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- 演奏後のメンテナンス方法を知りたい
- メンテナンスをやる意味を知りたい
- 必要な道具を知りたい
アコースティックギターの音がこもる、弾きにくいと感じたことはありませんか?
それは日頃のメンテナンス不足が原因かもしれません。
本記事では、初心者の人でもできるアコギの正しいメンテナンス方法を、道具選びから具体的な手順までわかりやすく解説します。
弦交換や指板のオイルケア、湿度管理のポイントまで網羅しているので、これから長くギターを楽しみたい方にぴったりの内容です。

大切なギターとずっと付き合っていくために、正しいメンテナンス方法を身につけてみてね。

アコギのメンテナンスが必要な理由

アコースティックギターは繊細な木製楽器であるため、メンテナンスを怠ると様々な不調が現れます。
音質に与える影響
演奏後、汗や皮脂がついたまま放置するとフレットや弦が酸化してサビが発生し、音の抜けが悪くなり、こもったような響きになります。
結果として、アコギ本来の美しい音色が損なわれ、演奏の楽しさも半減します。
定期的な手入れを怠るとどうなるか
湿度や保管状態によってネックが反ってしまうと、弾きにくくなったりビビりが生じる原因になります。
そして、ボディにホコリや湿気が溜まると、木材にカビやシミが発生し、見た目と耐久性を損ねることにもあります。
これらを防ぐためにも、定期的なメンテナンスが欠かせません。
1回のメンテナンスを怠ったから、すぐに影響が出るものではありませんが、長い目で見ると汚れは確実に蓄積します。

大事なのは続けることに意味があるよ。
・音がこもって鳴りが悪くなる
・ネックが反って弾きづらくなる
・フレットや弦がサビてしまう
・ボディに汚れやカビが発生する
メンテナンス前に準備しておくべき道具一覧
クロス、オイル、ポリッシュなど
メンテナンスを始める前に、以下の道具を揃えてください。
| ギタークロス | ボディや弦の汚れ取り |
| 指板オイル | 指板の乾燥防止 |
| ポリッシュ | ボディの汚れ落とし |
| 六角レンチ | ネックの反り調整用 |
| 弦交換ツール | 弦交換の便利グッズ |
初心者の人は、最初からすべてを揃えなくても大丈夫です。
まずはギタークロス、指板オイル、ポリッシュの3点があれば基本的なケアができます。

以下に上記3点のおすすめ品を紹介しているから参考にしてみてね。
ギタークロス

ギタークロスはアコースティックギターのメンテナンスに欠かせない必須アイテムです。
主にボディや弦、指板の汚れやホコリを拭き取るために使用します。
演奏後は手汗や皮脂が付着しており、そのまま放置するとサビや変色、音質劣化の原因になります。
柔らかいマイクロファイバー素材のクロスを使うことで、塗装面や金属パーツを傷つけずに優しく拭き取ることができます。
乾拭きが基本ですが、専用ポリッシュと併用することで、ツヤ出しや汚れ落としの効果も高まります。
おすすめはMORRIS(モーリス)クリーニングクロス MCC-2です。
MCC-2は、2〜5ミクロン(人と髪の1/200の細さ)の超極細マイクロファイバーを使用しており、ギターに傷が付きにくく、小さな汚れも落とすことができます。
何度も洗って使えるのも良い点です。

定番中の定番だからギタークロスはMCC-2一択でOK!
指板オイル


指板オイルは、主に指板の保湿と保護を目的としたメンテナンスアイテムです。
指板は多くの場合ローズウッドやエボニーなどの無塗装木材で作られており、乾燥を放置するとひび割れの原因になります。
指板オイルを適度に塗布することで、木材に潤いを与え、コンディションを安定させることができます。
使い方は、弦交換のタイミングなどで指板をクロスで軽く清掃し、少量のオイルをクロスに取って薄く塗るだけです。
塗りすぎず、最後に乾いたクロスで余分な油分を拭き取るのがポイントです。
おすすめはHOWARD オレンジオイルまたはFreedom Custom Guitar Research (フリーダムカスタムギターリサーチ)SP-P-11 Lemon Oilです。
オレンジオイルは正確にはギター専用ではありませんが、木製製品全般に使用できるオイルとしてどこの楽器店でも販売されています。
汚れ落とし効果、保湿効果のバランスが良く使いやすいのが特徴です。
Freedom Custom Guitar Research (フリーダムカスタムギターリサーチ)SP-P-11 Lemon Oilはレモンオイルに蜜蝋成分を加えたことで通常のレモンオイルより保湿効果を高めた製品になります。
日本のリペアマンが考案したもので、一時期入手困難なほど人気があります。
ポリッシュ

ポリッシュはギターのボディ表面をきれいに保つための専用クリーナーで、見た目の美しさだけでなく、塗装面の保護にも役立ちます。
演奏中に付着する指紋や皮脂、ホコリはそのままにしておくと劣化やくすみの原因になります。
ポリッシュを使うことで、汚れを落としつつ、ツヤのある状態を長持ちさせることができます。
使い方は、柔らかいクロスに少量スプレーし、ボディ全体を優しく拭き取るだけです。
直接スプレーせず、クロスに吹きかけるのがポイントです。
汚れが酷く、乾拭きだけでは落ちない時にポリッシュを使います。
初心者にとってポリッシュは使用方法が難しいイメージですが、ポイントさえ知っていれば大丈夫です。
おすすめはKen Smith Pro Formula Polishです。
ポリッシュの中では定番中の定番で、プロの現場でも多く使われています。
市販のメンテナンスキットについて
アコギのメンテナンスを始めたいけど「どれを買えばいいかわからない」という初心者の人は、必要な道具がひとまとめになったメンテナンスキットに目が行きがちですがおすすめしません。
Fender(フェンダー)やD’Addario(ダダリオ)といったメーカーからは、販売されているものは価格が高く、初心者が気軽に手が出るものではありません。
また、Amazonなどで購入できる「初心者用お手入れセット」は多くのツールが付属し、価格が2,000〜4,000円程度で、お得のように感じますが、使えるものは限られています。
上記に記載した、ギタークロス、指板オイル、ポリッシュを単品で準備することをおすすめします。
基本的なメンテナンス方法【日常編】
日常的に行うべきメンテナンスはシンプルですが効果的です。
時間をかけなくてもいいのでサッと1分程度でいいのでやってみてください。
弦の汚れ拭き

弾き終わったら、弦は必ずギタークロスで拭いてください。
手汗によって弦の劣化が早くなります。
手垢も付くので、普段からメンテナンスしておくことで、蓄積が少なくなります。

弦1本ずつ摘まむような感じにすると、裏まで拭くことができます。
裏面に付いた汗が、指板に付く原因にもなります。
もう1つの方法として、クロスを下に潜り込ませる方法です。


ギタークロスは厚手の物もあるので、弦と指板の間に入れるのが難しいです。
その場合は、最終指板のサウンドホール辺りから入れて、クロスをスライドすると簡単に入ります。
ボディの汚れ拭き
ネック裏

ネック裏は常に触れる部分なので汗が残ります。
時間をかけて拭く必要はありません。
ネックヒール周辺を拭く

ケースに入れて保管している場合はいいのですが、ギタースタンドに立て掛けておく場合は、ネックヒール周辺にホコリが凄く溜まります。
ボディトップとサイド・バック



ボディトップ、サイド、バックなど全体を拭きますが、特に肌と触れる部分がポイントです。
腕や太もも部分など、直接ボディに触れる部分に汗や皮脂が付きます。
汗が付いたままだと、塗装を傷める原因になります。
安いギターであれば、そこまで神経質になる必要はありませんが、ラッカー塗装などは、白濁したりするので注意が必要です。
ラッカー塗装とは?
正式名称:ニトロセルロースラッカー
塗装が薄いので、音の「鳴り」が良いとされますが、施工に手間がかかるため、高級ギターに使われることが多いです。
とてもデリケートな塗装のため、取り扱いが難しいとされています。
温度や湿度などで白濁したり、ゴムと化学反応を起こし、ゴム焼け(黒くなる)することがあります。
ピックガードとペグの汚れ拭き
ピックガード

ピックガードは傷からボディを守る物です。
人によっては演奏する際に、小指を付けて安定性を求める人もいます。
その場合、手汗や手垢が付きやすいのでサラッと拭きます。
ペグ

ペグはチューニング時に、頻繁に触れるため、手汗や手垢が残りやすいです。
湿度管理
湿度管理はアコースティックギターを長く良い状態で保つために非常に重要です。
ギターは木材でできており、湿度の変化に敏感だからです。
湿度が高すぎると木が膨張して音がこもったり、接着部分が緩んだりすることがあります。
逆に乾燥しすぎると木が収縮し、ネックの反りやひび割れの原因になります。
理想的な湿度は40〜60%程度で、この範囲を保つことでギターに負担をかけずに済みます。
ケース内に湿度調整剤を入れたり、部屋に加湿器や除湿器を設置することで、安定した環境を整えることができます。

詳しく知りたい人は以下の別記事を参考にしてみてね。
定期的に行いたい本格メンテナンス手順

日常のケアに加え、月に1回〜数ヶ月に1回はしっかりとしたメンテナンスをおすすめします。
弦交換のタイミングと手順
古い弦は音質だけでなく、演奏性にも悪影響を与えるため、定期的な交換が必要です。
弦は使用とともに劣化して音がこもる、チューニングが不安定になる、切れやすくなるなどのトラブルが発生します。
使用頻度にもよりますが、目安としては月1回程度の交換がおすすめです。
交換の際は、弦をすべて外したあとにボディや指板の掃除を合わせて行うと効率的です。
指板・フレットのクリーニング
指板
弦交換のタイミングで行いたいのが、指板の掃除とオイルの塗布です。
指板には汗や皮脂、ホコリが溜まりやすく、放置すると黒ずみやひび割れの原因になります。
まず柔らかいクロスで汚れを優しく拭き取り、その後、指板オイルを少量つけたクロスで全体に薄く伸ばします。
オイルは指板の乾燥を防ぎ、しっとりとした状態を保つために有効ですが、塗りすぎには注意が必要です。
仕上げに乾いたクロスで余分な油分を拭き取ってください。
フレット
フレットは弦が直接触れる重要な金属部分で、汚れやサビが溜まると音詰まりやビビりの原因になります。
スライドなど指板上を移動する際に引っかかり演奏性が悪くなります。
必要に応じて専用のフレットクリーナーや磨き用コンパウンドで軽く磨くと、滑りや音の立ち上がりが改善されます。
ただし、指板に傷をつけないようマスキングをしてから作業するのが安全です。
指板オイルのように1ヶ月ごとに行う必要はありません。
半年〜1年に1回程度で十分です。

もっと本格的にフレット磨きをしたい人は以下の記事を参考にしてみてね。
ネックの反りやブリッジのチェック

ギターのネックは木製のため、湿度や弦の張力によって少しずつ反ることがあります。
ネックが反ると、音がビビったり、弦高が高くなって弾きづらくなるなどの問題が起きます。
チェック方法は簡単で、ギターを真横から見たり、1弦と6弦を押さえて指板との隙間を確認することで判断できます。
反りが軽度であればトラスロッドを六角レンチで少し調整することも可能ですが、不安がある場合や重度な反りは、無理せずリペアショップに相談するのが安全です。
アコギを長持ちさせるコツと注意点

アコギを長く良い状態で使い続けるには、以下のポイントに注意してください。
保管場所の選び方や温度管理
ハードケースやセミハードケースでの保管がおすすめ
アコギを長く良い状態で保管するには、ギグバッグよりもハードケースやセミハードケースの使用をおすすめします。
外部からの衝撃をしっかり防ぎ、湿度や温度の変化からもある程度守ってくれます。
また、ケース内に湿度調整剤を入れておくことで、ギター内部の湿度管理も簡単に行えます。
演奏後は弦を少し緩めて保管するとネックへの負担が軽減される
弦は常に強い張力がかかっており、そのままにしておくとネックに負荷がかかり続け、徐々に反りや変形の原因になることがあります。
とくに長期間弾かない場合や、湿度が高い季節には注意が必要です。
演奏後は各弦を1〜2回転ほど緩めておくことで、ネックへの負担を軽減できます。
ただし、完全に弛めると逆にトラブルになることもあるため、軽く緩める程度にしてください。

弦を「緩める」「緩めない」問題は永遠の課題だね。
人によってギターの置かれてる環境が異なるから正解がないんだ。
やってはいけないNGメンテナンス習慣
極端な温度・湿度を避ける(直射日光・暖房の近くはNG)
アコースティックギターは木材で作られており、湿度や温度の変化に非常に敏感です。
直射日光に長時間さらすと塗装が劣化し、ネックやボディが歪む恐れがあります。
また、エアコンや暖房の風が直接当たる場所に置くと乾燥が進み、木材がひび割れることもあります。
保管場所は直射日光を避けた風通しのよい室内にし、湿度40〜60%を保つことが理想です。
加湿器や除湿剤の併用も有効です。
無理な分解や修理
ギターの調整や修理を自分で行いたくなることもありますが、専門的な知識がない状態で分解やネック調整はかえって状態を悪化させる恐れがあります。
とくにネックの反りやフレット浮き、ボディの割れなどの問題は、見た目では判断できない深刻なケースもあります。
トラブルを感じたら自己判断せず、リペア専門店や楽器店の技術者に相談するのが安全です。
FAQ(よくある質問)

- アコースティックギターの弦はどれくらいの頻度で交換すればいいですか?
- 目安としては「月1回」が理想です。
ただし、弾く頻度や汗のかきやすさ、使用する弦によっても異なります。
毎日弾く人は2〜3週間に1回、たまにしか弾かない人でも2〜3ヶ月以内を目安に交換してください。
- 指板オイルは毎回使う必要がありますか?
- 日常的な手入れでは必要ありません。
弦交換の際など、1〜2ヶ月に1回程度で十分です。
使いすぎると指板が水分を含みすぎてしまい、フレット浮きなどの原因になります。
- 湿度管理はどのようにすればいいですか?
- 理想の湿度は40〜60%です。
乾燥する冬場や梅雨の季節は特に注意が必要です。
ギターケースに湿度調整剤を入れたり、加湿器・除湿器を使ってみてください。
- ボディに傷がついてしまった場合、自分で直せますか?
- 浅い擦り傷程度なら、ギターポリッシュや専用ワックスで目立たなくなる場合もあります。
ただし、深い傷や塗装の剥がれなどは自分で無理に直そうとせず、リペアショップに相談するのが安心です。
- メンテナンスに失敗することってありますか?
- 無理なネック調整や、間違ったオイルの塗り方、過剰な湿度管理などで逆にギターにダメージを与えることもあります。
初心者のうちは、基本的な拭き掃除と弦交換、湿度管理を中心に行い、調整が必要な場合は楽器店に頼るのがおすすめです。
- 100均のメガネ拭きを使ってもいいですか?
- メガネ拭きでも代用できますが、できれば楽器用クロスの方がいいです。
その理由はサイズです。
メガネ拭きはサイズが小さいことで、拭く面積が少なく効率が悪くなります。
まとめ:メンテナンスは日々の積み重ね

アコースティックギターを長く良い音で保つには、日々のメンテナンスが欠かせません。
特に演奏後に弦をクロスで拭く習慣は、サビ防止や音質維持の基本です。
弦交換や指板のオイルケア、フレット掃除も定期的に行うことで、演奏が快適になり、練習のモチベーションも上がります。

いきなり全部やろうと思っても難しいから、この記事を参考に少しずつやってみてね。










こんばんは~
お手入れの話は耳の痛い部分も多いです(笑)
自分は基本的に弦交換のときくらいしかお手入れをしてないですが
エリクサー化でその間隔も延びてるため、かなりの低頻度です
ただ、さすがに夏場だと右肘の当たる部分は汗が残るので、それを拭き取るくらいのことはします
オイルフィニッシュのギターを一台、汗で表面をガサガサにしてしまってるので(笑)
ziziさん
こんばんは!
実際問題、めんどくさくてササッと拭くことも多々ありますね。
自分はノンコーティング弦を張っている物もあるので小まめにしています。
そうしないとすぐ劣化してしまうので(^^;)