
今回はDEPAPEPE/徳岡慶也さんのギターについて解説していくよ
- 徳岡さんのギターについて知りたい
- 徳岡さんの周辺機材について知りたい
- 徳岡さんと同じギターが欲しい
徳岡さんに憧れて、同じモデルを探している人は多いのではないでしょうか?
今回の記事ではDEPAPEPE/徳岡さんの「使用ギター」と「周辺機材」を紹介しています。
記事を読むことで、徳岡さんのギターを知ることができ、同じギターを探す上での知識を得ることができます。

徳岡さんはMartin/GPCPA3をメインギターで使用しているよ。
足元の機材はエフェクター「TC.Electronic/G-Natural」とプリアンプ「GRACE DESIGN/FELIX」の構成です。
DEPAPEPEの機材に関しては過去のアコースティック・ギター・マガジンが参考になります。
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使用ギター/Martin

Martin/GPCPA3
サイド・バック:ローズウッド
ピックアップ:Fishma F1Aura
「グランド・パフォーマンスシリーズ」はライブで使えるように、サウンドと機能面を高めたモデルになります。
ボディサイズはMartinのOMとDの間で「GP」サイズ。
徳岡さんのメインギターであり、ライブ・レコーディングで最も使用されています。
ピックアップはピエゾよりでトレブル(高音域)を少し下げて使用。
ポジションマークは通常、指板中央にありますが、徳岡さんのギターは6弦と5弦の間に付いているのが特徴です。
稀にGPCPA3のポジションマークが多いとき、少ないとき、ズレているときがあります。
これは白いドットのシールを貼っているからです。
徳岡さん所有ギターのk.countryが12fにしかポジションマークがないため、演奏性を高めるために貼っているそうです。
その名残でGPCPA3にも貼っているとのことでした。
GPCPA3は生産終了しているため、中古市場でも見つけるのが難しいです。
参考価格:約25万円

GPCPA3は「前期型」と「後期型」があるんだ!
サイドとバックの材質が異なります。
後期:サペリ
Martin/GPCPA1 Puls
サイド・バック:ローズウッド
ネック:セレクトハードウッド
ピックアップ:FISHMAN F1 Aura+
GPCPAシリーズ最高機種でヘッドのMartinロゴが縦仕様。
Martinの最高機種はインレイが派手すぎる印象がありますが、GPCPA1はサウンドホール回りにインレイが入っている程度でそれほど派手さはありません。
徳岡さんは純正のMartinハードケースに入れて持ち歩いています。
生産終了
参考価格:35~40万円
Martin/D-18
サイド・バック:マホガニー
1964年製でGPCPA3を使うまではレコーディングのメインギターでした。
この年代のD-18はロングサドル仕様ですが、ショートサドルに変更されています。
以前ギター雑誌で、S.yairiの広告ページに徳岡さんがギターを抱えていましたが、実はS.yairiのギターではなくこのD-18を抱えていました。
ベッドのMartinロゴが写らないようになっていましたが、ボディの傷を見ればこのギターだと確認できます。
中古市場でも数が少ないため、入手困難なギターです。
参考価格:約50〜65万円
Martin/D-18V
サイド・バック:マホガニー
D-18Vは1939年〜1940年頃の復刻モデルになります。
2009年頃のオフィシャル写真で抱えていたギターです。
2011年に生産終了しているため、新品で購入することはできません。
D-18の中には様々な仕様がありますが、「Vシリーズ」は現在でも人気が高く、入荷すればすぐ売り切れることが多いです。
参考価格:20〜30万円
使用ギター/海外ギター編

Gibson/J-45 Custom
サイド・バック:ローズウッド
通常のJ-45はサイド・バックがマホガニー仕様ですが、この個体はローズウッド仕様のためマイルドなサウンドが特徴です。
「Gibson/J-45 Custom」は現行モデルで存在しますが、インレイパターンが異なります。
参考価格:約30万円
DEPAPEPEの代表曲である「START」「SUMMER PARADE」のMVで見ることができます。
Gibson/J-45
サイド・バック:マホガニー
「アコースティック・ギター・マガジン36」で徳岡さんと三浦さんの2人がJ-45を抱えている写真があります。
三浦さんの方は写真の近くに「J-45 1967年」と記載されていますが、徳岡さんの方は「J-45」と記載されているだけ。
次のページに徳岡のギターページがあり1967年製とありますが、ボディがキレイすぎてヴィンテージに見えません。
そのため、これは三浦さんのJ-45を指しているのではないかと考えられます。
参考価格:20〜30万円(現行モデル)
COLE CLARK/FL3AC
サイド・バック:インディアンローズウッド
JとBの影響で使い始めたそうです。
COLE CLARKの中でも最上位モデルで、アバロンが多く使われているため、見た目も豪華です。
生産終了
参考価格:約20〜30万円
COLE CLARK/FL2AC
サイド・バック:クイーンズランドメイプル
生産終了
参考価格:約20万円
使用ギター/国産ギター編

S.yairi/YD-68
サイド・バック:ローズウッド
ピックアップ:L.Rバッグスデュアルソース

多く曲はこのギターから生まれたと言ってもいいね!
徳岡さんが初めて手にしたアコースティックギターです。
メジャーデビューしてからずっとメインギターとして使用していました。
低価格ながら“鳴り”が良く、弦高もかなり低くセッティングしているため、かなり弾きやすくなっています。
徳岡さんは「LeadMan」の「中山さんがいなかったら、このギターは出来なかった」と発言しています。
生産終了
中古市場にも滅多に出回らないため、入手困難になっています。
参考価格:4〜6万円
S.yairi/YD-42
サイド・バック:ローズウッド
Martin/D-42モデルでアバロンが使われているため、見た目もキレイなギターです。
「ラハイナ」「パッヘルベルのカノン」「桜風」のMVで見ることができます。
生産終了
参考価格:約5万~8万
S.yairi/YD-304R
サイド・バック:ローズウッド/メイプル
井上陽水さんが使用して有名な「YD-304」の復刻版です。
S.yairiの多くは海外製ですが「YD-304R」は純国産。
デビュー5年記念ライブ「Merry 5 round」日比谷野外音楽堂でメインギターとして使用しています。
生産終了
参考価格:約10〜20万円
S.yairiですが、実は国産ブランド「HEADWAY」OEM生産のギターです。
HEADWAYオリジナルのネックブロック部仕込みトラスロッド仕様が特徴になっています。
K.Country/Lek-21hrs
サイド・バック:ホンジュラスローズウッド
ピックアップ:3way
神戸の楽器店「LeadMan」オリジナルギターです。
GPCPA3を入手するまで、メインギターとして使用されていました。
Lek-21hrsは徳岡さんモデルとして6本制作され、2本は徳岡さんへ、残り4本は一般販売されました。
現在は完売しています。
そのため、オーダーメイドで製作するしかありません。
ナチュラルカラーの他に、紫カラーがあり、「Memories feat.coba」のMVで見ることができます。

k.countryは小倉博和さん、小池徹平さんも使用しています。
モデルは「Lek-28」です。
僕も所有しているから、気になる人はチェックしてみてね!
YAMAHA/LL-TA
サイド・バック:ローズウッド
徳岡さんが自宅や楽屋で弾いているギターです。
エフェクターを繋がなくても、リバーブやコーラス効果を出すことができるギターです。
TAKAMINE/PTU-608N
サイド・バック:マホガニー
「KATANA」のMVやデビュー5年記念ライブ「Merry 5 round」日比谷野外音楽堂で使用しています。
周辺機材/電子機材

エフェクター
FISHMAN/AFX シリーズ
以前は「FISHMAN AFX」の3種類(DELAY/CHORUS/REVERB)を足下にセッティングしていました。
後にTC.Electronic/G-Naturalを使用するようになり、「FISHMAN/AFX」はセッティングから外されます。
生産終了
参考価格:各1万円
TC.ELECTRONIC/G-NATURAL
アコースティックギター用マルチエフェクターです。
以前は「G-Natural」と「FISHMAN/AFX」を度々入れ替えていましたが、近年はG-Naturalのみを使用しています。
現在のメインエフェクターで徳岡さんのサウンドを支えています。
生産終了
参考価格:約4〜6万円
JHS Pedals/Lucky Cat Delay Black
「招き猫」が目印のディレイ。
2022年、全国ツアー「ほろり2人旅」のリハーサルで使用していましたが、実際のツアーでは使用されませんでした。
もしかしたら借り物で試験的に使用している可能性があります。
参考価格:2万6千円
DIGITECH/WHAMMY
「ONE」の曲でオクターバーとして使用しています。
近年は使用頻度が少ないですが、たまに使用する時があるようです。
参考価格:約3万8千円
CRANETORTOISE/EL-1
エフェクトループを作り出すペダルです。
徳岡さんは保険で2台持っていますが、現在は使用していません。
生産終了
参考価格:約5千〜1万円
プリアンプ
PHIL JONES BASS/BASS BUDDY
ヘッドホンアンプ/プリアンプ/D.I
ベースの機材ですが、ベース以外でも使用可能。
この機種には5グラフィックイコライザーが付いていますが、徳岡さんは全てフラットで使用しています。
長年、使用していましたが、DEPAPEKOの結成時期から外されます。
その理由は「GRACE design FELIX」という新たな機材を導入したからです。
生産終了
参考価格:約3〜5万円
GRACE DESIGN/FELIX
2チャンネルの「楽器専用プリアンプ/ブレンダー」
アコースティック楽器用のピエゾ/マグネティック・ピックアップやコンデンサーマイクをミックスして出力することができます。
押尾コータローさんとコラボのDEPAPEKOの結成時期から導入しています。
徳岡さんいわく「音の抜け」が良いらしいです。
生産終了
参考価格:約14万円
PRESONUS ACOUSTI-Q
真空管を内蔵し、音が温かく強いアタックでも音がつぶれない点が気に入ってるようです。
国内流通が少ないため、取り扱ってるショップでも海外から取り寄せる場合がある。
ネットで調べても販売ページやレビュー記事は無いに等しいです。
生産終了
参考価格:約5千〜1万円
ボリュームペダル
SHIN’S MUSIC/PERFECT VOLUME
鈴木伸一さんがプロデュースしたボリュームペダルで音痩せが少ないのが特徴。
ステージでチューニングする際に使用されますが、近年は外されています。
店舗によっては新品がまだあるようですが、「入荷未」が多くなってきた印象があります。
参考価格:約3〜4万円
GOODRICH/120
世界中のプロが使用している定番ボリュームペダル。
「SHIN’S MUSIC/PERFECT VOLUME」を使う前に使用していたもの。
生産終了
参考価格:約3〜4万円
チューナー
KORG/DT-7
ライブで主に使用しているメインチューナー。
黒色のボディでCAJ AC/DC STASIONの上に置かれていることが多いです。
中古でも人気があり、状態が悪くても取引されています。
生産終了
参考価格:約2千〜5千円
KORG/Sledgehammer Custom 100
KORG/DT-7を使用しない現場(使用できない現場)で使われるクリップチューナーです。
参考価格:約3千〜4千円
SEIKO/STMX1
「KORG/Sledgehammer Custom 100」を使うまで使用していたクリップチューナーです。
デビュー5年記念ライブ「Merry 5 round」日比谷野外音楽堂で使用しているのを見ることができます。
生産終了
参考価格:約1千〜3千円
BOSS/TU-3
DEPAPEPEの初期に使用していたとされるチューナー。
参考価格:約1万円
TC.ELECTRONIC/PolyTune2
PolyTune2には「MINI」という物も存在しているため確証はないですが、過去にレコーディング風景に写っているのを確認しています。
生産終了
参考価格:約1万3千円
※現在は後継機種「PolyTune3」が現行モデルになります。
その他
CAJ AC/DC STASION
エフェクター各種に電源を供給するものです。
エフェクターボードを見て確認できる時もあれば、KORG/DT-7(チューナー)の下に置かれて確認できない時もあります。
参考価格:約8千〜1万3千円
Ebow
電磁波でバイオリンやホーンのようなサスティーンを生み出すことができる機材。
参考価格:約1万3千円
周辺機材/小物類

カポタスト
G7th/Performanc
徳岡さんは初期の太いタイプでシルバーカラーの物を使用していましたが、現在は使用していません。
生産終了
G7th/Performanc2 Black
2014年に軽量モデルにリニューアルされました。
徳岡さんは黒色2つ所有しています。
現在はさらにモデルチェンジしており「Performanc3」として販売されています。
見た目は同じなので、もしかしたら「3」に買い換えている可能性もあります。
Performanc2は生産終了
参考価格:約6千円
ピック
HERCO/FLEX75
厚さ:0.75m
素材:ナイロン
メロディーが太くでるので使用していますが、弾きにくと発言しています。
DEPAPEPEのデビュー当時から使用していましたが、現在は「PICKBOY/GP-66」に切り替わっています。
参考価格:約70〜100円
PICKBOY/GP-66
厚さ:0.88mm
素材:ナイロン
2016年頃「HERCO/FLEX75」と曲によって使い分けしていましたが、近年は「PICKBOY/GP-66」に完全に切り替えています。
参考価格:約80〜100円
弦
ELIXIR/Acoustic Bronze NANOWEB
長年、使用しているコーティング弦です。
おそらくメーカーから提供してもらっているため、箱には「非売品」のシールが貼られてあります。
参考価格:約1600〜2000円
DR/PM-12
アルバム「HOP! SKIP! JUMP!」のレコーディングで使用
Martin/M540
アルバム「HOP! SKIP! JUMP!」のレコーディングで使用
その他
グランド・オープリー
押尾コータローさんの影響を受けて購入したハードケース
青色でステッカーが沢山貼られてあり、メインギターのMartin/GPCPA3を収納しています。
参考価格:約4〜11万円
ストラップ/ストラップロック
ストラップ:Lead Manオリジナルの革製ストラップ
ストラップロック:アーニーボールのボタン式
PLANET WAVES/HEADSTAND
弦を交換する際にネックを支えるスタンド。
全国ツアーで飛び回るため、折りたみ式で軽い物を選択したと考えられます。
参考価格;
PLANET WAVES/PRO-WINDER DP0002
弦を交換する際に、ペグを回すストリングワインダー
参考価格:
3.peaks
弦を交換する際に弦を切るニッパー
仕様が色々あるため品番は不明
握る部分の間にプラスチックのバネがあるのが特徴です。
参考価格:
まとめ


徳岡さんはMartin/GPCPA3をメインギターで使用しているよ。
足元の機材はエフェクター「TC.Electronic/G-Natural」とプリアンプ「GRACE DESIGN/FELIX」の構成です。
DEPAPEPEの機材に関しては過去のアコースティック・ギター・マガジンが参考になるので、是非チェックしてみてください。

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