BOSS TU-12EX【徹底解説】

TU-12EX

BOSS TU-12EXの使い方【徹底解説】

TU-12EXの基本情報

BOSSチューナーの代表格

1983年に世界初のオート・クロマチック・チューナーとして販売されます。
その後、世界中の人に絶賛されこのTU-12というシリーズがマイナーチェンジを経て現在のTU-12EXという型になっています。

サイズ:148W×54D×24hmm
重量:138g
駆動:単4乾電池×2(別売りのアダプターもあり)

メーカーサイトより引用

■TU-12EXは、信頼のボス・チューナーの代名詞であるTU-12の優れたユーザー・インターフェースを継承。
視認性に優れたLEDチューニング・ガイドと追従性の高い検針メーターにより、精度の高い安定したチューニング作業をスピーディに行うことができます。
また、チューニングの範囲を大幅に拡張。周囲音の影響を受けにくい高性能マイクも内蔵しているので、ギター/ベース以外にも幅広い楽器で使用することができます。
■TU-12EXは、半音階単位で確認できるオート・クロマチック・モードと、弦番号で確認できるギター/ベース・モードの2モードで動作。
ギター/ベース・モードでは、7弦ギターにも対応することが可能です。
さらに、フラット・チューニングにも対応。6半音下げまで対応できるので、ワイドでヘビーなチューニングを行うこともできます。
■TU-12EXは、単4乾電池の採用により持ち運びの利便性がさらに向上。
薄型ボディでギター・ケースやエフェクター・ボックスなどへも収納しやすくなりました。
ボディは、ブラックを基調としたスタイリッシュなデザインを採用。よりアクティブに持ち出せるよう、専用のソフト・ケースも付属しています。
■チューニング時に役立つ便利な機能を多数装備。
チューニングがジャストの位置になると「ピピッ」と音で知らせるアキュピッチ機能や、基準音発音機能など、正確ですばやいチューニングをサポートしてくれます。
また、うっかりした電源の切り忘れ時に役立つオート・パワー・オフ機能も搭載。不要な電池消耗を防いでくれます。

引用元:BOSS TU-12EX

前機種の存在

今回紹介するTU-12EXの前機種にTU-12TU-12Hというのがあります。
BOSS TU-12BOSS TU-12(3機種)を比較
現在はオークションやフリマなど中古でかなり安く購入することができます。

針式のチューナー使ってみたいと思う方は検討してもいいかもしれません。

ただデザインは新しいTU-12EXに比べちょっとスタイリッシュさは劣りますが(個人的の好みの問題です)チューナーの精度は全然問題ないと思います。

ソロギタリスト愛用者

・岸部眞明さん(TU-12H)
・下山亮平さん(TU-12EX)
現在でもライブで使用しています。
ライブに行った際はチェックしてみてください。

使う前の確認事項

電源を確認

このチューナーの電源は2つです。

・乾電池(単四2本)
・BOSS PSACアダプター
私は普段乾電池で使っています。
アダプターを使うと配線が邪魔になってしまうので
電池の方が使いやすいかと思います。

近年、液晶ディスプレイのクリップ式チューナーが人気ですが、ほとんどがボタン電池です。
また無駄な演出があったりで電池持ちはよくありません。

それに比べこのTU-12EXは単四電池で無駄な演出がないのでかなり長持ちします。

チューニングする楽器は?

アコースティック楽器

ボディ側面にマイクが付いているのでアコースティック楽器はこのマイクで音を拾い読み込ませます。

エレアコ・エレキギター・ベース


エレアコ、エレキギター、ベースなどシールドを使う場合はINPUTに入力します。

ではOUTPUTは?

使い方
ギター→TU-12EX→アンプ
のように真ん中に噛ませるような感じで使用します。
主にライブで使うことになります。

実際に電源を入れてみよう

電源はPOWERというボタンです。

私の場合、どうしても爪先で押してしまうので長年使うと表面の塗装が落ちてしまいました。

チューニングの基準値を確認

PITCTボタンを押すと現在の基準値の所が赤く点滅します。

購入時の設定値は440Hzになっています。

どこを見るかというと3桁の数字です。
わかりやすくするために「」を入れてあるので確認してください。

ギターの場合は440Hzがスタンダードになりますのでその数値になっていればOKです。

もし変更する場合は以下の操作で変更可能です。
PITCTボタンを押しながら▼or▲で上げ下げできます。

※中古で購入した場合は、前の持ち主が数値を変更している可能性があるので購入したばかりの方はチェックしてみてください。

440Hz(ヘルツ)とは?
チューニングする際に基準の音が必要になります。
ギターは440Hz=A(ラ)が世界基準になります。
※ギターの場合だと5弦の開放弦の音。
では他の数値は何で使うのか?
生ピアノ、バイオリン、管楽器などクラシック音楽で442Hzを使います。
そのためギターを弾く方は440の数字だけを覚えておけばOKです

チューニングモードを選ぶ

このチューナには2つのモードがあります。

・クロマチックモード(オート)
・ギターモード(マニュアル)
切り替え方法
CHROMATIC/GUITAR ボタンを1回押すごとに切り替わります。

見分け方
・クロマチックモード(オート)は
・ギターモード(マニュアル)は

クロマチックモード(オート)

最も一般的で身使いやすいモードです。

シールドを使わないアコースティックギターやウクレレなどで使います。

もちろんシールドを繋いだ場合でも使えます。

チューニングしたい弦を単音で弾くだけでその音に近い所で反応してくれます。

マニュアル:ギターモード

シールドをつないで合わせます。
エレキギター、ベース、エレアコなど

チューニングを合わせたい弦を指定して、その音だけを合わせる方法です。

上の画像を使い説明します。
ギターモードにするとGUITARとい文字の下が赤く表示なります。

それに伴い3Gの所も赤くなっているのが確認できます。

これは現在、ギターの場合だと3弦をGと音で設定するということになります。

他の弦をチューニングしたい場合
▲or▼ボタンを押すと赤い表示が左右に移動するので合わせたい音で止めてください。

実際にチューニングしてみよう

今回は最も使われるクロマチックモード(オート)で解説していきます。

チューニングの基礎

通常、針の待機位置は左側になります。

チューニングしたい弦を単音で弾きます。

すると針が動きますので中央に合わせるように行います。
メーターの左右に▷と◁が確認できると思います。

音が低い場合や高い場合に点灯しますが、あくまで目安にした方がいいです。

基本は実際の針の動きを見ましょう。

ポイント
チューニングの基本は低い方から高い方に合わせて行きます。
もしチューニングが基準より高くなってしまった一度ペグを緩めて音を下げてからまた上げるようにしてください。

高い方から下げて合わせてしまうと狂う可能性があるからです。

レギュラーチューニング

上の画像を見てください。

コメントを入れてありますが、その部分だけみればOK!

赤く点灯するインジケーターと上のアルファベットで合わせます。

まずレギュラーチューニングのアルファベットを確認しておきましょう。

6弦=E
5弦=A
4弦=D
3弦=G
2弦=B
1弦=E
例えば
6弦を合わせる場合

アルファベット「E」下のインジケーターが赤く点灯するようにギターのペグを締めていきます。

注意
赤く点灯するインジケーター下にGUITAR 7B 6E 5A 4D 3G 2B 1E の表記がありますがここは無視してください。

ダウンチューニング


ソロギタースタイルではよくダウンチューニングを使います。

※オープンチューニングとも呼ばれています。

主に半音や1音下げるチューニングになります。

ではこれはどうやるのか?

フラットボタンを使います。
1回押すインジケーターが点灯します。
点灯している上のアルファベットの横にある♭に注目してください。

半音下げる場合は♭
1音下げる場合は2♭
※▲or▼で上げ下げできます。
ここで問題があります。
ソロギターを演奏する場合、必ずしもその曲のチューニングが1音下げだけとは限りません。

有名なダドガドチューニング「DADGAD」というのがあります。

レギュラーチューニングの状態から6弦、2弦、1弦を1音下げたもの。

この場合はフラット設定を常に2♭(1音下げ)にしておけばすぐチューニングできます。

しかし中にはCGDGBDのような物もあります。
これは6弦を2音、5弦を1音、1現を1音下げたもの。
※ソロギタリスト西村歩さんがこのチューニングをよく使用しています。

この場合
2♭(1音下げ)設定が終わったあと、4♭(2音下げ)設定も必要になります。

ここまで大丈夫ですか?

以上のような設定は正直めんどくさいです。

もっと楽にする方法はないのか?

ポイント
音を下げる場合はフラットボタンを使わずに合わせる

例えば6弦を1音下げる場合
1音下げた音はDになります。
この下げる音を事前に覚えておきます。

6弦を単音で弾いてインジケーター「D」の所が点灯するように合わせます。

これだけです。

例えば6弦を2音下げる場合
2音下げた音はCになります。

6弦を単音で弾いてインジケーター「C」の所が点灯するように合わせます。

これだけです。

フラットボタンを使うより圧倒的に楽です。

便利機能の使い方を解説

基準音を出す


スピーカーマークのボタンを押すと実際に音が出ます。

▲or▼で合わせたい音に変えることができます。

この音に合わせてチューニングします。

オート・パワー・オフ

通常、新品で購入した場合は初期設定で30分経過すると自動的に電源がパワーオフになる設定になっています。

この設定をオフにする機能です

私は使っていません。
やはり自動的にオフになった方が使い終わったあと、切り忘れて電池が減るのを防げるからです。

ではどういう時に使うのか?

それはライブをするときです。
ライブの時は曲ごとにチューニングを変えたりする場合があるので電源を入り切りするのはカッコ悪い。
また勝手に電源が落ちても困る。
そのため電源が入りっぱなしにしておきます。

※電源を入り切りする度にこの設定はリセットされます。

アキュピッチ

チューニングが正確に合っているとメーターの針が中心を指し「ピピッ」と音でも教えてくれる機能です。

とても便利な機能なのですが、チューナーの電源が入ったままだと演奏中にも「ピピッ」と鳴ってしまいます。

アキュアピッチ機能をオフにする。
上の写真にあるようにスピーカーボタンを押しながら電源を入れます。

するとアキュアピッチ機能がオフになるので音が出なくなります。
これは自動的に設定が保存されるため次使用する場合は設定が引き継がれ機能はオフのままです。

この設定の確認方法として、電源を入れたときに「ピピッ」と鳴らなければオフになっています。

最後に

実際に使ってみての感想

アコギにおすすめ

高性能マイクを内蔵しているので、シールドを繋がないアコースティックギターにも使えます。

もちろんシールドを繋げて使用することも可能で、繋いだ方がより反応が早く正確なチューニングができます。

特にサイレンギターを使用している方は繋いだ方が確実です。
サイレンギターは生音がほとんどしないので反応が多少鈍いようですからね。

デジタルではなく針なので直感的に確認できるのがいいです!

暗闇では不向き

注意
ライブなど暗い場所での使用は向いてないかもしれません。
光る素材、塗料が付いていないので発光しないからです。

購入したい方へ

価格

価格は平均相場8000円前後なので正直高いです。

現在は安いクリップ式のチューナーが様々あるのでまずは手頃なチューナーで十分だと思います。

現在はチューナーのメーカーや種類がたくさんあり、価格も手頃な物が多いのです。そのため選択肢もかなりあると思います。

その中でこのプロが使う様な仕様・価格帯のはなかなか手が出ないのが本音です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です