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押尾コータローの使用ギターを解説
もりそう
- 押尾さんの使用ギターを知りたい
- Grevenの種類がありすぎてわからない
- 本家GrevenとGrevenn Japannの違いは?
私は押尾さんの影響を受けて本家のGrevenを購入しました。
今回の記事では押尾さんの「使用ギター」を紹介しています。
記事を読むことで、「押尾コータロー」という人物のギター歴を知ることができます。
もりそう
押尾さんはアルバム毎に新しいギターを購入するため、全てを把握するのが難しいです。
基本、レコーディングでは本家Greven、ライブやテレビ出演はGreven Japanを使用していることが多いです。
「押尾コータロー」=「Greven」と言っても過言ではありません。
参考
Greven Guitars Japan株式会社エースケー
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使用ギター/Greven編
Grevenはアメリカ/オレゴン州ポートランド在住ルシアー「ジョン・グレーベン」が手がけるギターメーカーです。
押尾さんがデビュー当時から「絶対的メインギター」として使用しています。
Greven D Herringbone Custom(♯1097)
サイド・バック:ホンジュラスローズウッド
Greven Japanが登場するまで、レコーディングやライブなど一番使用されたギターです。
サウンドはもちろん、インレイデザインに憧れた人も多いのではないでしょうか。
Greven D(New-D♯1064)
サイド・バック:ホンジュラスローズウッド
上記のGreven(♯1097)とほぼ同じ年代とスペックです。
実は本機の方が年式は古いですが、購入したのが新しいので「New-D」と呼んでいます。
ネックヒール彫刻がなく、ピックアップを通して鳴らすと全然似てないらしいです。
ギターヘッドの「バードインレイ」がGreven(♯1097)より鮮やかに光っているのが特徴です。
Greven D(D3)
サイド・バック:ブラジリアンローズウッド
指板にバードインレイが入っているのが特徴です。
Greven D(D4)
サイド・バック:ホンジュラスローズウッド
D3との見分け方は指板のインレイがあるかないかで判断できます。
Greven Prairie State
サイド・バック:ホンジュラスローズウッド
2009年にグレーベン本人からプレゼントされたもの。
Prairie Stateはボデ形状が珍しく、中古市場にも滅多に出ません。
Greven Japanのラインナップにもないため、入手困難なギターです。
Greven MD
サイド・バック:マダガスカルローズウッド
ボディタイプ:カッタウェイ
以前は、GrevenMD仕様の個体というのは超貴重で入手するのが難しかったのですが、「Greven Japan」で製品化されています。
カッタウェイ仕様なのでハイポジションまで弾きやすいのが特徴です。
Greven OM Herringbone Custom
サイド・バック:マダガスカルローズウッド
オーケストラモデルで、指板のインレイが美しいギターです。
クラシックギターに近い感じで、生音が良いため主にバラードで使用されています。
Greven J
サイド・バック:メイプル
高校3年生の時に、中川イサトさんの勧めでヒロ・コーポレーションで購入したギターです。
当時、中古価格25万円でしたが、高校生のお小遣いでは買えないため、母親に頼んで買ってもらったギター。
デビュー当時から押尾さんを支えてきたギターです。
古い個体ということもあり、ライブでは見ることがなくなりました。
押尾さんが所有している本家GrevenのJ(ノンカッタウェイ)タイプは中古市場にも滅多に出ません。
見かけるのは、「カッタウェイ」タイプがほとんどです。
2022年に押尾さんがデビュー20周年を迎え、「Greven japan」から復刻モデル「Oshio-J Tribute」として販売されました。
参考
Greven Guitars Japan株式会社エースケー
Greven Japan Oshio-D
サイド・バック:ブラジリアン/ホンジュラス/インディアンローズウッド/メイプル
Greven本人が設計、監修し日本で制作されたギター。
押尾さんいわくサウンドはオリジナルと全く遜色ないそうです。
近年のライブやテレビ出演はほぼ「Greven Japan」を使用しています。
価格は65万前後で購入できます。
以下が製品ラインナップになります。
・Oshio-D IR
・Oshio-D BR(完全受注生産)
・Oshio-DC HR
・Oshio-DC IR
・Oshio-DC BR(完全受注生産)
・Oshio-J Tribute
IR:インディアンローズウッド
BR:ブラジリアンローズウッド
ブラジリアンロードウッド仕様の「BR」は、以前まではラインナップに入っていましたが、現在はおそらくオーダーすることができません。
中古品の数も少ないため、入手するのが難しくなっています。
使用ギター/海外メーカー編
Martin D-28(1964)
サイド・バック:ブラジリアンローズウッド
レコーディングやMBSラジオで主に使用しています。
ヴィンテージなので過保護に扱っているが、容赦なくPick Upを搭載しています。
Martin D-28GE
サイド・バック:ブラジリアンローズウッド
36歳の時にクロサワ楽器から紹介されて購入したギター。
押尾さんいわく「お姫様」で機嫌が悪いと鳴ってくれないらしい。
「翼〜you are the HERO〜」のレコーディングで使用
Gibson LG-2 3/4
マイケル・ヘッジスのアルバムジャケットを見て知る。
リバーブを深くかけた何とも言えない音に憧れ購入。
通常よりも弦長が短く、不器用な音が好きらしいです。
Gibson L-1(1930年代)
押尾さんが初めて弾いたヴィンテージギター
「黄昏」「Always」で使用される頻度が高いです。
Gibson L-1(1935)
「Gibson L-1」2本目で、心の底から欲しいと思ったギター。
Gibson CF-100(1950年代)
押尾さんいわく“完璧なギター”らしい。
「IN MY LIFE」「ノスタルジア」「Hangover」で使用
Collings D-2 Cutaway
現在、Dタイプのカッタウェイはオプションでも全く作っていません。
本機は1990年代にわずか10数本の制作された貴重な1本です。
Ovation Adamas oshio Custom
マイクシステムを押尾さんのリクエストでカスタムしたモデル
Taylor 314C
インディーズ時代に購入
Samick Greg Bennett oshio Custom
韓国のギターメーカーで指板に犬の足跡マークのインレイが特徴です。
※市販はされていません。
Rainsong A-WS1000
ジョン・デッカーJr.博士が宇宙工学の経験を生かし開発したオール・グラファイト製
Maccaferri G-40
1950年代に作られたプラスチック製のギター。
アルバムのレコーディングでも使用されている。
Albert&mueller Guitar 1310
アルバート&ミューラー社 ドイツメーカー
シリアルナンバーが1310(中川イサト)ということで購入
TACOMA BM6C THUNDERHAWAKE
BARITONE GUITAR
ワシントン州タコマ市にあるメーカー
バリトンギターは通常のギターよりも一回り大きい
使用ギター/国内メーカー編
YAMAHA LL86 Custom
サイド・バック:ブラジリアンローズウッド
GrevenやMartinよりもハーモニクスがキレイに出るようです。
YAMAHA LL86 FC Moon
「LL86」をベースにしており、デザインは押尾さん本人。
トップに星が散りばめられ、ネックには月のインレイがあるのが特徴です。
押尾さんいわく、すごく弾きやすく生音も良いそうです。
TAKAMINE KO-50
基本モデル:DSP530
タカミネ/押尾コータローシグネチャーモデル
ピエゾピックアップと真空管のプリアンプ
マグネチック型ピックアップのサウンドをブレンドさせたモデルでラインを通すと本領発揮するギターです。
使用ギター/海外ルシアー編
Nashvill Guitar Company
テネシー州ナッシュビル工房を持つMarty Lanhamのギター。
戦前のMartinスタイルだが、音色はMartinというよりGrevenに近いらしい。
アルバム「Eternal Chain」「You&Me」のレコーディングで使用
材はローズウッドを使用しているためMartinでいうD-28スタイル。
中古市場ではまれに見かけます。
使われた当初は価格が高騰し、80万前後でしたが、現在は50万前後で購入できる個体もあります。
Merril C-18
バージニア州 に工房を持つJim Merrilギター
30年代のマーティン・ゴールデン・エラ期サウンドを忠実に再現したギター
年間の生産本数は約15本、日本には3本ほどと言われており、市場にも数がかなり少ないようです。
品番にもよりますが中古市場価格は50〜80万ほど。
C-18はMartinで言えばD-18に当たります。
Stevens 00 12F
ドイツのミュウヘン市に工房がある「スティーブンス・カスタム・ギターズ」
日本ではあまり聞きませんが、ドイツでは大人気ブランドギターです。
通常の14fではなく、12fの部分でネックとボディが接合されているのが特徴。
Santa Cruz D
カリフォルニア州 サンタクルーズにあるRichard Hoover D-28タイプ
Melville Guitars 000-C Custom(2010)
オーストラリアのクリス・メルビル
全て受注生産のため年間約10本と少なく、中古市場価格は100万を超えます。
指板に美しいバラのインレイが入っているのが特徴です。
「亡き女王のためのパヴァーヌ」、「月のナミダ」で使用
使用ギター/国内ルシアー編
Kameoka KMD Cutaway
愛媛県に工房がある亀岡隆之さん制作しているギターメーカーです。
オールマイティーというよりは曲を選んで使用されています。
6弦/5弦の音に濁りがなく、レコーディングやライブで使用されます。
押尾さんは3本所有しています。
The Fields Model D-RC
HIRO CORPORATION 冨田洋司 ギター
カッタウェイモデル
Sugita Kenji acoustic Guitars DL
富山県の杉田健司さんが手がけるギターメーカー「SUGI CRAFT」
トップの強度を増すために板を張り合わせ、チューニングダウンしても弾きやすように弦長も少し長くしています。
Sugita Kenji acoustic Guitars Carrera Baritone
杉田健司さんのバリトンギター
押尾さんのために制作されたもので、パーム奏法で当たる部分が補強されてあります。
低く音、高い音のバランスが凄く良いとのこと。
M-Factory KOTARO 10th Annivesary D
サイド・バック:ブラジリアローズウッド
「M-Factory」の三好英明さんからプレゼントしてもらったギター
三好英明さんが信頼を寄せる沖田ギター工房に依頼し製作されたものです。
sunrise S-2をフローティングでマウントできるのが特徴です。
ソロギタリストの矢後憲太さんがメインギターで使用しています。
参考
M-factory 押尾コータロー・シグネイチャーギターエム・ファクトリー
Water Road Guitar
群馬県の増田明夫さんが手がけるギターメーカーです。
Water Road バリトンギター
中川イサトさんから譲ってもらったギターで、弦長が短くテンションが緩いので弾きやすいのが特徴。
ウクレレ/ミニギター編
Sumi Soprano Ukulele Maple Custom
鷲見英一 制作
鮮やかなブルーのボディ
EASTMAN EU80 Antique Red
ウクレレなのにバイオリンのようなアーチドトップボディで、ウクレレなのに鉄弦仕様になっているのが特徴です。
SUMI S-UKMP Tenor
ヤシの木のインレイが入った黄色のウクレレです。
「茜色のブランコ」で使用
TACOMA P1 Papoose
「カノン」「日曜日のビール」で使用
Martin Sting Mini
通常のドレッドノートの半分の大きさ。
「ハピネス」で使用
Augastino Lo Prinzi
オーガスティノ・ロ・プロンズというメーカーのウクレレ。
Maton Mini EMD 12 Diesel 12-String
「Kiwi&Avocado」という曲で使用
まとめ
今回は押尾さんの使用ギターを紹介しました。
改めて見ると所有本数がすごい…
押尾ファンであれば「Greven」ギターに憧れるはずです。
以前はGrevenと言えば日本でも入手困難なギターメーカーの1つでしたが、現在は「Greven Japan」の登場により日本製ですが入手しやすくなっています。
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