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- FG-180とFG-140の違いを知りたい人
- どちらを購入しようか悩んでいる人
YAMAHA 赤ラベルのFG-180とFG-140は見た目が似ているため、どちらを選ぶべきか迷う人は多いです。
特に「音の違い」や「仕様の差」が気になって購入をためらうケースも少なくありません。
この記事では、両モデルの仕様の特徴、サウンド、相場の傾向まで、ギター選びに役立つポイントを分かりやすく解説します。

どちらのモデルが自分に合うか判断材料にしてみてね。
YAMAHA 赤ラベルが人気の理由

赤ラベルの生産時期と特徴
YAMAHA 赤ラベルは1960年代後半から70年代前半にかけて製造された国産アコースティックギターです。
内部に張られたラベルが「赤色」であることからその名で呼ばれています。
手頃な価格ながら驚くほどの音量と深い響きを持ち、当時のフォークシーンを支えた存在として多くのプレイヤーに愛用されました。
現在では国産ヴィンテージギターの代表格であり、コレクション性の高さも人気の理由になっています。
なぜ今も評価され続けているのか
赤ラベルシリーズが今も評価される大きな理由は、「国産初期ならではの丁寧な作り」と「乾いたヴィンテージサウンド」です。
YAMAHAはMartinギターを徹底研究しており、強度と鳴りを両立した構造がそのまま長所として残っています。
経年により木材が乾き、独特の深みある響きが生まれている点が他の量産モデルと大きく異なります。
そのため、現代のギターにはない味わいを求めるユーザーから高い支持を受けています。

合板なのに軽くて、現行モデルにはない乾いたサウンドが魅力だね。
FG-180とFG-140の“仕様の違い”
材質の比較

FG-180(左): FG-140(右)
| FG-180 | FG-140 | |
| トップ | スプルース | スプルース |
| サイド | マホガニー | ラワン |
| バック | マホガニー | ラワン |
| ネック | マホガニー | ナトー |
| 指板 | ローズウッド | ローズウッド |
| ブリッジ | ローズウッド | ローズウッド |
ラワンとは?
マホガニーの代用とされる材で、いわゆるベニヤ板です。
現在、ラワン材で作られたギターはおそらく存在しない?
正直、ギター材としては底辺とされますが、年月が経ったラワンは安物とは思えないサウンドを出します。
FG-180はトップにスプルース、サイド・バックにマホガニーを採用しています。
FG-140は基本構造は似ていますが、木材のグレードを落として、マホガニーの代用であるラワンやナトーが採用されています。
外観だけではほぼ違いがわかりません。
ロゴマーク・ペグの比較
ロゴマーク

FG-180(左): FG-140(右)
※FG-140のペグは交換済み
ロゴマークはFG-180・FG-140ともに、年式によって「YAMAHAロゴ」と「音叉マーク」の2種類が存在します。
FG-180は1969年3月にYAMAHAロゴから音叉マークへ切り替わった記録が残っています。
しかし、FG-140は明確が記録がありません。
おそらくFG-140も同時期で初期生産分だけが「YAMAHAロゴ」で製造されたと考えられており、これは非常に数が少なく貴重です。
現在、中古市場で見かけるFG-140のほとんどは音叉マークのモデルになります。
ペグ

FG-180(左): FG-140(右)
FG-140のオリジナルペグは、画像のような3連ペグが標準仕様になります。
ただし、見た目がややチープで、チューニングの安定性にも不安があるため、交換されている個体が多いです。
私のFG-140もペグがダメになり交換しました。
もし購入時にオリジナルの3連ペグが付いている場合は、チューニングが安定するかどうかを必ず確認しておくことをおすすめします。
ロゼッタ・パーフリングの比較

FG-180(左): FG-140(右)
FG-180は複数のライン、FG-140はシンプルなライン仕様になっているのが確認できます。
正直、FG-180とFG-140を並べて見ないと分からないレベルです。
サウンドには影響がないため、個人的にはそこまで気にする所ではないです。
バインディングの比較

FG-180(左): FG-140(右)
ボディ外周のデザインが異なります。
サウンドホール周辺のデザインと同じで、FG-180は複数のライン、FG-140はシンプルなライン仕様になっているのが確認できます。

FG-180の方が、ラインが太いから、ボディがより際立って見えるよ。
ピックガードの比較

※FG-140は交換済み
FG-180、FG-140共に黒のピックガードが付いているイメージがありますが、よく見ると「べっ甲柄」になります。
FG-180は大きめの赤べっ甲風ガードが採用され、フォークギターらしい存在感があります。
ブリッジの比較

FG-180(左): FG-140(右)
FG-180:丸みを帯びたデザイン
FG-140:角ばったデザイン
FG-180とFG-140の違いを判断する、大きなポイントがブリッジの形状です。
ギター自体のフォルムが丸みを帯びているので、角ばった部品が入るとちょっと違和感を感じます。
おそらく作業の手間を考え、FG-140は加工しやすい角ばったデザインになったと考えられます。
※あくまで私の予測です。
ラベルの比較

FG-180:2種類
(ライトグリーンラベル・赤ラベル)
FG-140:1種類
(赤ラベル)
FG-180は初期生産分のライトグリーンラベルと、変更後の赤ラベルの2種類です。
ライトグリーンラベルは本数が少ないことから、赤ラベルの倍の価格で取引されることがありますが、サウンドは特に変わりません。
FG-140は赤ラベルだけになります。
FG-180とFG-140の“音の違い”

この記事を読んでいる人が一番気になるのは「サウンド」の違いではないでしょうか。
ギターは全て個体差があるため一概に言えませんが、私が所有する2本のサウンドはほぼ一緒でした。
FG-180のサウンドを知った上でFG-140を購入しました。
最初は廉価版(コストダウン)ギターの印象が強く、それはサウンドにも現れると想像していました。
しかし実際に弾いてみると、そこまで違いがないことがわかりました。
ギターは状態・セッティング次第で変わるため、FG-180より、FG-140の方が鳴る個体が存在する可能性もあります。
マホガニーの代用品とされるラワン材ですが、弾き込んだギターはやはり鳴ります。
強いて違いを出すなら、“低音”です。
あくまで私の表現ですが、FG-180の低音が「ドン」とするならば、FG-140は「ブゥオォ〜ン」とイマイチ輪郭がハッキリしないように感じました。
FG-180とFG-140の“価格の違い”

- FG-180:4〜6万円
- FG-140:2〜4万円
※FG-180とFG-140の初期仕様は貴重なため、上記価格帯から外れます。
FG-180とFG-140の中古価格には明確な差があります。
相場としては上記価格が一般的で、特にFG-180は状態や年式によって価格の幅が大きく開く傾向があります。
どちらのモデルにも言えることですが、50年以上前のギターに「完璧な状態の個体」はほぼ存在しません。
特に1970年代のFGシリーズはトップの膨らみが多く見られ、外観だけでは判断できないトラブルも珍しくありません。
ギター本体を安く買えても、修理代が本体価格を上回るケースは普通に起こります。
つまり、価格よりも
・状態の良さ
・修理歴の有無
・購入後のリスクの低さ
を優先して選ぶことが、結果的に満足度の高い一本につながります。

ギターを安く購入しても、修理代の方が高い場合があることを覚えておいてね。
どっちを選ぶ?FG-180とFG-140の結論

ここまでFG-180とFG-140の特徴や違いをさまざまな角度から比較してきましたが、最終的にどちらが自分に合うのか迷う人も多いはずです。
どちらを選んでも赤ラベル特有の乾いた味わいはしっかり楽しめますが、選び方を解説します。
音で選ぶなら
個体の当たり外れがあるため、どちらがいいとは言えないです。
材質的にはFG-180の方が“鳴る”素質を持っていますが、個体によっては「バカ鳴り」「爆音」「水に浸かった音」「FG-140の方が鳴る」と良い悪いの両意見があります。
価格・予算で選ぶなら
低価格でサウンドがほぼ同じと考えるとFG-140の方がコスパがいいです。
ただし、安くても購入後の修理費でギター本体より費用がかかる場合はあるため、安さより部品交換済みであるか、調整済みであるかの方が大事です。
ネームバリューで選ぶなら
FG-180は、YAMAHA FGシリーズの“最初のモデル”として広く知られており、アコギを弾く人であれば一度は耳にするほど認知度が高い存在です。
FG-140は一部の愛好家が知るモデルで、一般的な知名度はFG-180ほど高くありません。
人と被りにくい点や、知る人ぞ知るモデルを楽しみたいという人には魅力となりますが、ネームバリューの高さだけで選ぶならFG-180が有利です。
FAQ(よくある質問)
- 音の違いって実際どれくらいある?
- 材質的にはFG-180の方が“鳴る”とされています。
ただし、ギターの弾き込み具合、セッティングによっても違いがあります。
私の個体に関しては、両方並べて弾き比べないとわからないレベルで似ています。
- FG-180のほうが高いけど、価格差に見合う価値が本当にあるの?
- 正直、価値観は人それぞれのため、なんとも言えません。
個人的には“多少あり”という考えです。
今回の記事で仕様の比較をしていますが、細かな箇所を見るとFG-180の方が質感が高いです。
- FG-140は安いけど長く使える?
- 作り自体はしっかりしており、適切にメンテされていれば問題なく長く使えます。
ただしペグの精度が低くチューニングが不安定な個体も多いため、交換済みだと安心です。
- 状態の良い赤ラベルを見抜くポイントは?
- 必ず確認すべきは「ネックの反り・トップの膨らみ・ブリッジ浮き」です。
この3つは修理になると費用が大きく、初心者が見落としやすい部分です。
可能であれば実機を手に取るか、写真を細かく要求して状態を確認することが大切です。
- ロゴやラベルの違いは価値に影響する?レア度は重視したほうがいい?
- FG-180の“ライトグリーンラベル”やFG-140の“YAMAHAロゴ”は非常にレアです。
コレクション性を重視するなら価値ありです。ただし演奏目的であれば、状態の良さのほうが重要で、ラベルやロゴの種類は優先度が低いです。
まとめ|180と140の要点整理

FG-180とFG-140は構造上はほぼ一緒ですが、材質に大きな違いがあります。
| FG-180 | FG-140 | |
| トップ | スプルース | スプルース |
| サイド | マホガニー | ラワン |
| バック | マホガニー | ラワン |
| ネック | マホガニー | ナトー |
ただし、状態やセッティング次第でサウンドが大きく変わります。
私の所有する2本も音の傾向はほぼ同じで、FG-140でも十分に鳴る個体が存在します。
強いて言えば低音の質感に差を感じますが、2本並べて弾き比べないとわからないレベルです。
50年以上前のギターは完璧な状態が少ないため、価格よりも状態や修理歴を重視して選ぶことが満足度の高い一本につながります。

海外の高級ギターにはない、国産ヴィンテージを楽しんでみてね。



こんにちはもりぞうさん
ライトグリーン150
入手しました もうこれを逃すと買えるチャンスはやってこないと思ってしまって
でも状態が素晴らし過ぎて フレット残 10割くらいで弾かれていないものでした 弾かないコレクターが手放したんですかねー がっつり弾き込みます、音は180とも違う感じです なんともやっぱり好きな音です そして弾きやすい ジャカジャカひいても音が潰れないです
赤ラベルと同じとは 言い切れないです 個体にもよると思いますが、 息ふきかけるだけで 胴鳴りします
deiqunさん
コメントいつもありがとうございます。
FG好きにとって憧れのライトグリーンラベルですか!それはすごい!
勝手なイメージですが180より150の方がライトグリーンは少ない様に感じます。
また年々個体が少なくなっていく中、素晴らしい個体をゲットしたんですね。
羨ましい…
「音が潰れない」のが良いですね!
150自体弾いたことないので是非一度弾いてみたいです(^ ^)
国産オール単板ギターを手放してでの購入だったのでかなり迷って入手しました 初期のFGはお茶の水で探しても当たり前のようにブリッジが削られ調整されているようですが近所のリペアショップでは間違いだと言われてました(沖田工房) 入手したものは完璧な状態で調整されていてほぼオリジナルだったので 慌てました 大事に扱われてきたものだと思います。
リセットされてるのかも知れませんが 、リペアマンも考えかたが色々あるようですね
deiqundさん
こんにちは!
私がお世話になっているリペア工房でもブリッジを削る調整が多いようです。
実際に私のギターもそうだったように…
deiqundさんさんの言うように考えは色々あるようですね。
オリジナルを残すのか、パーツ交換や調整をかけて楽器の役目でもある“弾けるギター”にするのか…難しい所です。
個人的にはどっちもありかなぁと思っています。
140赤ラベル持ってますので
大変勉強になりました、ありがとうございます。
ボンさん
コメントありがとうございます。
FG-140は価格の割に良い音出しますよね。
個体数も減っているので、貴重になるのは間違いないのですが、価格が上がらないのが不思議です。