【完全保存版】マーチン巻きの正しいやり方・注意点・よくある質問(写真付き)

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この記事はこんな人にオススメ
  • マーチン巻きのやり方を知りたい
  • マーチン巻きのメリット・デメリットを知りたい
  • ギブソン巻きとの違いを知りたい

ギターのチューニングがすぐ狂ってしまう、弦交換が上手くできない…そんな悩みを抱えていませんか?

本記事では、弦の安定性を高める「マーチン巻き」のやり方やメリットを、初心者にもわかりやすく解説します。

通常の巻き方との違いや、よくある質問についても知ることができます。

「マーチン巻きって何?」「自分にもできる?」という人は、ぜひ最後までご覧ください。

もりそう
もりそう

マーチン巻きはチューニングが安定するから是非やってほしいな。

マーチン巻きの特徴

マーチン巻きとは?

マーチン巻き

マーチン巻きの定義と由来

マーチン巻きとは、アコースティックギターの弦をペグに巻きつける際に、弦の先端を折り返して下に挟み込む巻き方です。

アメリカの老舗ギターブランド「Martin(マーチン)」社が採用していたことからその名が付きました。

チューニングの安定性が高く、プロや経験者にも愛用されています。

念の為に

マーチン巻きという名称になっていますが、必ずマーチンギターにしなければならないという決まりはありません。

他のブランドギターにマーチン巻きをしてもOKです。

通常の巻き方との違い

マーチン巻き
マーチン巻き

  • ペグポストに巻く弦の量が少ない
  • チューニングが安定する
  • 弦交換の時間が短い

ギブソン巻き

  • ペグポストに巻く弦の量が多い
  • 巻く弦の量が多いほど、伸びる量も増える
  • ペグポストとナット間の弦の角度がキツくなり、弦への負担が増す(弦が切れやすくなる)
もりそう
もりそう

両者の大きな違いは、ペグポストに巻きつける弦の量だよ。

それによってチューニングの安定度が変わるんだ。

弦の伸びる量

私はギターを始めた当初は、ギブソン巻きを採用していました。

理由は、ペグポストに弦が4〜5周巻かれてあれば、固定力が増し、チューニングが安定すると考えていたからです。

しかし答えは、上記の考えとは逆でした。

理論上、ペグポストに巻く弦の量が増えれば、伸びる弦の量も増すことになります。

弦の角度による摩擦抵抗

マーチン巻きとギブソン巻きの違い

ギブソン巻きは、ペグポストに対し下へ下へと巻いていきます。

下に巻いていくということは、マーチン巻きに比べて、ナット付近の角度がキツくなります。

チューニングを繰り返すと、弦とナットの双方に摩擦抵抗が加わります。

結果、普段から蓄積したストレスが弾けると弦が切れます。

マーチン巻きがなぜ選ばれているのか?

メリット

  • チューニングが安定する
  • 弦交換が早くなる
  • 周囲から尊敬の目で見られる

デメリット

  • 慣れるまで弦交換の時間がかかる
  • 古い弦を外すのが大変
もりそう
もりそう

「めんどくさい」という理由から採用していない人も多いんだ。

やったことない人は一度試してみて、合わなければ無理にやる必要はないよ。

メリット

マーチン巻き

一番のメリットはなんと言っても「チューニングの安定性」です。

新品の弦を張れば、チューニングが狂うのは当たり前ですが、マーチン巻きは最初のチューニング以降は大幅に狂うことが少なくなります。

ペグポストに巻き付ける量が少ないことで伸びる弦の量も少なくなるからです。

ペグを回す回数も減り、弦交換の時間短縮にもつながります。

もりそう
もりそう

弦交換が早く終わる上に、チューニングが安定から一石二鳥だよ。

デメリット

マーチン巻き

マーチン巻きの存在を知っている人は多いですが、実際に採用している人は少ない印象があります。

理由は慣れるまでは時間がかかり、めんどくさいからです。

弦の巻く向きがわかりにくいことや、ペグポストにキレイに巻けないなどの理由から、次回から辞めてしまう人が多いです。

巻き方がわからなくなったら、是非この記事を思い出してください。

マーチン巻きの弦を交換する時に、ペグポストから弦を外しますが、これが厄介で、とにかく外しにくいデメリットがあります。

もりそう
もりそう

弦の先端は指に刺さりやすいから注意してね。
僕も何度指先に刺したことか…

対策
マーチン巻きを楽にするアイテム(ラジオペンチ)
マーチン巻きを楽にするアイテム(ラジオペンチ)

ラジオペンチを使うことをおすすめします。

100均のラジオペンチでも十分使えるので、準備しておくと便利です。

6弦/5弦/4弦のやり方

マーチン巻き

弦交換はストリングワインダーブリッジピン抜きネックスタンドを使うと作業効率が上がります。

弦を巻く順番に決まりはありません。

私は6弦→5弦→4弦→3弦→2弦→1弦と張っていくので、今回も6弦から張っていきます。

ペグは一定方向に向けておく
マーチン巻き

各弦を通す度に、ペグ穴の向きを合わせるのは大変です。

最初に全ての向きを統一しておくと、作業が楽になります。

ペグポストの穴に弦を通します
マーチン巻き

ブリッジピンで弦を固定したら、ペグポストの穴に弦を通して引っ張ります。

弦の巻く量を決める
マーチン巻き
マーチン巻き

6弦/5弦/4弦を巻く場合は、そのペグポストがある反対側の指板側で引っ張ります。

目安は1フレット辺りで指1本分です。

上の画像にあるように、自分のやりやすい方法で構いません。

弦を曲げる
マーチン巻き

巻く量の目安が取れたら、実際に巻いていきます。

弦の先端を外側から内側に曲げていきます。

下を通す
マーチン巻き
マーチン巻き

弦の先端を、張ってある弦の下を通します。
その後はペグポストの根元に弦を回すイメージで引っ張ります。

上を通す
マーチン巻き
マーチン巻き

先ほど下を通した弦を、今度は張ってある弦の上を通します。

弦をロック(固定)します
マーチン巻き

画像には「両手で引っ張る」と入れていますが、弦の先端側が、手を離しても暴れないように折り返すイメージです。

ペグを回す
マーチン巻き

ペグを回して、弦にテンションをかけていきます。

弦はロック(固定)しているので、手を離しても大丈夫ですが、弦を引っ張りながら巻くとキレイに巻けます。

もりそう
もりそう

弦とペグポストの間に、隙間ができないように巻いていくのがポイントだよ。

弦の巻く方向
マーチン巻き

弦は、内側から外側になるように巻きます。

「マーチン巻き」に限った事ではなく、弦の巻き方の基本になります。

完成
マーチン巻き

これで6弦の弦交換は終了です。

同じ要領で5弦/4弦も張っていきます。

マーチン巻き
弦をカットする
マーチン巻き

余分な弦をカットします。

ポイント

最後の行程で6弦/5弦/4弦の余分な弦を、まとめてカットしています。
後から感じたのは、弦1本張り終わった時点でカットした方がいいです。
マーチン巻きは、弦の上下を通す作業があるため、他の弦があると作業しにくいからです。

追記
ピックボーイ(SC-150)

後日、ギター弦専用のニッパー「ピックボーイ(SC-150)」を導入しました。
今回、マーチン巻きの解説で使用している青色ニッパー(100均)とは切れ味が違います。
是非、参考にしてみてください。

3弦/2弦/1弦のやり方

注意

弦を巻く作業は6弦/5弦/4弦と逆になるので注意してください。

ここでは、1弦の張り方を解説します。

弦の巻く量を決める
マーチン巻き

3弦/2弦/1弦を巻く場合も、そのペグポストがある反対側の指板側で引っ張ります。

目安は1フレット辺りで指1本分です。

弦を曲げて下を通します
マーチン巻き
マーチン巻き

巻く量の目安が取れたら、実際に巻いていきます。

弦の先端を、外側から内側に曲げて、張ってある弦の下を通します。
その後は、ペグポストの根元に弦を回すイメージで引っ張ります。

上を通す
マーチン巻き

先ほど下を通した弦を、今度は張ってある弦の上を通します。

その後、両手で引っ張り弦をロック(固定)します。

ポイントは手を離しても弦が暴れないことです。

ペグを回す
マーチン巻き

ペグを回して、弦にテンションをかけていきます。

弦はロック(固定)しているので、手を離しても大丈夫ですが、弦を引っ張りながら巻くとキレイに巻けます。

弦の巻く方向
マーチン巻き

弦は、内側から外側になるように巻きます。

「マーチン巻き」に限った事ではなく、弦の巻き方の基本になります。

FAQ(よくある質問)

マーチン巻き
ギター初心者もマーチン巻きをやった方がいいですか?
しなくていいです。
最初はペグに弦を通して巻き付けるだけ(いわゆる「シンプル巻き」)でOKです。
プロやギターを何十年弾いている人でも採用していない人はたくさんいます。
興味が出たらやってみてください。
キレイに巻けないのですが?
ペグを回す手と反対の手で弦を引っ張ってあげる(弦をたるませない)のがポイントです。
注意点として、弦を指板に触れるほど低い位置で引っ張らないことです。
理由は低い位置で引っ張ると、ナットに触れて削れるからです。
マーチン巻きを採用することで音は変わるの?
聞き取れないレベルで変わると思います。
ペグポストとナットの間の角度が変わるからです。
ただし、個人的には音が良くなった・悪くなったなどの違いは全くわかりません。

ぶっちゃけ「マーチン巻き」「Gibson巻き」どっちがいいの?
個人的には好きな方でいいと思います。
私自身全てのギターにマーチン巻きを採用しているわけではありません。
ペグの穴の上に一周巻いて、その後は下に巻いていく「挟み方式」を採用することも多いです。
「挟み方式」は巻き方が簡単なので、見た目もキレイに仕上げることができます。

チューニングをより安定させるために

ナット潤滑剤を使う

Nut Sauce Lil-Luberの使い方

チューニング時に弦が切れやすい原因になるのが、弦とナット溝の摩擦です。

対策として、ナットソース(潤滑剤)を使うことで、摩擦を軽減できます。

ギタリストの中川イサトさん、小松原俊さん、下山亮平さんは、鉛筆やシャープペンの芯を塗って代用していますが、ナット溝が黒くなることを承知で行ってください。

弦を伸ばすグッズを使う

The String Stretcha

マーチン巻きはチューニングの安定度が高いですが、弦を交換した直後は不安です。

理由は、弦が伸びきっていないからです。

「The String Stretcha」を使うと、弦を均等に伸ばすことができ、早くチューニングが安定します。

もりそう
もりそう

正直、必須アイテムではないけど、あれば便利な道具だよ。

道具を持っていない場合は、ローフレット(1〜5フレットあたり)で、チョーキングを行う要領で弦を伸ばしてみてください。

チョーキングとは?

弦を押し上げたり、下げたりして音程を変化させる奏法です。

まとめ:メリットの再確認

マーチン巻きの特徴

マーチン巻きは、弦の安定性と見た目の美しさを両立できる巻き方です。

通常の巻き方と比べ、チューニングが狂いにくく演奏時のストレスが軽減されます。

慣れるまでは少し難しく感じることもありますが、一度は試してみる価値は十分あります。

楽器店でお金を出せば交換してくれますが、大事なのは自分でやってみることです。

弦の巻き方に間違いはないので、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。

もりそう
もりそう

失敗を恐れずやってみよう。
失敗しても学びがあるからまずはチャレンジしてみてね。

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2 COMMENTS

zizi

もりそうさん、こんにちは
マーチン巻やってますよ~w
最初は本当にめんどくさくかったのですが
今では手が自然とやってしまいます
5,6弦は普通の巻方の方が音のキレが良いようにも思うのですが
それでも手が勝手にマーチン巻きしてます(笑)
僕の思うメリットとしては、もりそうさんの書かれたものに加えて
「若干だけど切れにくくなる」ってことかな
曰く付きのエリクサー3弦も8年間で1,2度しか切ったことが無いので
わずかだけど効果はありそうに思います
デメリットは・・・もりそうさんも書いておられるとおり
外しにくい、ってことです
今は慣れたけど、初めのころは「なんでやねん!」と悪態ついてました(笑)

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もりそう

ziziさん こんにちは!
私はずっと上下で挟む巻き方をしていたのですが、今年やっと挑戦しました(笑)
まだまだ慣れるまでは時間かかりそうです。
巻く向きを間違えて何度弦がヨレヨレになったか…

8年間で数回しか切れないとは確かに効果ありそう!

そういう効果(メリット)を知っていればもっとマーチン巻きが普及するのかもしれませんね!

どうしても難しいイメージしかないので…

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