感じがあるため、弾きにくことはありません。

オール単板でピックアップは搭載していないのですが、本体が重いように感じます。

おそらく、ローズウッドが使用されていること、多くのインレイ装飾が使われていることよって、多少の過重が考えられます。

品質(不具合)について

SJ-45 Deluxeは、約30年前のギターになりますが、ラッカー塗装のクラック(ひび割れ)が多いです。

特に、ヘッドのインレイ周りが、残念なことになっています。

派手なヘッドデザインだけに、余計に目立っています。

ラッカーの塗装割れ(ひび割れ)は、SJ-45 Deluxeに限ったことではなく、Gibsonギター全体に言えることです。

もりそう
もりそう

僕は傷だらけの方が、「ギターの勲章」「貫禄」があって好きだけどね。

購入したい人へ(アドバイス)

中古市場の個体数

当時のカタログモデルですが、通常のJ-45とは異なるため、好みが分かれます。

結果、個体数が少なく、年間に数本出回る程度です。


価格と品質について

中古市場の相場は、200,000〜350,000円です。

仕様(スペック)を解説」に記載しましたが、トラスロッドカバーに文字がある個体、無い個体があるのでチェックしてみてください。

まとめ

SJ-45 Deluxeの特徴
  • SJ-45 Deluxeはカタログモデルであり、100周年記念モデルでもある。
  • サイド・バックにローズウッドが使用されている。
  • 通常のJ-45(マホガニー)のサウンドとは全く別物。
  • ジャキジャキ感が少なく、煌びやかでマイルドなサウンド。
  • 中古市場の個体が少なく、相場は200,000〜350,000円。

SJ-45 Deluxeは、1993年~1996年まで生産されたギターです。

サイド・バック材にローズウッドが使用され、豪華な装飾が施されています。

サウンドに関しては、J-45で表現される「歯切れの良い音」「ジャキジャキ感」「ザクザク感」ではなく、よりマイルドなサウンド傾向があります。

通常の仕様とは異なるため、好みが分かれるギターでもあります。

結果、出荷本数が少ないため、現在の中古市場でも見かけることが少ないです。

もりそう
もりそう

ローズウッド仕様のJ-45もなかなか面白いよ。

2 COMMENTS

deiqun

こんにちは
限定という言葉に弱いですよね みんな ところで 最近 モンタナ工場行かれたかたのブログ読んだら ネック1pと言いながらも ヘッドで両耳足して作ってました びっくり 俺も工場行きたいっす

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もりそう

deiqunさん
こんにちは!
私も工場行ってみたいです!
ギブソンはもちろん、マーチンの工場も見てみたい…
ギター好きにとっては“夢の国”ですね(笑)

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