【フレット磨き】スクラッチメンダー946とサーフェスプロテクター956の使い方(フェルナンデス)

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もりそう
もりそう

今回は「スクラッチメンダー946」と「サーフェスプロテクター956」の2つを紹介するよ

  • 定番のフレット磨きを知りたい
  • スクラッチメンダーの使い方を知りたい
  • サーフェスプロテクターの使い方を知りたい

フレット磨きは難しそうだし、どれを使ったらいいか分からない人が多いです。

フレットが汚れていると演奏性(チョーキング・スライト)が悪くなり、音も悪くなります。

今回の記事では、私が実際に使用しているフェルナンデスのフレット磨きを紹介しています。

記事を読むことで、「スクラッチメンダー946」と「サーフェスプロテクター956」の使い方を知ることができます。


フレット磨き
スクラッチメンダー946の評価
使いやすさ
 (3.5)
汚れ落ち効果
 (5)
価格(約1,200円)
 (5)
総合評価
 (4.5)

メリット

  • フレット磨きの定番で信頼性がある
  • 効果はフレット磨きの中で1番
  • 内容量が多い

デメリット

  • 指板の保護が必要
  • 作業時間が必要
こんな人にオススメ

・長年の汚れを落としたい人

・フレットバターを試したけど、汚れが落ちなかった人

・時間をかけて作業ができる人

フレット磨き
サーフェスプロテクターの評価
使いやすさ
 (3.5)
効果
 (2.5)
価格(約1,200円)
 (2.5)
総合評価
 (3)

メリット

  • フレットの傷や汚れを保護できる
  • 演奏性を向上
  • 内容量が多い

デメリット

  • 指板の保護が必要
  • 効果がわかりにくい
こんな人にオススメ

・スクラッチメンダー946を持っている人

・時間をかけて作業ができる人

もりそう
もりそう

フェルナンデスの製品は、フレット磨きの中でも1番効果が高いよ

効果が高い理由は、スクラッチメンダー946に研磨剤が入っているからです。

近年のフレット磨きは作業性を考えて、研磨剤が入っていない製品もありますが、落とせる汚れにも限界があります。

結局、研磨剤が入った「スクラッチメンダー946」の効果が高いです。

一番の問題は作業時間です。

研磨剤が入っているため、指板をマスキングテープやプレートを使い、保護する必要があります。

指板に注意しながら作業を行う必要があるため、作業時間が長くなります。

補足

サーフェスプロテククター956はいわゆる保護剤ですが、メーカーに確認した所、「指板に染み込むと汚れが発生し易くなる」と回答を頂きました。

結果「946」「956」共に指板を保護する必要があります。

スクラッチメンダー946の使い方

注意

スクラッチメンダー946は「ゴールドパーツ」には使えません。

メッキが剥がれるので注意してください。

準備する物

・スクラッチメンダー946

・ギタークロス(研磨用)

・ギタークロス(仕上げ用)

・マスキングテープ

ギタークロスは2枚準備してください。

「研磨用」は使用後に処分してもいいクロスを使うことをオススメします。

フレット磨きは力を必要とする作業になります。

作業はネックスタンドなどを使い、ギターが安定した場所で行ってください。

マスキングテープで指板を保護する

「スクラッチメンダー946」は研磨剤が入っているため、フレット以外に付着すると傷めます。

必ず、マスキングテープで保護してください。

磨いては外し、次の所に貼るなど、マスキングテープを再利用します。

再利用せず、磨く前に全ての指板を保護するやり方でもOKです。

マスキングテープによっては粘着力が強く、剥がす時に指板に残ることがあります。

心配な人は、自分の服などに一度貼って、粘着力を若干弱めてから使ってみてください。

または、全工程終了後にオレンジオイル等でメンテナンスすればOKです。

補足

今回、使用したマスキングテープ「3M」はリペア現場で定番のマスキングテープです。
私は「24mm」しか持っていませんが、複数の幅サイズを持っていると便利です。
理由はハイフレットなると「24mm」では幅広く、フレット間に収まらないからです。
今回はテープを切って使用しています。

スクラッチメンダー946を使う

ギタークロスに「スクラッチメンダー946」を出します。

中身は意外と硬いので、飛び出ることはありません。

歯磨き粉より少し硬い感じです。

力を入れて、フレット1本ずつ磨いていきます。

「スクラッチメンダー946」が足りない場合は、追加して繰り返し磨きます。

初めてフレット磨きを使用すると、ギタークロスが真っ黒になります。

STEP1:準備で「使用後に処分してもいいクロス」と記載したのはこの理由です。

定期的に行うと、ここまでひどい汚れにはなりません。

「スクラッチメンダー946」はここで終了です。

サーフェスプロテクター956を使う

サーフェスプロテクター956はマスキングテープを貼った状態で使用してください。

メーカーに確認した所、「指板に染み込むと汚れが発生し易くなる」と回答を頂きました。

「サーフェスプロテクター956」は中身がやわらかいため、ゆっくり中身を押し出します。

フレットは1本ずつ、コーティングするように塗っていきます。

マスキングテープを剥がす

作業が全て終わったら、マスキングテープを剥がします。

仕上げ

最後にキレイなギタークロスでフレットを拭いて終了です。

ギタークロスは使用後に洗えて、何度も使える「MORRIS/MCC-2」がオススメです。

完成

スクラッチメンダー946をレビュー

効果

今回は、約50年間メンテンナンスしていなかったギターを使いました。

さすがに新品の輝きとまではいきませんが、かなりキレイになったと感じました。

信頼あるフレット磨きの効果は本物です。

もりそう
もりそう

これまで何種かのフレット磨きを試したけど、効果は一番だね。

作業のしやすさ

マスキングテープを貼る作業がめんどくさいように感じますが、そこまで苦ではありませんでした。

丁寧にマスキングテープを貼ることで、安心して磨くことができます。

今回は「24mm」幅のマスキングテープを使用しましたが、もっと細い幅があればもっと楽に作業ができたとわかりました。

補足

フレットを保護するプレートも販売されています。

手軽な反面、保護力が高いとは言えません。

研磨剤を出す量にもよりますが、隙間から漏れる場合があります。

不満点

フレット自体が簡単に錆びるものでもないので、「サーフェスプロテクター956」の効果が謎です。

今後、施工ギターを増やして検証していきます。

もりそう
もりそう

どれくらいの期間、効果が保てるのかは正直難しい所だね…

おまけ:金属ペグに使用してみた

注意

フレット以外に使用する場合は、使って大丈夫なのか各自で確認してから行ってください。

スクラッチメンダー946は「ゴールドパーツ」には使えません。

メッキが剥がれるので注意してください。

「ペグ」に使用してみました。

施工前はペグ表面がザラザラでしたが、施工後はツルツルになりました。

細かい傷は多少残っていますが、キレイになったのは一目瞭然です。

他製品との比較

フレット磨き
スクラッチメンダー946フレットバターMN104
使いやすさ不便簡単不便
効果高い普通やや高い
価格
(コスパ)
約1,200円約1,200円約980円
評価
販売サイトAmazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
天市場
Yahoo!
サウンドハウス
※横にスクロールできます

3種のフレット磨きを試しましたが、効果は間違いなく「スクラッチメンダー946」です。

「フレットバター」「MN104」で落ちないサビも落とすことができます。

ただし、比較的新しいギターは、頑固なサビ状態になることは少ないです。

自分が所有するギターの状態で使い分けるのがオススメです。

使い分けの目安

スクラッチメンダー946:頑固なサビを落としたい人

フレットバター:手軽に作業したい人

まとめ

フレット磨き
スクラッチメンダー946の評価
使いやすさ
 (3.5)
汚れ落ち効果
 (5)
価格(約1,200円)
 (5)
総合評価
 (4.5)

メリット

  • フレット磨きの定番で信頼性がある
  • 効果はフレット磨きの中で1番
  • 内容量が多い

デメリット

  • 指板の保護が必要
  • 作業時間が必要
こんな人にオススメ

・長年の汚れを落としたい人

・フレットバターを試したけど、汚れが落ちなかった人

・時間をかけて作業ができる人

フレット磨き
サーフェスプロテクターの評価
使いやすさ
 (3.5)
効果
 (2.5)
価格(約1,200円)
 (2.5)
総合評価
 (3)

メリット

  • フレットの傷や汚れを保護できる
  • 演奏性を向上
  • 内容量が多い

デメリット

  • 指板の保護が必要
  • 効果がわかりにくい
こんな人にオススメ

・スクラッチメンダー946を持っている人

・時間をかけて作業ができる人

今回は「スクラッチメンダー946」と「サーフェスプロテクター956」の2つを紹介しました。

汚れ落とし効果が高い理由は、スクラッチメンダー946に研磨剤が入っているからです。

近年のフレット磨きは作業性を考えて、研磨剤が入っていない製品もありますが、落とせる汚れにも限界があります。

結局、研磨剤が入った「スクラッチメンダー946」が最強です。

一番の問題は作業時間です。

研磨剤が入っているため、指板をマスキングテープやプレートを使い、保護する必要があります。

指板に注意しながら作業を行う必要があるため、作業時間が長くなります。

もりそう
もりそう

スクラッチメンダー946を使うには作業時間が必要だけど、汚れ落とし効果は1番だよ。

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2 COMMENTS

zizi

もりそうさん、こんにちは

これはすごいですね~~
フレットバターではとれなかった14フレット以上、見事にピカピカ!
ペグもピカピカ、すばらしいです
サーフェスプロテクターはもっと興味津々です
ぜひ「その後」をお聞かせくださいね!

返信する
もりそう

ziziさん
こんばんは!
サーフェスプロテクターのようなアイテムは正直、自己満足感が強いアイテムかと…
効果がわかるには時間が必要なのも、なかなかギタリストに広まらない理由なのかもしませんね!

返信する

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